タイトル
話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。

●●あなたの好きな映画や、番組の感想など お気軽にこちらまでメールをお寄せ下さい●●

今週のおすすめ!
(11/25放送分)

泥棒役者

監督:西田征史
出演:丸山隆平、市村正親、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁 他


◆聖月のオススメワンポイント
<予想外の出会いと勘違いの会話から始まる超喜劇!・・ダマせる?バレる?泥棒が役者になる!?豪華キャストが集結した超喜劇!!エンターテインメント!!!>今朝は、現在好評公開中の【泥棒役者】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
かつて泥棒稼業に手を貸した過去がある大貫はじめ。今は溶接工員として真面目に働き、恋人の美沙と幸せな同棲生活を送っていた。しかし、ある日、昔の泥棒仲間:畠山から『美沙に、泥棒だった過去をバラす』と脅され、泣く泣く、とある豪邸に盗みに入る事に。

だが忍び込んだ絵本作家の家では、偶然、訪問してきた来客たちに次々見つかり、新人編集者や、セールスマンからは、絵本作家で豪邸の主人に。そして家主で絵本作家:前園本人には、新しい編集者に間違えられてしまう。 泥棒として捕まりたくない一心で、はじめは、その都度、勘違いされた別人役を必死に演じるハメになるのだが・・・・前園家の隣に住むユーチューバーや、新人編集者の上司の編集長も巻き込んで、屋敷の中は、一層、混乱状態に。

果たして、はじめは、正体を隠したまま、無事に逃げ切り、愛する恋人の元に帰ることができるのか?そして、偶然、この豪邸でハチ合わせした為に、思わぬ方向に転がり出してしまった、彼らの運命は?・・・

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<作品について>
一件の豪邸、人生崖っぷちの8人。曲者たちが、騙し合う?・・・関ジャニ∞の丸山隆平さんが、初の単独主演映画でコメディに挑戦しました!丸山さん演じるのは、今では足を洗い、真面目に働いて、恋人と幸せな毎日を送っていた元泥棒。だが、ある日、思いもよらぬ人物が現れたことが、悲劇の、いえ、喜劇の始まりになって・・・というストーリー。

『怪物くん』シリーズや、『とと姉ちゃん』など数々の話題作の脚本を手がけ【小野寺の弟・小野寺の姉】で長編映画デビューを果たした監督の西田征史さんが、かつて作・演出を担当した舞台作品を、今回、自ら映画化し、監督・脚本を務めました。

そして、人の良すぎるモジャモジャ頭の元・泥棒、主役のはじめを演じるのは、西田監督による2012年の舞台「BOB」でもタッグを組んだ関ジャニ∞の丸山隆平さんです。

ハイテンションな豪邸の主人で、大御所絵本作家の前園俊太郎を演じるのは、市村正親さん。空気が読めない営業マン:轟良介を、ユースケ・サンタマリアさん。 頑固な性格の帰国子女で、前園の新しい担当編集者:奥江里子を石橋杏奈さん。はじめを脅す、現役バリバリの先輩泥棒:畠山を、宮川大輔さん。 前園家の隣に住む、ユーチューバーで、クレーマー:高梨を、片桐仁さん。仕事に厳しい、奥の上司:編集長の米村を、峯村リエさん。そして、理想的なはじめの彼女:美沙を高畑充希さんが演じる等、個性的な豪華俳優陣が作品を彩ります。

また、主題歌『応答セヨ』を歌うのは関ジャニ∞です。

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<みどころ>
もともと舞台作品だっただけに、ほぼ豪邸の中の一部屋を中心に、物語が展開していきます。 別人に勘違いされるたび、素性を隠すために、その場しのぎながらも絵本作家には編集者?サラリーマンには、ご主人様?本物の編集者には、絵本作家?と何役も、必死で演じる羽目になるはじめ・・・

『そうですう・・』と言ってしまったことから、それぞれのキャラクターになりきろうとする『役者』としてのはじめの力量が問われる事になるのですが。
友達がいなくて、寂しかったはじめ少年が、大好きだった絵本『タマとミキ』。それを書いた絵本作家が、偶然、前園で、その本には、“まだ、終わってないニャー”という、はじめ少年の心を支えてきたステキなセリフがありました

結局、自分の過去に、むきあわずに、逃げているんだ!・・と言われてしまうはじめですが、実は、このお屋敷に会した人びとは、それぞれに囚われている過去があり・・・登場人物8人全員が、その出会いによって、人生の大きな、そして、思わぬ転機を迎えることとなるのです。
個人的には、O・ヘンリーの短編集を思い出していたのですが、最後に、絵本のタイトル『タマとミキ』が大きなキーワードになっているのにも、注目ですし、ジ〜ンとくるシーンです。

泥棒が心のカギも開ける!?笑いに隠された愛にホロリ…人生最大のピンチは、最高のチャンスになる!?現在好評公開中の【泥棒役者】をご紹介致しました。

<尚こちらの作品、宮城県内ではフォーラム仙台、ムービックス利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取、TOHOシネマズ仙台の5箇所で上映中です>


今週のおすすめ!
(11/18放送分)

「火花」 & 「カナザワ映画祭2017」

原作:又吉直樹
監督:板尾創路
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己 他


◆聖月のオススメワンポイント
<300万人が笑って泣いた、アホで愛おしい青春物語>・・・お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの芥川賞受賞作を、菅田将暉さん・桐谷健太さん主演で映画化したドラマ。今回は、まず来週23日(木)から公開予定の【火花】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
芸人の徳永は、若手お笑いコンビ「スパークス」としてデビューするも、全く芽が出ず、売れる気配がなかった。ある日、営業先の熱海の花火大会で、4歳年上の先輩芸人・神谷と出会う。神谷は、「あほんだら」というコンビで、型破りなステージを披露。その漫才に衝撃を受け、彼の芸風と人間味に魅了された徳永は、神谷に弟子入りを願い出る。神谷は、それを了承する代わりに「俺の伝記を作って欲しい」と頼む。その日から、徳永は、神谷との日々を、ノートに書き綴る。
2年後、徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会。二人は毎日の様に呑みに出かけ、芸の議論を交わし、仕事は、ほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。そして、そんな二人を、神谷の同棲相手・真樹は優しく見守っていた。しかし、いつしか二人の間に、わずかな意識の違いが生まれ始めて・・・

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<作品について>
原作本「火花」は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの初純文学作品で、漫才の世界に「夢」を持って飛び込んだものの、結果を出せずくすぶっている青年と、強い信念を持った先輩芸人が出会い、厳しいお笑いの世界で切磋琢磨しながら、歩み続ける姿を描いた青春物語です。発表されるや、その掲載誌は、驚異的な売り上げを記録、累計発行部数は300万部を突破!更に<芥川賞>を、芸人が初めて獲得!という快挙を達成する!など、日本中で大きな話題となりました。去年のテレビドラマ化に続き、今回の映画化で、ますます注目を集めています。

メガホンを取るのは、原作者・又吉さんの先輩芸人でもあり、俳優歴も長く、2010年には初長編映画作品として【板尾創路の脱獄王】を、2012年には【月光ノ仮面】でも、監督を務めてきた板尾創路さんです。
その演出力は高く評価され、又吉さんが創造した<芸人>の世界を映像化できるのは、同じ芸人であり、又吉さんからの信頼も厚い板尾監督しかいないとの声に快諾。彼ならではの視点を盛り込みながら、映画としての【火花】を新たに創造しました。

そして徳永と神谷を演じるのは、日本映画界で輝きを放つ、二人の俳優、菅田将暉さんと桐谷健太さんです。共に人気俳優であることに加え、「舞台に立ち、人を笑わせる“漫才師”としての存在感」、「目指した“夢”を前に、惑い、突き進む危うさ」を表現できる稀有な俳優として白羽の矢が立ちました。

ヒロイン:真樹役は、自然体な雰囲気と透明感で、話題作への出演が相次ぐ、木村文乃さん。売れない神谷を支え、徳永にも優しく接しながらも、二人にとって、ある大きな転機となる存在で、切なく美しい女性を演じています。

更に、「ツッコミ役は、ボケ役よりも高度な技術が要求されるため、経験者を入れたい」という監督のこだわりによって、徳永の相方:山下役に、お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さん、神谷の相方:大林役には、元お笑い芸人で、演技派俳優の三浦誠己さんが、キャスティングされました。

また、主題歌『浅草キッド』は、監督のたっての希望で、ビートたけしさんが作詞・作曲した名曲を、主演の二人がカバーしています。

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<みどころ>
原作者:監督、そして主演の二人、共に大阪出身!特に主演の二人にとっては、お笑い!は小さな頃から身近にあった文化であっただろうし、日常からボケとツッコミというモノが、自然に出てくるような環境だったかもしれません。が、それを、ほんモノの<板>:舞台の上で演じることは、やはり俳優が漫才師の役を演じることとは、ちょっと違った感覚だったのではないでしょうか?実際白熱したお笑いライブのシーンでは、一般のエキストラの方々の間から、自然と笑いが起きてきたそうです。桐谷さんは、お互い関西人で会話の波長が、無理しないで、ボケとツッコミになれたこと。・・・そして、菅田さんも:恋人でも、夫婦でも、友達でもない相方・・という独特な存在を、感じ取ることができたように思う。とお互いのことを語っています。

才能なんて、あってもなくても輝いていた!!
「笑い」に魅せられ、「現実」に阻まれ、「才能」に葛藤しながら、「夢」に向かって全力で生きる二人の10年間の青春物語・・・まずは、来週木曜日23日から公開予定の【火花】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は・・・ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の6箇所で上映中!>

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また、来週23日(木)から26日(日)まで、桜井薬局セントラルホールで開催予定の【カナザワ映画祭2017】について簡単にご紹介いたします。

去年まで10年間金沢で開催され、今年初めて日本再発見!と銘打って、全国巡業:石川、山口、福岡、京都など6ヶ所で、それぞれ、テーマを掲げて開催されてきました。最終地、仙台会場では<あなーきー・いん・ざ・にっぽん>をテーマに、21プログラム、22本の映画を上映予定です。

先日、映画祭の主催者:小野寺生哉さんから、メッセージをいただきました。

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<メッセージ>
小野寺:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!カナザワ映画祭主催の小野寺です。この仙台で初めてカナザワ映画祭を開催するんですけれども、普段観られない様なアナーキーで破天荒な作品ばかりを集め、連日ゲストの方もいらっしゃいますので、是非いらして頂けると、はい、楽しんで頂けると思いますので、よろしくお願いいたします。

軽いコメディの作品で【気仙沼伝説】という映画も上映するんですけれども、これは2006年に気仙沼で撮影された映画で、ちょっと事情は私もちょっと知らないんですけれども、なぜかお蔵入りになり、本当に、映画が完成した直後の、まあお披露目上映で、気仙沼で上映したぐらいしか、ほとんど上映の機会がなかった作品らしくて、監督は小林政広さんという今、巨匠の方で、出演も、鈴木京香さんに杉本哲太さんに、岸部一徳さんに、倍賞美津子さんに、國村隼さんと。すごい超豪華キャストなんですね。これがまた、この、豪華キャストに加えて、気仙沼の地元の方も沢山映ってますし、仙台の街並みも、アーケード街も出てきますので、ちょっと、これは地元の方は、観て頂きたいですね。最後に、エンドクレジットに、地元の協力者のお名前、沢山出てくるんですけれども、お知り合いの名前とかも出てくるかもしれないので、ちょっと、この【気仙沼伝説】は、11月25日(土)の夜からなんですけれども是非、観にきていただきたいですね。あの、監督の小林政広監督も、いらっしゃって上映後にトークもありますので是非いらしてください。宜しくお願いします。


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今回は、来週23日(木)から公開予定の【火花】と、23日〜4日間開催予定の【カナザワ映画祭2017】についてご紹介いたしました。

尚、スタッフ・キャストのほとんどが、まだ、この映画を観ていない!という、まさに幻の作品【気仙沼伝説】の上映は、来週25日(土)の午後6時20分からで、終了後に、小林監督のトークショーが予定されています。詳しくは上映館:桜井薬局セントラルホールまでお尋ねください。


今週のおすすめ!
(11/11放送分)

ミックス。

監督:石川淳一
出演:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁 他


◆聖月のオススメワンポイント
ここのところ、楽しく、笑えて、元気が出る作品を紹介してください!というメールが相次いで届いていました・・・そこで疲れた心をホッとさせてくれるような映画を選んでみました!

<その球技は、人生におけるいくつかの真理を私に教えてくれた!新垣結衣さん・瑛太さん主演のロマンティック・コメディ。>

これは笑えて、泣けて、切なくキュンとさせられる、大人も楽しめる作品!今回は、現在好評公開中の【ミックス。】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
母のスパルタ教育により、かつては“天才卓球少女”として将来を期待された多満子だが、母の死後は、普通に青春を謳歌し、普通に就職する平凡な日々を送っていた。しかし、ある日、会社の卓球部にイケメンエース:江島がやってきて付き合うことに・・・。ついにバラ色の人生が!と思いきや、新入社員の美人卓球選手:愛莉に、彼を取られてしまう。
逃げるように田舎に戻った多満子には、かつて母が経営していたフラワー卓球クラブがあった。だが自分が青春を捧げた活気ある練習風景は、そこにはなく、メンバーといえば、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原をはじめ、冴えない面々ばかり。しかし、かつての恋人:江島と愛莉が幸せそうに試合に臨む姿を目にした多満子は、二人のミックス・ペア打倒とクラブの再建を目標に、全日本卓球選手権・男女混合(ミックス)ダブルス部門への出場を決意するのだった。
戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する部員たち。果たして、フラワー卓球クラブは、奇蹟の全日本選手権出場を叶えることができるのか?そしてがけっぷち女子・多満子の恋の行方は?・・・

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<作品について>
ミックスとは?・・・卓球の男女混合ダブルスのこと。
まさに、いろんなもの・・・リアルと、フィクションがミックスされた映画。大爆笑ではなく、ずっとニヤニヤ観ていられるものになったかな、と語るのはドラマ『ココだけの話』や『メイちゃんの執事』『リーガルハイ』シリーズ等多くのヒット作を演出し、映画【エイプリルフールズ】に続き、本作が映画:2作目となる石川淳一監督です。

脚本を担当したのは、【ALWAYS三丁目の夕日】【探偵はBARにいる】シリーズ【寄生獣】などのヒットメーカー・古沢良太さん。

恋と仕事に疲れ、元カレを見返すため?、トラウマだった卓球を再び始めるヒロイン:多満子を新垣結衣さん。夢と家族に見放された元プロボクサー萩原を、瑛太さんという実力派に加え・・・多満子のかつての卓球仲間で元ヤンキー、今はセレブ妻の弥生に広末涼子さん、クラブのメンバーで、プチトマト農園の落合夫婦に遠藤憲一さん・田中美佐子さん、卓球マニアで引きこもりの高校生に佐野勇斗さん、多満子の両親には、小日向文世さんと、真木よう子さん、そして、多満子の元カレと、ミックス・ペアを組むのは、瀬戸康史さんと、永野芽郁さんです。

他にも、蒼井優さん、山口紗弥加さん、鈴木福くん、谷花音ちゃん、中村アンさん、吉田鋼太郎さん、生瀬勝久さん等、超豪華なメンバーがコーチや、対戦相手、修行相手、元奥さんとして登場しています。中には、どこに出ていた?と思えるほど、扮装が、もの凄い事になってる人もいますが・・・(笑)

また、水谷隼選手や、石川佳純選手など現役で活躍中の卓球選手も大勢ゲスト出演して華を添えてくれています!試合会場以外でも、どういうシーンで登場しているのかもお楽しみに。

そして、主題歌「ほら、笑ってる」、挿入歌「サボテン」を担当したのは、今注目のアーティスト、SHISHAMOです。

映画のために曲を作るというのは、今回が初めての経験で、オファーを受けた時は、びっくりしましたが、とても楽しんで臨むことができました。挿入歌は、多満子が走っているシーンをイメージし、疾走感を大事に作った曲。
主題歌は、映画で描かれている“生きていて、良いことばかりじゃない、上手くいかないこともある”というテーマにスポットを当てて、映画を見終わった皆さんに、あたたかい気持ちになってもらえたらいいな、という思いを持って作りました!
』と語っています。

実は、映画館に入るまで、ちょっとザワザワした気持ちだったのですが、私も見終わった時に、とてもホッとして、あたたかい気持ちで家路につくことができました。

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<みどころ>
卓球をするメンバー、それぞれの人生に、いろいろな深い思いがあって・・・いわゆる、“胸キュン”だけではなく、恋と人生の再生の物語として、大人に突き刺さる“大人キュン”が詰まっているところが、ラブコメディではなくて、ロマンティック・コメディであるというのが【ミックス。】ならでは!との事。(あの【愛と青春の旅立ち】的なシーン?もあったり・・・?)

身近なスポーツでありながら、かなりマイナーなイメージだった卓球も、福原愛ちゃんを筆頭に、オリンピックでの選手の皆さんの活躍などで、メジャーになりました。ただ、まだまだ知られていない基礎知識や、技術(テクニック)用語、そして様々なプレースタイルも、映画を通して知ることができるので、そのあたりにも、注目していただければと思います。

実は、ラスト近くのシーンで、ガッキー演じるヒロイン多満子の卓球のプレースタイルが、ピッチの速さで勝負するシェークハンドの前陣速攻型というのがわかり、かつて卓球少女だった?自分と同じだったところも、かなり個人的に心に突き刺さった部分でした。

偶然の出会いが、私の人生を変えた・・・今回は、現在好評公開中の【ミックス。】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は・・・ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の6箇所で上映中!>


今週のおすすめ!
(11/4放送分)

夜間もやってる保育園

監督:大宮浩一

◆聖月のオススメワンポイント
“保育が変われば社会が変わる・・・笑顔も寝顔も泣き顔も、ここにあるのは未来です!” 今回は、全国の許可夜間保育園を取材し、その知られざる現場の実態に迫ったドキュメンタリー、現在フォーラム仙台で公開中の【夜間もやってる保育園】をご紹介いたします。

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<作品について>
みなさんは、「夜間保育園」を知っていますか?夕方には仕事を終えて、家族揃って食卓を囲みたい。けれど、なかなかそうもいきません。家庭の事情も様々・・・核家族化、共働き、夜遅くまでの仕事もあれば、一人で家事や育児もこなす親御さんも、少なくありません。

そういう中、夜に働く人が子供を預けるための施設、それが夜間保育園です。注目を集めるのは難しいけれど、今や社会的なインフラととらえるべき!といっても過言ではない!という声もあるのです。

この作品は、24時間保育を実施する新宿の「エイビイシイ保育園」等、全国の認可夜間保育園を取材し、その知られざる現場の実態に迫ったドキュメンタリーです。

少子化が進む一方で、大きな社会問題になっている待機児童。国と自治体にとって、差し迫った大事な課題ではありますが、多様な働き方や家庭の事情に対応した認可夜間保育園が、全国で約80か所、園児は約2500人という事はあまり知られておらず、夜間に、子どもを預けて働く親と、夜間保育園への偏見や批判が多くあるのも現状です。

例えば…新宿歌舞伎町に隣接する大久保で、24時間保育を行う「エイビイシイ保育園」では完全オーガニックの給食:お昼と夜、おやつも、管理栄養士による旬の野菜を使った手作りという“食育”や、多動的な子供たちへの療育プログラム、卒園後の学童保育など、独自の試行錯誤をつづけていました。さらに、北海道、新潟、沖縄の保育現場も取材しています。その中で、映画が映し出すのは、制度や数字からだけでは知ることのできない現実なのです。

製作・監督したのは【ただいま それぞれの居場所】で、介護福祉現場の実状と、自らの理想とする介護を実現するための施設を立ち上げた若きスタッフたちの取り組みを鮮やかに描き、平成22年度の文化庁映画賞:文化記録映画大賞を受賞した大宮浩一さんです。山形県出身の監督で、東日本大震災で津波被害を受けた土地の風景と、そこで出逢った人々の声を記録した【無常素描】を企画・制作した監督でもあります。

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<みどころ>
登場するエイビイシイ保育園では、24時間体制で0歳児〜就学前までの園児、90人を、35人の保育士と2人の看護師が4交代シフトで保育しています。これが、どれほど大変なことか・・・

映画には、中央省庁に努める人、共働き、ダブルワークの人も登場・・・産休明けから働くお母さんにとっての負担は大きく、眠る、休む、ご飯をゆっくり食べるなど、自分の時間も取りたい!・・・という思いが、罪悪感や負の連鎖にならないように、話を聞いたり、声がけをする大切さは、肉体的には勿論、精神的に、大きな支えになっているのも事実です。

お風呂、歯磨き、関わる時間が多いぶん、やりがいを感じる!と語る保育士。よる一人で過ごしている子がいるかも・・・と考えると、ここは子供のためにあるんだ・・・そういって園で働く人にも、同じように子供がいて親であり失敗することもあるけれど、親も子供と一緒に育つもの。

さまざまな事情で子どもを預ける親や保育士たちの葛藤やよろこび。すくすくと育つ子どもたちの笑顔や寝顔・寝息や泣き顔などなど。知られざる夜間保育の現場から見えてくる、家族のありかた、働きかた、又、いま私たちが暮らしている、この社会のかたちまでもが照らし出されていきます。

そう、夜間保育園は、子どもたちが、夜「も」安心して過ごせる場所なのです。子どもたちの幸せを考え続けてつくられた場所・・・。療育教室や有機食材を使った食育まで、知られざる保育園の挑戦について・・・今、私たちも一緒に考えてみませんか?

今回は、現在フォーラム仙台で上映中の【夜間もやってる保育園】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/28放送分)

望郷

原作:湊かなえ
監督:菊地健雄
出演:貫地谷しほり、大東駿介、木村多江、緒形直人、森岡龍 他


◆聖月のオススメワンポイント
<ずっと、伝えたかった・・・ある島で起こる2組の親子の過去と未来をつなぐ、湊かなえ原作の感動のミステリー>、待望の映画化です。今回は、28日からフォーラム仙台で公開となる【望郷】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
古いしきたりを重んじる地主の家庭に育った夢都子(むつこ)は、故郷に縛られた生活をしていた。彼女にとって、幼いころから本土にある“ドリームランド”が自由の象徴だったが、それは、祖母や母のもとで暮らす彼女には決して叶わない“自由”夢の象徴であった。月日は流れ結婚をして幸せな家庭を築く中、ドリームランドが今年で閉園になる!という話を耳にする夢都子。憧れの場所がなくなる前に、彼女は、ずっと抱えてきた想いを語り始める。
一方、転任の為、9年ぶりに本土から故郷に戻った航(わたる)のもとに、ある日、亡き父の教え子と名乗る畑野と出あう。彼は、航が知らなかった“教師として”の父の姿を語り出し、自分が父親のことを誤解していたと知るのだが・・・。

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<作品について>
原作は、『告白』『白ゆき姫殺人事件』「リバース」など、数々のヒット作を生み出すミステリー作家・湊かなえさんのベストセラー「望郷」。
これは2013年に全6編で構成される連作短篇集として発売された作品で、その中から、ある島を舞台にした「夢の国」と「光の航路」を今回映画化しました。

メガホンを取ったのは、2015年【ディアーディアー】でデビューし、【ハローグッバイ】などを手掛けた菊地健雄監督です。本作が長編監督作3作目となりました。
全編、因島を中心とした瀬戸内地方で撮影された映像には、原作者:湊かなえさんも「直接見るよりも、カメラ越しに見た海の方がハッとさせられる景色」と、その監督の手腕に唸るほどだったという事です。

主演を務めるのは、家や古いしきたりに縛られた窮屈な生活を送る中、ある事件を引き起こしてしまう娘:夢都子を、高い演技力に定評のある貫地谷しほりさん。【スウィングガールズ】で注目を集めた後、朝ドラの主演、また【くちづけ】以来、4年ぶりの映画主演となりました。

そして、故郷の島で、中学校の教師を務め、クラスのいじめ問題に悩む間に、確執を抱えたまま死別した父の本当の思いを知ることになる息子:航を、大東駿介さんが演じています。

この主演2人を支えるキャストには、夢都子の母を木村多江さん、航の父を、緒形直人さんという実力派俳優が名を連ね、他にも、片岡礼子さん、相島一之さん、白川和子さんなど、豪華な顔ぶれが揃いました。

主題歌『光の影』を歌うのはmoumoonさんです。

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<みどころ>
印象的に撮られた瀬戸内の海を背景に“家に縛られた娘”と“亡き父に後悔を持つ息子”の想いが、過去と現在を繋ぐ親子の物語として綴られ、これまでの湊かなえ作品とは一線を画す、親子の感動ミステリーとなっている本作は、原作者:湊さんご自身の故郷をモデルに書かれた特別な作品ということで、故郷を舞台にした映画でデビューした菊地監督にとっても特別であり、新たな挑戦だったようです。

誰もが持っている故郷に対する複雑で、様々な感情を描いた作品を見ることで、観る人が、それぞれに自分の故郷や家族に思いを馳せることができるのでは・・・そして、はるか昔の、おぼろげな記憶に、もし縛られているのならば、勇気を持って誰かに話を聞いてもらっては、どうでしょうか?解決の糸口が見つかるかもしれません。

今回は、今日からフォーラム仙台で上映の映画【望郷】をご紹介いたしました。

そして、もう一本!
27日から公開となっている【ブレードランナー2049】を簡単にご紹介!!

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<作品について>
人間と、人間の奴隷として製造された人造人間「レプリカント」の攻防を描いたSF映画の金字塔:1982年公開の【ブレードランナー】の続編がついに実現。前作から30年後、より荒廃が進んだ地球で、捜査官のKは、30年間行方をくらましている元ブレードランナーのデッカードを訪ねる。Kの目的は何?人間の本質とは?人間とレプリカントの深い溝を埋めることはできるのか?

主人公のKには映画【ラ・ラ・ランド】のライアン・ゴズリングが抜擢され、デッカード役は前作から、ハリソン・フォードが続投です。製作総指揮のリドリー・スコットほか、脚本などには、前作に携わった顔ぶれが揃いました。
そして【メッセージ】【プリズナーズ】【ボーダーライン】等、まだ傑作しか撮ったことがない!?という、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、想像を絶する精緻さで未来世界を創造しました。その映像に、音響に、物語に、ただただ圧倒される2時間43分です。

(こちらの作品は、昨日から、フォーラム仙台や、ムービックス仙台と利府、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、イオンシネマ名取と石巻、TOHOシネマズ仙台、宮城県内:8箇所の劇場で公開となっています。)


今週のおすすめ!
(10/21放送分)

50年後のボクたちは

原作:ボルフガング・ヘルンドルフ
監督:ファティ・アキン
出演:トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグ・チョローンバータル、メルセデス・ミュラー、アニャ・シュナイダー、ウーベ・ボーム 他


◆聖月のオススメワンポイント
<あの夏の日を、大人になってもずっと忘れない。疾走感と切なさが詰まったロードムービー!>今回は、現在、桜井薬局セントラルホールで公開中の【50年後のボクたちは】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
14歳のマイクはクラスのはみ出し者。同級生からは変人扱い。しかも母親はアルコール中毒で、父親は浮気中という家庭環境だ!そんなある日、チックという、ちょっと風変わりな転校生がやって来る。夏休み、2人は無断で借用した青いオンボロディーゼル車「ラーダ・ニーヴァ」に乗って南へと走り出す。
窮屈な毎日を飛び出して、全く違う景色を目にしていく2人。やがて無鉄砲で考えなしの旅は、マイクとチックにとって、一生忘れることのできないものになっていく。

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<作品について>
不器用で、まっすぐで、どこまでも走り続けられると思っていたあの頃・・・誰もが通過する、永遠には続かない14歳という一瞬のきらめきを、瑞々しくとらえ、かつての自分を思い出させてくれる爽やかで、切ないロードムービー。

原作は、世界中で愛される児童小説「14歳、ぼくらの疾走」。これは、48歳の若さで亡くなったドイツの作家:ヴォルフガング・ヘルンドルフが、闘病生活の中で、強く死を意識しながら自分自身を主人公のマイクとチックに重ね、全エネルギーを注いで書き上げた青春小説です。 出版されるや、瞬く間にドイツでは220万部を超える大ベストセラーとなり、26カ国で翻訳されて、児童文学賞ほか、多くの賞を受賞しました。更に舞台版も大ヒットし、日本でも、映画の原題でもある「チック」というタイトルで、柄本時生さんらが好演しています。

メガホンを取ったのは【愛より強く】【ソウル・キッチン】他、多くの作品で、世界三大映画祭を制覇、日本での公開は2018年という最新作【In the Fade】では、カンヌ国際映画祭で主演女優賞をもたらす等、常に、注目を集めているファティ・アキン監督です。原作の大ファンだったという監督が共同で脚本も担当し、原作の魅力に、更に新しい光を与え、スクリーン上に描き上げました。

主演を務めるのは、マイク役に、ドイツの新進気鋭の注目俳優トリスタン・ゲーベル、15歳。旅の終わりには、すっかり大人になっているマイクの表情や雰囲気の変化にも注目です。そして、チック役は、オーディションを経て、本作でスクリーン・デビューを果たしたアナンド・バトビレグ・チョローンバータルです。
息のあった二人が、思春期の少年の成長を爽やかに演じています。(他に、メルセデス・ミュラー、アニャ・シュナイダー、ウーベ・ボームなど)

また、時代が違うだろう!と思われるかもしれませんが、たまたま車にあったカセットテープから流れてくる、懐かしいリチャード・クレイダーマンの楽曲が、車窓に広がる景色と重なり、少年たちと一緒の旅を盛り上げてくれます。

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<みどころ>
ロード・ムービーとか少年たちの冒険!と聞くと、1986公開の【スタンド・バイ・ミー】や、1997年公開【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア】。もっと遡ると1969年公開の【イージー・ライダー】。又落ちこぼれ家族の旅を描いた2006年【リトル・ミス・サンシャイン】等を思い浮かべるかもしれません。
盗んだバイクで走り出す・・・という日本の歌がありますが、この映画では14歳にも関わらず、大胆に車を盗んでは乗り継ぎ、高速道路にまで侵入して、警察にも追われながら・・・という、危険な大冒険が繰り広げられますが、無鉄砲で、無計画な冒険の旅は、必ず新しい自分を発見し、成長させてくれるモノ!ということを、見事に証明してくれるのです。

さて、映画のタイトルにある、50年後って・・・14歳にとっては夢のある数字なのかもしれません。・・・でも今の自分にとっては?…10年先すら想像できないというのに(笑)・・・ただ、途中から一緒に旅をした美少女も含め、「50年後に、ここで会おう!」という彼らの途方も無い約束を、訳もなく信じて応援してみたくなる純粋な自分をも発見することになる、素敵な作品です。

色々な方からメッセージが寄せられていて、それがとても面白い作品でもありますが、あえて最後に、こちらの一言を・・・

「人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである・・・ゲーテ」

今回は、タイムカプセルのような、まぶしくてノスタルジックなひと夏の冒険!かつて14歳だった、すべての大人達へ贈るロードムービー・・・現在、桜井薬局セントラルホールで好評上映中のドイツ映画【50年後のボクたちは】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/14放送分)

ドリーム

監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルステン・ダンスト 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“信じる力が、不可能を可能に!全ての働く人に贈る、勇気と感動の実話”現在好評公開中の映画【ドリーム】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
1960年代の初め、ソ連との熾烈な宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画<マーキュリー計画>に乗り出すことに・・・
1961年、米ヴァージニア州ハンプトン。NASAのラングレー研究所には、ロケットの打ち上げに必要不可欠な“計算”を行う黒人女性たちのグループがあった。そのひとり、天才的な数学者:キャサリンは、宇宙特別研究本部のメンバーに抜擢されるが、白人男性だけのオフィス環境は、劣悪そのもの。
同僚のドロシーとメアリーも、理不尽な障害に、キャリアアップを阻まれてしまう。それでも仕事と家庭を両立させ、ひたむきに夢を追い続けた3人は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士:ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるために奔走する!という、NASAの歴史的な偉業に携わり自らの手で新たな扉を開いていくのだった。

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<作品について>
人種差別などが、まだ色濃く残っていた1960年代初頭のアメリカで、そのハードルを乗り越え、NASAの有人宇宙飛行計画を陰で支えながら、多大な貢献をした、多くの女性スタッフがいた。映画【ドリーム】(原題:『Hidden Figures』=隠された人たち)は、マーゴット・リー・シェタリーのノンフィクション小説『Hidden Figures』を原作に、宇宙開発史に実在した“知られざるヒロインたち"の功績と人生を伝えるエンターテインメントです

監督・脚本は【ヴィンセントが教えてくれたこと】などのセオドア・メルフィ。最近では【ジーサンズ はじめての強盗】の脚本も手がけています。

NASAの頭脳として尽力した女性たち:3人・・・まず、宇宙特別研究本部のメンバーに抜擢される天才的な数学者:キャサリン・G・ジョンソンを演じたのは、【ベンジャミン・バトン 数奇な人生】などの、タラジ・P・ヘンソン、同僚のドロシー・ヴォーンを、【ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜】などのオクタヴィア・スペンサー、同じく同僚のメアリー・ジャクソンを、【ムーンライト】などのジャネール・モネイが演じています。

また、気難しいけれど、キャサリンの類いまれな能力を一番に認め、理解者となる上司には、名優ケビン・コスナーが、他に【スパイダーマン】シリーズのキルスティン・ダンストや、ジム・パーソンズ、素敵な宇宙飛行士役にグレン・パウエルなどが出演しています。

そして、アルバム『GIRL』では彼ならではの“ハッピー"かつ“ポジティヴ"な手法で「全ての女性への感謝」と「現代社会における女性の平等化」を表現したミュージシャン(グラミー賞11冠のスーパーマルチ・アーティスト)のファレル・ウィリアムスが、ソウルとゴスペルが融合した音楽を担当しました。

更に撮影方法ですが、宇宙計画でさえ、まだ紙の上での計算であった手作りの時代に相応しいよう、デジタルではなくセルロイドのフィルムを使って行われ、作品は温かいコントラストで表現されています。

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<みどころ>
アカデミー賞の「作品賞」「脚本賞」「助演女優賞」/ゴールデングローブ賞の「助演女優賞」「作曲賞」でノミネートされ、全米興行収入チャートでは1位!!あの【ラ・ラ・ランド】を超える11週連続トップ10入りの、大ヒット上映中の本作では、卓越した知性と、たゆまぬ努力、不屈の精神で、立ちはだかる困難を乗り越えていく彼女たちの姿が描かれているのですが・・・タイトスカートで、ヒールを履き、書類を抱えて、雨の中、トイレに行くためだけに、800メートルも走らなければならない姿が象徴するように、上司に聞かれるまでは、声を上げることすらできなかった彼女たちの置かれた環境を、一つの目標を成し遂げるため、NASAの人々は、少しずつではありますが、撤廃していってくれたわけです・・・

また、いつでも、どこでも、最初になる人が必ずいる!!だから、とにかく、本人も周りも、その才能を認め、パイオニアになることを信じ、パイオニアになるための努力を惜しまない!そして周りの人も、たとえ自分が追い抜かれ、悔しくても『天才を育て、その力を遺憾なく発揮させることも、重要な仕事・使命なのだ!』と感じる。そうすることで『権利は平等、色は関係ないの!』と彼女たちが叫んだように、黒人も白人も、男性も女性も関係なく、一緒に立ち上がり、団結・協力し合うことで、最終的に、素晴らしい夢を実現させることができるのです。

エンディングには、実際の写真と、その後の功績も描かれていますが・・・ドロシーは、NASAに初の電子コンピューターが導入されると人間コンピューターとしての役目がなくなることを見越し、いち早くIBMのプログラムを学んで、コンピュータープログラミング言語を熟達しました。
メアリーはNASA初の、黒人女性の航空宇宙エンジニア、更には、アメリカ合衆国初の、黒人エンジニアとなりました。
1969年、月へのアポロ飛行の計算も手がけたキャサリンは、2015年、当時のオバマ大統領から、大統領自由勲章を授与されています。

NASAの歴史的偉業を支えた“知られざるヒロイン”たちの、驚きと感動に満ちたサクセス・ストーリー・・・今回は、現在好評上映中の映画【ドリーム】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品、現在上映中なのは・・・ムービックス仙台、そして、今日、14日からは、109シネマズ富谷でも、上映開始です!!>


今週のおすすめ!
(10/7放送分)

僕のワンダフル・ライフ

原作:W・ブルース・キャメロン
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ブライス・ゲイザー、K・J・アパ、ブリット・ロバートソン 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は<僕の愛は不死身なのだ!…すべての人を笑顔に変える、犬と人間の極上のラブストーリー!>現在好評公開中の映画【僕のワンダフルライフ】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
僕の名前は、ベイリー!ゴールデン・レトリバーの子犬だ。ある夏の暑い日、車に閉じ込められて苦しんでいたところを、8歳の少年イーサンと彼の母親に助けられ、命を救われる。感激した僕は「この子から離れない」と小さな胸に誓った。イーサンのママが、渋るパパを説得し、僕は晴れてイーサンの家族の一員に!それからというもの、イーサンが学校へ行く以外は、遊ぶ時も、寝る時も、僕とイーサンは、いつも一緒に過ごし、強い絆を育んだ。
夏休みには、イーサンの祖父母の農場へ泊まりにいき、美しい自然の中、毎日のようにアメフトのボールで遊んだ。特別なフォーメーションで、イーサンが投げたボールを、僕がキャッチする!僕たちだけの得意技も開発したのさ!!
やがて時が流れ、青年に成長したイーサンは、大学入学で故郷を離れ、僕は、年老いて死を迎え、別れの時が訪れる…はずだった?のだが、イーサンに会いたい一心で、それから何度も姿を変えて生まれ変わることに・・・。

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<作品について>
犬を飼うことのいちばんの幸せ・・・それは犬たちがくれる無償の愛。子犬のベイリーが、その愛を捧げた相手は、命を救ってくれた、イーサン少年だった。喜びも悲しみも分かち合い、固い絆で結ばれていく1人と1匹。しかし、犬の寿命は、人間よりも、うんと短い・・・。が、ベイリーの愛は不死身!
イーサンに会いたい一心で、何度も生まれ変わり・・・勿論、そう簡単には、イーサンと遭遇できないが、ようやく再会を果たした、その時、初めて自らに与えられた"重要な使命"に気付くのだった・・・最愛の飼い主に会うために、50年で3回も生まれ変わった犬のベイリーの、人生ならぬ、犬生を描いた、この【僕のワンダフルライフ】

原作は、ベストセラー作家:W・ブルース・キャメロンが、愛犬を亡くした試練を乗り越えようとしていた恋人のために書いた小説「野良犬トビーの愛すべき転生」原題は、「A DOG'S PURPOSE」=いぬの目的。 2010年にアメリカで出版された、この小説は、世界29カ国20の言語に翻訳されています。

これを映像化したのは、アカデミー賞にノミネートされた【マイライフ・アズ・ア・ドッグ】や、日本の感動の実話【ハチ公物語】をリチャード・ギア主演で映画化した【HACHI 約束の犬】、また【ショコラ】などのヒット作で知られるラッセ・ハルストレム監督で、これは監督にとって、3本目の犬の映画となりました。

主人公の犬の声:全てを担当したのは【アナと雪の女王】でオラフを演じる等ユーモアと温かさ溢れる声で人気のジョシュ・ギャッド。

大人のイーサンを演じたのは【ラストスタッフ】【エデンより彼方に】など演技派の名優:デニス・クエイド。また日本語吹き替え版では、ベテランの大塚明夫さんが担当しています。

そして、何より主役の犬たちを紹介しなければいけませんね。

ベイリーの気持ちを持って!・・50年で3回も生まれ変わった!とありますが、ベイリーとして最初に登場しているゴールデン・レトリバー、続いて、ジャーマン・シェパードのエリー、コーギーのティノ、最後は、セント・バーナードと、オーストラリアン・シェパードのミックス犬、バディでした。

監督は、彼らに、決して急かさないことを大切に撮影した(アドリブをやらせた)ことで、良い役者がそうであるように監督やトレーナーが期待しなかったようなことをやってくれたそうです。

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<みどころ>
勿論、映像的にも、視点の多くが犬!視野が犬目線であったり、ストーリーの語りや思いが犬の立場で描かれていて・・・例えば、人間と遊んであげているんだよ!・・・みたいな楽しい表現もあります。

輪廻転生:生まれ変わりを扱った作品は、色々あります。長年、読み継がれている絵本では:真実の愛に出会うまで・・・「100万回生きたねこ」・・・去年公開の映画では、思いを告白していなかった、【TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ】ずっと、ずっと遡れば映画【天国から来たチャンピオン】も本人たちは気づかないけれど、再び出会って、惹かれ合う・・・という作品でした。

大好きだった人に、生まれ変わっても、また会いたい!!と願うのは、いつの時代も、どこの世界も(例え、犬の世界でも)一緒!と実感します。逆に、この子は、もしかしたら、あの子(人)の生まれ変わりかも?と感じることはありませんか?いずれも、そこに深い愛情があるからこそ感じる気持ちに他なりません。

誰にでも、めぐりあうと約束された相手がいる!という希望が見えてくる、心が揺さぶられるラストシーンには、犬好き動物好きな方はもちろん、好きな相手がいる方ならば、思わずウルっと、そしてクスッと笑顔になれる作品です。
原作者のキャメロンは、この物語について、こう付け加えています。「真の友人は姿を変えて戻ってくるんだ!」・・・今回は、涙と笑いと感動の物語!現在公開中の映画【僕のワンダフルライフ】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は・・・ムービックス仙台、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の5箇所で日本語吹替え版のみで上映中!!>


今週のおすすめ!
(9/30放送分)

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー

監督:佐古忠彦
出演:瀬長亀次郎


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、<占領下の沖縄で米軍の圧政と闘ったある男の生き様を、貴重な映像資料などで描くドキュメンタリー作品>現在フォーラム仙台で公開中の映画【米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー】をご紹介致します。

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<作品について>
27年間に渡ったアメリカの軍事占領を経て、日本復帰後、45年が経ってもなお、基地が集中する中、沖縄の人が声をあげ続ける、その原点とは・・・この作品は、第二次大戦後アメリカ統治下の沖縄で米軍に「NO」を叫び続けた政治家:瀬長亀次郎の知られざる実像と抵抗の人生を、関係者の証言をもとに紐解いてゆくドキュメンタリーです。

「筑紫哲也 NEWS23」のキャスターをつとめる等、長年、政治・報道番組を担当してきているTBSテレビ報道局の 佐古忠彦さんが監督し、JNNに保存されていた貴重な未公開映像やインタビュー、アメリカ取材等を交えて、真の沖縄の戦後史に迫りました。

テーマ音楽『Sacoo(サクー)』は、作品の主旨に共感した坂本龍一さんが書き下ろしたオリジナル曲。作品の中にはネーネーズが亀次郎さんのことを歌った「おしえてよ亀次郎」も登場します。そして語りには、大杉漣さん、山根基世さんが、あたりました。

先日、このTBCの第8スタジオで、佐古監督に、じっくりお話を伺いました。

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<インタビュー>
監督:佐古監督去年8月にですね、この瀬長カメジローさんを主人公にドキュメンタリー番組を作ったんですね、49分の番組だったんですけれども普段はドキュメンタリー番組というのは、夜中に放送しているもんですから、そうそう視聴者の方からの反応というのは、そんなにある訳ではないんですけど、このカメジローさんをやった時だけは驚くほどの感想が届きまして、こんな人物が沖縄にいたのか!とか、沖縄の人々が、今も声をあげ続けている理由がわかった!とかですね・・・であるならば、もっと広い範囲で、多くの方に見ていただける方法はないものかと思いまして。ですから、このカメジローさんを通して見る戦後史・・・そうすると、どうしても基地の話をする時にですね、なかなか全体像がニュースの中で、伝わっていないなあという思いがずっと、あったものですから。

基地のニュースをやるたびにですね、また沖縄の人が反対している!っていう、その一面的な部分を見ただけで批判の声が上がる・・・ここは、どうしたものか?と思った時に、本土の人の認識から、その戦後史というものが、スッポリ抜け落ちているのではないか?という思いがずっとありまして、ですね、そこに、まあ焦点を当ててみると、もっと問題の核心部分に近づけるんではないかっていうのが、そもそもの動機だったんですね。

今回のドキュメンタリー映画の中では、カメジローさんが残した日記と、それから、アメリカ軍の機密資料を一つの背骨にして、ずっと紡いでいますけれども、カメジローさんはですね、200冊に及ぶ日記を残してるんですね。で、投獄された間に始めるんですけれども、日記を書くことを・・それはもう、そのままですね、戦後史が、そこに、つまっているんですよね。

カメジローさんの次女の内村ちひろさんという方がいらっしゃるんですけれども、このちひろさんが、お父様が亡くなられてから初めて、この日記の存在に気づいて、2年間、一人で、ずっと読み続けていたという事なんですね。で、これは、自分一人で楽しんでいてはいけない!という事でハタと気づかれたという事で、そこから一部は、ですね、書籍化されてる部分もありますので、そういったモノをヒントに!という所もあったんですが、今回は、書籍になっていない部分もありましたので、ほんと、ちひろさんと、私とで、ココにはどういう事が書いてある!?っていう様な事をですね、相談しながら探し続けたという時間もありました。

沖縄の方は瀬長さんとか、カメジローさん、じゃないんですって・・カメジロー!ってみんなが、子供でも呼び捨てにしちゃう、っていうぐらいの存在だと・・・それだけ一人の政治家と、市民の間の距離感が近い、そこには、やはり信頼関係があるからだと、思うんですよね。あの当時ですね、カメジローさんが、1950年代、演説会を開くといえば、あの家族が揃ってですね、早く晩御飯を食べて、演説会場に、家族揃って出かけていった!っていうんですね。そこには、アメリカ軍の弾圧が怖くて、自由にモノが言えない時代に、この人がキチっとモノを言ってくれると、そこに胸をスッキリさせてみんな帰っていったというんですけれども、ある種、自分達の、市民たちの戦後の初めての政治参加というか、自分たちの気持ちを表現する場でもあったと思うんです。

そうですね。やはり沖縄の戦後史というのは本土に、なかなか伝えられていなかったと思うんですね。本土は、その戦争が終わった後、平和憲法がすぐできて、そして、どんどん経済的にも復興して、今の私たちが暮らしている平和な国にどんどん近づいていった。だけど沖縄だけは戦争が終わっても、平和がこなかった。そして民主主義もなかったんですよね。

だからこそ、それを求め続けていたのが、このカメジローさんであり民衆たちだったと思うんですけれども、今もほんとの意味で、民主主義を求め続けているのが、ひょっとしたら沖縄なんじゃないかなっていう思いは、どんどんどんどん強くなりますねえ。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん! 映画【米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー】監督をつとめました佐古忠彦です。

この映画はですね、瀬長カメジローさんという、戦後沖縄で、占領された、その沖縄で、占領したアメリカ軍と真っ向から立ち向かっていって戦い続けた一人の政治家の物語です。ただ、そのカメジローさんを通して見る戦後史にですね、今の沖縄を包む問題の、ある種、核心部分が見えてくるという思いで、この映画を製作しました。

なぜ今があるのか?ということを考えた時に、必ず、そこには理由があり、歴史があるからです。一つ、一つ、点はあるんですけれども、それを結ぶ作業をしてみるとですね、ああ、あの歴史があったから、今に結びついている、今があるんだと、いうところを一つ、一つ発見していく思いでした。

様々なエピソードを、この映画には盛り込んでありますけれども、一つ一つは、昔話のようでいて、実は、そこからは、今が見えてきます。
どうか皆さん、本土にあまり伝えられていなかった、沖縄の戦後史を見る事で、それは、つまりは、私たちの国の戦後の成り立ちをも知ることができる!そういう風に私は思っております。ちょっと大げさなようですけれども、これからの私たちの国のアリ様のようなものも考える良いきっかけになるんではないか、そんな思いも、ますます最近強くなっております。

どうか、あの仙台の皆さんも、このアーリーバードをお聴きの皆さんも是非とも劇場にお運び頂いて、この魅力的な一人の人物、瀬長亀次郎に、是非とも会いにきて頂けたらなあという風に思います。どうぞ、皆さん、宜しくお願い致します。


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<みどころ>
昨日も劇場で、佐古監督によるティーチイン(質疑応答)付きトークショーが行われたのですが「沖縄に対する考え方」や、「ジャーナリズムのあり方」といった大変深く真剣なお話が、沢山出ていました。戦後史として知らなかったこと、伝えられてこなかった事実を、今回知ることで、同時に、自分たちは、これを知って、今何ができるのかを考える時なのではということも感じました。

全編から、カメジローさんの人柄が感じられ、何にも屈することなく、信念を持ってあたった政治家・・・民主主義というのは本来キラキラした言葉なんだ!という内容も、とても印象的でした。
政治とは、政治家とは?・・・今まさに、ご覧頂きたいドキュメンタリー作品・・・ 今回は、現在フォーラム仙台で好評公開中の映画【米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(9/23放送分)

ナミヤ雑貨店の奇蹟

原作:東野圭吾
監督:廣木隆一
出演:山田涼介、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦 ほか


◆聖月のオススメワンポイント
“それは手紙がつなぐ、たった一夜の優しい奇蹟”・・・山田涼介さん・西田敏行さん主演のファンタジードラマ、今回は、今日23日から公開の映画【ナミヤ雑貨店の奇蹟】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
2012年:幼馴染みの敦也、翔太、幸平の3人は、悪事をしたある日、夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込み、身を隠す。
そこは、かつて、店主が手紙で悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」だった。今はもう廃業しており、自分たち以外、誰もいないはず。
・・・だが店内のシャッターの郵便受けから、突然、手紙が落ちてくる。見れば何と、その手紙は32年前に書かれた悩み相談。つまり、その郵便受けは1980年につながっていたのだ。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちとの不思議な共通点。彼らが、この雑貨店に忍び込んだのは偶然ではなかったのか?・・そして、ある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命は一変するのだった。・・・

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<作品について>
現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、町の人の悩み相談を聞く店主の、時を超えた交流を描いたこの作品は・・・累計900万部突破の大ベストセラー!かつて舞台化もされた人気作家・東野圭吾さんの同名長編小説を実写映画化しました。
メガホンをとったのは、【やわらかい生活】【余命1ヶ月の花嫁】【PとJK】などの廣木隆一監督です。

32年前から届く悩み相談の手紙に触れるうちに、人を思いやる気持ちを抱く主人公:敦也を演じるのは【暗殺教室】シリーズや【グラスホッパー】などのHey!Say! JUNP 山田涼介さん。雑貨店店主を演じるのは、ベテラン西田敏行さんです。

他に、村上虹郎さん、寛一郎さん、成海璃子さん、門脇麦さん、林遣都さん等今注目の若手実力派が・・・そして萩原聖人さん、小林薫さん、吉行和子さん、尾野真千子さんなど、本格実力派が脇を固めています。

又、主題歌『REBORN』を書き下ろしたのは山下達郎さんです。この歌は、劇中でもキーとなっている曲で、門脇さん演じるセリの、女性ボーカルでも歌われています。

山下達郎さんのコメントです。 「映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが今回は、その中でも、一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」・・・映画では「REBORN」・・・とタイトルが定められている曲を、劇中に具現化し、さらに、それを、エンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。
そのおかげで、今までの自分の作品とは、ひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。」確かに劇中で最初に聞いた時の(林さんのハミングのような)曲調は、何とも不思議な感じだったのですが、そこに歌詞がついて歌われると、印象がガラリと変わり、更にエンディングで山下達郎さんの声で聞くと、また一段と違って聞こえるという、不思議な感覚の曲でした。

また、廣木監督はこの曲について・・・「映画の主題をすくい取った、静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました」と語っています。

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<みどころ>
そこは「宇宙飛行士が夢!」といった子供達の無邪気な姿や懐かしい牛乳箱があった時代・・・まるで時空を飛び越えて文通をする様な不思議な体験によって、彼らは自分の心の傷を客観視できたのではないでしょうか?・・・

そして、例え、どんな境遇にあったとしても、誰かの相談にのることで自分も何かの役に立っている!という実感をもち、生きていくことの意味を見出していけたのかもしれない・・・そんなことを、ふと考えさせられました。

とにかく、伏線が色々なところに張り巡らされているので、人間関係や時代を整理し、考えながら、観ていただきたい映画です。

どんな相談にも真剣に答えてくれる雑貨店で交わされた、時を超えた手紙のやりとりが、彼らの未来をかえた・・・その謎が明らかとなる時、思いもよらない感動と驚きのラストが待ち受けています。・・・

今回は、23日から公開の【ナミヤ雑貨店の奇蹟】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は・・・ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の7箇所で上映!>


今週のおすすめ!
(9/16放送分)

ケアニン 〜あなたでよかった〜

監督:鈴木浩介
出演:戸塚純貴、藤原令子、山崎一、水野久美、松本若菜 他


◆聖月のオススメワンポイント
“認知症で人生終わりになんて、僕がさせない”・・・人生に前向きになれる心温まる感動のストーリー・・・今回は現在、仙台市内の桜井薬局セントラルホールで公開中の映画【ケアニン 〜あなたでよかった〜】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
大森圭は、新人の介護福祉士。高校卒業後、これといってやりたいことがなかった圭は、漠然とした理由で、介護の専門学校へ入学。
研修や実習を経て卒業後に働くことになったのは、郊外にある小規模介護施設だった。認知症の高齢者たちと上手くコミュニケーションが取れず悩む日々が続くなか、圭が初めてメインで担当をすることになったのは、認知症の星川敬子79歳。試行錯誤しながらも、先輩スタッフたちの協力もあり、少しずつ敬子との関係性を深めていく。「なんとなく」で始めた介護の仕事に、いつしか本気で向き合うようになっていく圭だったのだが・・・。

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<作品について>
『介護福祉士って言うと堅苦しい、ケアする人間。』『現場で経験を積み、人間と向き合えるようになったら、一人前のケアニンだ』とのセリフ・・・そう、ケアニンとは・・・介護・看護・医療・リハビリなど、人の『ケア』に関わり、自らの仕事に誇りと愛情・情熱を持って働いている全ての人・・・

この作品は、神奈川県藤沢市に実在する、小規模で家庭的な雰囲気の中でケアを行う介護施設『おたがいさん』をはじめ、30ヶ所もの介護福祉施設や専門学校、関連団体への取材と協力によって、実際の現場からとった生きた言葉でシナリオが書かれました。

監督は、バラエティ番組などの演出を経て、97年に【HAPPY PEOPLE】で劇場監督デビューした鈴木浩介さん。現在も数多くのテレビドラマの演出を手掛け、今年は、この作品のほか、映画【コスメティックウォーズ】も公開されました。

主人公の大森圭役には『仮面ライダーウィザード』への出演で一躍人気を博し、【けんじ君の春】では主演を務めた他、結婚情報誌のCMやバラエティ番組でも活躍、次世代のカメレオン俳優として、注目を浴びている、戸塚純貴さん。介護の仕事を通して、働くことの意味や、人と人、地域との繋がりの尊さを感じていきます。

そして、優しく声をかけながら見守る施設長には、映画やドラマ、CMなどへの出演が後をたたない小市慢太郎さん。先輩ケアニンの夏海役には【無伴奏】【愚行録】等の松本若菜さん。そして大森が初めて担当する星川敬子役をベテランの水野久美さんが、その息子役を、山崎一さんが演じています。他に藤原令子さん、菜菜菜さん等です。又、エンドロールに流れる主題歌『星降る夜に』を優しい声と豊かな表現力で歌うのは香川裕光さん。自らも福祉医療施設で介護職員として働いていた経験があり、映画のテーマを最も理解して楽曲を書いてもらえるのでは!と、声をかけられました。作品を観て書き下ろした歌詞には、介護に対する思いが綴られています。

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<みどころ>
厚生労働省の調べでは、高齢化がピークを迎える2025年(今から8年後!)には、介護職員が30万人不足する!?と言われています。

漠然とした知識はあっても、いざ家族が・・・自分が認知症・・となった時、どう対応したら?・・どこに相談したら?いや、その前に、どう受け止めたらいいのか、すら、わかっていないかもしれない。
まだまだ、それを公にすることを恥ずかしいと思ってしまう心があって、ケアできること、見守り、助け合って、生きていける部分を自ら狭くしてしまっているのでは?・・・そういった疑問も、堅苦しくなく投げかけてくれています。

実は、鈴木監督自らの、亡き母への思いも反映され、打合わせを重ねていく中で、認知症の母と息子:親子のシーンがどんどん増えていったそうです。その親子のシーンが充実したことで、介護の現場だけではなく、多くの家族が、他人事ではない、自分ごと!と感じてもらえるのでは・・・とも語っていらっしゃいます。
(エンドロールには実在の介護職員とお年寄りたち、養成校の学生、教職員の写真も出てきますが、これは、映画とリアルな現場を繋げる役割とともに、本作品の制作側から、介護職の皆さんへのリスペクトを伝えているそうです。)

介護に直面した時の家族の戸惑いと辛さ・・・ケアニンは、家族とは又違った視点で観ることができ、客観的にみられるからこそ、わかることもあります。

自分なら、どうしたいか、どうして欲しいか。100人いれば、100通りのケアが必要。そこでプロの技術と経験が生かされていく・・・しかし、本当の意味でのマニュアルがあるわけではなく、とにかく、ちゃんと、しっかり向き合う事が大切。作品の中のセリフにも『介護は特別な事じゃなく、笑顔でいてくれるだけで幸せと思えること!』確かにそうかもしれないと、心にしみいる作品でした。エンドロールの言葉にありました。 “この映画を世界中の心優しきケアニンに贈ります。”・・・今回は、桜井薬局セントラルホールで現在好評公開中の【ケアニン 〜あなたでよかった〜】をご紹介いたしました。

★尚、こちらの作品は、22日金曜日までの上映ですが、11時の上映終了後のみ、日によって、認知症に関する特別トークショー(15分程)を予定しています。
先日(私が伺った日)は、認知症の人と家族の会:宮城県支部の方のお話を伺うことができました。今週も、地域包括支援センターの方や、福祉大学の方のお話などが予定されています。認知症について知りたい、また介護の課題解決や相談について、知りたい!という方は、ぜひ、映画鑑賞とともに、参加されて見てはいかがでしょうか?詳しくは上映館:桜井薬局セントラルホール迄お尋ねください。


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