タイトル
話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。

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【バックナンバー】
今週のおすすめ!
(10/6放送分)

あの頃、君を追いかけた

監督:長谷川康夫
出演:山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希 他


◆聖月のオススメワンポイント
“大人になってしまった人、やがて大人になる人たちへ・・・世代を越え、誰もが心惹かれる作品” 今回は、“俺たち、どんな大人になるんだろうなあ”5日から公開となっている山田裕貴・齋藤飛鳥主演の青春映画【あの頃、君を追いかけた】のご紹介です。

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<ストーリー>
10年前。水島浩介は、クラスメイトの仲間達とつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。

しかし、浩介のこの態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命する。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼の仲間達にとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。ある日、教科書を忘れた真愛のピンチを、浩介が救ったことで、2人の関係に変化が起こり、その距離は一気に縮まっていくのだった。

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<作品について>
“制服の背中に残る青いペンのあと空に放った、願い事を書いた天燈。どの瞬間も、君の事しか思い出せない。愛おしくもカッコ悪い、僕の10年間…。あの頃、何よりも君に心奪われていた。でも、どうしても想いを伝えられなかった・・・”

誰もが通り過ぎた、あの眩かった時間、まだ何者でもない自分にいらつき、怒りや諦めに襲われながらも、なぜか明日にワクワクしていた“あの頃”を描いたこの作品は、2011年の台湾で、ほぼ無名のキャスト、新人監督の作品でありながら、200万人を動員し、その後、海を越え、アジア各地で歴史的なヒット作となるなど、社会現象を巻き起こすほどの映画『あの頃、君を追いかけた』をオリジナルに、2018年、舞台を日本に移して、新たな物語として生まれ変わりました。

メガホンをとったのは、劇作家・演出家として多くの舞台作品を発表。【バカヤロー!3 へんな奴ら】で映画監督デビュー、【君を忘れない】【ホワイトアウト】【亡国のイージス】【山桜】【聯合艦隊司令長官 山本五十六】等では、脚本を担当した長谷川康夫さんです。

主演の水島浩介役を演じたのは、映画【となりの怪物くん】【万引き家族】【虹色DAYS】など、映画に、ドラマにと、作品ごとに違う顔を見せ、若き演技派として高い評価を受けている山田裕貴さん。

そして・・・今回初めての映画出演で、ヒロイン早瀬真愛(まな)役を演じたのは、数々の雑誌の表紙を飾るファッション・モデルであり、乃木坂46の1期生でグループの顔とも言える齋藤飛鳥さん。少しお堅いヒロイン・真愛を演じきり、女優としての才能も見せています。

真愛の親友・詩子役には、連続テレビ小説「ひよっこ」や、TBSの「この世界の片隅に」など、話題のドラマ・映画・CMなどでも活躍中の松本穂香さん。また、個性がひかる仲間達として、佐久本 宝さん、國島直希さん、中田圭祐さん、そして、宮城出身のコメディアンとしても活躍中の遊佐亮介さんなど、旬の若手俳優たちが、結集しています。

主題歌は、大注目のボーイズバンド・Thinking Dogsの「言えなかったこと」。

公開前に主演の山田裕貴さん・齋藤飛鳥さんが仙台にいらっしゃいましたのでお聴きください。

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<インタビュー>
斎藤:私が、やっぱりお芝居の経験も浅いので大丈夫かな?とか、違和感なく、ちゃんとスクリーンの中に存在できているのかな?とか、そういう心配も結構多いは多いんですけど、でも脚本頂いて台湾版も拝見させて頂いて、あの私が個人的に恋愛ものとか、青春ものの作品に対して、ちょっと苦手意識が、元々あったんですけど、でも、この作品は、凄く素敵だなって思えたので、まあ、その作品に関われることを、まず嬉しく思って、台湾版の、その作品の良さと、あとは日本の脚本の良さとかを、どうにか伝えられたらいいなとは思いましたね。

山田:日本でやるってなって、プレッシャーだなとかじゃなくて、凄い楽しみっていうか、飛鳥ちゃんがヒロインで、この7人で!っていうのが凄く楽しみでどういったものができるんだろうっていうのは、撮影入る前とか、台湾版見たときに、というか、凄く考えてました。そういうことを・・・

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<メッセージ>
“ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!山田裕貴です。齋藤飛鳥です。

山田:この映画は、過ぎ去った、こう青春、歳を重ねた人ほど、経験を重ねた人ほど、グッとくる部分もあったり、まだ青春の真っ只中にいる皆様には、こんな後悔しないように、ああ言えなかったことのないように、ちゃんと人に色々伝えようとか、そういう風に思える映画だと思うので、是非是非この二人の経験、この7人の経験、出てくる登場人物の経験を教科書にして観てもらえたらなあと思います。

斎藤:この作品は、戻らない時間の大切さ、美しさを謳った映画になっているので、どの年代の方も、作品を見て、改めて、こう当たり前ですけど、時間は戻らないんだということの儚さだったりを感じて頂いて、とにかく今を大事にしていただければなあと思います。是非、たくさんの方に観て頂きたいです。

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<みどころ>
登場する7人明るく楽しい世界観そのままの撮影現場だったそうで・・・デートでの切ないシーンや、教室でのシーンなど、若い人だけでなく、大人も感動できる作品となっています。

韓流ドラマなどを見た後の、あの、何とも言えない切ない気持ちを思い出したのは・・・舞台が日本になってはいるものの、オリジナルが台湾で人気の作品であるとか、主人公二人にとっての重要なシーンは、パラレル・ワールド的に、同じ台湾のロケ地で撮影されている!といった理由があるかもしれません。

しかし、たとえ、オリジナルを知らなくても、何より、誰もが、きっと持っているであろう大事な青春の1コマや、あの頃の気持ちを、登場人物の誰かに重ねて、ふと思い出すことのできる作品だから、なのだと実感しました。

この秋、誰もがきっと愛おしかった“あの頃”を思い出す・・・ちょっとだけ背中が痛そう?な・・・作品です。

今回は、5日から、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台>で上映となっている【あの頃、君を追いかけた】上映時間1時間54分(114分)の作品をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(9/29放送分)

「散り椿」 & 「ブレス しあわせの呼吸」

「散り椿」
原作:葉室麟
監督:木村大作
出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子 他

「ブレス しあわせの呼吸」
監督:アンディ・サーキス
出演:アンドリュー・ガーフィールド、クレア・フォイ、トム・ホランダー、スティーブン・マンガン、ディーン=チャールズ・チャップマン 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“ただ、愛のために・・・”岡田准一さん主演の時代劇、昨日から公開の【散り椿】と、現在公開中の【ブレス しあわせの呼吸】のご紹介です。

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<ストーリー>
享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け、藩を追放された男、瓜生新兵衛(うりゅう しんべえ)。追放後、連れ添い続けた最愛の妻・篠は病に倒れ、死を迎えようとした折に、最期の願いを夫:新兵衛に託す。

それは『藩に戻って、榊原采女(さかきばら うぬめ)様を助けてほしい』というものだった。新兵衛にとって采女は、かつては同じ道場の四天王の一人と言われるほど、良き友であり、良きライバルであり、また、篠を巡る恋敵でもあった。さらに、采女は、新兵衛の藩追放に関わる、大きな因縁を持つ相手でもあった。

妻の最期の願いを叶えるため・・・そして、過去の不正事件の真相と、篠の本当の気持ちを突き止めるために、故郷に戻る新兵衛。やがて、散り椿が咲き誇る春・・・大きな力が新兵衛に迫っていた。

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<作品について>
これまでの時代劇とは一線を画す、この時代劇・・・『蜩ノ記』で直木賞を受賞した葉室麟(はむろ りん)さんの『散り椿』を原作に、切なくも美しい愛の物語をテーマとして、【雨あがる】【博士の愛した数式】【蜩ノ記】等の小泉堯史さんが脚本に書き起こしました。

そして監督・撮影に挑んだのは、これまでカメラマンとして数多くの映画賞を受賞し【劔岳 点の記】【春を背負って】では、監督もこなした:木村大作さんです。黒澤組でキャリアをスタートし、映画人生60年という節目の年に初の時代劇に挑みました。

主役の瓜生新兵衛を演じるのは、幅広い世代から絶大な支持を受ける岡田准一さん。妻の篠を、麻生久美子さん。榊原采女を、西島秀俊さん。

他に黒木華さん、池松壮亮さん、緒形直人さん、新井浩文さん、柳楽優弥さん、芳根京子さん、駿河太郎さん、渡辺大さん、石橋蓮司さん、富司純子さん、奥田瑛二さんなど、錚々たる豪華俳優陣が集結しています。

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<みどころ>
本格的な殺陣は勿論のこと、前代未聞の全編ロケーションによる、美しく力強い自然を背景に、美しい画、美しい佇まいと生き様が描かれた時代劇となりました。

最後に、木村監督からのコメントです。

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<メッセージ>
監督:“ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!おはようございます。映画【散り椿】監督・撮影を務めた木村大作です。美しい時代劇を、ぜひ劇場でご覧ください!

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時代劇にこだわり抜いた、木村大作監督の【散り椿】・・・上映時間1時間52分(112分)、こちらの作品は、<ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台>の7箇所の劇場で昨日から上映となっています。

そして、もう一本・・・世界中が驚きの愛と感動に包まれた作品!現在好評公開中の映画【ブレス しあわせの呼吸】をご紹介します。

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<ストーリー>
運命の恋に落ち、結婚したロビンとダイアナ。しかし、もうすぐ子供が生まれるという幸せの絶頂のとき、ロビンがポリオに感染。全身マヒになってしまう。人工呼吸器なしでは息もできず、医師からは余命数ヶ月を宣告されるが…。

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<作品について>
幸せな生活が、ずっと続くと思っていたのに・・・でも“人生は冒険だ!”と、生きる勇気をくれるこの作品。実は【ブリジット・ジョーンズの日記】【エリザベス:ゴールデン・エイジ】など、笑いと感動を届ける映画を作り続けてきた、名プロデューサー:ジョナサン・カヴェンディッシュが、自身の両親との素晴らしい思い出、感動の実話を映画化したものです。

俳優のアンディ・サーキスが初めて監督を務め、タランティーノやスコセッシ作品でおなじみの名手:ロバート・リチャードソンが撮影に当たりました。

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<みどころ>
28歳で余命数ヶ月を宣告されて36年。人口呼吸器と共に、型破りな発想とユーモアで、世界一幸せに生きた男ロビンと家族の笑いと感動、そして奇跡の実話・・・どんな苦しい状況でも、彼の笑顔に皆が救われました。

“呼吸器付きの車椅子”を思いついて、同じような病気の仲間にも使って貰い難病に冒されながらも人生を謳歌し、病院以外でも生きることができる素晴らしさを示したり・・・前向きな笑顔の大切さや、『生きる!ということ』とは・・・を、改めて、私たちも自分自身に問いながら観ることができる作品です。

今回は、現在チネ・ラヴィータで上映中【ブレス しあわせの呼吸】、そして昨日から公開となっている時代劇【散り椿】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(9/22放送分)

コーヒーが冷めないうちに

原作:川口俊和
監督:塚原あゆ子
出演:有村架純、伊藤健太郎、波瑠、林遣都、深水元基 他


◆聖月のオススメワンポイント
(先週の【SUNNY強い気持ち・強い愛】笑って泣ける作品に続いて・・・
 泣ける映画が見たい!パート2!・・・ということで)

今朝は、“号泣必至のベストセラー小説がついに映画化!!”<後悔>から生まれた、<愛と再生>の物語。“あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?”・・・今朝は、家族と、愛と、後悔の物語。有村架純さん主演で、昨日から公開の【コーヒーが冷めないうちに】のご紹介です。

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<ストーリー>
時田数が働く、噂の喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると自分が望む時間に戻れるという伝説があり、過去を訪れたい人たちが次々と来店する。

ただし、そこには(1)過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。(2)過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。といった、いくつかのルールがある。そして、過去に戻れるのは、数がコーヒーを淹れた時だけ。

「ここに来れば過去に戻れるってほんとうですか?」

来店するのは・・・渡米した幼馴染みとケンカ別れをした三十路直前の独身キャリアウーマン。若年性アルツハイマーに侵された妻と、その妻を優しく見守る夫。故郷の妹を裏切って、一人スナックを営む常連客。数に次第に惹かれていく大学生。そして過去に戻れるという『ある席』にいつも座っている謎の女性・・・。

現実は変えられないと分かっていながらも、過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たちだった。そこで彼らを待っていたものとは?そして主人公・数に隠された真実とは…?

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<作品について>
過去に戻れる席があるという伝説の喫茶店を舞台に、訪れる人々が体験する不思議な出来事が描かれる、こちらの作品・・・

“4回泣ける”と口コミで広がり、本屋大賞にノミネートされた、脚本家、兼演出家:川口俊和さんの小説デビュー作『コーヒーが冷めないうちに』を原作に、続編として発売された『この嘘がばれないうちに』の要素も交えて映画化されました。

監督を務めたのは、TBSドラマ『夜行観覧車』『Nのために』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『重版出来!(じゅうはんしゅったい)』『リバース』など、数々の話題作の演出を手掛け、今年、『アンナチュラル』でも高い評価を得た、塚原あゆ子さんです。今作で、満を持しての映画監督デビューとなりました。

脚本は、【学校の怪談】【しゃべれども しゃべれども】【サマーウォーズ】【八日目の蝉】【パーマネント野ばら】【おおかみこどもの雨と雪】などの奥寺佐渡子さんが担当しました。塚原監督とのタッグは、4作目となります。

喫茶店の店員で主人公の『かずちゃん』こと、時田数を演じるのは、どの世代からも圧倒的な支持を持つ人気女優・有村架純さん。彼女が淹れるコーヒーがきっかけで、タイムスリップが起こり、それぞれのストーリーが始まります。

そして、不思議な喫茶店で、時を超えて顔をあわせるのは・・・映画オリジナルの登場人物である新谷を演じる伊藤健太郎さん他、波瑠さん、林遣都さん、深水元基さん、松本若菜さん、などフレッシュな実力派俳優、そして・・・薬師丸ひろ子さん、吉田羊さん、松重豊さん、石田ゆり子さん等々超豪華な演技派人気俳優陣。

主題歌は、YUKIさんの書き下ろし『トロイメライ』です。

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<みどころ>
店内のある席に座ると、望んだ通りの過去に戻ることができるという・・・誰もが一度は経験のある、『もしも、あの時・・・』という<後悔>の思い。そんな<後悔>を抱えた客たちが、今日もその店を訪れます。

登場人物は女性が多いですが、恋人・夫婦・姉妹・親子・・・・様々な年代の誰もが楽しめ、共感できる、心に響く優しいファンタジー作品となっています。

それは映像作品ならではの、タイムスリップする際の描写や、どこか懐かしい喫茶店店内の佇まいも、大いに影響しているのかもしれません。(4回!ということですが、私は、2回、大泣きしました。)

―1杯のコーヒーが冷めるまでの、ほんの短い時間でも、人生は変わる―ぜひ、大切な人と一緒に、大切な人を思い浮かべて、ご覧いただきたい作品・・・

今回は、上映時間1時間56分(116分)、昨日から公開となっている【コーヒーが冷めないうちに】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台の7箇所の劇場で上映中です。>


今週のおすすめ!
(9/15放送分)

SUNNY 強い気持ち・強い愛

監督:大根仁
出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美 他


◆聖月のオススメワンポイント
20年ぶりの再会・・・名曲とともに甦る音楽エンターテインメント!今回は、篠原涼子さん・広瀬すずさんらが、90年代を謳歌した女子高生グループに。現在好評公開中の【SUNNY 強い気持ち・強い愛】のご紹介です。

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<ストーリー>
90年代に青春を謳歌した女子高生の仲良しグループ<サニー>のメンバー6人。20年以上の時を経て、彼女たちは、それぞれ問題を抱える大人になっていた。
メンバーのひとりだった奈美は、日々の生活に空しさを感じながら、夫と高校生の娘と暮らす専業主婦になっていた。ある日、久しぶりに、かつての親友で今は独身社長の芹香と偶然再会するが、彼女は末期ガンに冒され余命一ヶ月を宣言されていた。「死ぬ前にもう一度、みんなに会いたい!」芹香の願いを叶えるため、奈美が、音信不通になっていたメンバーを捜そうとすることで、止まっていた彼女たちの時間が再び動き出す・・・。

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<作品について>
珠玉の90年代J-ポップヒットソングと、現在と過去を演じる超豪華キャスト陣の競演に彩られた、この最強の“笑って泣ける青春音楽映画”は2011年に公開された韓国映画【サニー永遠の仲間たち】を原作に、常に新しい映像表現と音楽センスで話題をさらう映画【モテキ】【バクマン。】などの大根仁(おおね ひとし)監督がリメイクした人間ドラマです。原作の映画化を強く熱望し続けた大根監督が、脚本も一手に担い、舞台を日本に移して、実現しました。

そして、サニーの面々を演じるのは・・・まず、大人世代の奈美を篠原涼子さん、芹香を板谷由夏さん。他に、小池栄子さん、ともさかりえさん、渡辺直美さん、池田エライザさん。 高校生時代の奈美は、広瀬すずさん。芹香を、TBSドラマ『チア★ダン』にも出演していた、山本舞香さん。他のメンバーに【3D彼女 リアルガール】等の、野田美桜さん、【だいじょうぶ3組】等の田辺桃子さん、【あさひなぐ】などの富田望生さん。

他に、当時の『木村拓哉さん風』ファッションに身を包んだ三浦春馬さんや、一見、いかにも、うさんくさそうな探偵役のリリー・フランキーさんらが出演しています。

音楽を担当したのは、小室哲哉さん。
90年代を代表する安室奈美恵さんの『SWEET 19 BLVES』や『Don,t wanna cry』、trfの『EZ DO DANCE』や『Survival dAnce』、久保田利伸さんの『LA.LA.LA LOVE SONG』、またタイトルにも入っている、小沢健二さんの『強い気持ち・強い愛』、PUFFYの『これが私の生きる道』、さらに、JUDY AND MARY『そばかす』、charaさんの『やさしい気持ち』などに乗せて、全編がまるで【マンマミーア】か!とツッコマレル?ぐらいミュージカルチックに描かれているところも注目です。

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<みどころ>
女子の素直な気持ちを切々と歌っている、お聴き頂きたい楽曲ばかりですが・・・ルーズソックスやメイク等、女子高生・コギャルのフャッションや、プリクラ・ピッチ(PHS)文化など、そのライフスタイル?も満載!特に、女子高生時代のサニーのメンバーの姿は、まさに当時の少女たちを見ているような、タイムワープした気分で楽しめました。

中でも、ハッチャケている、コメディエンヌの広瀬すずさんの姿には、大声で笑ってしまいましたし、また明日9月16日で引退!という安室ちゃんの歌をはじめ、映画を彩る楽曲も、90年代を代表するものばかりです。

あの世代を謳歌した同年代の女性は勿論、残念ながら、コギャルではなかったけれど、私のような、ちょっと?かなり?年代が上の?お姉さん世代!?にも心に響く内容で、劇場中で人目を憚らず涙を拭う女性たちの姿が見られました。

ポップでキラキラした時代!90年代に、ぴったりのカラフルなパンフレットも可愛らしいです。20年目の再会に向けて、音信不通になっていた理由や、それぞれの道を歩む仲間たちの姿が明らかになっていく・・・

『さよなら なんて言わない。ずっと、ずっと一緒だよ。』今回は、上映時間1時間58分(118分)、現在絶賛公開中の【SUNNY 強い気持ち・強い愛】ご紹介いたしました。

<尚こちらの作品、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台の7箇所の劇場で上映中です。>


今週のおすすめ!
(9/8放送分)

寝ても覚めても

原作:柴崎友香
監督:濱口竜介
出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“運命の人は二人いた”・・東出昌大さん主演で、宮城県内でも撮影が行われたラブストーリー。現在公開中の【寝ても覚めても】のご紹介です。

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<ストーリー>
大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(ばく)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼は、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。
それから2年が経ち、麦との思い出が残る大阪を離れて、東京で暮らし始めた朝子は、ある日、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は、亮平を避けようとするが、そんな朝子に、亮平は好意を抱く。外見は、そっくりだが性格の違う亮平に戸惑いながらも、彼と接するうちに、次第に惹かれていく朝子だったのだが・・・。

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<作品について>
突然行方をくらました恋人を忘れられずにいる女性が、彼とうり二つの男性と出会って、揺れ動くさまを追う、こちらの作品は・・・2014年「春の庭」で、第151回芥川賞を受賞。国際的にも活躍している作家・柴崎友香(しばさき ともか)さんが、2010年に発表し、第32回野間文芸新人賞に輝いた同名小説を原作に実写映画化したラブストーリーです。

メガホンを取った、濱口竜介監督は・・・東日本大震災の被害者へのインタビューから成る『なみのおと』『なみのこえ』や東北地方の民話の記録『うたうひと』(共同監督:酒井耕)、4時間を超える長編『親密さ』、染谷将太さんを主演に迎えた『不気味なものの肌に触れる』の監督でもあります。

2015年、映像ワークショップに参加した、演技経験のない女性4人を主演に起用した5時間17分の長編『ハッピーアワー』を発表した際には、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞して、一躍その名を世に知らしめました。今回、自らが熱望した、小説「寝ても覚めても」の映画化である本作で、満を持して商業映画デビューとなりました。
更に、この作品は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれるという快挙を果たしたことで、早速、世界中から注目を集めています。

さて、主演を務めるのは【聖(さとし)の青春】【菊とギロチン】など、その演技の幅をますます広げてる東出昌大さん、ヒロインが惹かれる二人の男性を、一人二役で演じています。ヒロイン朝子を瑞々しく演じるのは、今回、映画初主演、モデルで女優の唐田(からた)えりかさん。

他に、瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、渡辺大知さん、仲本工事さん、田中美佐子さんらが出演しています。また、tofubeatsが初めて映画音楽を担当し、主題歌も書き下ろしました。

そして、主役の二人が、東京で東日本大震災の揺れを感じ、その後、被災地に関わりを持つことから、宮城県内の名取市閖上でも撮影が行われています。

公開前に、濱口監督が仙台にいらっしゃいましたので、原作の魅力についてや映画を作る上で、大切にされていることなどを伺ってきました。

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<インタビュー>
監督:柴崎さんの描写ってとても緻密で、すごく生活と地続きの印象があるというか、自分たちの生きてる世界で展開されてる話なんだということを、もの凄く感じさせてくれる、あの小説が、もう、全てそうなんですけれど、その中でも特に、一人、全く同じ顔をした男が現れるっていう、これはまあ、双子っていうわけでも全然ないので、これは凄く荒唐無稽な展開なんですよね。
その凄く緻密なリアルな描写と、荒唐無稽な展開っていうんですかね。その同居が、とても面白いというか、新しいというか・・・これだったら同じ顔をした二人の男・・・結構、今、なんていうか古典的なテーマで、なかなか、真正面から取り上げづらいものなんですけど、このような描写の仕方だったら、まあ、今でも新しく語り直せるんじゃないかなという気がしている。それで、この映画化をお願いしました。

僕、ほんとに、ただただ、イチ映画好きというか、観客として映画を観る事も、とても好きなんですけれど、やっぱり、その映画を観て、何か、こんな世界があるのか、とか、こんな感情が存在するのか、とか、何かそれまでの価値観をちょっと変えられる体験というのは、たかが映画といえど、やっぱりすることがあるんですよね、何か、それはやっぱり2ヶ月とか、3ヶ月とか、時には何年とかの時間を、2時間に圧縮した時に起きることなんだと思うんですけど。
やっぱり映画を通じて、世界を新たに発見する!ということは、僕は、あると思うので、何かそういうものに、その自分の映画も、観客にとって、なったらいいなということは、常々思って作ってます。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【寝ても覚めても】監督の濱口竜介です。僕たちの生活というのが映った映画だというふうに思っています。それでいて、基本的には皆さんに楽しんでいただくために作った映画なので、是非、ご覧をいただけたらと思います。 あの最後の方は、色々驚かせるような展開が待っているんですけれども・・・、皆さん、一人一人の見方で観て頂けたら、とても嬉しいなと思っております。宜しくお願いします!

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<みどころ>
ファンタジーでもあり、リアルでもあり、切ない恋と愛の狭間で揺れ動く・・・人は何故人を愛するのか、その人の何に惹かれるのか、何故その人でなくてはならないのか・・・今朝は、上映時間1時間59分(119分)の大人の恋愛映画、現在公開中の【寝ても覚めても】をご紹介いたしました。

<尚こちらの作品、ムービックス仙台・利府、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原で上映中、来月からは、イオンシネマ石巻でも上映となります>


今週のおすすめ!
(9/1放送分)

ショートピース!仙台短篇映画祭2018


◆聖月のオススメワンポイント
今年も、この季節になりました!
今月15(土)16(日)17(月・敬老の日)の3日間に渡って開催予定の【ショートピース!仙台短篇映画祭2018】のご紹介です。

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<ショートピース!仙台短篇映画祭とは?>
毎年この時期、ご紹介している、恒例のショートピース!仙台短篇映画祭!!実行委員会は、仙台市内の社会人・学生を中心とした有志によって構成された団体で、仙台市内ではスクリーン上映される機会の少ない国内外の「短篇映画」を、是非、多くの人たちに観てもらいたい!との思いから開催されています。

2001年の11月から始まり、18回目の今年のテーマは『ミライの足音といつかのフィルム』・・・映画祭実行委員:油井哲史さんに今年の映画祭の見所などについて、伺ってきました。一緒にお聴きください。

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<インタビュー>
Q、今年も恒例となっている仙台短篇映画祭、いよいよ始まる訳ですけれども、まず見所を早速、教えていただきたいのですが?・・・

油井:はい!見所としましては、3つございます!まず初めに「ムージック・ラボ」という映画のジャンルが・・・あまりご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、映画監督とミュージシャンがコラボして映画作品を作ったというものです。これを初日、広く展開します。2つ目は「こども映画館スクリーンで観る日本アニメーション」ということで、代表的な・・・今年お亡くなりになりましたけれども、高畑監督の【パンダコパンダ】を中心に、手塚治虫監督の【人魚】というフィルムアニメーションも展開します。3つ目としては今泉力哉監督。これは来年公開を予定している、全編、仙台で撮影をしました【アイネクライネナハトムジーク】。こちらの公開を予定している今泉監督を紹介する企画があります。今泉監督はゲスト出演も、されます。

Q、個人的に油井さんが楽しみにしているプログラムは?・・・

油井:見所の一つとして、紹介させていただいた「ムーラボ」。まだご覧になられていない方も、是非この機会に観て頂ければな・・・と思います。

Q、特徴的で、オススメの作品は?

油井:自主制作の映画の祭典:ぴあのフィルムフェスティバルでも、準グランプリをとった【聖なるもの】という作品があったり、それ以外でも【マグネチック】とか、これから本当に出てくるであろう、若手の映画監督、大勢いらっしゃいますので、是非、観て頂ければと思います。

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<メッセージ>
Q、最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

油井:アーリーバードをお聴きの皆さん!今年の仙台短篇映画祭も、非常に魅力的な作品をご用意して、皆様のお越しをお待ちしておりますので、どうぞ、足を運んでください!よろしくお願いします!ありがとうございました。

映画祭実行委員の油井さんでした。

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現在活躍をしている若手映画監督と直接、お話ができたり、懐かしいフィルム上映があったり・・・という貴重な時間でもある短篇映画祭・・・今回も『全ての人が映画を楽しめるように!』という、音声解説と日本語字幕付きで上映される『バリアフリー上映作品』があります。

今年は日本・フランス・ドイツ合作で世界中の映画ファンに感動をもたらした河瀬直美監督・脚本の映画【光】です。主演の永瀬正敏さん演じる、視力を失いつつあるカメラマンと、映画の音声ガイド制作に従事する女性が出会い人生について見つめる物語で、こちらは、17日(月)11時〜の上映です。

同じ17日には、中・高校生のオリジナル映画作品の上映会が。
他にも地元ゆかりのゲストを迎えてのトークライブ等、18年目となる今年も映画祭でしか出会えない作品や、観るだけでは終わらないトークプログラム等、盛り沢山の3日間を、お楽しみください。

尚、限定のフリーパスや、回数券等の前売りチケット、また事前申し込み制の託児情報もありますので、詳しくは仙台短篇映画祭のウェブサイトやチラシで、ご確認ください!

今回は今月9月15日(土)〜17日(月・祝)の3日間、せんだいメディアテーク 7階スタジオシアターと、1階オープンスクエアを会場に開催される【ショートピース!仙台短篇映画祭2018】について、ご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(8/25放送分)

検察側の罪人

原作:雫井脩介
監督:原田眞人
出演:木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、平岳大、大倉孝二 他


◆聖月のオススメワンポイント
正義は罪か?・・・ある殺人事件を巡り、2人の検事の対立を描く。今回は、人気ミステリー小説を、木村拓哉さん・二宮和也さん初共演で映画化した、昨日24日から公開の【検察側の罪人】をご紹介します

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<ストーリー>
東京地方検察庁・刑事部に配属された駆け出しの若手検事・沖野は、有能で人望もある、憧れのエリート検事・最上と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。あるとき、二人が担当することになったのは都内で発生した殺人事件。

犯人は不明だが、複数いる容疑者の中から、既に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人・松倉が浮上する。最上を師と仰ぐ沖野は、容疑者に自白させようと、取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られない。未解決殺人事件の被害者を知っていた最上は、松倉に、法の裁きを受けさせるべく執ように追及するが、その最上のやり方に、沖野は疑問を抱き始める。

「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか・・・?」互いの正義を賭けて対立する2人の検事。彼らの戦いに待受けていた決着とは。

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<作品について>
東京地検を舞台に、人望の厚いエリート検事と、彼に心酔する新米検事が、ある殺人事件の捜査をめぐってすれ違い、やがて、二人の正義がぶつかり合うさまが映し出される、この作品。

『クローズド・ノート』、『犯人に告ぐ』などの原作で知られる雫井脩介(しずくい しゅうすけ)さんの同名ミステリー小説(2013年)を、映画【突入せよ!「あさま山荘」事件】【日本のいちばん長い日】をはじめ、話題作【関ヶ原】の大ヒットも記憶に新しい、巨匠:原田眞人監督が、正義の意味を問う、重厚な骨太のドラマとして描き出しました。

そして主人公のエリート検察官・最上を演じるのは木村拓哉さん、最上と対立する若き検察官・沖野には、二宮和也さんという、日本のトップスター二人が初共演で熱く激突します。

更に、沖野を支える検察事務官に吉高由里子さん、最上の親友で、国会議員に平岳大さん、被疑者の一人に大倉孝二さん、検察と闘う弁護士に八嶋智人さん、闇社会のブローカーに松重豊さん、人権派大物弁護士に山崎努さんといった演技派俳優が集結しています。

劇中には、不思議な世界観へと誘う二胡の響きや、哀愁漂うメロディ、ラテンのスタンダード曲「TABOO」「緑の瞳 (AQUELLOS OJOSVERDES)」や、ロックステディの名曲「PERFIDIA」のカバーなども登場します。

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<みごころ>
法で裁けない罪人は、罪を免れ、赦されるのか?・・・ 罪と罰、善と悪、そして、司法と検察、正しいのは、どちらの正義なのか?

原作は、時効廃止以前の殺人事件や、捜査機関によって生み出される冤罪など、司法制度が抱える問題点に鋭く切り込みながら、登場人物の葛藤を通して「正義とは何か」という、人間の根源的命題への洞察をも描き出した、社会派ミステリーの最高傑作と、高く評価されています。

そこに、原田監督のもと、キャスト陣の鬼気迫る熱演が加わって、日本映画の歴史に名を残す、新たな傑作として誕生しました。ドラマや映画で活躍されている主演の二人、木村さん、二宮さんですが、かつて、見たことのない二人の表情、迫力の演技に圧倒されます。

今回は・・・対立する二人の検事。正しいのは、どちらの正義か・・・・ 昨日から公開の【検察側の罪人】上映時間2時間03分(123分)のご紹介でした。

<尚こちらの作品、宮城県内では、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の、7箇所の劇場で上映中>


今週のおすすめ!
(8/18放送分)

ペンギン・ハイウェイ

原作:森見登美彦
監督:石田祐康
出演:北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹 他


◆聖月のオススメワンポイント
“少年のピュアな想いと、不思議で、ノスタルジックな世界が感動を呼ぶ!”今回は、奇想天外なストーリーを新鋭監督が丁寧に描いたアニメーション作品、昨日17日から公開の【ペンギン・ハイウェイ】をご紹介します。

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<ストーリー>
小学四年生のアオヤマ君は、一日一日世界について学び、学んだことをノートに記録し研究している。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院で働く、気さくだけれど、どこかミステリアスな“お姉さん”のことが気になっている。よくチェスを教えてもらっている、その“お姉さん“は、オトナびたアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めて、かわいがっていた。

ある日アオヤマ君が暮らす郊外の街に、突如ペンギンが現れ、そして、消えた。更に“お姉さん“が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身する瞬間を目撃するアオヤマ君。“お姉さん”とペンギンの関係とは?・・・海のない住宅地に、なぜペンギンたちが出現したのか?その謎を解くため、友だちと一緒に研究を始めるアオヤマくんだった・・・。

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<作品について>
小学生の少年が、海のない街に、突如現れたペンギンの謎を解こうと奮闘する!というこの作品は、『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる作家・森見登美彦(もりみ とみひこ)さんが、第31回 日本SF大賞を受賞した同名小説を原作に、映画化したアニメーションです。

監督を務めたのは、ショートアニメ『フミコの告白』や、短編映画『陽なたのアオジグレ』他、多くのCMも手がけ、高い評価を得ている石田祐康さんです。 又制作を担当したのは、石田監督と、今作のキャラクターデザインを担当した、スタジオジブリ出身の新井陽次郎さんを中心に、20代の若手クリエイターが集結したアニメーション制作会社『スタジオ コロリド』です。

そして、頭はいいけど少し生意気、探究心旺盛な小学4年生:主人公アオヤマ君の声を担当したのは、映画【中学生円山】【TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ】 やドラマシリーズ『バイプレーヤーズ』への出演等で注目を集める北香那さん。 アオヤマ君が慕う“お姉さん”を、蒼井優さんが、ほかに、西島秀俊さんや、竹中直人さんといった、演技派俳優も集結しています。 主題歌“Good Night”を書き下ろしたのは、宇多田ヒカルさんです。

先日、公開を前に、石田監督と北香那さんが仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺いました。

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<インタビュー>
監督:まず原作はやっぱり長編のアニメーションの映画にしようと思える、それだけのなんか力のある、原作だなあと感じたんです。まさか長編なんて、できるのかなって思っていたところ、この作品があったから、やることができた!これじゃなかったら、もう少し短めのモノを作ろうとしてたと思うんですけどね、でも、やはり、この作品だったら、もう寧ろ長編の方がいいし、あの長編でぴったりな、凄く豊富な、いろんな要素が描かれているんで、しかも、それらの要素が一つ一つ、自分が子供時代の時に感じた、いろんな楽しい事、辛い事っていうのが、スゴイ入っていたので、やる価値はありましたね。

北:やっぱりプレッシャーって言ったら、本当に作品自体、ファンが多い作品なので、そこに、全く納得いかない声は出せないなって思ったので、そこに関しては、本当に、一番、気をつけたつもりではいるんですけど、でも、なんていうんですかね、男の子の声っていうので難しいところはあったけど、新鮮だなっていう気持ちの方が大きかったので、何か全部、大変だった事も含めて、全部楽しみながらやらせて頂くことができたので、私も少し、一歩、成長できたような現場でしたね。ハイ
まっすぐさ、っていう面では、大人になっていくにつれて彼みたいに、ただ好きな事にただひたすら、まっすぐ、そのことだけを考えられる自分っていうのを凄い忘れてきているんですよね。その、なんか昔の、なんていうか、キラキラしていた自分を、すごく思い出して、あのピュアな自分・・・なんか、それをやっぱり忘れかけているし、新しいモノだらけだった時を思い出して、新しい気持ちになりましたね。なんかもう一回、ちょっと明日から心機一転頑張ろう!みたいな気持ちになりましたね。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!映画『ペンギン・ハイウェイ』の監督の石田ひろやすです。

北:映画『ペンギン・ハイウェイ』の主人公アオヤマ君役の北香那です。

この夏に、この暑い夏にぴったりな映画だと思っております。爽快感たっぷりですし、勿論、ペンギンも可愛くて、あのアオヤマ君とお姉さんの関係性に、キュンキュンしてしまうような、そんな、ホントに、一生忘れられない様な映画になると思いますので、皆さん、ぜひ劇場に足を運んでみてください。お願いします。


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<みごころ>
ザ・夏休み!というか、なかなか哲学的な感じもありながら、トトロや、ETを思わせるシーンもあり、そのあたりは、子供たちの夏休みっぽいなと。

一方で、大人たちにとっては、誰もが子供の頃、経験した“夏休み”という、普段とは少し違う、不思議な空間での経験・・・今思い出しても、あれは一体何だったんだろう?という、どこか夢のような懐かしい記憶が、ひぐらしの音とともに蘇ってくるのではないでしょうか?大切なことが、大切に思える・・・遠い昔の、夏休みの余韻に浸る時間になるかもしれません。

今回は、少年たちの活躍と成長、ひと夏の冒険を描いた・・・昨日から公開のアニメーション、【ペンギン・ハイウェイ】上映時間1時間58分(118分)の、ご紹介でした。

<尚、こちらの作品、宮城県内では、ムービックス仙台、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台の、5箇所の劇場で上映中>


今週のおすすめ!
(8/11放送分)

「ミッション:インポッシブル フォールアウト」 &
「旧作名画を大きなスクリーンで観てみませんか?」

「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ヘンリー・カビル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン 他

「ウエストサイド物語」
「グリース」
「ボディガード」
「小津4K 巨匠が見つめた7つの家族」


◆聖月のオススメワンポイント
今回は・・・故郷に帰省中という方もご家族揃ってお楽しみいただける大人気エンタテインメント作品!と“名作と言われる旧作を大きなスクリーンで観てみませんか?”という、ご案内です。

まずは“イーサン・ハント率いるスパイチームの活躍を描いた人気シリーズの第6弾!”今度のミッションは<不可能>が連鎖する!・・・現在好評上映中のエンターテインメント作品、【ミッション:インポッシブル フォールアウト】からご紹介します。

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<ストーリー>
何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。標的は<3つの都市>。IMFのエージェント、イーサン・ハントとチームメンバーは、“同時核爆発を未然に阻止せよ”とのミッションを命じられる。

猶予は72時間だが、手がかりは薄く、名前しか分からない正体不明の敵を追う中でのミッション遂行は、困難を強いられた。刻一刻とタイムリミットが迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサンの動きに不審を抱くCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イーサンは監視役の彼との対決をも余儀なくされることに。果たして彼らは、絶体絶命の危機を乗り越え、核爆発を阻止することができるのか…?

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<作品について>
シリーズ最大級&最難関のミッションに挑む!【ミッション:インポッシブル フォールアウト】(フォールアウトとは・・・予期せぬ余波、副産物、また死の灰という意味があります)シリーズ前作から3年、トム・クルーズが、最も信頼するクリストファー・マッカリー監督とのゴールデンコンビで放つ、この待望の最新作は、いつもの様に勿論、トム本人によるスーパースタントも炸裂する、最強のエンタテインメントに仕上がりました!!

クリストファー・マッカリー監督は、あの名作【ユージュアル・サスペクツ】の脚本を担当した人で、本作では、製作・脚本も担当し、製作には、トム・クルーズ自身も加わっています。出演は、ほかに、ガジェット(気の利いた小道具)&IT担当のベンジー役に、サイモン・ペッグ、ハッキング担当のルーサー役にヴィング・レイムス、IMF長官役は、アレック・ボールドウィン、MI6のスパイ:イルサ役には、レベッカ・ファーガソン、又敵対するテロリストに、ショーン・ハリス、など名優揃いです。

シリーズを通してご覧になっているミッション・ファンには、おなじみの仲間たちや、前回登場した謎の美女、テロ組織のボス、そして、とても、とても懐かしい人物の登場や、その設定…イーサンの人となりがわかる様な内容に、大いに感激されるのではないでしょうか?

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<みごころ>
一段と増した楽曲の迫力や、歴史ある街並みの素晴らしさ、また、あの007ジェームズ・ボンドで有名な、イギリス情報機関の一つ秘密情報部:MI6の姿も見え隠れするあたりが一層興味深く、かなりスケールも大きく、危険度も増してきています。そして、シリーズ第6弾ともなると、これまでにも登場した様にオートバイで爆走、超高層ビルを駆け上がり?飛び降りる?飛行機に飛び乗る?なんて危険なスタントが普通に思えてしまうから、恐ろしいです!
今回は、フランス凱旋門をバックにしたカーチェイスや、ヘリコプターの操縦免許まで取っての撮影もありました。

中でも話題になったのが、撮影中の骨折によって、完成まで時間がかかったということでしたが、そのシーンが映画公開前から良く取り上げられていましたので、ああ、このシーンで怪我をしたのね!と、すぐわかるのですが、それも、ものの数秒で、それより危険だったと思われるシーンの方が絶対的に多いです。

しかし、全てに命がけで、毎回取り組んでいるトムの心意気と、この作品にかける深い思いを感じ取ることができて、益々パワーアップしている、そして、期待を裏切らない作品になっているなと思いました。

かりで、イーサン・ハントも、かなりのピンチを迎えます。 まずは、現在好評公開中、上映時間2時間28分(148分)の【ミッション:インポッシブル フォールアウト】<字幕・吹替・2D・3D・4DX>の、ご紹介でした。

<尚、こちらの作品、宮城県内では、ムービックス仙台・利府、フォーラム仙台など、9箇所の劇場で好評上映中です。>

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そして、更に“名作と言われる旧作を大きなスクリーンで観てみませんか?”という、ご案内です。実は、先日、1961年公開のミュージカル映画【ウエストサイド物語】をオーケストラの生演奏と一緒に、大きなスクリーンで観る機会がありまして、(これまでに何度も観た作品でしたが、スクリーンでは初めてだったんです。)

【ウエストサイド物語】とは・・・不良少年グループが無益な抗争を続けているNYのウエスト・サイドを舞台に対立する移民男女の許されない恋を描いた傑作ミュージカルで、音楽を担当したのが生誕100周年というレナード・バーンスタインだった訳ですが、その名曲が連なるプロローグを聴いただけで、既に、泣きそうでした!

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<みどころ>
オーケストラの指揮をした佐渡裕さんも、ご案内していたのですが、・・・名作は名作として残るだけの理由が、ちゃんとあるなと改めて実感しました!現代のロミオとジュリエットではあるものの、携帯電話なんてなくても、恋人たちは出会えるし、デートもできる。一方で、いじめ、人種差別、性差別など、社会問題は、何十年経っても相変わらずで怒りさえこみ上げる・・等、考えること、感動できることばかりでした。

学生時代は、映画専門情報誌を見ては、昔懐かしい映画をスクリーン上映している劇場を探して出かけたものでした。地域によっても色々ですが、それこそインターネットで簡単に調べられる時代なので、久しぶりに帰省する故郷の懐かしい劇場で、今何か上映していないか?とか、最近は御自宅でも、かなり大きな画面のテレビをお持ちの方もいらっしゃいますので、DVDを借りてきて、ご家族皆さんで観てみると、世代を超えて様々な感想が聞かれそうで、楽しいかもしれませんよ!

因みに、宮城県内では、ムービックス利府で9年目を数えている『午前十時の映画祭9 デジタルで甦る永遠の名作』で、来週:16日(木)まではジョン・トラヴォルタ・オリヴィア・ニュートン=ジョン共演、1978年公開の大ヒットミュージカル【グリース】を上映中。

また17日(金) 〜 30日(木)までは、ケビン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン共演で、彼女が歌う主題歌も世界中で大ヒットした1992年公開の【ボディガード】が上映となります。

折しも【華麗なるフランス映画】と題して、ドロンやドヌーブが出演している名作を、仙台のチネ・ラヴィータで上映していますし、・・・さらに、様々な家族の風景を描いた日本映画の巨匠:小津安次郎監督作品の上映も、17日から始まり、4Kデジタル修復版で一挙上映となります!

【小津4K 巨匠が見つめた7つの家族】
8/17(金) 〜 23(木)上映作品【東京物語】【早春】【東京暮色】
8/24(金) 〜 30(木)【晩春】【麥秋(ばくしゅう)】【お茶漬の味】【浮草】

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの想い出の映画やオススメの名作を、この機会に、お子さん、お孫さんに紹介してあげてみてください!!

今回は、【ミッション:インポッシブル フォールアウト】【旧作を大きなスクリーンでみてみませんか!】というご案内でした。


今週のおすすめ!
(8/4放送分)

カメラを止めるな!

監督:上田慎一郎
出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学 他


◆聖月のオススメワンポイント
(メールのご紹介)・・・東松島市のRN:らいなすさんから、“映画、最近観に行ってないなあ・・・アクション満載のギャグ映画を観てみたいものです”というメールを頂いておりました。

そこで、ある意味、少しアクションあり、大いにギャグあり?で、夏にぴったり?のスーパー娯楽作!…怖くないゾンビ映画!?・・・今回は“最後まで席を立つな。この映画は2度始まる!”という映画愛に溢れる、かつてないエンターテインメント作品、来週10日(金)から上映予定の【カメラを止めるな!】をご紹介します。

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<ストーリー>
とある自主映画の撮影隊が、山奥の廃墟で「ゾンビ映画」を撮影していた。
こだわりが強く“本物”を求める監督は、中々OKを出さず、あるシーンでは42テイクに達した。そんな中、撮影隊が本物のゾンビに襲われる!?クルーが次々とゾンビ化していく中、大喜びで撮影を続ける監督。
“37分ワンシーン・ワンカットで描く、ノンストップ・サバイバル・ホラー”が完成する・・・という作品を撮った、これは、その撮影隊のお話である。

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<作品について>
練りに練って、練り込まれた?脚本と、あふれる映画愛に感染者が続出!超話題の傑作カルトムービーがついに仙台上陸!!と期待が高まるばかりの、この作品。
自主制作のゾンビ映画なのですが・・・実は、専門学校のワークショップ作品で、制作費は驚きの約300万円という低予算。

監督・脚本・編集を担当したのは、短編映画で各地の映画祭を騒がせた上田慎一郎さん。この作品で、待望の劇場用長編映画デビューを果たしました。出演は、濱津隆之さん、しゅはま はるみさん、長屋和彰さんなど。新人監督と、オーディションで選ばれた無名の俳優たちで創った渾身の一作。

脚本は、数ヶ月に渡るリハーサルを経て、俳優たちに当てガキで、執筆されたことで、他に類を見ない構造と綿密な脚本や、30分以上の長回しなど、映画制作への、挑戦に満ちた野心作となりました。

6月23日から公開が始まった東京では、6日間の先行上映で、チケット入手困難!上映回全てが満席になる!という異例の大ヒットを記録しました。
このニュースが映画ファンの間で、口コミで拡がり、更なるヒットに繋がっている!という状況なのです。

当初は東京都内の劇場2館の公開からスタートした、このインディーズ作品が、北海道から、鹿児島まで(7月28日現在)全国100館の劇場まで、公開が拡大したと発表されています。(公式HPで調べたら8月4日今日現在で124館にまで増えていました!!)

先日、業務試写会があったのですが、その試写会は劇場支配人のご配慮により「発声可能上映」だったこともありまして、大勢で大声で笑ったり突っ込みを入れたり、上映後には、久しぶりに拍手の沸き起こる試写会となりました。

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<みどころ>
絶対、ホラーや、怖い系は苦手、ゾンビモノは勿論・・・と躊躇していたので、これ迄、このシネマサロンのコーナーで私がご紹介した作品も多分2本位ではないでしょうか?・・・なぜなら試写会でも公開後の劇場でも、テレビでも、まともにスクリーン(画面)を見ていられないからです。

では、そんな私が、どうして、このゾンビ映画をご紹介しているかというと、“超”がつくほど面白い!からです。

今回の試写会も、“夜、眠れなかったら・・・”という一抹の不安を残しつつ、1時間36分の上映時間と、支配人さんの“怖くないから、騙されたと思って!”の言葉を頼みの綱に、頑張って、勇気を持って参加させて頂いたのが良かったようです。ホントに観てよかった!!薦めてくださった支配人さんに感謝です。

ストーリーとしては、映画撮影の裏側を撮るつもりが・・・とネタバレにならない範囲でしか言えないし、言わない方が絶対面白いのですが・・・大雑把な説明を入れるとするならば、ダメな父親と、いわくありの母親?と、その血を受け継いでいるなあ、な親子の結束がみられる部分や、生放送の舞台裏の更に裏側は?=本物?というか、本性が垣間見えると言ってもいいでしょうか?

時に、舞台のお芝居を見ている感じもあり、タイトル通り、前半37分間は、カメラは、一瞬足りとも止まらないわけですが・・・お芝居や生放送等で(我々アナウンサーも)よく言われるのが自分で止めてはいけない!という事。
監督からOKが出るまでは、例え、自分では失敗したなあ?と思っても、芝居を続ける(喋り続ける)努力をする訳ですが、その大変さや、凄まじさ、登場人物の本音の部分が、そのカメラの止まらない部分に発揮されているのが、後々わかってくるという仕組みです。

無名の役者さんだからこそ、先入観なしで見られるし、芝居は、とても上手い。所々、えっ?演技が下手なの?と感じる台詞回しもありますが、それにも深い深い訳があったのです!

まだ、どこにもない?奇跡のエンタテインメント・・・上映時間1時間36分(96分)の【カメラを止めるな!】は仙台駅東口チネ・ラヴィータで、来週8月10日(金)から公開の予定です。


今週のおすすめ!
(7/28放送分)

青夏 きみに恋した30日

原作:南波あつこ
監督:古澤健
出演:葵わかな、佐野勇斗、古畑星夏、岐洲匠、久間田琳加 他


◆聖月のオススメワンポイント
前回は、特に夏休みの子供たちに御覧いただきたい作品【未来のミライ】をご紹介いたしました!今週も夏休みにピッタリの作品です!
今回は、この恋、期間限定(いまだけ)!運命は自分で作る!・・・来週8月1日(水)から公開予定の夏休みの胸キュン青春ストーリー【青夏 きみに恋した30日】をご紹介します。

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<ストーリー>
運命の恋の訪れを期待している高校生の理緒は、夏休みを、大自然に囲まれた田舎の祖母の家で過ごすことになった。都会育ちの彼女は、そこで地元の高校生:吟蔵に出会う。クールで、少しぶっきらぼうだが根は優しい吟蔵のことが一目で好きになる理緒。しかし吟蔵は「住む世界が違う」と理緒を一蹴。

そんなある日、理緒に思いを寄せる祐真が東京からやって来る。実は吟蔵も、まっすぐな理緒に次第に惹かれていくのだが、夏休みが終われば離ればなれになってしまう・・・。わかっていても止められない思い。吟蔵の幼なじみで婚約者の万里香や、理緒に想いを寄せる祐真たちも巻き込み、恋は、どんどん加速していく。果たして、この恋のゆくえは?・・・

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<作品について>
“青夏”は、青春よりも、もっと青くて熱い“運命の夏限定の恋”を描いた、どこまでもピュアなラブストーリー。『先輩と彼女』や『スプラウト』等で知られる南波あつこさんの人気コミックを原作に、実写映画化しました。

メガホンを取ったのは【今日、恋をはじめます】【ReLIFE リライフ】などの古澤健監督です。

主演の二人は、理緒役に、【陽だまりの彼女】【サバイバルファミリー】、そして朝の連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務めた葵わかなさん。日本中の注目を集めた彼女が、今回は、イマドキ女子高生をキュートに演じています。 吟蔵役には、ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしても活躍しながらドラマ『トドメの接吻(キス)』や、今年は【ちはやふるー結びー】など5本の映画に出演するなど、俳優としても大ブレイク中の佐野勇斗(はやと)さん。本作が映画初主演となりました。

他に、モデルや、ドラマでも活躍中【一週間フレンズ】などの古畑星夏さん、【宇宙戦隊キュウレンジャー】シリーズの岐洲匠さん。モデル・CMそして映画【ミックス。】などに出演の久間田琳加さんら、ブレイク必至!という注目の若手らが共演。更に、白川和子さん、橋本じゅんさんといったTVや舞台でも活躍中のベテラン俳優が、脇を固めています。

また、この恋物語をドラマティックに彩る挿入歌『点描の唄』、主題歌『青と夏』を歌うのは、5人組バンドMrs. GREEN APPLEです!そして、TBCの伊藤しんぺいアナウンサーが、出演していますので、どこに出ているか?どの様に出ているか?確認してみてください。

先日、TBC夏祭り会場に、主演の佐野勇斗さんが、いらっしゃいましたのでお話を伺いました。

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<インタビュー>
佐野:主演ということは、勿論、すごく嬉しかったんですけど、原作を漫画、読ませてもらったんですけど、この泉吟蔵って役が、スゴい男らしくてカッコいい役だったので、なんか僕に結構ない部分が多かったんですね、この役が、僕に似てない部分が多かったりしたので、わあ主演だし、こんな難しい役を演じるのは難しいなって凄く思いました。 正直、一番初めは嬉しさよりも不安が9割以上でしたね。

作品としては、このすごい、今時の恋愛映画にはなかなかない、ピュアな恋愛映画だなって、自分の中でも思っていて、この期間限定の30日間しか、一緒にいられないっていう設定にも面白いなって思いましたし、何より、この三重県で今回撮影させてもらったんですけど、三重県の、この大自然が、より見ている皆さんの心を、ああ懐かしいなとか、清々しい気持ちにさせるんじゃないかなと思います。

ちょうど8月1日公開なんで、ここから30日間ぐらい、夏休みがあるわけじゃないですか、だから、素敵な夏休み、お手本の様な夏休みを過ごしている作品だと思うので、ぜひ皆さんにも、今年一年、平成最後の夏休みなので、忘れられない平成最後の夏休みを過ごしてもらえたらなと思います。


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<メッセージ>
佐野:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん、映画【青夏 きみに恋した30日】泉吟蔵役を演じました佐野勇斗です。やあ皆さん、この作品のことを観てくれますよね?僕、試写会とかで観させてもらったんですけど、いやもう、凄い暑い日に見るべき、清々しくて、夏に僕が高校時代、こんなことをこんな夏を過ごしたかったなっていう全てが詰まっている作品だと思います。ぜひ是非、今年の夏は、青夏を見て、素敵な夏を過ごしてください!・・・

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<みどころ>
牛タンとずんだが楽しみだとおっしゃっていた佐野さん!夏祭り会場では音楽ダンスユニットM!LKとしてのステージに、ラジオ生出演とキャンペーンなど、ハードスケジュールだったようですが、お帰りになるまでには、きっと食べられたかな?と・・・とても素直で、ピュアな受け答えの好青年でした。
(因みに、同じ、愛知県出身!ということでも、お話が弾みました。)

三重県での撮影は、寒い時期:4月に川に飛び込むシーンを・・・など大変な部分もありましたが、地元の方のあたたかい協力も、とても嬉しかったとか。今年5本の映画作品が公開予定ですが作品ごとに表情が違う佐野さん。大きな夢についても語ってくれました。

バーベキューや、川遊び、花火、夏祭り!誰もが心の中で思い描く、『憧れの夏休み』がそこにあります。胸キュン王道ラブストーリーで、恋の駆け引きや高校生ならではの悩みなども勿論、登場しますが、主演の二人が、いかにも爽やかで気持ちよくて、明るい未来に期待できる物語となっています。

都会と田舎、出会うはずのなかった2人の<運命の夏休み>がはじまる!! 上映時間1時間53分(113分)の【青夏 きみに恋した30日】は来週8月1日(水)映画の日から公開の予定です。

<尚、宮城県内での上映館は・・・、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、の5箇所です。>


今週のおすすめ!
(7/21放送分)

未来のミライ

原作:細田守
監督:細田守
出演(声の出演):上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は昨日20日(金)から公開となっている、この夏、過去と未来をつなぐ感動の物語!細田守監督・最新アニメーション映画【未来のミライ】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
とある都会の片隅の、小さな庭に、小さな木が立つお家。ある日4歳の男の子甘えん坊のくんちゃんの所に、生まれたばかりの妹がやってくる。妹に対する両親の様子の変化や愛情を奪われる?という初めての経験に戸惑うくんちゃん。

そんな時、庭で、自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、セーラー服姿の不思議な少女と出会う。彼女は未来からやってきた自分の妹・ミライちゃんだった。小さなお兄ちゃんは、ミライちゃんに導かれ、大冒険へと旅立つ。それは、過去から未来へ繋がる、時をこえた家族と命の物語の始まりだった。

待ち受けるみたこともない世界では、むかし王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、そして青年時代の曽祖父との不思議な出会いが・・・。そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。果たして、くんちゃんが、最後にたどり着いた場所とは?そして、ミライちゃんがやってきた本当の理由とは・・・。

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<作品について>
小さな妹への両親の愛情に戸惑う男の子と、未来からやってきた妹との不思議な体験をつづる、このアニメーション。メガホンを取ったのはアニメーション映画【時をかける少女】【サマーウォーズ】【おおかみこどもの雨と雪】【バケモノの子】と、次々に大ヒット作を生み出し、国内外から注目されている細田守監督です。企画・制作は、細田監督らが設立したアニメーションスタジオ「スタジオ地図」が担当し、ずっと細田監督の作品に携わってきたスタッフが集まりました。

作品に息を吹き込む声の出演は、甘えん坊の男の子:4歳のくんちゃん役には上白石萌歌さんが抜擢され、映画初主演となりました。ミライちゃん役は、これまでも細田監督作品【おおかみこどもの雨と雪】【バケモノの子】に出演している黒木華さんが魅力たっぷりに演じています。

他に、星野源さん、麻生久美子さん、吉原光夫さん、宮崎美子さん、役所広司さん、福山雅治さん・・・という個性あふれる、豪華俳優陣が集結しました。

そして、オープニングとエンディングのテーマ曲を書き下ろしたのは、【サマーウォーズ】以来9年ぶり2度目のコラボレーションとなった山下達郎さん。夏色の映像・ポスターにぴったりの歌声です!

公開前に、細田守監督と上白石萌歌さんが仙台にいらっしゃいました。

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<インタビュー>
監督:映画を作るのに僕らアニメーション作ってると3年と言うのは、決して珍しい期間じゃなくて、特に今回の映画って、小さい兄弟が主人公なんですけども、そのモデルっていうのは実は自分の小さな子供達なんですけども、僕らは映画を作るのに、そんな結構、作ってたら、一瞬なんですけども、3年間の間に、子供たちってねえ、物凄い、まるで違うぐらいに大きく成長するんですよ。だから、そういう小さかった子供が、もの凄く大きくなる、考え方も変わっていく、いろんな体験をするっていう子供の変化みたいな、3年間みたいなものが、この映画の中に、凄く、びっしり詰め込むことができたなあと思います。

まさにね、シナリオを書きながらも子供の変化を取り入れたり、絵コンテっていう映画の設計図が10ヶ月ぐらいかかるんですけど、その10ヶ月の間に、その時々の子供の変化を織り込んでいくみたいな、アニメーションでありながら、ちょっとこう、子供の成長のドキュメンタリーみたいなところもあって、そういうところが今、子育てされている方とか、あの、実際、ほんとに大きくなっていく、真っ盛りの子供達とかも、凄く身近に感じてもらえる様な映画になったかなって思います。

いろんな多様な家族があって、みんな家族っていうのを自分自身で見つけていく・・・そういう風な社会だと思うんですね。だから、そういう中で、この映画に出てくる家族も、昔の家族じゃなくて、今まさに、もがきながら、何か、あの自分たちなりの家族のあり方を、見つけようとしている様な、そんなこう、僕らと等身大の家族が出てくると思います


萌歌:やっぱりお話をいただいたときは、4歳だし性別も違う子をどう演じようかって迷っていたのですが、実際に4歳の男の子と会ったりして、そういう中で、4歳って、男の子にも、女の子にも、どっちにもつかない何か定まらない魅力みたいなものを凄く感じて、だから性別を意識するんじゃなくて、もっとストレートに感情をぶつけたりとか、子供ならではのダダこねたりとか、怒ったり、そういう素直な部分を人間らしく演じられればいいなと思って声を当てました。

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<メッセージ>
ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【未来のミライ】監督の細田守です!くんちゃん役の上白石萌歌です!

萌歌:映画【未来のミライ】、家族の話でもあり、兄弟の話でもあり、そして自分自身を探す旅、そういうテーマ、いろんなテーマが、この作品にぎゅっと凝縮されています。世代問わず小さな子供から見れば、きっと夏の素敵な冒険になるし、お子さんをお持ちの方や、年寄りの方、皆さん、それぞれ違った解釈ができる、とても、見所沢山の映画になっています。皆さん、ぜひ、夏の冒険を映画館で体験してください。宜しくお願いします!・・・

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<みどころ>
子育て中に、ちょっとイラっとしてしまう様な、お母さんお父さんあるあるや、お片づけしないで部屋を荒らしたり、自転車に補助輪なしで乗れるようになるまでの、子供あるあるなど、どこにでもあるごく普通の家族のお話であり、もし夏休みに田舎のおじいちゃん、おばあちゃんに会う機会があったら、子供の頃の話を、ぜひ聴いてみてほしいな、と感じるシーン満載でした。

時空を巡り大きな冒険に出かける、甘えん坊の男の子と、未来からやってきた妹が織りなす、ちょっと変わった「きょうだい」の物語を通して、私たちも自分の過去と未来に思いを馳せ、家族や命の不思議や、素晴らしさを見つめ直すことができるかもしれません!

上映時間1時間38分(98分)の【未来のミライ】は昨日から公開となっています。
<尚、宮城県内での上映館は、TOHOシネマズ仙台、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原の8箇所です。>


今週のおすすめ!
(7/14放送分)

菊とギロチン

監督:瀬々敬久
出演:木竜麻生、韓英恵、東出昌大、寛一郎、嘉門洋子 他


◆聖月のオススメワンポイント
名古屋場所中で、相撲についての関心や話題も上がっていると思いますが・・・今回は、実在した『女相撲興行』と『ギロチン社』という、史実をもとにしたオリジナル・ストーリー:来週20日(金)からフォーラム仙台で公開予定の瀬々敬久監督作品【菊とギロチン】という青春映画をご紹介いたします。

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<ストーリー>
大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これ迄の自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と、出口の見えない閉塞感にあえいでいた。

ある日、東京近郊に女相撲の一座がやって来る。力自慢の力士たちの中には、元遊女や家出娘など、ワケあり娘ばかり。新人力士の花菊も、貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていた。「強くなりたい。」と願う花菊は、周囲の 人々から奇異の目で見られながらも、厳しい稽古を重ねていく。

いよいよ興行の日。観戦席には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を唱えるアナキスト・グループ「ギロチン社」(無政府主義者集団)の面々で、思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。中心メンバー中濱と古田は、女力士達の戦いぶりに魅せられ、彼女たちと行動を共にするようになる。

「差別のない世界で自由に生きたい」という純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていくのだが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかっていた。… 時代に翻弄されながらも<自由>を求めて疾走する若者たちの辿り着く先は…

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<作品について>
同じ夢をみて闘った・・・これは関東大震災直後の、混沌とした時代を舞台に、自分の力で生きるために、強くなろうと励む女相撲の力士たちと、不平等な社会の変革を夢見るアナキスト集団の若者たちの、出会いと、そして規格外のエネルギーを描いた青春群像劇であり、また時代に翻弄されながらも、歴史の影で、「生きる意味」を模索し、もがいていた、庶民たちの、ロマンスあり、アクションあり、社会風刺ありの痛快エンタテインメントです。

メガホンを取ったのは【64〜ロクヨン】【ヘヴンズ ストーリー】などの瀬々敬久監督・・・構想30年、入魂の大作となりました。監督による自主企画映画として、上映支援プロジェクトが立ち上がり、配給・宣伝が行われているということです。

そして、その監督の熱い想いに全力で応え、大正時代の若者役に体当たりで挑んだのは・・・ヒロインである新人力士・花菊役に、約300人の応募者の中から選ばれ、【鈴木家の嘘】のヒロインにも抜擢された新人、木竜麻生(きりゅう まい)さん。乱暴な夫との生活を抜け出し、女力士となり、強く自由に生きる道を模索する女性を瑞々しく演じています。

また自由を追い求め、世界に風穴をあけたいと願った若者たち・・・
「ギロチン社」のリーダーで実在した詩人の中濱鐵(中浜哲)役は今年、本作含め3本の主演映画が公開される東出昌大さん。大きな理想を掲げながら日々を過ごすかっこ悪いけど、かっこいい”中濱を演じています。

ギロチン社もう一人の中心メンバー古田大次郎役には、俳優・佐藤浩市さんを父に持つ寛一郎さん。本作が演技初挑戦でありながら、繊細さと荒々しさを絶妙なバランスで保ちながら、純粋な夢に殉じる青年を演じています。
中濱と心を通じ合わせる朝鮮出身で元遊女の女力士・十勝川には、【誰も知らない】【ピストルオペラ】など、国内外で高い評価を受けている韓英恵(かん はなえ)さん。皆、フレッシュな「今」を感じさせる若手達です。

他にも、渋川清彦さん、山中崇さん、井浦新さん、嘉門洋子さん、大西礼芳さん、嶋田久作さん、大森立嗣さん等、個性派キャストが脇を固め、さらに世界を舞台に活躍する俳優の永瀬正敏さんがナレーションを務めています。

そして実際の女相撲をよく知る関係者も感動したという、文字通り体当たりの相撲シーンも必見です。

公開前に、瀬々監督が仙台にいらっしゃいました。

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<インタビュー>
監督:この映画で言いたかったのは、自由とか、自主自立とか、そういう言葉に象徴されると思うんですけど、そういうことの大切さを、もう一度考えたい!というところだったと思うんですよね。
やっぱり、そういう戦争の時代に突入すると、どうしてもそこには大きなものの理屈で、個人の自由とか、自主自立というそういうものは、どんどん奪われていくということがあって、そういうことは、悲しい出来事なんですけど、それに対して、ここに登場してくる若い人たちというのは、どこか自由の世界を求めていて、それこそ理想的な世界を求めているっているか、それを夢のように追求していくわけですけど、なんかそういう思いっていうのは、いつの時代も大切だし、それを憧れる力っていうのは若い人達にあって当然だし、それを全うできるような映画にしたかったし、実際にそういう人たちが、かつてはいた、と実際にいたんだ!と、今も、その気持ちは、繋がるんだ!と、まあその辺ですかね・・・


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<みどころ>
昔のトーキー映画の雰囲気もあり、ストーリーは、勿論フィクションですが、女だという理由だけで困難な人生を生きざるを得なかった当時の女性が、少し頼りないけれども大きな夢を持つ若者たちと出会い、心を通わせ同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑んだ!本当にあったかもしれない?ストーリー。“諦めていたことを諦めなくてもいいように・・・”というセリフが印象的で、個人的には、戦争というものに対する深い深い罪!も実感する作品でもありました。

パンフレットには「口上」として瀬々敬久監督の言葉:挨拶が載っています。
『十代の頃、自主映画や当時登場したばかりの若い監督たちが世界を新しく変えていくのだと思い、映画を志した。僕自身が「ギロチン社」的だった。…数十年経ち、そうはならなかった現実を前に、もう一度「自主自立」「自由」という、お題目を立てて映画を作りたかった。今作らなければ・・・そう思った。映画は多くの支援があったからこそ完成できた。何かを変えたいと映画を志した若い頃、自分はこういう映画を作りたかったのだと初めて思えた。あとは、いざ世界の風穴へ。そうなれれば本望だ。』

上映時間は、3時間09分(189分)と、監督の思いが詰まった長編作品となっています。【菊とギロチン】はフォーラム仙台で来週20日金曜日から公開予定です。


今週のおすすめ!
(7/7放送分)

「ダリダ あまい囁き」 & 「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」

「ダリダ あまい囁き」
監督:リサ・アズエロス
出演:スベバ・アルビティ、リッカルド・スカマルチョ、ジャン=ポール・ルーブ、ニコラ・デュボシェル、アレッサンドロ・ボルギ 他

「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」
監督:相原裕美
出演:鋤田正義、布袋寅泰、山本寛斎、高橋靖子、ジム・ジャームッシュ 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、昨日から公開の2本! 実在の人物を描いた【ダリダ あまい囁き】そしてドキュメンタリー【SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬】をご紹介いたします。まずは・・・“その美貌と歌声に、すべてのフランス女性が憧れ、すべてのフランス男性が恋をした”・・・数々のヒット曲に秘められた切ない愛の物語【ダリダ あまい囁き】から、ご紹介です。

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<ストーリー>
イタリア移民の家系でエジプト・カイロに生まれ育った少女:ヨランダ。幼い頃は、眼鏡姿をいじめられ、自分はブスだと思いこんでいたが、16歳で自分を苦しめていた眼鏡と決別する。

数年後、ヨランダは「ダリダ」として、ミス・エジプトの栄冠に輝いた美貌とエキゾチックな歌声で、フランス全土に社会現象を巻き起こし、スターの座に上りつめていた。 彼女を見出し育てたビジネスパートナーのルシアンには妻がいたが、ふたりは愛し合い、やがて結婚する。ダリダには“夫と子供を持つ夢”があるものの、ルシアンは、ダリダのキャリアを優先したため、結婚から、わずか1か月後、ダリダは、画家のジャンと新たな恋におちる。不倫をした彼女への世間の風当たりは強かったが、弟ブルーノのサポートもあり、歌手として更なる成功を収め、元夫のルシアンとも友人としての絆を取り戻す。

新恋人のイタリア人歌手:ルイジ・テンコと過ごす音楽祭の夜、スターとしてステージに立つダリダの影で、一次審査で落選したルイジは絶望し、「人間は死に向かって生きる存在だ」という尊敬するハイデガーの言葉を残して去ってゆく。 絶望から立ち上がったダリダは、アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」が大ヒット!“ドロンとの熱愛発覚”と騒がれた時も、実は、新恋人のリシャールに夢中だった。多くの出会いと悲しい別れに傷つきながら、その全てを歌にのせてステージで輝き続けるダリダ。華やかな成功の裏で、愛に生き、悩み、もがき苦しんだダリダの生涯とは・・・。

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<作品について>
パローレ パロレ パローレ♪この有名なフレーズで一世を風靡、日本でも大ヒットしたアラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」で広く知られるフランスの国民的歌姫:ダリダ。歌手としての成功を掴みながらも、54歳という若さで、自らの生涯を閉じたダリダの、隠された苦しみ、葛藤の人生をミステリータッチで描いているこの作品。

監督・脚本を担当したのは、【太陽がいっぱい】などに出演していた女優のマリー・ラフォレを母に持つ、1965年フランス生まれのリサ・アズエロスです。 テレビシリーズの脚本家としてキャリアをスタートし、1995年、脚本も手掛けたヴァンサン・カッセル出演の映画で監督デビュー。

その後、ソフィー・マルソー主演【LOL(ロル) 〜愛のファンタジー〜】(08)の監督・脚本を務め、モンテカルロ・コメディ映画祭審査員賞を受賞。再び、マルソーを主演に迎えた【ソフィー・マルソーの秘められた出会い】(14・未)では、製作・監督・脚本、そして、出演も果たしています。

そしてダリダを演じたのは、モデル出身で映画初主演のイタリア人女優:スヴェヴァ・アルヴィティ。監督が200人の女優と会った後、オーディションで、「灰色の途」を歌って見事に大役を射止めました。

弟ブルーノ役は、ブルーノ本人の強い希望で【ジョン・ウィック:チャプター2】のリッカルド・スカマルチョが演じています。

彼女を見出す元夫:ルシアン役には、【エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜】のジャン=ポール・ルーヴ、画家のジャン役にニールス・シュナイダー、新恋人リシャール役に【アヴリルの恋】のニコラ・デュヴォシェルなど実力派俳優が脇を固め、エンドロールにも登場する、実在の本人そっくりに演じています。もちろん、オリジナル音源の歌曲も素晴らしいものばかりです!

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<みどころ>
60年代フランス。ミス・エジプトに輝いた美貌とそのエキゾチックな歌声で、フランス全土に社会現象を起こし、一躍スターへ。ゴールドディスクも受賞し、歌手としての成功を掴むものの、私生活では数々の恋愛に悩み、愛する人との幸せな家庭に憧れ続けていたダリダ。

出会いと別れに傷つきながらも、その経験を歌にしてステージの上で輝き続けた彼女。「あまい囁き」の他にも、年下の恋人との恋愛を綴った「18歳の彼」「べサメ・ムーチョ」など日本でもカバーされたヒット曲には、秘められた切ない思いや、自由奔放な恋愛が歌われていたのです。

一方で苦しい胸の内を歌った曲もあり、彼女はその喜びも悲しみも全てを、歌を通して表現していたことに、ストーリーとリンクする歌詞を見ることで気づき、更にそれは同時に、人生とは何かを語っているようでもありました。

まぶしい程の光と、切ない影を描きながら60年代〜70年代の洗練された華麗なファッションと華やかなステージ、又フレンチポップスから、ディスコ・ミュージックまで、数々のヒット曲も必見です。

流した涙を力に変えて、喜びも悲しみも歌にして・・・愛に向かって生きた歌姫の葛藤の人生を描いた【ダリダ あまい囁き】チネ・ラヴィータで昨日から公開となっている上映時間2時間07分(127分)の作品を、まずは、ご紹介いたしました。

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もう一本は、世界的写真家の軌跡をたどるドキュメンタリーです。こちらも昨日から公開の映画【SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬】です。

<作品について>
鋤田正義(すきた まさよし)…デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、YMO、忌野清志郎といった、時代を駆け抜けた天才たちの<永遠の時>を獲得。錚々たるカルチャー・アイコンの代表作となる写真を撮影してきた世界的写真家である。今年80歳を迎える本人へのインタビューや、アーティストたちの証言を通じて、鋤田の過去・現在・未来に迫るドキュメンタリー。

監督・プロデューサーは、多くの有名アーティストのミュージックビデオの演出などを手がけてきた相原裕美さん。劇場用映画は本作が初監督となりました。
作品には、布袋寅泰さん、山本寛斎さん、映画監督のジム・ジャームッシュ、俳優の永瀬正敏さんら、総勢40人が登場し、鋤田について語っています。

【SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬】上映時間1時間55分(115分)のドキュメンタリーも、昨日から公開となっています。こちらは、フォーラム仙台での上映です。


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