タイトル
話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。

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【バックナンバー】
今週のおすすめ!
(6/8放送分)

アラジン

監督:ガイ・リッチー
出演:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ、ナビド・ネガーバン 他


◆聖月のオススメワンポイント
“あなたの世界は輝いていますか?”・・・今なお語り継がれるディズニー不朽の名作を壮大なスケールで実写映画化したファンタジー!今回は、昨日7日から公開の【アラジン】をご紹介いたします!

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<ストーリー>
貧しいながらも“ダイヤモンドの心”を持ち、本当の自分にふさわしい居場所を探す青年:アラジンが巡り合ったのは・・・王宮の外の世界に自由を求めて、お忍び外出中の王女:ジャスミンと、危険を冒して入った魔法の洞窟で手に入れたランプに宿る“3つの願い”を叶えることができるという“ランプの魔人”ジーニーだった。

アラジンとジャスミンは、身分の差がありながらもお互い少しずつ惹かれ合う。二人の心が重なる時、昨日と同じ世界が“新しい世界”となって輝き出し、これまで気づかなかった願いに気づいていく・・・。

この“身分違いの恋”を見守るジーニーもまた、宇宙で最も偉大な力を持ちながら、ランプから自由になること=解放されることを密かに願っていた。
果たして、3人は、この運命の出会いによって、それぞれの"本当の願い"を叶えることができるのだろうか・・・?

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<作品について>
これは、「美女と野獣」をライブ・アクションとして甦らせたディズニーが、世代を超えて愛され続けてきたアニメーション「アラジン」を実写映画化したファンタジーで、人生を変えたいと願っている青年アラジン、自由を求める王女ジャスミン、そして“ランプの魔人”ジーニーの3人の出会いや、胸躍る冒険、真実の愛・友情を描いた究極のエンターテイメントです。

監督・脚本は、【シャーロック・ホームズ】シリーズなど、音楽とスピード感溢れる作品で知られるガイ・リッチー。 主人公:アラジンとジャスミン役に大抜擢されたのは、新星メナ・マスードとナオミ・スコット。

そしてマシンガントークと絶妙なリズム感の持ち主、コミカルなランプの魔人ジーニーを熱演しているのが、【インディペンデンス・デイ】【メン・イン・ブラック】シリーズ等ハリウッドきってのエンターテイナー:ウィル・スミスです。

日本語吹き替え版の声優には、朝の連続テレビ小説「半分、青い」などで話題となった中村倫也さんと「ロミオとジュリエット」などミュージカルの舞台で活躍している木下晴香さん、そして、アニメーション版ジーニー役でも声優をつとめていらした山寺宏一さん、また、邪悪な大臣:ジャファー役には、北村一輝さんら実力派が揃いました。

また夜空や砂漠、雪山等、魔法の絨毯で巡る世界は、まさに「ホール・ニュー・ワールド」。この曲の他にも、「フレンド・ライク・ミー」など、おなじみの名曲のアレンジも素晴らしく、アラビアンナイト調の曲や、新曲も素敵で魅了されます。

更に物語を彩る音楽を手がけたのは【リトル・マーメイド/人魚姫】【美女と野獣】等ディズニー作品でよく知られ、アニメーション版アラジンも手がけた、映画音楽界のレジェンド:アラン・メンケンです。

先週土曜日、実写版で、ウィル・スミスさんが演じるジーニーの日本語吹替版声優となった宮城県塩釜市出身の山寺宏一さんが、仙台にいらっしゃいまして、作品の見どころ等について、お話してくださいました。

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<コメント>
山寺:いやもう、ど頭から、ずっとなんですけどね。ど頭のアラビアンナイトの歌・音楽が流れて、アグラバーの街に海から、わ〜っと行く時に、もうすでに、鳥肌がたったんで、始まって5分でもう見所が始まってますね。そのほかにも沢山ありますねえ。まあアラジンとジャスミンのマジックカーペットのシーンは、やはり大きな見所の一つと言えるんじゃないでしょうか?ジーニーは、全部です!!(笑)はい!

ジャスミンとアラジンのラブロマンスがあり、アラジンとジーニーの絆というものもあり、それと、だから、アレですよね、あの貧しかった青年がランプの魔人、何でもできる奴のおかげで良かった!って、ただ、そういうことじゃないんですよね。人間にとって何が大事かとか、そんなことも教えてくれるし、本当の願いって何?って、そんなことも教えてくれるという・・・そんな全ての要素がバランスよく詰まっているということではないでしょうか。


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<メッセージ>
山寺:ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!ディズニー映画【アラジン】日本語吹き替え版・声優でジーニーを演じた山寺宏一で〜す!

はい!もうねえ、この実写版の【アラジン】最高のエンターテインメントです。もう、どなたが観ても楽しんでいただけるんじゃないかというふうに思います。まあロマンスあって、そして音楽も素晴らしい!そしてハラハラドキドキして感動もできるという本当に最高の作品!まあ、あのTBCで学生時代バイトをしていた僕がいうんだから、間違い無いです!・・・そこのところ、ちょっと説得力があるかどうかわかりませんが・・・とにかく面白さは、私がホントに保証します!!

ぜひ、劇場の大スクリーンで、できれば、吹き替え版・字幕版、両方観て頂けたら嬉しいです。宜しくお願いしま〜す!!


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<みどころ>
もう山寺さんのオススメ通り!私も両方観て、豪華絢爛な舞台を大スクリーンで楽しませて頂きまして、ホントに感動して・・・しみじみ映画っていいなあ・・・CGとわかっていても久々に興奮した映画です!!

実は、ジーニーの、アニメーション映画にはなかった要素も今回の実写版にはありますので、そこも、楽しみにして頂きたい!とも山寺さん、おっしゃっていました。冒頭からウィル・スミスが登場しているあたりにも注目すると・・・ 一段と面白いかと思います!

ファンタジーであり、ロマンス、ユーモア、そしてインディージョンズ的?なアクション・アドベンチャーもありの、スペクタクル・エンタテインメント!そして何と言っても、ミュージカルとして一級品だということ。インド映画を彷彿とさせるキレッキレのダンスシーンや素晴らしい歌声は、数あるディズニー映画の中でも、個人的にはトップクラスではないかと?

また(美女と野獣もそう)アニメーションの人気が高いだけに、その期待値は上がりっぱなしなのですが、その期待に大いに答えてくれる、イヤそれ以上に素晴らしい作品に仕上がっています!!特に、ディズニー映画のプリンセスは、世界中の女の子の憧れのマトですが、実写版のジャスミンも、本当に可愛くて綺麗で品格も、冒険心もある、新しい時代の王女にピッタリだなと!

TDLアトラクションの様だ!と表現されていた方がいらしたが、確かディズニーシーに、ジャスミンのフライング・カーペットというアトラクションがある?のですが、いつか、このアラジンの、もっと凄いアトラクション?が、夜空を飛ぶようなアトラクションが、できるのじゃないかと、是非、作って欲しい!!と、個人的に思いました。魔法にかけられた上映時間は2時間08分(128分)

今回は、心踊る大冒険と真実の愛に誰もが魅了される・・・現在宮城県内の、ムービックス仙台と利府、イオンシネマ名取と石巻、TOHOシネマズ仙台、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原の8箇所で公開となっている【アラジン】2D.3D.4DX字幕・吹替版をご紹介しました!
(絶対、両方:吹き替え版と字幕版、観たくなりますよ!)


今週のおすすめ!
(6/1放送分)

小さな恋のうた

監督:橋本光二郎
出演:佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁 他


◆聖月のオススメワンポイント
“やさしい歌が、世界を変える” 友の思いを届けるために・・・2001年に発表したロックバンドMONGOL800の曲から着想されたドラマ!今回は、現在好評公開中の【小さな恋のうた】をご紹介いたします!

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<ストーリー>
沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔てられた二つの「国」が存在する場所。そこでは、高校生の亮多、航太郎、大輝らがバンドを組んでいた。

自作のオリジナル曲で熱い人気を集めていた彼らの実力に、東京のレーベルが注目!スカウトを受け、なんとメジャーデビューが決まったのだ!喜びの絶頂で盛り上がる彼ら・・だが、その矢先、ある出来事で、デビューの機会を失い、バンドは行く先を見失ってしまった。

しかし、アメリカ軍の基地に住む1人の少女と、一曲のデモテープの存在が、彼らの止まった時計の針を進めることに・・・。再び楽器を手にする亮多たち。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるために、彼らは再び立ち上がる。

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<作品について>
この映画は、平成で最も歌われたカラオケランキングの、男性アーティストによる楽曲で第一位に輝き、総勢60以上のアーティストがカバーする等、世代や性別を問わず、今なお歌い継がれる名曲=2001年に沖縄を拠点に活動するロックバンドMONGOL800がリリースした「小さな恋のうた」から着想されたドラマです。完成までには、幾度となく沖縄での取材を重ね、実に、8年にも及ぶ時間をかけたとのことです。

音楽と、若者たちの情緒的なコラボレーションを演出したのは【orange オレンジ】【羊と鋼の森】(18)、【雪の華】(19)など次々と話題作を手がけている橋本光二郎監督です。

主人公の高校生:亮多を演じるのは、【ちはやふる -結び-】【3D彼女 リアルガール】(18)【凜-りん-】(19)等の佐野勇斗さん。多くの作品への出演が続く若手俳優でありながら、ボーカルダンスユニットM!LKとしても活躍中で、本作では、底抜けに明るく能転気だけれど、周囲を巻き込む、積極的なエネルギーに溢れたキャラクターで、自分一人では、どうにもできない現実の試練に立ち向かう姿を熱演しています。

また、亮太のバンド仲間で、ドラム担当の航太郎には、【それでも、僕は夢を見る】などの森永悠希さん。【カノジョは嘘を愛しすぎてる】(13)で習得したドラムの腕に、更に磨きをかけ、バンドと演技の屋台骨を支えています。

亮太の背中を押すきっかけとなる、舞には、【TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ】【ミスミソウ】などの山田杏奈さん。紅一点、新バンドに参加し、ギターを担当するのですが、やはり作品の為に、猛特訓を積んだギタープレイと、伸びやかな女性ボーカルは、注目です。

舞の兄で亮太の親友、バンドでは作曲も行う慎司には、この作品が俳優デビューとなる新鋭の眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)さん。新田真剣佑さんの弟で千葉真一さんの息子さん。初演技とは思えない風格です。

同じくバンド仲間で苦渋の選択を迫られるベース担当の大輝を、メンズノンノのモデルであり、TVドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』にも出演して話題となった鈴木仁さん。

そして、アメリカ軍基地に住むリサ役には、サンフランシスコ出身のトミコクレアさんがオーディションによって抜擢され、映画初出演、日本での本格的映像デビューを飾っています。

こうして集結した、まさに、夢に突き進む若手俳優陣を、役の上でも応援するライブハウスの店長には、自身もロックミュージシャンとして活躍し続ける世良公則さんが・・・彼らを見守る親たちには金山一彦さん、佐藤貢三さん、中島ひろ子さん、清水美砂さんらが揃いました。

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<みどころ>
バンドメンバーを演じる面々は、半年以上トレーニングを重ねた演奏を披露しているということで、作品の中、そして放送時BGMでお聴き頂いた曲も、全て出演者による演奏です。 実際に、主演の佐野勇斗さんは劇中の亮太と同じく、ベースをゼロから練習し、自らのライブ活動で培った圧巻のステージパフォーマンスも披露していますし、とにかく笑顔満開!キラキラと眩しいほどの表情で演奏し歌う彼らの姿が印象的です。

とかく“青春モノ”というと大人には、ちょっと気恥ずかしいかな?と思われるかもしれませんが全く心配はいりません。寧ろ世良さんの立場で応援したくなる程です。 沖縄を舞台に、友情・家族・恋・若者たちの青春、そして更には、我々を取り巻く日本の今なども描かれているこちらの作品。上映時間は2時間03分。

今回は、現在宮城県内、ムービックス仙台と利府、イオンシネマ名取と石巻、TOHOシネマズ仙台の5箇所で公開となっている【小さな恋のうた】をご紹介 いたしました!


今週のおすすめ!
(5/25放送分)

空母いぶき

原作:かわぐちかいじ
監督:若松節朗
出演:西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、小倉久寛、高嶋政宏 他


◆聖月のオススメワンポイント
“戦後日本最大の危機を描いた、空前のクライシス超大作!”今回は、「平和を終わらせない!」・・・日本の運命を決める24時間!昨日24日から公開となっている【空母いぶき】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
世界が再び「空母の時代」へと突入した20××年。クリスマスイブの前日、12月23日未明、日本の最南端沖で起こった国籍不明の武装集団による突然の発砲・・・我が国の領土の一部が占領された。

緊張が走る中、政府は直ちに、訓練航海中の護衛艦「いぶき」を中心とする第五護衛隊群を現場に向かわせる。その艦隊こそ、計画段階から論議の的となり、国論を二分してきた自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」だった。

艦長は、航空自衛隊出身の秋津一佐。補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波(にいなみ)二佐。現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。さらには敵の空母艦隊までも姿を現すなど想定を越えた戦闘状態に突入!日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる・・・。

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<作品について>
この、日本を揺るがす未曽有の事態に立ち向かう護衛艦部隊を描いたミリタリー・サスペンス映画。原作は「沈黙の艦隊」「ジパング」などの大ヒット作で知られる巨匠かわぐちかいじさんの同名コミックで、かわぐち作品では初の実写映画化となりました。

現在も連載中ということで、映画化にあたっては、日々変わりゆく昨今の国際情勢を踏まえ、オリジナルの設定と展開を加えて、遠くない未来の、緊迫した一日=つまり24時間の物語として、臨場感たっぷりに描かれています。

メガホンを取ったのは、【ホワイトアウト】【沈まぬ太陽】【柘榴坂の仇討】など、骨太な人間ドラマを世に送り出してきた名匠・若松節朗監督です。

空母いぶきの艦長:秋津を演じたのは、西島秀俊さん。秋津と同期でライバルの副長:新波を、佐々木蔵之介さん。偶然、護衛艦に乗り合わせたマスコミの記者に、本田翼さんと小倉久寛さん。

他に高嶋政宏さん、玉木宏さん、市原隼人さん、中井貴一さん、吉田栄作さん、益岡徹さん、斉藤由貴さん、藤竜也さん、佐藤浩市さんなど、豪華な俳優陣が集結し、命がけの任務に当たる乗組員や究極の選択を迫られる政府、とんでもない事態に直面するニュースメディア、そして日常を生きる国民を演じながら、それぞれの立場で、それぞれの戦いに挑みつつ、平和について考えます。

音楽を担当するのは、岩代太郎さんです。

先日、艦長役の西島さん、コンビニエンスストアの店員役を演じた元・乃木坂46の一期生メンバーで女優の深川麻衣さん、そして若松監督が仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺いました。

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<インタビュー>
西島:あの最初にお話頂いた時には、やっぱり、その沢山のファンの方がいる作品で、まあ本当にプレッシャーで、受けるのは、やっぱり、こう覚悟がいりましたね。いや、自分ができるのかってことを考えましたし、非常にプレッシャーでした。あの、この原作はですね、書かれた当初よりも、多分今この現在の方が、より現実が、この漫画に近づいているように感じます。
当時、書かれた当初は、こういう護衛艦が空母になるってことは、本当に空想の世界だったと思うんですけど、今実際、そういう計画が上がっているという話も聞きますし、そういう中で、世界が、段々混迷を極めてきている中で、この作品が実写化されて、こうやって公開されるというのは、まあ、もしかしたら、凄く意味のあることなのかなという風に思っています。


深川:本当に沢山の方に愛されているこの作品を実写化することになって、私、今回、原作にはないオリジナルのキャラクターとして出演させて頂いていて、本当に光栄に思いますし、なにかこう台本を文字で読んだ時は難しく捉えてしまったんですけど、でも完成して映像になると、何か凄くシンプルものに感じて、そんなに難しく考える必要はないんだなって思ったので、是非、観た方にも自由な解釈で楽しんでいただきたいなと思います。

Q. 映画を作られる時に一番大事にしていらっしゃることは?・・・

監督:あのやっぱりメッセージが、あるものは作りたい!メッセージのないものは、多分僕はダメですね、きっと。なので、大いなるメッセージがあるので、これは、ああ色んな人に見てほしいって感じですね。これは・・・勿論、平和でも良いし、家族愛でも良いし、きっと・・・僕は平和論者なので、そういうものである限りは、やりたいと思いますね。教育も多分あるかもしれない・・・

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<メッセージ>
西島:ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん、映画「空母いぶき」西島秀俊です。アクション映画が好きな方、それからサスペンス映画が好きな方は勿論、感動ドラマが好きな方も、必ず楽しんでいただける作品になっております。ぜひ、劇場の方に足をお運びください!

深川:深川麻衣です。映画館で観ることで、より何倍も楽しめる作品になっていると思います。ぜひ大きなスクリーンで楽しんでください!よろしくお願いします。

監督:監督の若松節朗です。とても良い映画です。色んな方に観て欲しいので、是非よろしくお願いいたします。

全員:ぜひ、劇場でご覧ください!

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<みどころ>
戦闘を避けるにはどうしたらいいのか?戦争と平和について考え、見過ごしている日常の幸せに、改めて気付くような・・・近い未来、もしかしたらおこるかもしれない、まだ日本が経験したことがない危機をリアルに描いている感動的な人間ドラマであり、サイレント・ナイト=クリスマスソングが流れる街で、子供達が将来に夢をもち、安心して暮らせる日本…その国を守りたい!と思う気持ちは誰もがきっと同じだと感じられる、(同じであってほしいと願う)作品です。

私たち市井の人々にとって、中井貴一さんや深川さんらが働くコンビニエンスストアの店内で起こることこそが、リアルに近いわけですが、中井さんのささやかだけど愛が溢れる行動がとても印象的でもありました。上映時間は2時間14分(134分)

今回は、昨日24日から宮城県内ではムービックス仙台と利府、イオンシネマ名取と石巻、TOHOシネマズ仙台、シネマ・リオーネ古川、109シネマズ富谷、ユナイテッド・シネマ・フォルテ宮城大河原の8箇所で公開となっている【空母いぶき】をご紹介いたしました!


今週のおすすめ!
(5/18放送分)

居眠り磐音

原作:佐伯泰英
監督:本木克英
出演:松坂桃李、木村文乃、芳根京子、柄本佑、杉野遥亮 他


◆聖月のオススメワンポイント
“この男、切ないほどに、強く、優しい・・・” 人気小説シリーズを松坂桃李さん主演でおくる時代劇エンターテインメント今回は、昨日17日から公開となっている【居眠り磐音】をご紹介いたします!

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<ストーリー>
坂崎磐音(さかざきいわね)は、小林琴平、河出慎之輔の二人の幼馴染と共に、故郷・豊後関前藩に向かっていた。江戸での務めを終え、琴平の妹で、許嫁の奈緒との祝言も控えていたのだ。しかし、ある哀しい事件によって、磐音は二人の幼馴染を失い、さらに許嫁の奈緒を残して脱藩。関前を去り、浪人の身となった・・・

やがて江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋の大家・金兵衛の紹介もあって、昼間は鰻屋、夜は両替商・今津屋の用心棒として働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は、次第に周囲からも信頼され、金兵衛の娘・おこんからも慕われるように・・・。

そんな折、幕府が流通させた「新貨幣をめぐる陰謀」に巻き込まれた磐音は、江戸で出会った大切な人達を守る為、悲しみを胸に、悪に立ち向かうのだった。

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<作品について>
原作は「居眠り磐音 決定版」・・・全著作累計6500万部の佐伯泰英さんの最高傑作と言われ、<平成で最も売れている時代小説シリーズ>として累計2000万部を突破する小説で、かつてTVドラマにもなった作品を、今回は、原作の持つ世界観を余すことなく表現しながら、豪華キャストとスタッフが、完全映画化に挑みました。

監督は、【超高速!参勤交代】シリーズや【空飛ぶタイヤ】など数々の大ヒット作品を生み出してきた本木克英さん。

普段は優しく穏やかだが、実は剣の達人であり、時代劇史上もっとも優しい主人公:坂崎磐音役には、国民的ドラマから、野心的な映画まで、多種多様な役にチャレンジし続ける松坂桃李さん。本作が“時代劇初主演”となりました。

また、幼馴染の二人を柄本佑さんと、杉野遥亮さんが。一途に磐音を思い続けながらも、苦境に立たされる磐音の許嫁の奈緒を、芳根京子さん。男勝りだが面倒見の良い、おこんを木村文乃さん。

更に、佐々木蔵之介さん、陣内孝則さん、橋本じゅんさん、早乙女太一さん、西村まさ彦さん、石丸謙二郎さん、財前直見さん、谷原章介さん、中村梅雀さん、柄本明さんなどなど、超豪華な俳優陣が大集結しました。

そして、主題歌「LOVED」を歌うのは、MISIAさんです。

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<みどころ>
その男には、私たちが忘れてしまった心がある。・・・優しさの中に秘めた強さ、愛する人を想う気持ち。人情に厚く、礼節を重んじ、良すぎるほど人がいい穏やかな磐音の人柄には、日本人が失ってしまった真の姿があり、江戸の下町の人々の、心温まる交流も描かれています。

又、絵に描いたような、いかにも悪役!!の柄本明さんの表情や台詞にゾッとさせられたり、トリック的なスカッとする展開、そして、磐音は剣の達人ですから、時代劇として圧巻の殺陣のシーンも勿論素晴らしいエンタテインメントなのですが、何て切ない恋愛物語なのだろう・・・と胸が締め付けられる作品でもあります。上映時間は2時間01分(121分)

今回は、昨日17日から宮城県内ではムービックス仙台と利府、イオンシネマ名取と石巻、TOHOシネマズ仙台、シネマ・リオーネ古川、109シネマズ富谷、ユナイテッド・シネマ・フォルテ宮城大河原の8箇所で公開となった【居眠り磐音】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(5/11放送分)

轢き逃げ -最高の最悪な日-

脚本:水谷豊
監督:水谷豊
出演:中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、水谷豊 他


◆聖月のオススメワンポイント
“あなたは、この映画の罠にはまる。・・・”今回は、悲劇の先に彼らは何を見つけられるのか?・・・昨日10日から公開となっている、水谷豊さんが監督を務めた極限の人間ドラマ【轢き逃げ -最高の最悪な日-】をご紹介いたします!

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<ストーリー>
ある地方都市の海の見える坂道で起きた交通事故。一人の女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。車を運転していた青年は、大手ゼネコン勤務の若きエリート宗方秀一、助手席に乗っていたのは、学生時代からの親友で同僚の森田輝。二人は秀一の結婚式の打合せに向かうため急いでいた。秀一は婚約者で副社長の娘・白河早苗との結婚を控え、公私ともに順風満帆だったのだが・・・。

突然娘を失い、悲しみにくれる被害者の両親:時山と妻の千鶴子。また、その事件を担当するベテラン刑事:柳と新米刑事:前田。平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれ、それぞれの人生が複雑に絡み合い、抱える心情が浮き彫りになっていく。 彼らの心の奥底に一体、何があったのか?何が、生まれたのか?その悲劇の先に、彼らは何を見つけられるのか?

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<作品について>
“なぜ、愛する娘は死んだのですか?”・・・ ここから、を生きていくために、「真相」を知らなくてはいけなかった。・・・事故と事件と、そこに巻き込まれた人々に“終わりのない、そのあと”が訪れる・・・これは、ひき逃げ事件に翻弄される人々を映し出した極限のヒューマンドラマです。

監督、脚本を手がけるのは、稀代のアクターにして、【TAP THE LAST SHOW】で映画監督デビューを果たした水谷豊さん。本作では初めて脚本も担当し、完全オリジナル作品に挑みました。また、ご自身も被害者の父親役で出演しています。

そして二人の主人公:宗方と森田には、中山麻聖さん、石田法嗣さん。婚約者には小林涼子さん、犯人を追い詰める若手刑事に、毎熊克哉さんといったフレッシュな顔ぶれ。さらに、檀ふみさん、岸部一徳さんらベテランも加わり、緊張感と、豊かさが表現されています。

また、登場人物たちの心情を見守る様に優しく作品を包み込むのは、手嶌葵さんが歌うテーマソング「こころをこめて」です。

公開前に、若手刑事・前田俊役の毎熊克哉さんが仙台にいらっしゃいました。毎熊さんは、以前、仙台でも吉永小百合さんと一緒に合同取材を受けられたり、朝の連続テレビ小説でも注目されていました。監督の水谷さんには、お会いしたことがなかったのに、なぜオファーが?と思われたそうですが・・・その辺りのことから、お話を伺いました。

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<インタビュー>
毎熊:一応、台本が送られてきて、その台本は凄く、水谷さんがホントに数日間で一気に書き上げたという話があって・・・それが、こんなに分厚い台本で、長い映画なのかな?っていうのが、それが脚本っぽくないというか、水谷さんの、水谷さん流の書き方の台本っていうんですかね、ちょっと小説っぽい様な・・・結構、あっという間に読める面白さ、みたいなのがありましたね、最初、本を読ませていただいた時は・・・。

で、前田役か・・・と思って、僕、刑事の役をやったことがなかったので、何かの刑事役を観て、という訳でもなく、ああ大丈夫なのかなあと思って・・・でも、あの何か、その水谷さんは、僕が出演していた何かを観てくださってるようだよ!というのは聞いて、すごく嬉しかったですね。

その、水谷さんという凄く雲の上の様な方に、自分がやった、まだそんなに、こう、まあ有名じゃないというか、そういう映画とかが、水谷さんの元に届いて、こういう話を頂いたんだと思うと、凄く嬉しくて・・・


Q. 前田という役に関しては、・・・どういう風に解釈して?役作りを?

毎熊:読んだ限りでは、凄く単純な男で、単純であるということは、凄く大事な気がして、事件の詳細も含めて凄く複雑な状況の中で、こういう単純な男が出てきて、それでいて刑事であって、正義感が全然腐ってないという、まっすぐな男っていうのが、読んでて感じたところだったので、そこを大事に、変なことは考えずに、そこは大事にやろうっていうのはありましたね。

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<メッセージ>
毎熊:ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん! 映画【轢き逃げ -最高の最悪な日-】前田俊役の毎熊克哉です。ある日常の朝、起こってしまった轢き逃げ事故・・・そこから始まる濃厚な人間ドラマになっております。ぜひ、劇場でご覧ください!!

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<みどころ>
水谷さんのことを、愛情深い監督だなあ、と感じられたそうで、とても楽しい現場だったそうです。そして、まさに映画の中で、事件が起こった日が5月10日ということで・・・生命みなぎるこの季節、昨日5月10日から映画も公開されているのですが、観る側の私たちも、登場人物たちと共に悩み、迷い、悲しみながら、それでもラストには確かな未来に向かっていくエネルギーを感じることができると思います。

若い頃から人間に対して興味を持ち、いつか人の心の奥底にあるものを描いて見たいと思っていた!という水谷監督。この作品のテーマも「人間のある感情」なのですが(そのまま書いてしまうと何となくネタバレになってしまうので)その、テーマを念頭に置いて2回目を拝見したら、又違ったものが沢山、観えてきた作品でした。上映時間は2時間07分(127分)

今回は、昨日5月10日から宮城県内ではムービックス仙台と、イオンシネマ名取の2箇所で公開となった【轢き逃げ -最高の最悪な日-】をご紹介いたしました!


今週のおすすめ!
(5/4放送分)

ベン・イズ・バック

監督:ピーター・ヘッジズ
出演:ジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズ、キャスリン・ニュートン、コートニー・B・バンス


◆聖月のオススメワンポイント
大型連休、ゴールデン・ウィークは、映画業界の用語であるというのは、毎年ご紹介して参りましたが、今年のように、超大型10連休の前半:1日映画の日と重なりまして・・・どの映画館も大勢の映画ファンで賑わったと思います。
(私も出かけて見たのですが・・・チケットカウンターの列だけでなく、もうロビーも、どこも、人で溢れかえっていました!)皆さん、どのような作品をご覧になったでしょうか?

しばらく離れていた故郷に帰る!という方も多いこの時期に、今回ご紹介するのは、同じように(季節は違いますが)久しぶりにクリスマスを前にして、家族の元に帰ってきた一人の青年と、迎え入れる家族の物語・・・ジュリア・ロバーツ主演で今月24日(金)から公開が予定されているサスペンスフルな感動物語【ベン・イズ・バック】という作品です!

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<ストーリー>
クリスマス・イブの朝。バーンズ家の長男、19歳のベンが実家に突然戻り、家族を驚かせた。薬物依存症の治療施設を抜け出して、帰ってきたのだ。
しかし、久しぶりの再会を喜び、あたたかく迎え入れてくれたのは母のホリーだけ。疑い深い妹と、良識ある継父は、過去の経験からベンが何か問題を起こして自分たちの生活を脅かすのではと不安にかられていた。それでも1日だけ、家での滞在を許されたベン。 だが過去の報いのように、またトラブルに巻き込まれてしまうのだった。

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<作品について>
“救えるとしたら、私しかいない・・・”
これは息子を全力で守ろうとする母の決して諦めない愛と、家族の絆と葛藤をサスペンスフルな展開で描いた、衝撃と感動の物語です。

監督・製作・脚本を担当したのは、名作【ギルバート・グレイプ】の脚本と原作を手がけ【アバウト・ア・ボーイ】の脚本ではアカデミー賞にノミネートされた、ピーター・ヘッジズ監督です。

今回の・・・不完全な家族が、不完全な世界で懸命に生きる様子を描きながら、子供への愛情とは?愛と厳しさの境界線とは?という視点も取り入れるなど、観る者の心を離さない緊張感溢れる演出・・・は、35年間培ってきた脚本家としての知恵というようなものと、かつて自分の中にあった怖いもの知らずの部分を合体させた!と語り・・・、更に、現代のアメリカ社会で、経済的にも社会的にも、多くのひとが関わる難問に、監督自身の家族も向き合ったという辛い過去や深い影響を受けてきたことを掘り下げる映画にもなっている、とも語っています。

そして、絶対の愛で、療養施設から戻った息子を信じ続け、守り抜こうとする母:ホリーを熱演したのは、オスカー俳優:ジュリア・ロバーツ。
ジュリアといえば、華やかな【プリティ・ウーマン】【オーシャンズ】シリーズ、オスカーを受賞した【エリン・ブロコビッチ】、そして近作【ワンダー君は太陽】では、強い母親のイメージも出てきていましたが、今回の母親役のジュリアは“圧倒的な存在感を放ち、まさにキャリアを積み重ねてきた、その頂点にある最高の演技!”“自身の殻を破り、息を飲む迫力の演技!”と全米のメディアからも大絶賛されています。

そして、あることをきっかけに薬物依存症に陥ってしまった息子ベンに扮するのは【マンチェスター・バイ・ザ・シー】でアカデミー賞にノミネートされた、今、最も活躍している若手実力派俳優の一人、ルーカス・ヘッジズ。監督:ピーター・ヘッジズの息子です。これまで、父の映画には絶対に出ない!と宣言していたルーカスの気持ちを覆すほど、ジュリアの強い希望と、監督の脚本の力がありました。
他に、【犬ケ島】などのコートニー・B・ヴァンスや、【レディ・バード】等のキャスリン・ニュートンが、ベンを取り巻く家族に扮しています。

映画の中では、クリスマス・イブの夜、聖歌隊として歌う妹の姿や、石造りの教会から流れるミサ曲も印象的に使われています。

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<みどころ>
久しぶりの家族の再会なのに、一体何があるの?この緊張感は何?・・・と、オープニングからのミステリアスで危険な雰囲気が、だんだん紐解かれていきます。

継父や実の妹なのに、その家族の顔色や言葉の選び方からは、長男だとは思うけれど?彼は何モノ?・・・と思わせるサスペンスフルな展開。 同じ恐怖が繰り返されるのでは?と、信じたくても信じきれない、あたたかく迎え入れたい、けれど一緒にいるのが怖い・・・という家族の複雑な気持ちがピリピリと伝わってきます。そういう中でも、例え、どんなことになろうとも、最後まで信じて疑わない、母の愛の深さに心が揺さぶられるのです。

母は強し!!の姿をジュリア・ロバーツに観ることになるというのも、また、新鮮でした。(とても、おこがましいコメントだと思いつつ言わせて頂きますと変わらぬ美しさと、凄く良い役者さんになったんだなあ!と感動もひとしおでした。) 19歳の息子の過ち・・・それは許されるのか?見放されても仕方ないのか?その愛は、甘すぎないのか?懺悔する・頑張る・努力する…一体何に対して?母と息子の葛藤の姿を観ながら、考えさせられる作品です。

“たった一つの希望は、母の絶対にあきらめない愛!クリスマス・イブの晩、ラストに待ち受ける衝撃の運命とは?・・・”上映時間は1時間43分(103分)今回は、今月24日(金)から宮城県内では、フォーラム仙台で公開予定の【ベン・イズ・バック】を少し早めですが、ご紹介いたしました!

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尚、ここで<来週のご紹介作品と、劇場舞台挨拶付き上映作品のご案内>です!

次回、5月11日(土)の放送では、前日10日から公開予定の【轢き逃げ、最高の最悪な日】をご紹介する予定です。

また、5月10日(金)には、今月24日から公開予定の【空母いぶき】の舞台挨拶つき先行上映会が、TOHOシネマズ仙台で予定されています。主演の西島秀俊さんらが登壇予定です。


今週のおすすめ!
(4/27放送分)

「あん」 & 「しゃぼん玉」

「あん」
原作:ドリアン助川
監督:河瀬直美
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子、水野美紀 他

「しゃぼん玉」
原作:乃南アサ
監督:東伸児
出演:林遣都、市原悦子、藤井美菜、相島一之、綿引勝彦 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、市原悦子さん追悼上映として、感動の名作が宮城県内では、昨日からフォーラム仙台で再上映されています。【あん】【しゃぼん玉】2本をご紹介!
まずは・・・市原さんが樹木希林さんと親友同士に扮した最初で最後の共演となった【あん】からご紹介します。

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<ストーリー>
縁あって、どら焼き屋の雇われ店長として、日々の仕事をこなしていた千太郎。どら焼き屋の常連客には中学生のワカナがいた。ある日、店の求人募集の張り紙を見てやってきたのは老女の徳江だった。はじめは断ったものの、彼女は、粒あん作りの名人で、あん作りを任せることに。徳江のあんの美味しさに、みるみるうちに店は繁盛する。しかし、彼女がかつて重い病を患っていたという心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていくのだった・・・。

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<作品について>
これはドリアン助川さんの同名小説を原作に、世界を舞台に創作活動を続ける河瀬直美監督がメガホンを取った感動の名作で、樹木希林さんを主演に迎え、2015年に公開されました。

主演の樹木希林さんとは、芸歴50年を超えて、ようやく最初で最後の共演を果たし、親友同士に扮したという市原悦子さんをはじめ、店長の千太郎を永瀬正敏さん、ワカナ役を樹木さんの孫の内田伽羅さん、ほかに、水野美紀さん、太賀さん、兼松若人さん、浅田美代子さん、といった独特の存在感を放つ、実力派俳優が揃いました。

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<みどころ>
“私たちは、この世を見るために、聞くために生まれて来た・・・だとすれば何かになれなくても、私たちには、生きる意味があるのよ”

ちょうど満開の桜の季節から映画が始まり、次の桜のシーズンまでが描かれていますが、あたたかな光や風の美しさ、緑の鮮やかさに河瀬監督の感性がひかります。

また、『あん作り』は気持ちよ!と語る徳江。50年も『あん』を作ってきたからこそ小豆の言葉を聞くのよ、せっかく畑から来てくれた豆を、おもてなしする気持ちを込めて・・・と。原作を読んで感銘を受けたという樹木希林さんは、厳しい時代だったであろう過去を持ち、今は当たり前に生きている彼らから『生きている!』という人間のたくましさを感じます!という言葉を残しています。

そして、初共演となった市原さんについては、市原さんの芝居、リアリティが好きで、市原さんの表現の中には、逆立ちしても叶わないってものがある。出会えて、よかった!・・・とインタビューで語っていらっしゃいました。上映時間は1時間53分(113分)まずは樹木希林さん、市原悦子さんの初共演となった【あん】ご紹介しました。

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もう一本、市原悦子さんの遺作となったドラマ【しゃぼん玉】のご紹介です。

<ストーリー>
親の愛を知らずに育ち、人生は投げやり!ひったくりや通り魔などを繰り返していた青年・伊豆見。ある日事件を起こして山村を逃走中、怪我をした老婆のスマを助けたことがきっかけで、彼女の家で世話になる。初めは隙を見て金を盗んで逃げるつもりだった伊豆見だが、スマや、村人たちの温かさに触れるうちに、失いかけていた人間性を取り戻し、人生の大きな決断をするのだった。

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<作品について>
雄大な自然に囲まれた村で、孤独な青年は“愛”にふれる・・・。2015年公開の、この市原さんの遺作となったドラマは、直木賞作家:乃南アサさんの同名ベストセラー小説を原作とした作品です。

メガホンを取ったのは、テレビドラマ「相棒」シリーズで監督を務めてきた、東 伸児監督。これが劇場初監督作品となりました。

主演の伊豆見役には、近年活躍が目覚ましい林遣都さん。伊豆見が逃亡先で出会う老婆・スマ役に、市原悦子さんです。二人は、これが初共演でした。
ある事件に遭遇したことで深く傷つき、村に戻ってきた娘に、藤井美菜さん、スマの息子に、相島一之さん、伊豆見を見守るシゲ爺に、綿引勝彦さんなど、ベテランが揃いました。

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<みどころ>
原作者:乃南さん自身も、舞台となった宮崎県・椎葉村(しいばそん)を訪れ、現地の澄み渡る空気や水、村人たちの生活などを細部まで丁寧に描いたそうで、映画化にあたっても、壮大な自然をしっかり映像に収め、作品に彩りを添えることで、原作ファンにも、そうでない方にも、十分、楽しめる作品になっています。

ゆるやかに時間が過ぎていく山村での生活の中で、スマは、突然現れた青年を『ぼん』と呼び、命の恩人として優しく接します。この子はええ子じゃ、根は優しい、やればできる子、と言い、何も聞かずに、ただ黙々と働く姿を見せるだけ・・・しゃぼん玉のように帰る場所がなかった伊豆見にとって、生まれて初めて大事にされた、そこは、どんなに時間がかかっても帰ってきたい場所になったのです・・・

『これからが、これまでを変えていく・・・』うん?逆じゃない?と思われるかもしれませんが・・・作品をご覧いただくと、この意味がわかると思います。上映時間は1時間48分(108分)その役柄が、そして、歩んできた人生が、穏やかな佇まいの裏に、にじみます。

今回は、昨日から市原悦子さんの追悼上映となっている2本、フォーラム仙台で公開中の【あん】【しゃぼん玉】をご紹介致しました。こちらの2本は、5月9日まで、1000円均一での、再上映です。


今週のおすすめ!
(4/20放送分)

僕たちのラストステージ

監督:ジョン・S・ベアード
出演:スティーブ・クーガン、ジョン・C・ライリー、ニナ・アリアンダ、シャーリー・ヘンダーソン、ダニー・ヒューストン 他


◆聖月のオススメワンポイント
“いくつになっても、諦めない!!”人生のおかしみと哀しさ、素晴らしさをユーモラスに描いた愛おしい物語・・・今回は、宮城県内では昨日19日から公開となっている【僕たちのラストステージ】をご紹介いたします。
(先週、チラッとご紹介しましたが、今週は詳しく!!)

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<ストーリー>
1920〜30年代にかけて、出演した数々のコメディ映画は、世界中で上映され、観客からも、批評家からも愛されたアメリカのお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」。時は流れ、1953年。かつて一世を風靡した彼らが、イギリスにやってきた。全盛期が去って久しい二人に対する待遇は決して良いとは言えず、再起をかけたホールツアーはガラガラ。前途多難と思われた過酷なツアーだったが、互いを笑わせながら、やがて二人はファンを取り戻していく。しかし、ある口論をきっかけに、ハーディは、コンビ解散を心に決めるのだった。
共に歩んできた人生が晩年を迎えたとき、2人の胸に浮かんでくる想いとは…。

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<作品について>
これは、ハリウッド映画の創成期を支え、世界中を笑いの渦に巻き込んだ実在したコメディアン「ローレル&ハーディ」の生き様や、お互いへの愛=コンビ愛、演じることの大切さに改めて気付いていく二人の姿を描いた、知られざる感動の伝記ドラマです。

スタン・ローレルとオリバー・ハーディという伝説のお笑いコンビを熱演したのはイギリス・アメリカを代表する実力派俳優の二人です。

細身で皮肉屋のスタンを演じたのは、【ナイトミュージアム】シリーズや、【あなたを抱きしめる日まで】等に出演、イギリス出身で、脚本家、コメディ作家、コメディアンとしても知られるスティーヴ・クーガン。

そして、ふくよかで陽気なオリバーを演じたのは、アメリカ出身で、【シカゴ】【アビエイター】【ジュガーラッシュ】シリーズなど、コメディからミュージカル、シリアスな作品まで幅広く活躍してきたジョン・C・ライリーです。

エンディングロールには、ご本人たちの当時の映像も登場するのですが、スティーヴとジョンの名演技は、衣装や特殊メイクの力も借りて、愛すべき、このコンビが、年老いてもなお、再起をかけて舞台に立った姿を見事に再現しています。

更に、情熱を持ってメガホンを取ったのは「ローレル&ハーディ」のコメディを見て育ったというジョン・S・ベアード監督。「ローレル&ハーディ」の代表作を劇中に散りばめ、映画そのものを、彼らの作品の様に素敵なドラマに仕上げています。

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<みどころ>
全盛期、ハリウッド・コメディ界の頂点に君臨していた!という二人!「ローレル&ハーディ」が、どういうコメディアンだったか!というと・・・出演した映画は実に107本。パントマイム的ギャグコントを続けながら、熟達した言葉遊びも取り入れるなど、これまでにないスタイルを確立。映画が、サイレントからトーキーに移行してもスターとして成功を収め、チャップリンや、バスター・キートンと並んで、世界中のファンから愛され、今日、二人の影響を受けていないコメディアンは、ほとんど存在しない!!とまで言われているほど、後世に大きな影響を及ぼしているコンビです。

これらの情報を知る前でも、スクリーンからは二人がアイドル並みの大スターで、お腹を抱えて笑うというのとは少し違うかもしれませんが、静かな中にも老若男女、誰しも何故か笑ってしまう滑稽さや・・・自分たちの世代でいうと、“ザ・ドリフターズの全員集合”の時の様に生の舞台で、毎回シンプルながら繰り返されるお笑いの中にある絶妙なボケとツッコミが感じられました。

コンビ二人には長年、色々あったし、年は取ったが、まだ終わっていない!!やめられないショービジネスの楽しさがある!だから、もう一度歩み寄って・・・となるわけですが、二人の間には、それだけではない“大切な想い”が、実は、あったのです。

また、一見、反目しあっている様に見える彼らの妻たちも、それぞれの夫を、そして、コンビのことを思いやっていたんだな!と気付かされます。 おかしいのに涙が止まらない・・・かけがえのない友情と絆、実話を元にした感動のヒューマンドラマ。上映時間は1時間38分(98分)

今回は、宮城県内では19日から、チネ・ラヴィータと、ムービックス利府で公開となっている【僕たちのラストステージ】をご紹介致しました。


今週のおすすめ!
(4/13放送分)

「道草」 & 「僕たちのラストステージ」

「道草」
監督:宍戸大裕

「僕たちのラストステージ」
監督:ジョン・S・ベアード
出演:スティーブ・クーガン、ジョン・C・ライリー、ニナ・アリアンダ、シャーリー・ヘンダーソン、ダニー・ヒューストン 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、宮城県内で昨日12日からチネ・ラヴィータで公開となっている映画【道草】と、来週19日(金)から上映予定の【僕たちのラストステージ】をご紹介いたします。まずは「この街で暮らす」ドキュメンタリー映画【道草】 からご紹介です。

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<作品について>
暮らしの場所を限られてきた人たちがいる。世間との間に線を引かれ、囲いの内へと隔てられた。そんな世界の閉塞を、軽やかなステップが突き破る。
東京の街角で介護者付きの一人暮らしを送る人たち。タンポポの綿毛を飛ばしブランコに揺られ、季節を闊歩する。介護者とのせめぎ合いはユーモラスで、時にシリアスだ。伝え難い思い、関わることのしんどさ・・・けれど関わらないことで私たちは縮む。だから、人はまた、人に近づく・・・はみ出していく。よし、はみ出していこう!・・・これは街の未来を模索するドキュメンタリー映画です。

メガホンを取った仙台出身の宍戸大裕(だいすけ)監督が舞台挨拶で劇場を訪れた際に、お話とメッセージをいただいてきました。

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<メッセージ>
監督:アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【道草】撮影・編集・監督をしました宍戸大裕です。この作品は、自閉症で重度の知的障害がある、かつ、自傷とか、他害といった、行動障害のある人たちが、入所施設でも、病院でも、親元でもなく、地域で、ヘルパーと一緒に暮らすという姿を描いたドキュメンタリー映画です。

2016年の4月から、18年の4月まで、2年間撮影してきたんですけど、はじめは、こういう重度の障害があって言葉も発することがほとんどない様な人達が、地域で暮らすなんてことは、想像もしていなかったんですけれども、実際に取材を始めてみたら、暮らしてた!しかも楽しそうだ!っていうのが、凄く印象的で、何故こんな風に暮らせるのか?っていうのを、取材をしていくうちに感じて、わかってきた事が・・・それは誰かと一緒に生活を作っていく、共に生きていく!って姿の中に、障害っていうものは関係性の中に、そもそも障害があるんだ!っていうことが、だんだん、わかってきて、その閉ざされた空間であったり限られた人間関係の中で、しかも固定された職員と利用者とか、そういう決められた関係性じゃなくて、地域で介助者と暮らす!というのは、もう一対一で、色んな介助者が交代で、毎日入るので、新しい人間関係が常にあるんですよね。で、自分の行きたいところへ出かけていき、食べたいものを食べ、好きな場所に行き、また帰ってくるっていう、僕らが普通、日常にしていることを、この障害のある人たちも、介助者と一緒ならできる!それを見た時に、あっ、なるほど、やっぱり街に出る、で色んな関係性の中で生きるっていうことが誰にとっても大きなことなんだなあということを初めて教えられたんですね。

道草っていうタイトルに込めたのが、やっぱり何か、どこかに向かって目的を持って生きなければいけない訳では、そもそもなくて・・・誰もが、そもそも生まれてきた時に、目的を持って生まれてくる訳ではない。命は、そもそも、何かのためにある訳ではなくて、生まれたから生きていく!!っていう、その自然な命の営みを、この映画の中の主人公たちはしていて・・・・・それは、草や花や虫や鳥やが、生まれて命を得るまで、一生懸命、ただ生きる!ということに力を注いでいるのと同様に、人も、ただ生きていくということに精一杯生きればいいんだろうなっていうことを、『ミチクソン』たちを見ながら感じたんですね。そういうことを、この色んな社会の規範とか、息苦しさが増してくる中で、ああ、こういう生き方があるんだなっていうのを色んな人に感じてもらえたら嬉しいなと思います。


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<みどころ>
監督自身もそうだったと、お話されていたのですが、私たちは、自分の周りにいない人、出会ったことのない人に対して 警戒、不安、恐れを抱いてしまい、それが差別や偏見につながってしまうこともあるけれど、まずは、一度出会い、相手を知れば、また、一歩近づき、知らなかった世界に足を踏み入れれば、狭かった自分たちの世界が広がっていくのでは?と、感じることができました。

監督は、道草をする人たちを、『ミチクソン』とおっしゃっていたのですが、その「道草の大切さ」を教えてくれる作品にもなっています。まずは、出会うこと・・・映画をご覧になっていただくことが一番かなと思いました。上映時間は1時間35分(95分)まずは、昨日からチネ・ラヴィータで公開となっているドキュメンタリー映画【道草】をご紹介いたしました。

そして、もう一本・・・来週12日(金)から上映予定、ハリウッド映画の創成期を支えたお笑いコンビの伝記ドラマ【僕たちのラストステージ】を簡単に、ご紹介致します。

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<ストーリー>
かつて世界中を席巻したお笑いコンビ:ローレル&ハーディの、スタン・ローレルとオリバー・ハーディは、1953年イギリスでホールツアーを開始する。 最初は待遇も客入りも悪かったが、めげずに互いを笑わせ合いながらツアーを続けるうちに、かつての人気を取り戻す。しかし、ある口論をきっかけに、オリバーは、コンビ解消を決意するのだった・・・。

これは、世界中を笑いの渦に巻き込んだアメリカのお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」として、共に人生を歩んできた2人が、人生の晩年に差し掛かり、改めてお互いへの愛、演じることの大切さに気付いていくコンビ愛の物語です。 上映時間は、1時間38分(98分)詳しくは、次週ご紹介いたします。

今回は、宮城県内では、昨日から公開となっている【道草】と来週19日(金)から上映予定の【僕たちのラストステージ】をご紹介致しました。


今週のおすすめ!
(4/6放送分)

YUKIGUNI

監督:渡辺智史
出演:井山計一


◆聖月のオススメワンポイント
“激動の時代を経ても古びない「美しさ」「愛おしさ」とは何か・・・”
今回は“雪国から届いた心温まる感動のドキュメンタリー”宮城県内では、4月12日(金)からフォーラム仙台で上映予定の【YUKIGUNI】をご紹介いたします。

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<作品について>
1958年戦後の日本に誕生した世界的な傑作スタンダード・カクテル「雪国」。創作者の井山計一(いやま けいいち)さんは大正15年(1926)生まれ。終戦を迎えた20歳の頃は、物資不足の時代・・・様々な仕事に従事した。故郷の山形県酒田市では、いち早くプロのダンス教師として開業。

その後、一念発起し、27歳で仙台へバーテンダー修行に。終戦直後の日本の酒場、混沌とした時代の中で、腕を磨く。 そして1959年、全日本ホーム・カクテル・コンクールに「雪国」を出品。グランプリを受賞し話題となった。1981年には全国バーテンダー技能コンクール創作カクテル部門で優勝。

90歳を超えた今も、店主である故郷・酒田の喫茶「ケルン」のカウンターに現役バーテンダーとして立ち続けている・・・。

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これは、カクテルとともに歩んできた井山さんと、家族の歴史を紐解きながら、ある評論家が残した格言“BARは人なり”を体現する「ケルン」の魅力に迫るとともに、60年前に生まれた日本が誇るスタンダードカクテルの金字塔「雪国」の誕生秘話と、その一杯がもたらした奇跡を描いたドキュメンタリー映画です。

メガホンを取ったのはドキュメンタリー映画【よみがえりのレシピ】(2011)や【おだやかな革命】(2017)等を手がけてきた山形県鶴岡市出身の渡辺智史(わたなべ さとし)監督です。

また、劇場版【深夜食堂】【泣き虫しょったんの奇跡】など、映画・ドラマ舞台・CMと幅広く活躍中の名優:小林薫さんの担当するナレーションも、深い味わいを出しています。更にBGMで流れるジャズ等は、まるで井山さんの前で一人カウンターに座っているような雰囲気さえ感じさせてくれます。

先月、試写会の舞台挨拶にいらした渡辺監督にお話を伺いました。

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<インタビュー>
監督:主人公の井山計一さんとお会いしたのが今から6年前の2012年の夏だったんですけれども、井山さんが60年近く前のカクテルを作られて、半世紀以上前の、その、ご自身の青春時代とかバーデンダー修行時代の話とか、お聴きしながら、やあ、とても凄い体験ができたなあというのが最初の印象ですね。
生涯現役でやってらっしゃるというのにまず驚いて、井山さんは記憶が鮮明で、楽しくお話しされていて、まあ、そういうのを見ていて、まあシニアの働き方とか生き方が問われる時代になっていくと思っていたので是非生涯現役で働く井山さんの姿を通して働くことの魅力というんですかね、老いても尚、美しく生きる秘訣を、映画を通して、探ってみたいなというのがありました。

今回、井山さんの取材に、2年近くかけて取材をしたんですけれども、一番大切にしていることというのは被写体の方といいましょうか、カメラに写っている方が、やっぱり、いかに自然体に、その人の体験であったり人生であったり、その人の、とても大切なことを、いかにカメラの前で語って貰えるのかという、そこがドキュメンタリー映画の一番の真骨頂だと思うんですけれども、今回も井山さんのお店に何度となく通いまして、井山さんの人生を色々お聞きしました!
その中で、本当に井山さんの人生にとって、あのとてもとても大切な、いくつかの人生体験を映画の中で・・・エッセンスをですね映画の中で描いてまして、誰しもが、この映画を見ながらですね、ご家族とか、兄弟のこととか、きっと自分自身に照らし合わせて、この映画をご覧になると思うんですけどまあ、是非大切な方と一緒に、この映画をご覧頂きたいなと思っています。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【YUKIGUNI】監督の渡辺智史です。主人公の井山計一さんは大正15年生まれ。92歳のバーテンダーの姿を通して新しく年号が変わる今年、改めてぜひ、昭和、平成を体感して頂きたいなと・・昭和、平成を生き抜いてきた井山さんの人生を通して、生涯現役で働くことの魅力を、映画のスクリーンで体感して頂きたいなと思います。フォーラム仙台でお待ちしております。

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<みどころ>
欧米では、生きるか死ぬか・・・人生に迷った人が行くのは、牧師さんか、バーテンダーのいる所と言われるほど、身近な場所だとか・・・それを聴いて行きつけのバーのマスター=かかりつけのお医者さん?の様だなと感じました。カクテル誕生から60年。激動の時代を経ても古びない「美しさ」「愛おしさ」とは何か・・・

皆に愛される店を夫婦で切り盛りするためには、子供達の寂しい思いも葛藤もありました。家族が思う、父:井山さんの姿とは?そして、いつも一緒にいた最愛の妻キミ子さんとの別れと、その後の家族との絆とは?・・・バーテンダーの間では憧れの存在であり、恩師、又、人生の先輩という、かくしゃく(矍鑠)とした井山さんの魅力が詰まったこの作品。監督曰く、92歳のアイドル映画だね!と言う方がいらしたと・・・確かに会いに行けるアイドルかもしれません。井山さんのお話を聴きたくて、また、その人となりに触れたくて、今でも全国から、カクテルファンが訪れるケルン。

スタンダードとなっているカクテル<雪国YUKIGUNI>ですから、全国、そして世界のどこのBARでも味わうことができるわけで、今、各地でのオーダーも増えているそうですが、更に、この映画をご覧になった方が大勢、井山さんのオリジナルの雪国を求め、まさに誕生の地である山形・酒田に足を運んでいる!というのも頷けます。

また仙台は、井山さんがバーテンダーの修行時代を過ごした、ゆかりのある地ですから(グランドキャバレー・ニュータイガーや恩師のお店など)懐かしい写真やお話も登場しています。本当は全くお酒が飲めない井山さんなのですが、東北各地の腕利きのバーテンダーのお店を巡り、学び、覚えたそうです。

雪深い東北で生まれた、スタンダードカクテル<雪国>・・・作りやすくて、飲みやすくて、何より、雪解けの春を待つような!と表現されるグラスの底にミントチェリーが沈んでいる、その姿が美しい・・・
(スタンダードカクテル<雪国>は・・・ウォッカと、ホワイトキュラソーと、ライムジュースという、たった3つで作られたカクテルで、ショートグラスの底には、ミントチェリーが沈んでいて、グラスの縁には砂糖がまぶしてある!)

シェーカーを振る井山さんの美しい立ち姿を見た、海外のバーテンダーが「マエストロ!!」と表現していたのも印象的でした。おひとり様でも楽しめるマスターのいるバーの魅力も、改めて感じて頂けるのではないでしょうか?(放送では、実際のお店や井山さんの様子についてのお話しをいたしました。)

今回は、宮城県内では、来週12日(金)からフォーラム仙台で上映予定の【YUKIGUNI】をご紹介致しました。


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