タイトル
話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。

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今週のおすすめ!
(1/7放送分)

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状

監督:ヨハネス・ホルツハウゼン
出演:ザビーネ・ハーク


◆聖月のオススメワンポイント
今年最初のトーキングシネマサロン、今朝は、“世紀を超え、守り続ける”【グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状】をご紹介します。

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<作品について>
2014年オーストリアが制作したこの映画は、名門ハプスブルク家の歴代皇帝たちが蒐集<コレクション>した膨大な数の美術品を所蔵し、フランス・パリのルーヴル、スペイン・マドリードのプラドに並んで、欧州3大美術館に数えられる、芸術の都ウィーンが誇る、偉大なる美術館:ウィーン美術史美術館・・・そこで繰り広げられる、誰も見たことのない“美の裏側”に迫るドキュメンタリー作品です。

1891年に開館、去年:2016年に、創立125周年を迎えたウィーン美術史美術館。絵画だけで7000点を超えるという収蔵作品は、クラーナハ、フェルメール、カラヴァッジオ、ベラスケスなどの名画から、絢爛豪華な美術工芸品まで多種多彩です。中でも「バベルの塔」をはじめとしたブリューゲル・コレクションは、世界最多を誇ると言われています。

この作品では、創立120年の節目に取り掛かった大規模な改装工事に、2年以上にわたって密着しながら、芸術とビジネス、伝統と革新の間で揺れる美術館スタッフたちの姿を生き生きと描き出しています。

1時間38分の作品は、ナレーションやインタビュー、音楽を一切排したダイレクトシネマ・・・という手法で撮影されています。監督・脚本は、オーストリア、ザルツブルクに生まれのヨハネス・ホルツハウゼン。彼はウィーン大学で美術史を学んだ後、国際的に著名な美術研究家や、美術史家を招いて「アートとアートのコンセプト」と題した講義シリーズを開催。その後ウィーン国立音楽大学の映画アカデミーに入り、多くのドキュメンタリー作品を制作し、高い評価を受けています。

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<みどころ>
贅沢で華やかな天井画や壁画など、ネオ・ルネッサンス様式の建物はウィーン自然史博物館と対をなし「双子の美術館」として、市民や観光客から親しまれています。135万人にのぼる年間来場者のうち、1割弱が日本人観光客と言われていますが、まるで宮殿のような装飾とともに美術品の収蔵庫、修復作業場、閉館後の館内や会議室など、ふだん見ることのできない美術館の真の姿を、しっかりとカメラでとらえているのが、この作品です。歴史ある美術館というと、静かで厳か。そこに、更に格式、品格がプラスされているイメージが、ウィーン美術史美術館の映像からも伝わってきます。

多くの美術館:館長や、研究員、学芸員、芸術関係者がコメントを寄せる中、ある作家は、「ルーヴルやメトロポリタンがデパートならば、ウィーン美術史美術館は、高級専門店のようなもの」・・・と表現しています。

また、ある美術書の編集者は「普段は見ることのない美術館の舞台裏。それは、時にシビアで、時にドラマティックだ。本作を観れば、美術館を見る目がきっと変わる。」と・・・まさに、その通り。

我々が美術館を訪れた際、何を観るでしょうか?もちろん、展示物である作品、そして、これを引き立てるライティング・・・この辺りまでは、目がいくかもしれません。しかし、実際には、作品を囲む部屋全体のデザインや、見やすく美しいレイアウトであったり、時に、スムーズな動線であったり、ガイドさんだったり、チリ、埃一つない、細やかな清掃であったりと、作品そのものを支える多くの事や人物がいて、成り立っているのです。

更にコレクションを充実させる為、より素敵な作品を買い付けようと、一定の枠のある予算の中で、オークションに参加したり、特別展を企画したり・・・と、美術館のブランドを構築するために様々な戦略が練られていたりもするのです。

また一つ一つの作品は、美術品であり、同時に、代々受け継がれてきた大切な遺品でもある。大いなる決断の元、個人が手放して、寄贈されるものもあり、細心の注意と思いやりを持って扱われている様子が伝わってきます。

最後に、ウィーン美術史美術館総館長:ザビーネ・ハークさんの言葉をご紹介しておきましょう。

「この荘厳なドキュメンタリーは、ウィーン美術史美術館のすべてを描き尽くしています。魅力あふれる美術館の、めったに外には見せない舞台裏を独特の視点で描き出した この作品を通して、多くの観客が、カリスマ的な登場人物たちと、彼らの織りなす世界に 思いがけない出会いを果たすことでしょう。美術館を代表して、日本の皆様に、この作品をご覧いただける機会を得たことを深く誇りに思います。」

"偉大なる美術館"の裏側と、そこで働く人々の姿を丁寧に描いた芸術の世界をたっぷりとご堪能いただける・・・今回は、【グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状】をご紹介しました。

<尚、こちらの作品は、現在、チネ・ラヴィータで好評上映中です。>


今週のおすすめ!
(12/31放送分)

2016年、今年を振り返り、そして来年、注目の作品は?



◆聖月のオススメワンポイント
毎週、話題のお薦め映画を“ワンポイント”とともに、ご紹介しております。映画館に、なかなか行けないんだけれど!という方にも、一緒にスクリーンを前にしている気分で、お楽しみ頂けるならば嬉しいです。・・・という気持ちで今年も、ザッと数えて、メインで63本の映画をご紹介してきたこのコーナー。
今回は、今年最後の放送ですので、【2016年、今年を振り返り、そして来年、注目の作品は?】と題して、フォーラム仙台の支配人であり、宮城県映画協会副会長も務めていらっしゃる橋村小由美さんにお話をうかがってきました。

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<インタビュー>
折原:2016年、今年をまず振り返って頂いて、今年の映画は、いかがでしたでしょうか?

橋村:そうですね。宮城県という意味では、【殿、利息でござる】という、宮城県を舞台にした映画がありましたので、そのことで、宮城県全体の映画館で、一丸となって、やれた宣伝もできたかな?というところで、良かったなと思います。

折原:あれは、かなり反響というか、大きかったですよね?

橋村:そうですね、まあ全国でも結構人気だったんですけれど、特に宮城県ではもう全国のシェアの6分の1ぐらいは宮城で稼いだのでは?という位入ったので、すごく、宮城県の方は、ほとんどの方がご覧になったのではないかと思います。

折原:最近は、聖地巡礼じゃないですけれども、撮影が行われた所を皆さんが、回ったりという様なことも映画に関してあるようですけども【殿〜】の場合もお店ですとか、吉岡のあたり?多かったんじゃないですかねえ。

橋村:吉岡の方には、あの案内センターみたいなのがあって、私も一度行ってみたんですけど、そこには、羽生さんが着た殿の衣装とかが、飾ってるんですけど、その衣装の前で写真を撮る『ゆずリスト』のおば様たちが一杯いらっしゃって、なかなか盛り上がっていました。

折原:そのほか、傾向として、今年皆さんが注目した作品ですとか、人出というのは、いかがでしたでしょうか?

橋村:『君の名は。』が、とにかく爆発的ヒットで。もともとあれは、ちょっと夏休みの興行から、ちょっとズレて、の公開だったわけですけど、まさかの200億円越えという、そして、いまだに大ヒットという、新海誠監督は、フォーラムの方に、秒速の時とか、来て頂いたことがあったので、その時は、こんなに大ヒットする映画を生み出す方になろうとは、思わなかったんですが感慨深いものがありました。

折原:番組でも新海監督にインタビューさせて頂いたのですが、一番、多分一番びっくりされているのが、監督なんじゃないのかなと、今思うと・・・・・・

橋村:そうかもしれないですね。

折原:あの映画も聖地巡礼が流行っているようですが、・・・

橋村:最近は、割と年配の方にも足を運んで頂いて、やはりこれだけ、話題になっていると、一部の若い方たちが、もう10何回みている方もいらっしゃって、でも年配の方とかに観て頂いても、ちょっと災害の話だったりもするので、結構、みなさん、泣いていかれる年配のかたとかももいらっしゃって、ああ、世代を超えたな!という感じがします。

折原:同じアニメで、私は【この世界の片隅に】あれも今じわじわきている!という話も伺いましたが

橋村:そうなんです、あれもですね、本当に、はじめは公開館数も少なかったんですけれど、どんどん全国で、広がっていて、まあ、あれは、広島が舞台ですけど、題材が題材ですので、逆に、そういうのを、若い人たちが知ってくれればなあということを思います。

折原:ジワジワとしみてくるというか、戦争を知らない人たちも、観やすい作品だったのかなと、思いますけどね。

橋村:そうですね。観ている時に号泣するという、そういうタイプではないと思うのですけれど、怖い、戦争の怖さっていうのは、単に身近な生活が、ずっと脈々と続いていく中、その日常が、壊されていくもんなんだよという、その怖さが、すごく描かれていたかなと思います。

折原:そして、もう明日からというか2017年に入るわけですが展望としては、どうでしょうか、注目作品は?

橋村:注目作品は、もうあの年明け早々、一月公開の【沈黙 サイレンス】という、遠藤周作原作の映画があるんですけど、こちらはマーティン・スコセッシ監督が、構想ホントに10何年という感じで、もうずっと、遠藤さんの遺族の方とやりとりされて、その映画化に、やっとこぎつけて、そして、またマーティン・スコセッシ監督は、スゴくこだわる監督なので、撮影にもたっぷり時間をかけるし、編集にも、一年以上かけて、今回作られて、舞台は長崎・・・江戸初期のお話なので、隠れキリシタン弾圧のお話ですけれど、ものすごく人間の命、そして自分が信じるものというものの狭間で人間はどう動くべきなのか、どう生きるべきなのかというのを描いた作品で、これは、たぶんアカデミー賞など、賞レースも絡んでくると思うので、メインキャストが3名だけ、ハリウッド俳優なんですけど、他は、みんな日本人の俳優なんですね。なので、日本人俳優が世界の映画に出ているという・・・まあ【ラスト・サムライ】とかもありましたけど、それ以来かなという感じで、はい、重い映画ですけれども・・・隠れキリシタン弾圧というのは、結構、伊達藩もありましたからね、身近な所にも色々あると思うので、そのへんも結びつけて観て頂ければなあと思います。

折原:ハリウッドの監督が日本のその作家の作品、そして背景を日本というのを考えてくれるというだけで、ワクワクするというか、楽しみですね。 そうですよね、もうゾクゾクしますよね。

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<メッセージ>
橋村:アーリーバードをお聴きの皆さん!今年も一年間、映画館に、足を運んで頂きまして、ありがとうございました。来年も、素晴らしい作品で、感動だけではなく、ドキドキだったり、ハラハラだったり、いろんな、日常では味わえない感情を他の人たちと一緒に味わえる空間が、映画館だと思いますので、ぜひ、お友達と、そして一人で、ゆっくり浸って、ご覧になってもいいかと思いますので、映画館を愛してくれたらなと思います。よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

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フォーラム仙台の支配人であり、宮城県映画協会副会長も務めていらっしゃる 橋村小由美さんにお話をうかがいました。

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<映画館施設として>
そして、今年は、宮城県、仙台市内に、新しい劇場がオープンし、スクリーン数が増えた年でもありました。 このことで、ご覧になる方にとっては、スクリーンの特徴によって同じ作品であっても、映像や音響的な特徴<2D、3D、字幕、吹替え 等>で選んだり、

また、作品それ自体の特徴<上映期間は短いけれど単館系の秀作 など>で選んだり、と選択の幅が増えたということを実感できた年でもあったのでは? 来年も、心に残る作品を、一本でも多くご紹介していければ、と思っています。皆さんも是非、このトーキング・シネマサロンに参加してくださいね。

今回は、【2016年、今年を振り返り、そして来年、注目の作品は?】と題して、お届けしました。


今週のおすすめ!
(12/24放送分)

ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち

監督:マテイ・ミナーチェ
出演:ニコラス・ウィントン、ジョー・シュレシンジャー、ベラ・ギッシング、アリス・マスターズ、ベン・アベレス 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回はイギリスのシンドラー≠ニ呼ばれた男と、「パディントン」のモデルになった子どもたちの真実の物語・・・クリスマス・イブにふさわしい感動のドキュメンタリーです。・・・2011年のチェコと、スロヴァキア合作映画。 今日24日から公開の【ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち】をご紹介いたします。

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<作品について>
あなたは、愛と勇気の人、ニコラス・ウィントンを知っていますか?・・・

1930年代後半、第二次大戦 開戦前夜のヨーロッパではナチス・ドイツの台頭により、迫害を受けた大勢のユダヤ人が各地で難民となる中、ユダヤ人の子どもたちを、安全な国に疎開させる《キンダートランスポート》と呼ばれる活動が活発化していました。
ニコラス・ウィントン(1909〜2015:享年106歳)は、公的支援を受けずに、チェコスロヴァキアで、その活動を行い、669人の子どもたちを救いました。

しかし彼はある事情から、そのことを家族にさえ語ることはなかったのです。

それから50年後、ニコラスの妻のグレタが屋根裏部屋で、1冊のノートを見つけます。そこにはニコラスが行った《キンダートランスポート》の詳細な記録と子どもたちの名簿が記されていました。

この映画は“英国のシンドラー”と呼ばれ、ノーベル平和賞候補にもたびたび名前をあげられた、愛と勇気の人:ニコラス・ウィントンの驚くべき足跡と、彼に救われた人々の人生をたどるとともに、子どもたちの命を救うことの大切さを世界に伝える感動のドキュメンタリーです。 差別や、迫害、難民問題は、決して過去のものでも、他人事でもありません。

世界中で愛され近年映画化もされた「くまのパディントン」の原作者マイケル・ボンドは、首から名札をさげて、スーツケースを持ったパディントンのキャラクターは彼が子どもの頃にニュース映像で見た《キンダートランスポート》でイギリスにやって来た子どもたちの姿に、インスパイアされて創作した!と語っています。

製作・監督・脚本のマティ・ミナーチュは、長年、ニコラス・ウィントンをテーマにした作品に取り組み、彼を取り上げた・・・日本でも一部が紹介され話題となった・・・テレビ番組で、国際エミー賞を受賞しています。

撮影は、チェコ・スロヴァキア・アメリカ・カナダ・カンボジア・イスラエル・デンマーク・フランス・スウェーデン・ハンガリーと世界各国に及び、450時間の映像が撮影されました。 語り部として出演、ナレーションも担当している、カナダのTVジャーナリスト:ジョー・シュレシンジャーは、自らも「救われた子ども」の一人です。 また映画の中には、ダライ・ラマ14世や多くの、当時『救われた子どもたち』が登場しています。

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<みどころ>
これは、1938年〜2010年に起きた事実を基にした映画で、ナチスの脅威から多くの子供達の命を救った奇跡の救出作戦の全貌と「感動の再会」の物語です。原題は【Nicky's Family】そう、彼らを救ったのは、シンドラーや、杉原千畝だけではなかったのです。・・・

イギリス人のビジネスマン:証券会社の優秀なディーラーだった、ニコラス・ウィントンは、それまで人道支援やボランティアには全く無縁の生活を送っていましたが、1938年12月、難民支援をしている友人からの電話を受け、その手助けのために、チェコスロヴァキアへ向かい、難民たちの危機的状況を目の当たりにしたことで、人生が大きく変わります。やがて、彼はユダヤ人の子どもたちのために、イギリスで里親を探し、列車で出国させる活動の、中心人物となっていくのです。

彼が救った子供たちは、ホロコーストを生き延び、各国で様々な職業に就き、また、多くの子孫を生み、育てました。 そして、50年後の1988年、イギリスのテレビ局BBCは、発見されたノートをもとにニコラスに救われた子どもたちの行方を追い、局が探し出した数十人の「救われた子どもたち」を、生放送の番組内で、彼には内緒で、再会させる、というサプライズを計画しました。その奇蹟の瞬間を目にした人々は、涙と感動に包まれ、この話題は、世界中へと広がっていったのです。

さらに、その後も定期的にニコラスを囲んで、親交を続けた「救われた子どもたち」。輸送作戦から70年目にあたる2009年、9月には、当時と同じ、プラハからロンドンに向けて、記念列車が運行され、あの旅を再現。あの日の光景が蘇るなか、ニコラスとともに、思い出を語りあいました。

映画にも登場している、救われた子どもたち・・・
テレビジャーナリストや企業家、アートセラピスト、作家、牧師・教師・医師行政官・設計士・物理学者・経営者・政治家などなど、彼らは戦後、世界各国に渡り、様々な分野で活躍しながら、自らも親として子供を育て、孫に囲まれ、幸せな生活を送っています。
中には、弾道ミサイルの研究をやめて転職し、教会や障害者施設の建築をする子や、勇気を持って送り出した自分の親にも思いをはせ、人の力になりたいと、無料の炊き出しを続ける「救われた子」もいました。

当時の親の気持ち、張り裂ける思い・・・行き先が決まっても、今度は永遠の別れが待っていましたが、それでも、子どもの命を救う為に、一人で送り出す親たちがいたことも忘れてはなりません。 どれほど大きな犠牲を払っても、この親たちの勇気が、子供たちを救いました。

ニコラスのことを「世界で一番大きな家族の家長だと思う。」と表現した人がいます。 669人の子供の家族は、今や約6000人にも広がり、それぞれの土地で、其々の立場で、慈善事業や奉仕活動を行い、恩送りの輪が広がっているのです。

“未来は、子どもたちにしか、変えられない”・・・・

今回は、再現ドラマとともに描かれている1時間37分のドキュメンタリー。 今日24日から、桜井薬局セントラルホールで公開の、【ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は一月まで、年をまたいでの上映予定です。>


今週のおすすめ!
(12/21放送分)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

脚本:J・K・ローリング
監督:デビッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は・・・この冬、人間界を巻き込んだ壮大なドラマの幕が開ける!!・・・【ハリー・ポッター】新シリーズとして注目の、現在好評公開中のイギリス・アメリカ合作映画【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】(略してファンタビ!)をご紹介いたします。

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<ストーリー>
魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけど、少々おっちょこちょい。そして魔法動物をこよなく愛する変わり者。世界中を旅しては魔法動物を集め、いつも愛用の不思議なトランクに詰め込んでいる魔法動物学者だ。
ある時ニュートは、旅の途中で、魔法動物の調査と保護のためにニューヨークへ立ち寄った。しかし、そこで、ひょんなことから自分の魔法のトランクが、普通の人間のトランクと取り違えられ、魔法動物たちが、人間の世界に逃げ出してしまう。ニューヨーク中がパニックに陥る中、ニュートは偶然出会ったティナらと共に、動物たちの追跡を開始するのだが……。

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<作品について>
ヒーローには程遠い、アウトサイダーな魔法使いのニュート。でも、彼が引き起こした前代未聞の事件が街中を巻き込む大騒動に!そこで出会う仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、彼の新しい冒険が始まる!果たしてニュートは、世界を救うことができるのか?・・・

これは『ハリー・ポッター』シリーズの原作者:J・K・ローリングが映画の脚本に初参加した渾身の最新作ファンタジーです。

監督は、映画【ハリー・ポッター】シリーズ8作のうちの最後の4作品を担当した、デイビッド・イエーツ。近作では、【ターザン:REBORN】なども手がけました。 そして【博士と彼女のセオリー】【レ・ミゼラブル】【リリーのすべて】等のオスカー俳優:エディ・レッドメインが、優秀なのに人見知りで、おっちょこちょいの魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを、魅力いっぱいに演じています。他に【スティーブ・ジョブズ】等のキャサリン・ウォーターストンや、名優:ジョン・ボイト、コリン・ファレルらが出演しています。

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<みどころ>
『ハリー・ポッター』の新シリーズ! と言われると、前のシリーズを知らない人は、物語に入っていけない?と思われがちですが、全く知らなくても大丈夫。
もちろん、知っていれば、魔法学校ホグワーツの名前などが出てきて、楽しみのレベルは一段と高くなるとは思いますが・・・物語の時代設定が、ハリポタ・シリーズの数十年前!であり、この映画のタイトルにも繋がっているのですが、実は、ニュートが書いたとされる、ホグワーツ魔法学校の教科書『幻の動物とその生息地』という本から、スタートしている物語なのです。

まるでテーマパークにいるような気分になれますし(きっと、いつか、大阪の‘あの施設’に追加される気がする?)スクリーンいっぱいに広がる夢の世界。

小さい頃から魔法使いモノ(アニメやドラマで)に触れてきた自分としては、生活のアレコレ・・・例えば片付けや、お料理など、細々とした日常のことを、心で思っただけで・・・或いは杖をふるっただけで、あっという間にできたらいいのに・・・ということがスクリーンの中で、様々おこっていて、他にも、ドラエもんのどこでもドア的に時空を超えて、空間移動できたり、動物園並みの広さを持つ不思議なトランクがあったり・・・何だか嬉しいというか懐かしさを抱きながら、ワクワクが止まらない時間・・・

ただ時々「そこは追っかけないで魔法使っちゃったら?」と、一人、心の中で、ちょっと突っ込んでみたりして・・・

更に友情や愛、偏見や差別意識、恐怖など人の心の美しさや醜さを繊細に描いていて、ラストには、ある別れに思わず涙が・・・でも、そこはファンタジー映画。とても幸せな気持ちでエンディングを迎えますので安心してご覧いただけます。
夢をはるかに超えた、とんでもない大冒険に巻き込まれる2時間13分!きっと、あなたも大興奮することでしょう。

今回は・・・現在 好評公開中の映画【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は、TOHOシネマズ仙台、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、イオンシネマ名取・石巻、フォーラム仙台で劇場によって、2D・3D・IMAX、字幕版、吹替版で上映中です>

また、上映を盛り上げたとして、フォーラム仙台のロビーのデコレーションが表彰された!ということですので、そちらへお出かけの際には、じっくりご覧ください!!


今週のおすすめ!
(12/10放送分)

ティファニー ニューヨーク五番街の秘密

原作:
監督:マシュー・ミーレー
出演:バズ・ラーマン、デール・マルコビッツ、レイチェル・ゾー、ロブ・マーシャル、ジェシカ・ビール 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、クリスマスも近いというこの時期、観るだけでも、キラキラと幸せな気分に!と思い、現在チネ・ラヴィータで好評公開中のドキュメンタリー映画【ティファニー ニューヨーク五番街の秘密】をご紹介いたします。

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<作品・見所について>
世界のあこがれ、ティファニーの秘密、教えます!!・・・

皆さんは、ティファニーと聞いて、思い浮かべるもの・・・ありますか?(映画、ニューヨーク、ティファニー・ブルーと白リボン、オープンハートや立て爪のダイヤモンドなどなど、憧れの象徴のようなものという方も多いでしょうか?) 誰かにプレゼントしたり、されたりした思い出は、ありますか?

この作品は、アメリカを象徴するジュエリーブランド“ティファニー”の輝かしい歴史と現在に迫る、ティファニー初のドキュメンタリー映画です。

創業者の逸話や、ブランドの象徴“ティファニーブルー”の制作秘話。そして、ティファニーを愛した数々の著名人のコメントを紹介しながら、勿論、あの映画【ティファニーで朝食を】の誕生の経緯も明かされています。

1時間27分の、このドキュメンタリー映画の原題は【Crazy About Tiffany's】これは、あの映画の中でのオードリーの台詞『I'm crazy about Tiffany's ティファニーに夢中なの』からですが、タイトルの通り、見終わると、きっと、誰もが・・・特に女性は、夢中になってしまいそうです。

監督のマシュー・ミーレーは、世界一のデパートと言われるNY五番街にあるバーグドルフ・グッドマンの魅力に迫ったドキュメンタリー映画【ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート】で高い評価を得た監督です。

1837年創業。1940年にニューヨーク五番街に本店をオープンさせたティファニー。そこは、のちに、オードリー主演の映画で、世界中に知られることとなります。もともと歴史と伝統のあるお店が、更に、イメージ戦略でも大成功を収めている良い例ではないでしょうか?

オードリーの映画以外にも、ジュエリーを提供しているシーンがたくさん登場しています。【オーシャンズ11】のジュリア・ロバーツ、【メラニーは行く!】では、リース・ウィザースプーンが、憧れのティファニー本店店頭でプロポーズを受けるシーンを、他にも、【華麗なるギャツビー】、海外ドラマ【フレンズ】などなど、どれも、とても印象深く描かれていて、こういった人気作品との関わりについて、各々の監督自らのコメントなどを一緒に聞くこともできます。

映画関係だけでは、ありません。その魅力に魅せられた人々・・・有名セレブや、人気ジュエラーなどの関係者、例えば、ティファニー初の女性デザイン・ディレクターや、アカデミー賞受賞式でのジュエリー選びの舞台裏、アメフトのスーパーボールで授与されるトロフィーの制作過程の映像、歴代大統領との関わり、ジャクリーン・ケネディ、エリザベス・テイラーといった時代を代表する女性たちが愛したティファニーとの関係など、総勢69人もの、貴重なインタビューとともに、初公開となるエピソードなども交えて紹介されています。

ここで改めて、映画【ティファニーで朝食を】をご紹介しておきましょう。

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NYの安アパートに暮らすホリーの日課は、一流宝石店:ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンを食べること。ある日彼女のアパートの隣りの部屋に、作家志望の青年:ポールが越してきた。ポールはたちまち、不思議な魅力をもつホリーに惹かれていく。

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どこまでも魅力的なオードリー・ヘプバーンと相手役のジョージ・ペパードの都会派センスが溢れる、洒落たラブ・ストーリーであり、ティファニーの名を一躍、世界に知らしめた作品でもある映画【ティファニーで朝食を】

これは、1961年、アメリカの小説家トルーマン・カポーティによる原作に、ニューヨークという都会を舞台に、自由奔放に生きる女性を主人公として映画化されました。監督は、ブレイク・エドワーズ。音楽をヘンリー・マンシーニが担当しています。 中でも、オードリーが自ら歌った名曲“ムーンリバー”は、大ヒットしました。公開された1961年、第34回のアカデミー賞で、ヘンリー・マンシーニの音楽が、劇・喜劇映画音楽賞と歌曲賞を受賞しました。 (主演女優・脚色・美術監督、装置では、ノミネートされていました。この年は【ウエストサイド物語】や、【ハスラー】【ナバロンの要塞】等が公開された年です。)

また、ドキュメンタリーの中でも語られていますが・・・どんな広告よりも、ティファニーを、世に知らしめた!といっても過言ではないのが、映画【ティファニーで朝食を】への撮影協力です。

オードリーが演じた主人公は、彼女のイメージから、どこかのセレブリティー?社交界の淑女?との印象が強いですが、実は高級コールガールである!という設定を全く忘れてしまうほど、不思議な魅力、魔法のようなことが、起こっていたのも事実です。

劇場には、おしゃれな女性や、ご高齢のご夫婦?という感じの方々が多かったのですが、鑑賞の帰りに思わず、お店に立ち寄りたくなるかも?しれません・・・(買う、買わないは別にして・・・)

今回は、手に取ることができなくても、目の保養になりそうな・・・現在チネ・ラヴィータで好評公開中の映画【ティファニー ニューヨーク五番街の秘密】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(12/3放送分)

男と女 <製作50周年記念デジタル・リマスター版>

原作:クロード・ルルーシュ
監督:クロード・ルルーシュ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、アヌーク・エーメ、ピエール・バルー、バレリー・ラグランジェ


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、フランスが誇るラブ・ストーリー・・・あのメロディで知られる、不朽の名作が、50年の時を超えて、鮮やかな映像でスクリーンに甦ります!!
3日から公開の【男と女 <製作50周年記念デジタル・リマスター版>】を、のちに監督が語った当時の製作秘話も含めて、ご紹介いたします。

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<ストーリー>
スタントマンの夫と死別し、パリで一人暮らしをする脚本家:アンヌと、妻に自殺されたカーレーサーのジャン。それぞれの子供を、ドービルにある、同じ寄宿舎に預けていることから知り合った2人は、次第に惹かれあう。しかし、いまだに、辛い過去を忘れられない。過去への想いと、新しい恋の狭間で揺れ動くアンヌとジャン。二人の恋の行方は・・・。

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<作品・見所について>
1966(S41)年の公開作品ですが、第19回カンヌ国際映画祭 グランプリ=パルムドール受賞や、アカデミー外国語映画賞&オリジナル脚本賞、また、ゴールデングローブ賞主演女優賞や英国アカデミー賞など多数受賞しています。

監督は、こののち1967年に、【パリのめぐり逢い】68年【白い恋人たち/グルノーブルの13日】81年の【愛と哀しみのボレロ】そして、最新作には、インドを舞台に男女の恋愛を描いた【アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)】を製作している、クロード・ルルーシュ監督です。

アンヌとジャンが織りなす大人の恋を、流麗なカメラワークと、カラーとモノクロームを使い分けた、大胆なモンタージュ≠ニいう、多数のカットを組み合わせて繋ぎ、一つにまとめる映画の編集方法 で描き出しました。

“不朽の名作”といわれている、本作ですが、この1時間44分の作品を作る為に、当時無名だったルルーシュ監督は自ら資金を調達して撮影したそうです。その製作秘話について、後年、監督自身が語っているのですが・・・

車好きな監督が、ある時フランスのドービルで、早朝浜辺を歩く女性と子供と犬を見かけ、いろいろな想像が膨らみ、そこから脚本を1ヶ月半で書き上げ、準備に1ヶ月、撮影に、3週間、編集に3週間・・・また経済的理由から必要最低限のスタッフで、当初は白黒のみの撮影になるはずだったのですが、ある協力により、屋外はカラーで、室内は白黒で!となりました。さらに防音カメラは使えず、騒音を避けるために、遠くからの撮影となったのです。

そこで撮影されたのは、実に3000カット以上、それによって、過去・現在、さらには、未来を想像させる映像ができ、この様なスタイル=つまり完成できるかすら、分からなかった『わからず三昧』が、結果的に、この映画に魅力を持たせたのでは・・・とも語っています。

さて・・・ ジャンを演じたのは、【暗殺の森】(70年)の名優:ジャン=ルイ・トランティニャン。アンヌには、【ローラ】(61年)で脚光を浴びた、アヌーク・エーメ。慎ましさの中に、成熟した女性の色香を漂わせるお洒落な女性を演じています。彼女は今、『50年経っても素晴らしいのは、あの時一緒に作った全員が、今でも、仲の良いこと。私たちは、本当に稀な経験を共にした、同士なのです!』とコメントしています。

その言葉通り、製作当時は、過酷な条件下での撮影だった様で・・・。

映画の根幹は、あくまで人間である俳優が惹きつけ、魅了する事・・・現実に限りなく近い、映画の世界を観て欲しいから、むしろ特殊撮影などは極力使いたくない、というルルーシュ監督は、物語と同じ時間で撮影すべき・・・と、冬の3週間の中での物語は、まさに、同じ状況下で撮影しているのです。

つまり、ちょうど、今と同じような冬のフランスの週末に・・・厚いコートを着て、寒そうに子供と海辺で戯れる・・・降り出したみぞれ、雪がちらつく駅、と、悪天候も主役の一つであり、寒さが重要なカギ!!なぜなら、外が寒い程恋愛は燃え上がるものだから・・・(そして、ルマン24時間耐久レースも、撮影のため、本当に参戦しているのです。)

更に今回の放送では全てオリジナル・サウンドトラック:フランシス・レイの『男と女』、『愛は私達より強く』、『男と女のサンバ』、『時速200キロ』に乗せて、お届けしましたが・・・
このフランシス・レイの甘美な音楽が加わることで“運命の出逢い”に魅入られた二人のラブ・ストーリーが一層鮮やかなものとして浮き彫りになっていきます。
また監督曰く、この素晴らしい音楽は、撮影現場でも、シーンの意図を伝える方法の一つとして俳優に聞かせながら撮影したそうです。

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尚、今回、同時上映作品の【ランデヴー】は、【男と女】から10年後に、ルルーシュ監督が撮った、幻の短編で、日本では初公開となります。

一台の車<フェラーリ275GTB>が、豪快なエンジン音を轟かせながら、夜明けのパリを、アクセル全開でひたすら走り抜ける、ワンテイク8分48秒のドキュメンタリーという伝説の一作です。

ノンストップで流れるパリの風景・・・石造りの建物や並木道、凱旋門・コンコルド広場・オペラ座などの名所を、迫力と疾走感、満点の映像で、勿論、デジタル・リマスター版でお楽しみいただけます。

今朝は、当時、映画界に新風を吹き込んだ、シンプルで、美しい映画が、今、再び、きらめきを放ちます!!今日から チネ・ラヴィータで、2週間限定公開となる映画【男と女 <製作50周年記念デジタル・リマスター版>】をご紹介しました。


今週のおすすめ!
(11/26放送分)

疾風ロンド

原作:東野圭吾
監督:吉田照幸
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“広大な雪山に隠された生物兵器を見つけ出せ!!”日本を代表するミステリー作家:東野圭吾の衝<笑>撃サスペンスがついに映画化です!今日26日から全国ロードショーとなる【疾風ロンド】をご紹介します。

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<ストーリー>
拡散すれば大量死となる危険な違法生物兵器「K-55」が、医科学研究所から盗まれる。犯人から届いた脅迫メールには、国民を人質に、三億円の要求と、「K-55」が隠された場所を示すテディベアの写真が添付されていた。犯人は研究所を解雇された葛原という元研究員。慌てふためく主任研究員・栗林と、所長の東郷。違法生物兵器であるが故、何としても秘密裏に探し出し、処理しなければならない。しかも、残り4日で、大惨事が起きてしまう?事が判明。
そんな中、警察から一本の電話が・・・脅迫してきた葛原が死んだ・・・?!まさかの事態にぼう然としながらも、完全に行方不明となった、その生物兵器の回収を押し付けられた栗林は、僅かな手掛かりから辿り着いた、日本最大級の野沢温泉スキー場へと向かった。しかし、20年ぶりのスキーに大苦戦する栗林・・・タイムリミットが迫る中、はたして無事に「K-55」を探し出し、この危機から脱出することができるのか?

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<作品について>
突然、窮地に立たされ、日本の未来をになうことになった?冴えない主任研究員が、わずかな手掛かりを基に奔走するさまを描くこの作品。原作は「容疑者Xの献身」など数多くの著作が映像化される中、2013年に発表され、瞬く間に100万部超の大ヒットとなった、直木賞作家・東野圭吾さんの同名長編小説です。
監督・脚本は、ドラマ『サラリーマンNEO』や、社会現象まで巻き起こした、『あまちゃん』等に携ってきた吉田照幸さん。今回も、絶妙な間を切り取り、柔軟な発想と感性で、のびやかなユーモアを描き出しました。
そして、どこか頼りなくツイていない主人公を演じるのは【テルマエ・ロマエ】や、同じく東野さん原作の『新参者』シリーズでも主演を務め、強烈な個性と圧倒的な存在感で観るものを魅了する阿部寛さん。また栗林をサポートする、正義感の強いスキー場のパトロール隊員・根津を、関ジャニ∞の大倉忠義さん、彼と共に捜索に協力する、スランプ中のスノーボード選手・千晶を、元AKB48の大島優子さんが演じています。更に、所長役の柄本明さん、謎の男:ムロツヨシさん、嘘くさい女:堀内敬子さん、ほか麻生祐未さん、生瀬勝久さん、田中要次さん、でんでんさん、など個性的かつバラエティー豊かな俳優陣が集結しています。
公開前に、吉田照幸監督が仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺いました。

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<インタビュー>
監督:東野先生のファンだったんで、嬉しかったですね。まずは!で、本の中身もテンポがあって、スゴく映像向きだなって思いました。ただ一点、スキーのアクションシーンが、一番盛り上がる所が、まあ、確かに、東野先生が言う様に映像化不可能!それはスキーやってる人ほど、余計に思うものだと思うんですよね。ココさえ、乗り切れば、面白くなるって思いました。
阿部寛さんの主演になった時に、ああ、これは面白くないとマズいぞ!っていうプレッシャーはありました。やっぱり阿部寛さんっていうと、ね。好感度No.1だったり、皆さん、もう必ず面白いものを期待して観にこられるじゃないですか?で、数多の演出家の方が阿部さんを演出してこられた上に、自分に何が阿部さんの魅力を引き出せるのかっていう、そういうのは、スゴく、プレッシャーでしたね。


Q.自然を相手ということもあり、通常のロケ撮影とは違う、ご苦労があったと思うのですが?・・・
吉田照幸監督 監督:移動ですかね、スキー場をたくさん使わせてもらって移動するんですけど、ちょっと移動するにも全部スノーモービルなんですよ。スノー・モービルの後ろにボートみたいなのをつけて何度も往復するんですよね。スタッフは大変ですね。あと、足跡ですよね。
一回、芝居したら、全部消さなきゃいけないっていう…普通のスキーのシーンならいいんですけど、やっぱり、あの林の中探しているシーンとかも一杯あるじゃないですか?ああいう所で、靴あとがあったらおかしいじゃないですか?苦労しましたね。

スキーのアクションシーンがあるんですけど、その時に最初にばっと、追っていって、どこまで追うんだ!っていうぐらい長く追うカットがあるんですよね。それはゴープロっていう10万円以下のカメラで撮っていて、しかも撮ってる人は、地元のスキーヤーなんですよね。滑りはプロで山も知りつくしているんで、すっごい狭い木の中を滑っているんですけど、それでも全くぶつからずに、しかも、まっすぐ追うだけじゃなくて、ちょっと横にいって、仲間内でやってるんですよ、やっぱりカッコいい映像撮るために、もう、そういう地元の人さまさまで撮ってます。それが、スゴイ迫力だっていわれると、ちょっと何か・・・ありがとうございますって、下向いちゃうんです。


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<メッセージ>
監督:アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【疾風ロンド】監督の吉田照幸です!【疾風ロンド】は、東野圭吾さん原作の、サスペンスですが、実はいっぱい笑いがある、サスペンス・コメディになっております。皆さんが楽しめる映画になっておりますんで、是非、劇場でご覧ください!!

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<みどころ>
実は、ちょっと(私の出身地)名古屋弁が出てきたりもするんですけどね!次々に予想外の出来事が起こる中、残された時間は、あと4日!そこには極限の心理戦が・・・濱田龍臣さん演じる栗林の息子と、栗林との親子関係や、前田旺志郎さんなど、期待の若手俳優たちが演じる、スキー場で出会う、地元中学生らとの心の交流などもキーポイントになっています。

また、久々のスキーに大苦戦するという役柄同様?約15年ぶりのスキーとなった阿部寛さんや、数時間でスノーモービルの運転をマスターした大倉忠義さん。そして9歳から続けてきたスノーボードを生かすことができた!という大島優子さんなど、それぞれの滑りにも注目です。広大な白銀の世界を舞台に、疾風のように駆け抜けるスピード感と、二転三転する予測不能のノンストップ・サスペンス! 今日は、迫力ある映像とストーリーをお楽しみ頂ける、今日26日から公開の映画【疾風ロンド】をご紹介いたしました。

<尚、この作品は、県内では109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、ムービックス仙台・利府の 5カ所で上映です。>


今週のおすすめ!
(11/19放送分)

「オケ老人!」&「シーモアさんと、大人のための人生入門」

「オケ老人!」
原作:荒木源
監督:細川徹
出演:杏、黒島結菜、坂口健太郎、笹野高史、左とん平 他

「シーモアさんと、大人のための人生入門」
監督:イーサン・ホーク
出演:シーモア・バーンスタイン、イーサン・ホーク、マイケル・キンメルマン 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は2本!どちらも、クラシック音楽を堪能頂ける作品、現在好評公開中の【オケ老人!】そして、ドキュメンタリー【シーモアさんと、大人のための人生入門】をご紹介します。まずは・・・【オケ老人!】から・・・

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<ストーリー>
バイオリンが趣味で学生時代には演奏経験もある数学教師の千鶴。梅が岡高校に赴任してきた彼女は、地元の文化会館で開かれたアマチュア・オーケストラによる、プロ顔負けの見事な演奏に大感動!!自分の経験を生かすべく、即、問い合わせて、入団を決意する。だが、初めての練習に行ってみると、彼女が入ったのは、老人ばかりの素人丸出しの<梅が岡交響楽団>通称:梅きょうであり、文化会館で演奏していたのは、エリート楽団として知られる<梅が岡フィルハーモニー>通称:梅フィルだったと知り、がく然とする。

それでも、千鶴の入団を大喜びする老人たちに「楽団名を間違えた」とは言い出せず、結局参加することになるのだが、その後、なぜか指揮棒を振るはめになってしまうのだった。

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<作品について>
老人ばかりのアマチュア・オーケストラに入団してしまった女性が、ライバル楽団との対立等を通して音楽の素晴らしさをかみしめる!というこの作品は、「ちょんまげぷりん」や「探検隊の栄光」等で知られる人気作家:荒木源さんの小説を基にした音楽ドラマです。 メガホンを取ったのはコントユニット「男子はだまってなさいよ!」を率いる放送作家で、演出家・脚本家、映画監督としても、2012年に、椎名誠さん原作の【ぱいかじ南海作戦】で長編映画デビューした、細川徹さん。本作が、2作目の監督作品です。

ヒロイン千鶴を演じるのは、ドラマ『ごちそうさん』のヒロインを務め、一躍人気を集めた杏さん。そして、笹野高史さんはじめ、左とん平さん、小松政夫さん、藤田弓子さん、茅島成美さん、石倉三郎さんらが演じるのは、何れ劣らぬ?個性あふれる<梅きょう団員>です。

出演は他に、モデルで俳優、『とと姉ちゃん』や『重版出来!』など、活躍が話題となっている坂口健太郎さんや期待の若手女優:黒島結菜さん、そして、ベテラン:光石研さんなどです。

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<みどころ>
エリート・アマオケ≪梅フィル≫との狭間でゆれる千鶴。更には、憧れの大物指揮者の登場や、団員の病気、立ち退き問題など<梅響>に幾度となく訪れる危機!?・・・ どうする、千鶴?! どうする、オケ老人?!果たして彼らは演奏会を成し遂げられるのか?・・・ 千鶴とオーケストラメンバーとのコミカルなやりとりにも注目のコメディです。 また、心躍るクラシックの名曲が全編を彩り、千鶴先生と、日本一個性豊かで、熱い老人たちが感動のフィナーレを無事に迎えることができるのでしょうか?

まずは、【オケ老人!】をご紹介しました。

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もう一本、こちらも音楽を純粋に愛する人物のドキュメンタリー!俳優:イーサン・ホークがメガホンをとった、あるピアノ教師の作品【シーモアさんと、大人のための人生入門】です。

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<作品と見所について>
人生の折り返し地点…。アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていた俳優のイーサン・ホークは、ある夕食会で当時84歳のピアノ教師:シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち彼の漂わせる安心感に包まれ、シーモアの人柄と、そのピアノ演奏に魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ることを決意した。 シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功の影に、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして、演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。 決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語りだす。彼の、そのあたたかく繊細な言葉は、すべてを包み込むように私たちの心を豊かな場所へと導いてくれる。彼が教える、深い愛とこころざし・・・

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<2作品、共通の見所>
音楽のすばらしさと、それを真剣に学ぼうとする気持ち、上手になりたい!とただ、ひたすらに練習することの大切さを、物語とドキュメンタリーという形こそ違いますが、いずれの映画も、それをストレートに教えてくれている凄くステキな作品です!

今回は、映画【オケ老人!】と、ドキュメンタリー【シーモアさんと、大人のための人生入門】をご紹介いたしました。

<尚【オケ老人】は、県内ではTOHOシネマズ仙台、イオンシネマ名取・石巻の3カ所で、【シーモアさんと、大人のための人生入門】はフォーラム仙台のみで上映中です。>


今週のおすすめ!
(11/12放送分)

この世界の片隅に

原作:片渕須直
監督:こうの史代
出演:のん、細谷佳正、尾身美詞、稲葉菜月、牛山茂 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“昭和20年広島・呉。わたしはここで生きている”・・・人々の想いが集結したアニメーション映画:今日から公開の【この世界の片隅に】を製作にあたってのエピソードも交えて、ご紹介します。

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<ストーリー>
昭和19(1944)年2月、18歳のすずに突然、縁談がもちあがる。広島市江波(えば)で生まれ、絵が得意な彼女。良いも悪いも決められないまま話は進み、20キロ離れた町・呉へとお嫁に行くことになる。

呉は その頃、日本海軍の一大拠点:軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も、呉を母港としていた。見知らぬ土地で、海軍勤務の夫:周作の妻となった すずの日々が始まった。夫の両親は優しく、義姉は厳しく、その娘、姪にあたる晴美は、

配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には、好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていた。

だが、昭和20(1945)年3月…呉は、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされ、皆が大切にしていた身近なものが失われていき・・・。
それでも、なお人々の日々の営みは終わらない。そして昭和20年の、あの夏がやってくる。

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<作品について>
この作品は、戦時中の広島県の呉を舞台に、生活に戸惑い、大切なものを失いながらも工夫を凝らして、前を向いて生きていく女性の日々を描いた物語です。

『夕凪の街 桜の国』などの、こうの史代(ふみよ)さんが2007〜09年に手がけた連載同名漫画に惚れ込み、約6年の歳月をかけて、徹底的な時代考証・現地考証を重ね、丁寧に、そして、ダイナミックに描き出したのは片渕須直(かたぶち すなお)監督です。脚本も担当しました・・・片渕監督は、TVアニメシリーズ『名犬ラッシー』で監督デビューした方ですがそのことが、原作者の こうのさんの心を動かしました。<エピソード(1)>

こうのさんの所には、既に、実写映画化のお話もきていたそうなのですが・・・実は、片渕監督のプロフィールに記されたTVアニメ『名犬ラッシー』の文字を見た、こうのさんは「大きな事件は起こらず、飼い主ジョンとラッシーが遊ぶ日々が続く。自分もいつか、こういう物語を描きたい」と思った作品だったことを思い出したのです。

まさに、自分の道標の一つとして感じていた、その作品の監督から、アニメーション化を熱望する手紙が届いたのですから、こうのさんは驚き、この企画は「運命だ」と言葉にしたそうです。

さて、主人公・すずの声を演じるのはTVドラマ「あまちゃん」の能年玲奈さん改め、女優の のんさんです。アニメ声優初主演ですが、柔らかく、どこか懐かしい、親しみを感じさせる声で、18歳で嫁いだすずに、生命を吹き込みました。そのすずを囲むキャラクターには、豪華実力派の声優陣が集結!加えて、松竹新喜劇の座長:澁谷天外さんも、声で特別出演しています。

そして本編を優しく包み込む音楽を担当するのはシンガー・ソング・ライターのコトリンゴさんです。自身がカバーして新たにリアレンジした「悲しくてやりきれない」(原曲は、ザ・フォーク・クルセダーズ)がオープニングテーマに使用され、作品の世界観を壮大に歌い上げています。
また、この作品のために書き下ろした主題歌「みぎてのうた」やエンディングテーマ「たんぽぽ」など、そのナチュラルで柔らかな歌声と曲想がぴったりと作品世界に寄り添っています。

更に、これは、クラウドファンディングという手法を取り入れた作品で、出資企業を募るためのパイロットフィルム制作費用=目標金額は、2000万円でした。それが開始から8日と15時間余りで目標金額を達成、終了時には、全国47都道府県から3千人以上(3374人)のサポーター、実に3900万円以上(39,121,920円)の支援金が集まり、それが制作資金となりました。これは当時、国内のクラウドファンディング:映画ジャンルとしては、最多人数、最高額の記録を樹立しています。
つまり日本全国からの「この映画が見たい」という声と想いに支えられ、完成した作品なのです。<エピソード(2)>

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<みどころ>
ふんわりとした優しいタッチの画…いま大人気の【君の名は。】も素晴らしいタッチですが、それとは、また違ったアニメーションの良さがでている画に、のんさんのほのぼの・のんびりとした、ちょっと夢見がちな声。そして、そこに描かれているのは、お盆にみんなであつまって、すいかを食べる様な、どこにでもある毎日・・・だた、迫り来る戦争、生活を奪って行く戦争・・・という非日常が、普通になってしまっていた日々として描かれることで、その悲惨さが際立つようにも感じました。

でも泣いてばかりじゃ、もったいない。ささやかな喜びに、明るく笑って暮らせたら、それでいい。すずの前向きな生き方に、未来を信じたくなります。

長く、深く、多くの人の心に火を灯し、100年先にも届けたい!、100年先にも愛され続けるアニメーション映画・・・今回は、今日12日から公開の【この世界の片隅に】をご紹介いたしました。

<尚こちらの作品、県内ではチネ・ラヴィータと109シネマズ富谷で上映>


今週のおすすめ!
(11/5放送分)

PK

監督:ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、サンジャイ・ダット、ボーマン・イラニ 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“あなたの常識がかわる!”人生に迷う全ての人の心に突きささる笑いも涙も詰まったインド映画、現在好評公開中の【PK】をご紹介します。

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<ストーリー>
留学先のベルギーで大失恋し、今は母国インドのTV局でリポーターとして働く女性:ジャグー。ある日、黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りを身につけて、チラシを配る、奇妙な男を見かける。彼の手にするチラシには、神様の絵に「行方不明」の文字。『神様を探している』らしい、「PK」と呼ばれるその男に興味を抱いたジャグーは、ネタになる!と踏んで、彼の取材を始めるのだが・・・。
彼は、世間の常識が一切通用しない、無邪気すぎる人。「この男は、いったい何者?なぜ、神様を捜しているの?」…しかしジャグーがPKから聞いた話は、途方もない内容で、にわかには信じられないものだった。驚くほど純粋な彼の問いかけは、やがて大きな論争を巻き起こしはじめるのだった…

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<作品について>
『常識にとらわれず、我が道をいけ!』という熱いメッセージで、2013年、日本中に笑いと涙と拍手喝采を巻き起こしたボリウッド(インド映画)がありました。そのタイトルは【きっと、うまくいく】…底抜けに明るい青春映画でありながらも、謎解きのような緻密なストーリー。更に社会問題にまで、鋭くメスを入れた、その【きっと、うまくいく】の監督:ラージクマール・ヒラニと、主演のアーミル・カーンがタッグを組み、笑いも涙も120%増量!といわれる【PK】を作り上げました。(PKとは、酔っぱらいの意味)

SFコメディに、切ないラブストーリー、偏見や宗教問題といったテーマにも斬り込んだ社会派ドラマなど、様々なジャンルを盛り込んで、インド歴代興行収入No.1の記録を樹立。更に、全米でも記録的な大ヒットを打ちたて世界中のメディアで話題となっています。

主役の奇妙な男:PKを演じたアーミル・カーンは、これ迄で一番難しい役といいながら、鍛え抜かれた肉体美も披露し、まばたきをしない!という荒業で、ぶっ飛んだキャラを、愛嬌たっぷりに表現しています。

ヒロイン:ジャグーを演じた【命ある限り】などのアヌシュカ・シャルマの気丈で可憐で、キュートでセクシーな表情には、誰もが魅了されてしまいます。

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<みどころ>
世界中で起きている社会問題を絡めて描いているだけあって、冒頭に、『この作品はフィクションで、いかなる個人・団体・宗教も、傷つける意図はありません!』・・・という但し書きがでてきます。当然ですが・・・神様が大勢いる?インド社会を舞台にしながら、ある意味、世界の縮図であり、広い広い宇宙の中のお話ですから、宇宙からの大きな視点で、世界をみつめることの大切さを描いているのかもしれません。自分たちが、普通!?と思っている事は、一体なに?とか、小さい子供が無邪気に沢山の何故?を問いかけてくるようなPKからの質問に、どう答えたらいいの?と考えてみたくなります。

ミスタービーン並みのインパクトある主人公に、アヒル口がとってもかわいいヒロイン・・・この2人が、人間として惹かれ合う・・・

決して嘘をつかないPKが、最後に覚えたことは?お土産に持って帰りたい!と思ったモノとは?

ラジカセと、カセット・・・という(今また若者たちに人気となってきているらしい)一昔前のアイテムが、劇中で大いに、その魅力を発揮している!など、シンプル、かつ、わかりやすい!ことが重要!?で、人間関係も、ホントは、シンプルなモノ・・・と教えてくれているようです。

良い人、悪い人、面白い人、とても切ない涙のシーンも、これは、やっぱりコメディ!っという、ラストシーンまで、全てがハッピーな気持ちに繋がる素敵な作品です!!

ラストは、涙、涙…かと思いきや・・主人公のたくましさも感じる微笑ましいエンディングで、2時間33分、長さを全く感じさせません。

インド映画ですから…当然のように、歌って踊るシーンは登場しますが、ん?ちょっと・・・と思う程、唐突でもなく、かるーいミュージカル感覚で、ストーリーの流れを歌詞で補ってくれている?様な自然なシーンです。
(中でも、落ち込んだ時の、『元気チャージ体操』は、小気味好いダンスで、踊ってみたくなりました。)

彼の小さな疑問は、やがて大きな奇跡を呼ぶ!…大切なことは、ぜんぶPKが教えてくれた!今回は、チネ・ラヴィータで現在好評公開中のSFヒューマンコメディ【PK】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品は、宮城県内ではチネ・ラヴィータのみで上映中です。>


今週のおすすめ!
(10/29放送分)

「Start Line スタートライン」&「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」

「Start Line スタートライン」
監督:今村彩子
出演:今村彩子

「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」
監督:朝原雄三
出演:イェソン、佐々木希、佐藤正宏、ふせえり、武野功雄 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、今日29日から公開のドキュメンタリー映画【スタートライン】と、来週11月3日(木)から公開【いきなり先生になったボクが彼女に恋をした】をご紹介します。
まずは自転車日本縦断ロードムービー【Start Line スタートライン】から・・・

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<ストーリー>
『耳、聞こえません。コミュニケーション、苦手です。?そんな私の沖縄→北海道57日間の自転車旅。』

生まれつき耳が聞こえず、健聴者とのコミュニケーションに、壁を感じてきた今村彩子(あやこ)監督。「このままではいけない。」そんな想いから、自転車で沖縄→北海道・日本縦断の旅を決意する。クロスバイク歴わずか一年。 そんな彼女を叱咤激励しつつ、追い続けるのは、伴走者にして、カメラ撮影を担う“哲さん”。自転車店のスタッフである。 厳しさにヘコんで、バテて、こっそり泣いて…それでも、ひたすら北に向けて走り続ける毎日。私は、どうすべきなのか?…悩み苦しむ彼女に、北の大地で奇跡的な出会いが待っていた。?

彼女はどんな答えを見つけるのか?それは、人生の旅そのものの、57日間3824キロだった。

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『ニッポン中のためらう人に観てほしい、一篇の勇気のおすそわけです。』というこの、112分間のドキュメンタリー作品 監督・撮影・編集にあたったのは映像作家:今村 彩子(あやこ)さん。19歳の時にアメリカに留学し、映画制作の技術を学びました。ドキュメンタリー映画制作は、国内にとどまらず、海外にも取材に出かけ、これまでも、ろう学校や学生の素顔を追ったり、東日本大震災で被災した聞こえない人々を2年4ヶ月取材したドキュメンタリー映画【架け橋 きこえなかった3.11】などが、あります。

自分を見つめるため、奮い立たせるため、自信をつけるため、苦手を克服するため、そして、前向きになるため!無謀とも思える旅を実行し、新たな一歩を走り出した今村監督。 旅の途中で出会った多くの人によって、自分の弱さを知り、また中でも、ある外国人旅行者との出逢いが、彼女の心を大きく変化させることとなりました。公開を前に監督が仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺い、メッセージを頂きました。

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今村彩子監督 <メッセージ>
監督:ラジオマガジンアーリーバードをお聴きの皆さん!【Start Line スタートライン】監督の今村彩子です。この映画は、私が沖縄から北海道まで自転車で旅をしたドキュメンタリーです。『やったぞ!』というサクセスストーリーではないけれども、観てくださった方の中に、何かが残る映画になっていますので、是非観に来てください!

今村監督からのメッセージを、お聞きいただきました。

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監督は勿論ですが、撮影協力をされた:堀田哲生さん、普段は自転車のメンテナンスをしてくださる方。そして、旅の途中で出会ったウィルさん、彼も耳に障害を持っているのですが、とにかく社交的で、チャレンジ精神や、勇気が、スゴイなあ〜と。
『たくさん星はあるけれど、同じ星はない。』という言葉が印象的でした。

監督は、聞こえる人と聞こえない人の架け橋になれるよう!という思いから映画制作をされていらっしゃると伺ったのですが、映画を拝見し、お話を伺いながら、実は、私自身、聞こえない人にとって、この『ラジオという媒体』は、もしかしたら一番、縁遠い部分かも?と少し不安になりました。でも、私にも何か出来る事が…と考えた時、監督の思いが詰まった、この映画の存在を、一人でも多くの方に知ってもらうことではないかな?と信じて、いま、ご紹介 しています。

まずは桜井薬局セントラルホールで今日から公開となるドキュメンタリー映画【Start Line スタートライン】ご紹介しました。尚、今日午後5時と7時の回、今村監督と宮城教育大学の松崎准教授によるスマートフォンの音声認識アプリを使ったUDトークと、手話通訳付きのトークイベントを予定しています。

もう一つ、来週11月3日(木)からムービックス仙台で公開予定の映画【いきなり先生になったボクが彼女に恋をした】ご紹介します。

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<ストーリー>
人生最大の危機は、いきなりやって来た!恋人にフラれ、沖縄出張中に会社が倒産してしまったヨンウンと、韓国語をマスターしなければ旅行会社をクビになってしまう、シングルマザーのさくら。そんな二人は、さくらの通う外国語学校で出会う。帰る家もなくなった失意のヨンウンが、その学校で先生をすることになったからだ。
さくらは、韓国から取引先のVIPが来日するまでの期間、ヨンウンに個人レッスンを依頼。また、ヨンウンは、幼い息子のために一生懸命な彼女に心を動かされ、とんでもない作戦を計画する。
様々なアクシデントで事態は思わぬ方向に転ぶが、気が付けば二人の距離は、ぐっと近くに。しかし、お互いの秘めた事情から、更なる大きなハプニングが二人を襲う。

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<作品について>
沖縄を舞台に、お互い崖っぷち状態の男女が出会い、思いも寄らぬ方向に突き進んでいく姿を軽快なテンポで描く、この恋愛物語。
メガホンを握ったのは【武士の献立】【愛を積むひと】等の朝原雄三監督。主演を務めるのは・・・シングルマザー:さくらには、ファッションリーダーとして同年代の女性から圧倒的な支持を受ける、佐々木希さん。女優としても活躍の場を拡げています。恋人に捨てられたヨンウンには、韓国の人気マルチ・エンタテインメント男性グループ SUPER JUNIOR のメンバー:YESUNG(イェソン)さん。初めての主演映画では、日本語のお芝居に挑戦となりました。本作では主題歌『雨のち晴れの空の色』も書き下ろしています。 ほかに、ふせえりさん、吹越満さんら、実力派が脇を固めています。

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<みどころ>
舞台となっている沖縄の美しい自然や観光名所も楽しみながらイェソンさんと佐々木さんの2人が織り成す、ロマンチックで、愉快な物語に心奪われること間違い無しです。イェソンさんが、カラオケで歌う『勝手にしやがれ』も、とても上手でした!!

夢中で生きていたら、ステキな恋がやって来た!?・・ひとりで頑張ってきたすべての女性たちに届けたい、笑って泣いて元気が出るラブストーリー。

今回は、来週11月3日(木)から、ムービックス仙台のみで公開予定の映画【いきなり先生になったボクが彼女に恋をした】そして…今日29日から桜井薬局セントラルホールで公開のドキュメンタリー【Start Line スタートライン】の2本をご紹介いたしました。

どちらの作品も、どんな崖っぷちでも、必死で頑張って努力すれば、先が見えて来る!そして、きっと誰かが応援していてくれるから、もっと頑張れる!と思える2本です。


今週のおすすめ!
(10/22放送分)

バースデーカード

監督:吉田康弘
出演:橋本愛、宮崎あおい、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村蒼 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“天国の母から届くカードには、母の愛が生きていました・・・”今日22日から公開の作品、【バースデーカード】をご紹介します。

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<ストーリー>
『21世紀のキに子供の子と書いて紀子。いま、この時代に、確かに私という人間が存在した、という意味を込め、パパが付けてくれた名前です。』小学生時代のあだ名は「泣き虫のりこ」。引っ込み思案で、クラス対抗のクイズ大会では、家族総出で協力してくれたのに、一問も答えられなくて・・・でも、落ち込む私を、いつも励ましてくれるのが優しくて明るいママだった。大好きなママは、このままずっと隣にいて、安心させてくれると、当たり前のように思っていたのだが・・・。紀子が10歳の時、自身の余命を悟った母・芳恵は子供たちが20歳になるまで、毎年誕生日に手紙を送る約束をして亡くなる。
約束通り、紀子のもとに届く母からのバースデーカードには、人生を輝かせるヒントなど、内気な娘を思う愛情があふれていた。やがて紀子が20歳を迎えた最後の手紙には、10年前に彼女が投げかけた質問への返事が記されていた。

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<作品について>
他界した母から娘に毎年届くバースデーカードを通して、母娘の深い絆を描くこの人間ドラマ。メガホンをとったのは、【旅立ちの島唄 〜十五の春〜】【クジラのいた夏】などの吉田康弘監督です。【ゲロッパ!】の現場に参加してから、映画の世界へ。【パッチギ!】【嫌われ松子の一生】などの制作にも加わり、07年【キトキト】で監督デビュー。型破りな母子の物語として話題になりました。
今回もこの映画【バースデーカード】は監督のオリジナル脚本による作品です。

カードに託された母のメッセージを受け止め、人生を切り拓いていく主人公:紀子には【リトル・フォレスト】シリーズなどの橋本愛さんが扮し、少女から大人の女性へと成長していく心の機微を表現しています。
子供たちへ手紙を書き残す母・芳恵役には、宮崎あおいさん。父役をユースケ・サンタマリアさん、弟役は須賀健太さん。ほかに、中村蒼(あおい)さん、谷原章介さん、洞口依子さん、木村多江さんなどが共演しています。

主題歌は、木村カエラさんが歌う『向日葵』。また、劇中には懐かしい映画のワンシーンや、ピンクレディー、銀杏ボーイズなど、あらゆる世代の方々が、何かを思い出すきっかけになりそうな、時代を象徴する音楽や文化も登場。撮影は、諏訪湖を中心とした長野県各地や、小豆島、大阪と、約1ヶ月の全編オールロケーションが敢行されました。

公開を前に吉田康弘監督が仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺いました。

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<インタビュー>
吉田康弘監督 監督:2時間という中で10年以上のスパンを描く!っていうことは、映画的な発想だから持てることでもあるし、今回は表現に挑戦したかったので、それをまた一人の紀子という成長を、劇場のお客さんが親戚になった気分でね、見守って頂けるような、そういう映画を目指しました!そういう意味で嘘のない世界観を大事に、感情の部分とかで違和感がないように、そこは繊細に、丁寧につくったつもりです!

オリジナルストーリーですから、いつ何時かえてしまっても良い訳で・・・そこが逆にいうと強みですから、原作者に許可をとる必要もないし、現場でどんどん変えて行けるので、そこはもう、自由に言ってください!と脚本の中には細かいことは書き込まずに、現場でみんな、行間を埋めていく作業を一緒にしましょう!というお願いをして現場でやっていました。
できるだけ、リアリティーを持つと…何か作劇を見ている、作られたモノをみているという気分じゃなくて、本当に、こういう鈴木家がいて、それを隣りからみているような気分になってもらいたかったんで、そこは、すごく大事にしてましたね。

この映画は、蒼氓(そうぼう)という言葉も映画の中で使ってますけど、その言葉が、もともと好きで、ボクは・・・一生懸命生きて、いつか死んで行く名もなき民、みんな誰しもが蒼氓だと思うんですね。死んで名を残す人っていうのは、一部の人だと思うんですけど、その蒼氓である我々の映画、普通の人々の人生の中に、沢山のキラメキがあるってことを描きたかったんですね。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん! 映画【バースデーカード】監督の吉田康弘です。この映画、母と娘の絆を描いた映画でございます。ですが、父親役のユースケ・サンタマリアさん演じる父親役の目線で見て頂いても非常に楽しんで頂ける映画です。母世代、子世代、あと、男のお客様にも是非観て頂きたいと思いますので、是非劇場に、あたたかい涙を流しに、そして、たくさん笑いに、ユーモアのシーンもたくさんありますので劇場で楽しんで頂けたらと思います。どうぞ、宜しくお願いします。

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実は監督は、震災の前後に、この映画のシナリオを書いていて、同じ時期に、お子さんが生まれ、親になった事で、親の立場で、又、ご自身が母親に言ってもらいたかった言葉を選んだ、とも話してくれました。そうする事で、例え、お母さんが亡くなっても親と子の関係性は続いていくんだ!という事を重要なテーマとして、提案できるんじゃないかという思いで書かれたそうです。

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<みどころ>
若い2人の日常生活・・・何気ない人生の1ページを垣間みることで登場する人々への思いをはせることができる・・・というシーンが印象的でした。
大切な人、家族との別れ(死)はありますが、決して悲しさ、辛さだけでなく、親と子、家族の心は、ずっとずっと、共に生きていくことができる。喜びや、幸せを感じることもできる、という前向きな気持ちを…観る人自身の人生や家族にも通じるものとして描いた、とても身近で、普遍的な物語。 今回は、今日22日から公開となる映画【バースデーカード】ご紹介しました。

<尚、こちらの作品は、ムービックス仙台と、利府、で上映となります。>


今週のおすすめ!
(10/15放送分)

金メダル男

原作:内村光良
監督:内村光良
出演:内村光良、知念侑李、木村多江、ムロツヨシ、土屋太鳳 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は“ザセツの数は一等賞!人によって金メダルは違う!”来週22日(土)から全国ロードショーとなる作品、【金メダル男】をご紹介します。

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<ストーリー>
東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年。長野県塩尻市に一人の男の子が生まれた。彼の名は“秋田泉一(せんいち)”幼少期は、ごく普通のぼんやりした少年だったが、小学校の運動会で行なわれた徒競走で1等に!一等賞の金メダルをうけとったことで人生が一変する。泉一は一番になる事の、いいようのない幸福感のとりこになってしまったのだ。それ以来、絵画や書道、火おこし、魚のつかみどり、大声コンテスト等など、ありとあらゆる分野の大会やコンクールに、片っ端から参加して、次々に一等賞をゲット!?いつしか彼は、まわりから“塩尻の金メダル男”と呼ばれるようになっていた。
ところが、中学に入学すると、思わぬ落とし穴が・・・。それは、めくるめく七転び八起き人生のはじまりに過ぎなかった・・・。

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<作品について>
幼い頃から様々な大会に参加しては金メダルを獲得してきた男が、元アイドルの女性との出会いを機に騒動を巻き起こす!という、この物語は、本人も1964年生まれの、ウッチャンナンチャンの内村光良さんが、2011年に上演した一人芝居「東京オリンピック生まれの男」をベースに映画化したコメディドラマです。

2006年【ピーナッツ】2013年【ボクたちの交換日記】に続く3本めの監督作となる本作・・・内村さんは監督のみならず、原作・脚本・主演を兼任。まさに純度100%の内村ワールドを展開しています。

【ぐるりのこと。】などの木村多江さんが、ヒロインの元アイドルを。Hey!Say!JUMPの知念侑李さんが、若き日の主人公:泉一を演じています。
ほかに、ムロツヨシさん、土屋太鳳さん、平泉成さん、宮崎美子さん、笑福亭鶴瓶さん、更に、ワンシーンながら、インパクトのある登場人物として、竹中直人さん、大泉洋さん、長澤まさみさん、田中直樹さん、高嶋政宏さん、温水洋一さん、ユースケ・サンタマリアさん 等、豪華を通り越した、贅沢すぎるキャストがそろっています。

何度失敗しても立ち上がり、あくなき挑戦を続け、思いがけないチャンスを掴んでいく!その全力すぎる泉一の生き様を、ベタからシュール、大ネタから小ネタまで盛り込んだ独特のユーモアで描いた、映画作家としての内村さん。 実は、もともと映画監督を志して上京した彼ですから、高度成長期からバブル崩壊を経て、平成のこんにちに至るまで、その風景は、同じ時代を生きて来た監督だからこそ書けた、主人公:泉一の一途な生き方なのかもしれません。

また内村光良監督からの手紙で届いたオファーに“返事の手紙”を書くように作られたという桑田佳祐さんのNewシングル「君への手紙」が、この映画の主題歌です!こちらは“いいふみの日”11月23日(水)発売予定ということで(放送では残念ながら、お聞き頂けなかったのですが)見事にエンディングをかざっています。

劇中には、『こんにちは赤ちゃん』、『大都会』、『勝手にしやがれ』、『さよならの向こう側』、『夢の途中』、『ランナー』、『ミスチルのトゥモロー・ネバー・ノーズ』、『ヒーロー』、『恋するフォーチュンクッキー』、『クシコス・ポスト』、『ペール・ギュント第一組曲より 朝』、映画【スティング】から『エンターテイナー』、『威風堂々』、『美しき青きドナウ』、『天国と地獄』、といった名曲の数々が流れます。

昭和56年当時のトップテン番組も再現されていたり、泉一が育ってきた当時の流行歌や、街の様子、生活様式(例えば10円玉を積んで公衆電話で故郷に連絡する様子など)が随所にちりばめられている楽しさもあります。

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<みどころ>
一等賞…その耽美なひびきに、とりつかれた一人の男:泉一が光輝く時とは・・・。井の中の蛙だった孤独な彼に、映画好きの友だち(竹岡君)ができた時は…。
一人で部活を立ち上げ、たとえ、ひとつのことを全うする・・ことができなくても、あきらめない大切さを教えてくれる。(無人島でも生きていく・・・等)人間ってたくましい!ということを教えてくれる。親のこと、病気のことを心配する年頃・・・まさに、ドンピシャの年代には、懐かしさと、切なさと、人生…まだまだ!!と励まされた思いとが同居する。
2020年東京オリンピック開催の年にむけて、もうひと頑張りしようよ!という気持ちにもなれる作品です。・・・ガンバレ、泉一、ガンバレ、自分!?

今回は、来週22日(土)から公開となる映画【金メダル男】ご紹介しました。

<尚こちらの作品は、ムービックス利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、TOHOシネマズ仙台 で上映となります。>


今週のおすすめ!
(10/8放送分)

少女

原作:湊かなえ
監督:三島有紀子
出演:本田翼、山本美月、真剣佑、佐藤玲、児嶋一哉 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、湊かなえ原作で累計100万部突破のベストセラー小説を衝撃の完全映画化最新作!宮城県内で今日から公開の作品、映画【少女】をご紹介します。

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<ストーリー>
心に闇を抱える由紀と敦子。2人の女子高校生は「死体って見たことある?」という転校生の何気ないひと言をきっかけに死とは何か?死について知りたい!という願望に囚われる。それを理解できたら闇から解放されるのでは・・・。 それぞれの方法で“死の瞬間”を見ようとする。それは何とも刺激的で衝撃的な物語の始まりだった。

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<作品について>
この作品は、暗闇のなかで綱渡りをしている様な“死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリーです。原作は、映画化もされた「告白」「北のカナリアたち」「白ゆき姫殺人事件」や、大ヒットドラマ等で知られる人気作家・湊かなえさんの同名ベストセラー小説。

メガホンを取ったのは、長編デビュー作【しあわせのパン】、モントリオール世界映画祭特別招待作品【ぶどうのなみだ】、また【繕い裁つ人】等で女性の心を惹きつけてやまない、三島有紀子監督。17歳という自分勝手で危うい年代を生きる少女たちの中に潜む“闇”を、艶やかに繊細に、そして、力強く映し出しました。

物語を担うヒロインの2人には、青春映画【アオハライド】、ドラマ「恋仲」等、話題作に続々出演し、人気を集める本田翼さんと、高校生活をリアルに描いた【桐島、部活やめるってよ】から、ホラー映画【貞子vs伽椰子】等、幅広いジャンルでの活躍が目覚ましい山本美月さんという、最高に旬な2人の豪華共演が実現しました。 テレビドラマ「恋仲」でも共演したことのある本田さんと山本さんが、17歳という多感な時期の、心の闇を体現しています。 ほかに、真剣佑さん、稲垣吾郎さん、アンジャッシュの児島一哉さんらが脇を固めています。主題歌は、GLIM SPANKYが歌う、『闇に目を凝らせば』です。

公開を前に三島有紀子監督と主演の山本美月さんが仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺いました。

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<インタビュー>
山本美月さんと三島有紀子監督 監督:起こっていることは、いじめだったりとか、本当に傷ついた少女たち、闇を抱えた少女たちの話なので、辛く苦しい、それこそ、夜の綱渡りが続いているというお話ではあるんですけれども、彼女たちもそうなんですけど自分も含めて、そうなんですけど本当に真っ暗な闇の中、綱渡りみたいな不安の中で前に進まなきゃいけない。でも、どこかにきっと、一筋の希望がある!と思いながら、皆さん生きてると思うし私もそうなんですね。そういう皆さんにこそ、観て頂ける映画にできるなと思ったので、ぜひとも、この湊かなえさん原作の“少女”というものをホントに映画にしたいなと思いました。

山本:明るい役を演じている時は自分とは凄くかけ離れていて本当に御芝居をしているという感じだったんですけど、あつこっていう人は、何か、ちょっと誰でも感じたことのある闇を抱えているというか凄く共感しにくそうにみえて、共感しやすいキャラクターなので、凄く何か今回の作品は、とってもやりがいのある役だったなと思います。

監督:ホントに、闇と向き合わなきゃいけない役だったので、それはホントに辛いことだと思うんですよ、それで私自身が、やっぱり特にお二人には、その闇から逃げられないように地方で泊まり込みで撮影をしていたので、おそらく山本美月さんも、お友達としゃべって、ほっこりしたり誰かに電話したりとか、美味しいもの食べて、とかって、できなかったんですね、気分転換ができないように、わざとしていた所があったんです。だから尚更、隣にいて、とにかく今、山本美月さんが抱えている闇というのに、自分も絶対的に寄り添うぞ!と自分も同じように、経験したように、寄り添って、あつこという人生をともに生きるんだ!という思いで、できるだけ寄り添ってやっていきたいなと思って挑んでいました。

Q.もし17歳の自分に言ってあげることが出来たら、何を一番伝えたいかな?と

監督:生きるって本当、面倒くさいし辛い事がいっぱいあると思うんですけど、とりあえず生きたら、何かあるかもよ!って言ってあげたいかもしれないです。

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<メッセージ>
ラジオマガジンアーリーバードをお聴きの皆さん!映画【少女】草野敦子役の山本美月です。監督の三島有紀子です。映画【少女】10月8日公開なんですが、この作品は、怖いだけではなく、とても繊細で、綺麗な作品になっています。高校生の方だけではなく、幅広い年代の方に楽しんで頂ける作品なので、是非、劇場でご覧ください。
映画【少女】は今日公開になります。車の中で聴いてる方、お家で聴いている方、いろんな方がいらっしゃると思いますけれども、もし何か、真っ暗闇の中自分が不安の中歩いてるなあという方がいらっしゃったら、映画館の闇の中に来て頂いて、少しでも心を軽くして帰って頂けると嬉しいなと思います。


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<みどころ>
17歳の自分に言ってあげたい事として、狭い範囲や小さい事にとらわれなくても良いんだ!と気付いた…という山本さんのコメントも頂いたインタビューでした。

「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を持つ2人の女子高生が過ごす夏休みを、それぞれの視点で描いた、この作品。

「いじめ」や「死」というイメージが先行する劇場予告を観た時は、この時間帯に、このコーナーで、どうご紹介すべきかと、正直、悩みましたが、実際の作品を観てみると、勿論、深い海に吸い込まれていくような、思春期特有の、悩みや、複雑に揺れ動く波のような危うい気持ちも描かれてはいますが、重い題材から、自分自身の内面の葛藤、変わらぬ友情からくる想い・・・などなど、正に“少女”期ならではの心情、ひたむきさが表現されていると感じました。

こちらの作品も、先週に引き続き、高校生ぐらいの若い人達、特に女子高生で、劇場がいっぱいになりそうな作品です。

今回は、“純粋と残酷、儚さと強さ、そして青春を描いた極上のエンターテイメント・ミステリー”今日8日から公開となる映画【少女】ご紹介しました。

こちらの作品は、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、TOHOシネマズ仙台、で上映となります。


今週のおすすめ!
(10/1放送分)

「泣き虫ピエロの結婚式」 & 「聲の形」

「泣き虫ピエロの結婚式」
原作:望月美由紀
監督:御法川修
出演:志田未来、竜星涼、高橋洋、おかやまはじめ、岩橋道子 他

「聲の形」
原作:大今良時
監督:山田尚子
声の出演:入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、宮城県内ではムービックス仙台と利府で現在上映中のアニメーション、映画【聲の形】と、志田未来さん主演で、今日からムービックス利府で公開の作品、【泣き虫ピエロの結婚式】をご紹介します。まずは、泣き虫〜から・・・

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<ストーリー>
ピエロの見習いとして、人々を笑顔にしようと切磋琢磨する佳奈美(かなみ)。
ある日、彼女は透析患者の陽介と出会う。重い病を抱えた自身の運命を嘆き、笑顔を忘れ、人と関わることを避けるようになってしまった陽介を、少しでも明るい気持ちにしたいと、陽気に振る舞う佳奈美。やがて二人は結婚を誓い、親友の真紀に温かく見守られながら結婚式の準備を進めていくが・・・陽介が式の前日に倒れてしまう。自分が、余命わずかと悟った彼は、佳奈美に別れを告げようとする。

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<作品について>
これは、第4回日本感動大賞を受賞した望月美由紀さんのノンフィクションを実写化したラブストーリーで、運命の男性と巡り合って結婚の約束をするものの、彼から余命わずかであることを知らされた女性の姿を追い掛けています。

メガホンを取るのは、【人生、いろどり】【すーちゃん まいちゃん さわ子さん】などの御法川修(みのりかわ おさむ)監督。ヒロインの佳奈美には、【誰も守ってくれない】や、公開を控える【グッドモーニングショー】等の他テレビドラマや、アニメ・吹替、ナレーターなどでも活躍中の、志田未来さん。陽介役には、【ライアーゲーム〜再生〜】【シマウマ】などの竜星涼さん、そして、佳奈美の親友:真紀役には、仙台のカフェが舞台となった映画【風のたより】で主演した、女優でモデルの新木優子さんらが出演しています。

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<みどころ>
映画の中で、2つの言葉が特に心に残りました。ピエロ=クラウンを目指すかなみには、素敵なモットーがあります。それは、『オール・フォー・ユー。イッツ・マイ・プレジャー』あなたの喜びは、私の喜び・・・ということ。人間は、鏡。自分が不機嫌なら、相手も不機嫌に。笑顔でいれば、まわりも笑顔にかわる、というもの。
そして、一人は気楽で一番!?と語る陽介に、病院仲間の一人がかけた言葉が、耳に残ります。それは、北原白秋の言葉から・・『ふたりでいたれど、まださみし、ひとりになったら、なおさびし、真実ふたりは、やるせなし。真実ひとりは、堪え難し・・・』

大きな試練と相対することで、より愛情を深め、絆を固くする主人公たちの姿・・・笑顔がくれた愛の実話。まずは、1日からムービックス利府で公開となる実話を元にしたフィクション。【泣き虫ピエロの結婚式】ご紹介しました。

もう一本、現在、ムービックス仙台と利府で好評公開中のアニメーション作品【聲の形】をご紹介します。

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<ストーリー>
小学6年生で、ガキ大将の石田将也(しょうや)は、ある日、西宮硝子(にしみや しょうこ)が転校してきたことで、彼女への好奇心と存在のおかげで、退屈な日々から解放される。しかし硝子との間に起こった、ある出来事をきっかけに、将也は周囲から孤立してしまうことに・・・。
それから5年。心を閉ざしたまま高校生になった将也は、今は別の学校に通う硝子のもとを訪れるのだが・・・

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<作品について>
元ガキ大将の主人公と先天性の聴覚障害があるヒロインの切ない青春を描いたこの作品は『週刊少年マガジン』に連載され「このマンガがすごい!2015」オトコ編1位、「手塚治虫文化賞」新生賞 などに輝いた、現在27歳の女性漫画家:大今良時(おおいま よしとき)さんの同名コミックを基に、アニメーション映画化したものです。

アニメーション制作を『けいおん』シリーズや【たまこラブストーリー】などで知られる京都アニメーションと、山田尚子(なおこ)監督が手がけ、脚本を【たまこラブストーリー】【ガールズ&パンツァー】シリーズ等の吉田玲子さんが担当。ボイスキャストには、入野自由(みゆ)さん、早見沙織さんらが名を連ねています。

音楽を担当したのは、電子音楽家の牛尾憲輔(うしお けんすけ)さん。ご本人も、懸命に希望に手を伸ばす将也たちにそっと寄り添う音楽であったらな、と思い、作品の透き通るような繊細な世界観を音で表現した。と語っています。

そしてエンディングで流れる主題歌『恋をしたのは』を歌うのは、aikoさん。「初めても最後も今も、ずっとあなたに感謝している!っていう曲を、今回は書きたかった!」という、曲にこめた思いが、映画の感動をさらに深いものとしてくれています。

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<みどころ>
物語では、小学6年生の時に、転校生としてやってきた聴覚障害者の女の子に興味を持ちながら、素直な気持ちを伝えられなかった主人公の少年が、ある出来事を機に孤立していき、高校生になって、かつての同級生たちに会いに行くことで、空白の時間を埋め寄り添い合っていく姿が描かれています。

手塚治虫文化賞:新生賞の受賞理由は、“障害者と「いじめ」という重い題材から、力強い希望と再生の物語を紡ぎ出したことに対して”とのことですが、原作者の大今さんは「いじめについても、もちろん悪口を言う側や、いじめを肯定するようなストーリーにはしませんが、それぞれの行動には、それぞれの理由がある。単純な善悪の対立ではなく、その人たちの内面や、葛藤を描いていきたいです」と語っています。

思春期の、今にも壊れそうな切実な心情と、ひたむきな思いを結晶化した!と表現されています。 言葉には色々な形があります。文字も手話も声も表情も・・・そして聲にも、色々な形があることが、わかります。これは障害のあるなしや、人と違うこと目立つこと等で、おこる問題だけではなく・・・そしてただ、重くのしかかるだけでもない、ずっしりとボディーブローのように効いてくる?そういう感覚です。

高校生ぐらいの若い人達で、劇場がいっぱいだったのが印象的で、【君の名は。】をご紹介した時と同じ様に、普段のアニメ作品とは、ちょっと違った、素敵な青春映画を、じっくり観たような気持ちになれる作品でした。

今回は、現在ムービックス仙台と利府で好評公開中の映画【聲の形】と、今日1日からムービックス利府で公開の【泣き虫ピエロの結婚式】ご紹介しました。


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