タイトル
話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。

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【バックナンバー】
今週のおすすめ!
(12/1放送分)

家族のはなし

原作:鉄拳
監督:山本剛義
出演:岡田将生、成海璃子、金子大地、佐藤寛太、水田信二 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回の放送当日12月1日は、映画の日!・・・今では毎月1日が映画の日ということで割引やイベントが行われていますが・・・本来は、この日が映画の日でした!

明治29年(1896年)11月25日から29日にかけて、日本で初めて、神戸の神戸倶楽部というところで、映画が一般上映され、これを日本の映画の初公開としました。この年から数えて60年目にあたる昭和31年(1956年)に、一般社団法人 映画産業団体連合が12月1日を「映画の日」と定め、日本における映画産業発祥(日本初の有料公開)を記念する日としました。11月25日は、中途半端だから、12月1日の方がキリがいいという理由で12月1日が記念日とされたそうです。

尚、この時公開されたのは、今日の、スクリーンに映写されるタイプではなく、1人ずつ覗き込んで見るタイプの「キネトスコープ」と呼ばれる、エジソンが発明したモノだったそうです。

子供の頃から映画が大好きだった私の映画好きに拍車がかかったきっかけも、実は、この映画の日!だったんです。
ある年の12月1日、たまたま当日、3本の作品を観て、開催中のスタンプラリーに応募したら「半年間の無料パス」が当たり、空いている時間は、市内の映画館をはしごし続け、観られるだけの映画を楽しんだ!、という素晴らしい思い出があるからです。大好きな映画が沢山観られて、とても嬉しかったし、このことが今の自分に繋がっているかと思うと、その事も、とても嬉しい記憶です。

さて、前説が長くなりましたが・・・今回は、りんごの美味しい季節にぴったりな映画です。主演:岡田将生さん、原作・アートディレクターは、お笑い芸人の鉄拳さんという・・・現在好評上映中の映画【家族のはなし】をご紹介します。

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<ストーリー>
リンゴ農園を営む優しい両親とその一人息子・拓也。幼いころはスポーツで神童と呼ばれ、騒がれた拓也だったが、けがを負って、進む道を失い、今は、両親のもとを離れて東京で暮らしている。彼は、大学生活の傍らバンド活動に熱中し、プロを目指すものの、こちらも挫折・・・上手く行きかけては、つまづくことを繰り返す、そんな自分自身に苛立っていた。

ある日、夢破れて、久しぶりに帰郷した拓也は、「父親が大好きだったころの自分」と出会ったことで、我が儘で身勝手な自分を黙って支えていてくれた家族と、自分に注がれていた両親の愛情に気づくことに・・・そんな拓也に、ささやかな奇跡が起こるのだった・・・。

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<作品について>
自分の進むべき道を見失った青年が、親元を離れ、様々な挫折を経て家族の温かさを再発見する・・・この作品「家族のはなし」は、2013年に、お笑い芸人の鉄拳が信濃毎日新聞との企画として発表したパラパラ漫画を、実写映画化したものです。 パラパラ漫画は、第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞し、ネット上をはじめ、各所で“涙が止まらない!”と話題を集めた感動の名作です。

監督を務めたのは、ドラマ『絆 走れ奇跡の子馬』で岡田将生さんとタッグを組んだ山本剛義さん。また、岡田さん主演の『伊藤くん A to E』シリーズなどの青塚美穂さんが脚本を担当。アートディレクターを務める鉄拳が、物語の鍵となるパートのため、新たにパラパラ漫画を描き下ろしています。

主人公・拓也役は、映画、ドラマ、舞台と幅広い活躍を見せる実力派俳優の岡田将生さん。そして岡田さん演じる主人公・拓也を優しく見守る両親を、時任三郎さん、財前直見さんが・・・、幼馴染みには成海璃子さんという、豪華俳優陣が確かな演技で物語を支えます。
ほかに、金子大地さん、佐藤寛太さん、水田信二さん、渡辺憲吉さんなど。

そして、映画を彩る主題歌は、サイダーガールの歌う『dialogue』です。

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<みどころ>
“田舎で、りんごを愛し育てることに全てを注ぐ父親を、いつしか疎ましく思うようになっていた息子。「何もない田舎で同じことを繰り返しているつまらない人間だ!」と八つ当たりをする、そんな息子を何も言わず笑顔で受けとめる父親”
立場は違っても、心当たりがある方も多いのでは?というシーン。“家族は、面倒くさい幸せだ”・・・というセリフが印象的でした。

鉄拳の描く、優しさに溢れたパラパラ漫画の世界観を具体的に表現するため、書下ろしのパラパラ漫画と実写との融合!という新たな試みにも挑んでいます。そのことが、物語に更なる情感と、映像的にも、不思議な暖かみを与えている作品です。

「お父さんが大好きだった頃の僕に出会いました・・・」 家族の大切さ、親子の不器用な愛をストレートに表現した感動のストーリー。上映時間は1時間20分(80分)

今回は、宮城県内ではイオンシネマ名取のみで、公開中の映画【家族のはなし】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(11/24放送分)

人魚の眠る家

原作:東野圭吾
監督:堤幸彦
出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は“娘を殺したのは、私でしょうか”この愛の結末に涙が止まらない・・・東野圭吾ミステリー。現在上映中の【人魚の眠る家】のご紹介です。

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<ストーリー>
二人の子を持つ播磨薫子とIT機器メーカーを経営する夫・和昌。娘の小学校受験が終わったら、離婚すると約束した仮面夫婦のもとに、突然の悲報が届く。娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは、回復の見込みがないと言われた我が子を、生かし続けるのか、死を受け入れるのか。

究極の選択を迫られた夫婦は、和昌の会社の最先端技術を駆使して『前例のない延命治療』を開始する。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に、その行動はエスカレートしていく。やがて・・・過酷な運命を背負うことになった彼らの先には、衝撃の結末が待ち受けていた。

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<作品について>
“狂ってでも、守りたいものがある・・・”
深く眠り続ける娘を前に究極の選択を迫られた夫婦は『ある決断』を下すが、そのことが、残酷にも、次第に運命の歯車を狂わせていく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか・・・。

これは、作家:東野圭吾さんがデビュー30周年を記念して書かれ、反響が反響を呼び、累計100万部を超えるベストセラーとなった禁断のヒューマンミステリー小説を映画化したものです。

監督を務めたのは【トリック】シリーズや【SPEC】シリーズといった、エンタテインメント作を放つ一方で、【明日の記憶】【天空の蜂】など、現代社会の問題に一石を投じる骨太な人間ドラマも手がける堤幸彦さんです。今回、その思いの強さについて、本作を“自らの集大成”と表現しているそうです。

そして・・・ 狂気とも言える行動で、ただひたすら我が子を守り抜こうとする母親:薫子役では“ハードルが高い分、やりがいがあり、実生活で子育てを経験したことが役立った!”という、【アンフェア】シリーズや、【SUNNY強い気持ち・強い愛】等、多くの映画・テレビドラマで活躍中の、篠原涼子さん。

妻の常軌を逸した姿に深く苦悩していく父親:和昌役は、こちらも映画ドラマ・CMと活躍中の西島秀俊さん。この二人が、映画初共演を果たしています。

また、純真ゆえに、次第に盲目的になる研究員・星野役を、坂口健太郎さん。その恋人役を、川栄李奈さん。薫子の母に松坂慶子さん。和昌の父に田中泯さん。
ほかに、山口紗弥加さん、田中哲司さん、斉木しげるさん、大倉孝二さん、駿河太郎さん、ミスターちん、利重剛さんなどなど、若手から、ベテランまで、各世代を代表する実力派俳優が集結しています。もちろん、子役たちの演技も素晴らしく、涙を誘います。

そして映画を彩る主題歌『あいことば』を歌うのは、絢香さんです。

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<みどころ>
作品の中には、“脳死”“臓器提供”“臓器移植”といった話が出てきますが、人の死とは、何なのか?何を持って死とするのか?突然その時に接した家族、残された者は、どう、心の整理をつけるのか?誰のせいでもない死を、受け止められなくて、何かの、誰かのせいにしたい、時には、自分のせいでと思ってしまう、人の弱さが痛いほど描かれていて・・・でも、いつか必ず、本当の意味で、心の中でお別れを言う時が訪れるのです。上映時間は2時間(120分)

今回は、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台・ムービックス仙台・利府、イオンシネマ名取・石巻、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原>の8箇所で、公開中の映画【人魚の眠る家】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(11/17放送分)

ボヘミアン・ラプソディ

監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は「伝説のチャンピオン」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など数々の名曲で知られるロックバンド:クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの真実が明らかになるミュージック・エンターテインメント!現在好評上映中の【ボヘミアン・ラプソディ】のご紹介です。

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<ストーリー>
1970年のロンドン。ルックスや複雑な生い立ちにコンプレックスを抱えるフレディは、ライブハウスで見かけたバンドのボーカルが脱退したことを知り、歌声を披露して自らを売り込む。ギタリストのブライアン・メイと、ドラマーのロジャー・テイラーは、一瞬にしてフレディの類いまれな歌声に心を奪われ、彼をバンドに迎え入れる。さらにベーシストのジョン・ディーコンも加わって“クイーン”としての活動がスタートした。

カリスマ性を発揮するクイーンは「キラー・クイーン」など、常識を打ち破る革命的な数々のヒット曲によってスターダムをかけ上がり、独自の音楽を貫く、世界的な大スターとなる。だが・・・栄光の陰で、フレディは孤独感や自分のセクシャリティに悩み、スキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しんでいた。
やがて、メンバーとの不和を乗り越えたフレディは、1985年20世紀最大のチャリティ・イベント:ライヴ・エイドのステージに立っていた。

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<作品について>
伝説のロックバンド〈クイーン〉のヴォーカル:フレディ・マーキュリーが、エイズによる気管支肺炎で、45歳の若さで亡くなったのが、1991年、今から27年前の11月24日でした。彼はどのようにして常識や既成概念に逆らい、唯一無二のエンターテイナーになったのか。 この作品では、圧巻のパフォーマンスを忠実に再現するとともに、華やかな舞台の裏にあった知られざる真実、成功と波乱万丈のストーリーを見事に描き出しています。

監督を務めたのは、【ユージュアル・サスペクツ】【X-MEN】シリーズなどのブライアン・シンガー。

フレディ・マーキュリーを演じたのは、ドラマシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」や映画【ナイト ミュージアム】シリーズ【幸せの教室】【バトルシップ】などのラミ・マレック。ブライアン・メイを、主に舞台やTVドラマで活躍しているグウィリム・リー。ロジャー・テイラーを、【X-MEN:アポカリプス】で映画デビューした、ベン・ハーディ。 ジョン・ディーコンは、【ジュラシック・パーク】シリーズなど、子役時代から活躍しているジョー・マッゼロが演じています。

フレディにふんしたラミは勿論、彼を支えたメアリー役のルーシー・ボイントンや、他に、エイダン・ギレン、トム・ホランダー、マイク・マイヤーズ、アレン・リーチ、などが熱演しています。

更にクイーンのバンドメンバー:ブライアン・メイとロジャー・テイラー本人が、フレディの遺志を守るべく音楽総指揮を務め、準備に10年近くかかったというこの作品に貴重な衣装や楽器を提供するなどのバックアップも行っています。

そして映画を彩る名曲の中には、スタジオ・バージョンだけでなく、ライブ・バージョンや完全未発表の貴重なトラック、又、フレディ本人の歌声も甦っているというから、聴き逃せません!!

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<みどころ・聴きどころ>
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」このイントロは、例え、クイーンを知らない人でもご存知のフレーズ!実は、この曲の、この部分が、どういういきさつで生まれたのか!?・・・全ては、観客と一体となったライブから誕生した!というストーリーをも知ることができるのです。

ライブ・エイドのシーンを含む、ラスト30分ぐらい、もう訳も分からず涙が溢れ出して・・・見終わった時、ふーっと声が出てしまうほど、壮大なドキュメンタリーと、スタジアム・コンサートを一気に観た様な、全力を使い切った充実感のようなものを味わいました。正直、クイーンについて全然、詳しくはなかった自分ですが、クイーンというバンドが、どれほど才能のある、そして家族的な絆の強いバンドだったのかを改めて知り、劇場を出てから初対面の人とも大いに語り盛り上がってしまったほどでした・・・

体感型エンターテインメント!映画館のスクリーン・・・あたかも、そこには本物のクイーンの!?時代を超えたライブビューイングを観て参加している?いや、もはや、コンサート会場に自分がいる!という気分を満喫してください。上映時間は2時間15分(135分)

今回は、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台・ムービックス仙台・利府、イオンシネマ名取・石巻、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原・チネラヴィータ>の9箇所で、好評公開中の映画【ボヘミアン・ラプソディ】(字幕・2D・3D・4DX)を名曲とともに、ご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(11/10放送分)

走れ!T校バスケット部

原作:松崎洋
監督:古澤健
出演:志尊淳、佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、佐藤寛太 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は『雑草チームが奇跡を起こす!実話に基づく人気青春小説を映画化!』現在好評上映中の【走れ!T校バスケット部】のご紹介です。

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<ストーリー>
連戦連敗、向かうところ負けばかりの雑草チーム「多田野高校:通称T校バスケットボール部」そんなT校に、バスケットの強豪校で1年生ながらエースとして活躍していたスタープレーヤー:田所陽一が転入してくる。陽一は親友を部内のイジメから救った事で、自分自身が標的となり、バスケットボールを辞めていた。もう二度とバスケはしない・・・そう心に誓い、勉強に専念する陽一だったが、新たな仲間たちとの出会いや、脳裏に焼き付いて離れないリングに引き寄せられるボールの軌道が、陽一を再びコートへと駆り立てる。情熱と葛藤、仲間と家族、あきらめきれない夢。陽一を迎えた新生「T校バスケット部」が全国大会に向けて走り出す!

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<作品について>
いじめによってバスケの強豪校を退学した主人公が、転校先の弱小バスケ部で、勝利を目指して奮闘する、成長と奇跡の姿を描いたこの作品は・・・2007年、松崎洋さんの作家デビュー作として刊行され、のちにシリーズ化された、累計120万部を超える青春ベストセラー小説を原作として、【今日、恋をはじめます】【ReLIFEリライフ】【一礼して、キス】【青夏きみに恋した30日】等数々の青春恋愛映画を生み出してきた古澤健監督が映画化しました。

主役の陽一には『烈車戦隊トッキュウジャー』シリーズや『表参道高校合唱部』映画【帝一の國】、また注目された朝の連続テレビ小説など、映画、ドラマ、舞台、CMと幅広く活躍中の、日本映画界で最も熱い視線を注がれている俳優:志尊淳さん。

T校チームのキャプテンは【3D彼女 リアルガール】【青夏 きみに恋した30日】など、今年も出演作が相次いでいる佐野勇斗さんが演じています。 他に、早見あかりさん、戸塚純貴さん、佐藤寛太さん、鈴木勝大さん、西銘駿さん、阿見201さん、等などT校の個性的な仲間たちには、これからの映画界を担う、若手俳優陣が揃いました。

役作りのためバスケットボール元日本代表選手の半田圭史さんから約3ヶ月間の猛特訓を受けたメンバー全員が、圧巻のプレー、白熱のパフォーマンスを披露しています。 また竹内涼真さん、千葉雄大さん、真飛聖さん、YOUさん、竹中直人さん、椎名桔平さん、といった実力派俳優が脇を固めています。

更に、主題歌『贈る言葉』を歌うのは、多くの青春映画に彩りをそえてきたGReeeeNです。

出演者でT校バスケ部メンバーである川久保透役の鈴木勝大(かつひろ)さん、斎藤健太役の阿見201さんのお二人が、先日仙台にいらっしゃいました。 メッセージをお聴きください。

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<メッセージ>
ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん! 映画【走れ!T校バスケット部】で、川久保透役を演じさせて頂きました鈴木勝大です。斎藤健太役を演じました阿見201です!

鈴木:え?11月3日から公開されました【走れ!T校バスケット部】ですが、王道青春ものバスケット映画なんですが、それだけじゃなく、家族との絆だったり、志尊淳演じるヨウイチが、いじめを受けて、環境を変えて、学校を変えて、自分の力を発揮しだす姿とかは、いろんな学生だけじゃなく、いろんな関係に悩んでいる大人の方にも届く映画なんじゃないかと僕は、思っています。ぜひぜひ、劇場にて観て頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

阿見:もう公開されて、一週間経っていると思うんですけども、一度観た皆さんも沢山いると思うんですが、この僕たちのメッセージを聴いて、次の日もう一回、観に行きましょう!宜しくお願いします!!

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<みどころ>
透役の鈴木さんは、映画同様、実際に、スポーツが得意!高校時代は陸上部で活動していらしたそうです。又201センチという高身長でチームにスカウトされた期待の一年生!という、ちょっとビビリな健太役を演じた阿見さんは、実は、お笑い芸人さんとしてスタートし、更に、現在39歳!!でもチームのいじられキャラの後輩として、全く違和感はありません。

彼らも含め、全員代役なしで撮影された過酷なバスケシーンですが、まさに部活合宿のように、特訓を受けたことで、生き生きとしたシーンや、ドキュメンタリーのような臨場感も生まれたそうです。

今は亡き、原作者:松崎洋さんが、ご自身の息子さんに対して「お前と同じ様な思いをしている人たちのために書きたい!」といって書かれた本で、実際に、ご覧になった息子さんも、「自分が高校生だった時のことを思い出すぐらい、リアルで、映画と小説がうまくリンクしていて面白かった!」と語っています。

仲間や、友達、家族、恋人・・・大切な人達は、当たり前にいるようで、実は当たり前ではないこと。だからこそ、その人々の大切さを改めて感じて欲しい。

“笑って、泣けて、熱くなる!”奇跡の痛快青春エンターテインメント!上映時間は2時間10分(130分)

今回は、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台・ムービックス仙台・利府、イオンシネマ名取・石巻、109シネマズ富谷、シネマ・リオーネ古川、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原>の8箇所で、好評公開中の映画【走れ!T校バスケット部】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(11/3放送分)

ビブリア古書堂の事件手帖

原作:三上延
監督:三島有紀子
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大 他


◆聖月のオススメワンポイント
“本がつなぐ<過去>と<今>・・・心揺さぶる極上の感動ミステリー”今回は、11月1日から公開となっている黒木華さん・野村周平さん主演の映画【ビブリア古書堂の事件手帖】のご紹介です。

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<ストーリー>
北鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店「ビブリア古書堂」。過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔がその店に現れたのには理由があった。亡き祖母の遺品の中から出てきた、夏目漱石の直筆と思われる署名入りの「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるためだ。

若く美しき店主:篠川栞子は極度の人見知りだが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇から、とめどなく知識が溢れ出すほど、本に対して並大抵でない情熱を持つ人物だった。 さらに彼女は、優れた洞察力と、驚くべき推理力を秘めていて、たちどころにサインの謎を解き明かし、この本には彼の祖母・絹子が、死ぬまで守っていた50年前のある秘密が隠されていると指摘する。

これが縁となり、古書堂を手伝うことになった大輔は、彼女が所有する太宰治の「晩年」の希少本が、「人間失格」の主人公と同じ「大庭葉蔵」を名乗る謎の人物に狙われていることを知る。

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<作品について>
“50年前の秘密が解き明かされる時、悲しくも切ない恋が真実の愛へと変わる” 三上延(みかみ えん)さんの同名人気小説シリーズは、本の雑誌が選ぶ『この40年間の書簡ベスト』第1位に選ばれるなど、数々の賞を受賞。累計680万部突破を誇る大ヒットシリーズですが、これを原作に実写映画化。

メガホンを執ったのは、テレビ局員として、人間ドキュメンタリー等を数多く企画監督。映画を撮るために独立し、【しあわせのパン】【繕い裁つ人】【少女】そして国際映画祭でも高く評価された【幼な子われらに生まれ】などを手がけた三島有紀子監督です。

ビブリア古書堂の店主・栞子を演じるのは、【小さいおうち】【リップヴァンウィンクルの花嫁】などの黒木華さん。日に日に栞子に惹かれていく大輔を、【日々ロック】【ちはやふる】シリーズ【純平、考え直せ】等の野村周平さんが、人間味豊かに演じています。他に、成田凌さん、夏帆さん、東出昌大さんといった豪華若手実力派キャストが揃いました。

更に、主題歌は、今年デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズの『北鎌倉の思い出』。桑田佳祐さんが作詞作曲した楽曲を原由子さんの歌声が優しく包み込み、作品の世界を彩っています。

公開前に仙台にいらした三島有紀子監督のインタビューをお聴きください。

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<インタビュー>
監督:元々自分が非常に文学好きでしたし、でまた、この栞子さんというキャラクターが、あの本を通して、ですけれども、あの、そこの奥にある人間ドラマを紐解いていく人なので、そこが、とても面白いなと思ったので、ぜひ映画化したいなと思いましたね。

まあ、あとは元々自分がテーマとしてこだわっている死んだ人の想いというのが、時を経て、その方が死んだあとにも、あの何かの形で、今生きている人にメッセージが届いたり、想いが届くという瞬間を、あの、信じていたい!ですし、信じたい!と思っているので、あの、そういうテーマをやれるんであれば、映画になるなって思ったので、やりたいと思いました。

栞子さんに関しては、まあ、まずご本人さんが、本が本当に好きであるということと、本を読んだ時にとても美しい姿であるということと、これは私が一番大事にしたかったところですけれど本の魅力をどう伝えるかという時に、やっぱり本を開いて、文字だけだと、文字の羅列でしかないので、それを言葉にして、声にして聴かしてくれた時に、あの、美しい声であり、また、その文章が、こう深く心に届く表現力をお持ちの方は誰なんだろうなと思った時に、ああ、黒木華さんだなという風に何か浮かんだ感じですね。黒木さんに関しては・・・でまた、その読んでいる時のシーンが、それが、また見せ場というか演劇的空間に近いような形で、お客さんにお見せしたいんだというような話を黒木さんにした覚えがあります。

ビブリア古書堂の中の本も、あれは全部、本物なんですよね。美術部が、日本全国の古本屋さんに声をかけてくれて、なおかつ、栞子さんの選びそうな本のラインナップを考えてくれて、また、表回りに何を置いて、だんだん奥に行くに従って、どういう本が置いてあるのかっていうのを、全部考えて、飾ってくれているんですね。 いやあ、ホントに黒木さんもセットに入った時に、ホントに感動してくれて、やっぱり、そこに栞子さんがいるんだっていう、この空間を感じて、お芝居してくださったので、それが何よりだなって・・・我々は、美術を作って、空間を作って、どういう小道具を置いてっていうことで、全然、役者さんのお芝居が変わってくるので、もう、ホントに役者さんへのラブレターだねって言いながら、みんなで、作っていったって感じですね。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【ビブリア古書堂の事件手帖】監督の三島有紀子です。主人公の栞子さんは、本をこよなく愛して、本のミステリー、謎を解きながら、人間ドラマを紐解いていく、とっても魅力的な女性です。ぜひ黒木華さん扮する栞子さんに会いにきてください!劇場でお待ちしております。

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<みどころ>
夏目漱石や太宰治をもう一度、読み返してみたくなるような・・・また敢えて、古本屋さんや、図書館で好きな本を探してみたくなるような・・・本によって導かれる過去と現在を楽しんでみたくなる作品です。(個人的には、栞子さんが読み聞かせるシーンで登場している絵本を早速、購入して読みました。)

演劇的、舞台空間にいるような場面、また教会の中にいるような陽の光の使い方、セピア色の切ない過去のシーン等々、まさに純文学の世界の美しさです。そして最後、互いの魅力に惹かれ始めた栞子と大輔、二人の距離は?近づいていくのでしょうか?上映時間は2時間01分(121分)。

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今回は、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台・ムービックス仙台・利府、イオンシネマ名取・石巻、109シネマズ富谷、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原>の7箇所で、今月1日からから公開となっている映画【ビブリア古書堂の事件手帖】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/27放送分)

あいあい傘

監督:宅間孝行
出演:倉科カナ、市原隼人、立川談春、原田知世、入山杏奈 他


◆聖月のオススメワンポイント
“大切な人を思い出す家族の愛の物語”“愛と愛がひとつになってあいあい傘”
今回は、原作の舞台公演が先日仙台でも行われたばかり・・・映画館では昨日26日から公開となっている映画【あいあい傘】のご紹介です。

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<ストーリー>
恋園という名の神社がある小さな田舎町では、年に一度の祭りが近づいていた。そんなある日、25年前に姿を消した父・六郎を探し出し連れて帰るつもりでその町へやって来たさつきは、宿に向かう途中、偶然にも六郎を知るテキ屋の清太郎と出会う。祭りの取材をしたいと嘘をついて町を案内してもらうことにするが、町を散策していく中で、六郎が神社のお茶屋の女将・玉枝と、彼女のひとり娘・麻衣子と一緒に暮らしていることなど、次第に現在の六郎の生活が明らかになっていく。

人の良い清太郎を利用しているのが心苦しくなった、さつきは町に来た本当の理由を明かし、意を決して、父の新しい家族に会いに行こうとするのだが・・・。
会いたくても会えなかった父と娘、本当の想いは届くのか・・・。

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<作品について>
思い出すのは、遠く離れた家族のこと・・・これは25年ぶりにめぐりあった生き別れてしまった父と娘の、切なくも心にしみる、愛に溢れた5日間の物語です。

監督・脚本・原案・製作総指揮を担当したのは、役者・演出家・脚本家として活躍する宅間孝行さん。2012年まで主宰していた劇団「東京セレソンデラックス」の隠れた名作である、この「あいあい傘」を、もっと多くの人に届けたいという熱い想いで映画化に挑みました。(この映画の公開に先立って、仙台では、舞台の再演があったばかりです。)

主人公のさつきを演じるのは、連続テレビ小説「ウェルかめ」で注目を集め、【夢売るふたり】【3月のライオン】など数々の映画や、テレビドラマで多彩な役柄を演じる倉科カナさん。幼い時に別れた父に対する喜怒哀楽を豊かに表現しています。

そして、25年逢えずにいる娘と、新しい家族との間で揺れ動く六郎を、人気落語家の立川談春さんが。さつきと運命的に出会い、恋をするテキ屋の清太郎を、市原隼人さんが。又、縁あって、六郎を支えながらお茶屋を営む玉枝を、原田知世さんが演じています。 他に入山杏奈さん、高橋メアリージュンさん、やべきょうすけさん、トミーズ雅さん、永井大さん、金田明夫さん、大和田獏さん、など実力派俳優陣が集結しました。

更に、この映画の為に竹内まりやさんが書き下ろした主題歌『小さな願い』は大切な人の幸せを願う曲で、父と娘の5日間のラストをあたたかく彩ります。

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<みどころ>
一瞬、これは舞台?と思うような動きや絵作りがあったり、お笑い顔負け?のツッコミがあったり・・・笑いも満載です。過去の部分を、モノクロやアニメで、台詞なし!音楽のみで見せる手法なので、なぜ、その視点?、なぜ、そのアングル?これは誰?と、いろいろ細かい所も見落とさないように、想像力も働かせて、ご覧いただくと、ラストのお守りの謎や、運命?の意味がわかると思います。

家族の途切れた運命を結びつけたのは、1本の傘でした。

大切に思う人に、改めてありがとうと言いたくなる、家族の愛の物語。舞台をご覧になった方も、そうでない方も、ぜひ、映画版【あいあい傘】お楽しみください。上映時間は1時間56分(116分)の作品。

今回は、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台>のみで、昨日から公開となっている映画【あいあい傘】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/20放送分)

スモールフットル

監督:キャリー・カークパトリック
キャスト(声の出演):チャニング・テイタム、ジェームズ・コーデン、ゼンデイヤ、コモン、レブロン・ジェームズ 他


◆聖月のオススメワンポイント
“クスッと笑えて、心癒される、イエティと人間の心温まる<キズナ>の物語”
今回は、あの【ミニオンズ】の原作者が音楽とともに新たに贈る“モジャかわ”ミュージック・ファンタジー!!・・・現在好評公開中のアニメーション映画【スモールフット】のご紹介です。

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<ストーリー>
人里離れた雪深い山に住む、大きな体で心優しきイエティのミーゴは、父親の仕事=時を知らせるゴング鳴らしを継ぐことを楽しみにしている。
おっちょこちょいで臆病な彼は、ある日偶然にも、小さな足の伝説の生物“スモールフット(=人間)”と出会う。しかし、誰も信じてくれないばかりか、嘘つきだ!と、村の掟を守る最長老のストーンキーパーから、村の追放を言い渡される。ただ、ミーゴは、「雲の下には不思議な世界が広がっているのよ」という、ストーンキーパーの娘で、彼が想いを寄せるミーチーの言葉を信じ、真実をつきとめるため、伝説のスモールフットを探す冒険の旅に出る。

見たことのない広大な世界=人間界に降り立ったものの、途方に暮れるミーゴの前に突然、スモールフットが出現する。彼の名はパーシー。動物ドキュメンタリーを撮っている三流芸能人だ。ミーゴは、あまりの嬉しさに明るく話しかけるが、その大きな声や姿に、恐怖のあまり気を失ってしまうパーシー。

しかし、パーシーが偶然撮影したイエティ発見動画!が瞬く間に拡散されて・・・イエティと人間を巻き込む大騒動は、いったいどうなるのか?

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<作品について>
イエティとは、ビッグフットや、雪男とも言われているUMA未確認動物のこと。未確認ですから、その姿は誰にもわからないのですが・・・映画に登場するイエティは、スモールフット(=人間)探しの旅をするミーゴをはじめ、みんな“モジャかわ”です。その“モジャかわ”な登場キャラクターたちが、極上の音楽に乗せて、歌って踊る、この【スモールフット】は、ミュージック・ファンタジーなのです。

監督・脚本・原案・製作総指揮を担当したのは、30年以上の経験をもつキャリー・カーク・パトリック。【森のリトル・ギャング】ではアニー賞を。また、スタジオジブリの【借りぐらしのアリエッティ】などでは、英語版の脚本も手がけている監督です。

キャラクターたちの声には、演技のみならず、心揺らす歌唱力をあわせもつ人気・実力ともにトップクラスの声優陣が集結しています!

主人公“ミーゴ”役の声を務めるのは、「ドラえもん」のジャイアン役でおなじみの木村昴さん。(字幕版:映画【キングスマン:ゴールデン・サークル】(17)のチャニング・テイタム)、そして、ミーゴと出会う伝説?のスモールフット=人間“パーシー”役には、【ミニオンズ】【SING/シング】などの宮野真守さん。

(字幕版:【ピーターラビット】(18)のジェームズ・コーデン)、ミーゴが恋するヒロイン“ミーチー”役には、映画【聲の形】などの早見沙織さん。

(字幕版:『グレイテスト・ショーマン』(17)のゼンデイヤ)、イエティたちの掟を守る村の最長老“ストーンキーパー”役を務めるのは、【銀魂】【新世紀エヴァンゲリオン】などの立木文彦さん。(字幕版:『スーサイド・スクワッド』(16)のコモン)らが、演技とともに、劇中歌も務めていますので、その歌声にも注目です。中でも、立木文彦さん演じるストーンキーパーは、英語版ではグラミー賞受賞歴もあるラッパーのコモンが担当している役ですが、立木さんも、重厚感ある声を活かしてラップに挑戦しています!

この映画にとって、そのラップの内容がとても重要で・・・かつて、イエティの先祖たちがスモールフットと出会った時に、化け物扱いされたことや、スモールフットたちが生きることが出来ないほど、標高の高い雪山の上に身を隠したことなど、彼らが生き延びてきた、その歴史と、生き延びるために行なってきたことが、語られています。 そこには、例え受け入れがたいことであっても、皆を守る長としての決意と、深い想いも明らかにされているのです。

音楽は、【ミニオンズ】【怪盗グルー】シリーズを手掛けたへイター・ペレイラが担当しています。

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<みどころ>
伝説の○○・・・架空なのか、本当にいるのか?未知の世界から来た○○・・・そういう異質のモノに、人は興味と恐怖を覚えるものです。【キングコング】【E.T.】【未知との遭遇】でも?・・・

そこまで行かなくても、例えば動物園の檻の中の動物に興味を持って見つめるというのは、よくあることで、これが逆に、人間の方が動物に囲まれて奇異の目で見られる立場だったら・・・【猿の惑星】などもありましたね・・・また、狼とヤギの子が暗がりで相手の姿が見えないために、仲良くなるという【あらしのよるに】という物語もありました。

本当は仲良くなりたいのに、言葉は通じないし、その姿形や大きな声に驚いてしまって、気持ちが伝わらないもどかしさ・・・受け取り方、解釈の違いで 起こる行き違い・・・

果たして、イエティと人間を巻き込む大騒動はどうなってしまうのでしょう。おとぎ話のようでいて現代風で、わかりやすいし、とにかく心が洗われる様でとっても良いお話です!・・・(DやPアニメの様に、もっとPRしないと!!という思いでご紹介しています。)

極上の音楽で彩る“モジャかわ”ミュージック・ファンタジー。ラップだけでなく、ノリノリのアップテンポな曲や、夢いっぱいで歌い上げる曲まで、実力派声優陣が担当する劇中歌も、ぜひ、大きなスクリーンと、劇場の素晴らしい音響でご堪能ください!上映時間は1時間36分(96分)の作品。

今回は、現在宮城県内では<ムービックス仙台>でのみ好評上映中の【スモールフット】<吹替版>をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/13放送分)

教誨師(きょうかいし)

監督:佐向大
出演:大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登 他


◆聖月のオススメワンポイント
ここのところ、秋にぴったりの切ない胸キュン作品をお届けしてきました・・・今週は、深まりゆく秋にじっくりご覧いただきたい、重厚な作品です。
なぜ、生きるのか・・・“死”の側からとらえた強烈な“生”の物語・・・今回は、大杉漣さん初プロデュースにして最後の主演作”死刑囚との対話が始まる、濃密な会話劇。現在フォーラム仙台で公開となっている映画【教誨師】のご紹介です。

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<ストーリー>
牧師の佐伯は、半年前に着任したばかりの教誨師。彼が月に2回拘置所を訪れ、面会するのは、年齢、境遇、性格の異なる、一癖も二癖もある死刑囚6人。皆我々と変わらない人間でありながら、どこかで道をあやまったり、ちょっとしたボタンの掛け違いによって、取り返しのつかない過ちを犯した人々。

他の受刑者と顔を合わせることなく、家族にも縁を切られ、独房で孤独な生活を送る彼らにとって、教誨師は、よき理解者であり、格好の話し相手。真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始したり、自らの罪を全く顧みない者もいる。

一方の佐伯は、彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、そして死刑囚たちが、心安らかに死ねるよう導くのは、正しいことなのか苦悩していた。その葛藤を通して佐伯もまた、長い間封印してきた忘れたいけれど、忘れられない過去と対峙し、やがて、自らの人生とも向き合うことになる。そんな中、ついに、ある受刑者に死刑執行の命が下される。

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<作品について>
タイトルにある“教誨師”とは、受刑者の道徳心の育成や、心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く人のこと・・・

今年2月に急逝した大杉漣さんの初プロデュース作品にして最後の主演作となった本作では、大杉さん演じる“教誨師”佐伯が、全編ほぼ教誨室という限られた空間で、6人の死刑囚と対話を重ねながら、濃密な会話をするという人間ドラマです。

監督、脚本を務めたのは佐向 大(さこう だい)さん。 自主制作映画のロードムービー『まだ楽園』(05)が各方面から絶賛され劇場公開。死刑に立ち会う刑務官の姿を描いた【休暇】(07)では、脚本を担当。国内外で高く評価され、注目を集めました。その後、09年に【ランニング・オブ・エンプティ】で、商業映画監督デビューを果たしています。

主演の佐伯役は・・・1980年以来、出演作は400本を超え、日本映画界を代表する顔となった大杉漣さんです。 今回の内容や、膨大なセリフ量に「役者にケンカを売ってるのかと思った」と評したオリジナル脚本を、まさに全身全霊を捧げて体現し、圧倒的な存在感を見せています。

対する死刑囚役には、名バイプレイヤーとして活躍を続ける 光石研さんや、【64 -ロクヨン-】(16)【祈りの幕が下りる時】(17)等で、演技派女優の貫録を見せる烏丸せつこさん、【淵に立つ】(16)【勝手にふるえてろ】(17)をはじめ、様々なキャラクターを自在に演じる古舘寛治さんといったベテラン俳優や、映画初出演となる、劇団所属の俳優で演出家の 玉置玲央さん、他に五頭岳夫さん、小川登さんらが、限りある命を持つ者を静かに、又、激しく演じています。

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<みどころ>
無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃべる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして大量殺人者の若者、高宮。

・・・そういった死刑囚と、ひたすら対話を繰り返すひとりの男の苦難の日々がほぼ限られた空間での会話劇ながら、息つく暇もなく、時にユーモアを交えて展開されていきます。魂のぶつかり合いによって次第に明らかとなっていく、それぞれの人生。そして、浮き彫りになる人間の本質・・・。

一見、この人は本当に死刑囚なのか?とも思ってしまうが、ごく普通の穏やかな表情が、狂気に変わる一瞬があったり、会話からは知ることのできなかった心の声が、あるところに書かれたメモから聞こえてくることも・・・見終わった後から、じんわりじんわり、自分自身に問い直す作品です。

生きるとは何か。罪とは何か。底知れない淵を覗き見てしまったような骨太な人間ドラマ、上映時間は1時間54分(114分)です。

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今回は、現在、宮城県内では<フォーラム仙台>で上映中の【教誨師】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(10/6放送分)

あの頃、君を追いかけた

監督:長谷川康夫
出演:山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希 他


◆聖月のオススメワンポイント
“大人になってしまった人、やがて大人になる人たちへ・・・世代を越え、誰もが心惹かれる作品” 今回は、“俺たち、どんな大人になるんだろうなあ”5日から公開となっている山田裕貴・齋藤飛鳥主演の青春映画【あの頃、君を追いかけた】のご紹介です。

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<ストーリー>
10年前。水島浩介は、クラスメイトの仲間達とつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。

しかし、浩介のこの態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命する。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼の仲間達にとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。ある日、教科書を忘れた真愛のピンチを、浩介が救ったことで、2人の関係に変化が起こり、その距離は一気に縮まっていくのだった。

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<作品について>
“制服の背中に残る青いペンのあと空に放った、願い事を書いた天燈。どの瞬間も、君の事しか思い出せない。愛おしくもカッコ悪い、僕の10年間…。あの頃、何よりも君に心奪われていた。でも、どうしても想いを伝えられなかった・・・”

誰もが通り過ぎた、あの眩かった時間、まだ何者でもない自分にいらつき、怒りや諦めに襲われながらも、なぜか明日にワクワクしていた“あの頃”を描いたこの作品は、2011年の台湾で、ほぼ無名のキャスト、新人監督の作品でありながら、200万人を動員し、その後、海を越え、アジア各地で歴史的なヒット作となるなど、社会現象を巻き起こすほどの映画『あの頃、君を追いかけた』をオリジナルに、2018年、舞台を日本に移して、新たな物語として生まれ変わりました。

メガホンをとったのは、劇作家・演出家として多くの舞台作品を発表。【バカヤロー!3 へんな奴ら】で映画監督デビュー、【君を忘れない】【ホワイトアウト】【亡国のイージス】【山桜】【聯合艦隊司令長官 山本五十六】等では、脚本を担当した長谷川康夫さんです。

主演の水島浩介役を演じたのは、映画【となりの怪物くん】【万引き家族】【虹色DAYS】など、映画に、ドラマにと、作品ごとに違う顔を見せ、若き演技派として高い評価を受けている山田裕貴さん。

そして・・・今回初めての映画出演で、ヒロイン早瀬真愛(まな)役を演じたのは、数々の雑誌の表紙を飾るファッション・モデルであり、乃木坂46の1期生でグループの顔とも言える齋藤飛鳥さん。少しお堅いヒロイン・真愛を演じきり、女優としての才能も見せています。

真愛の親友・詩子役には、連続テレビ小説「ひよっこ」や、TBSの「この世界の片隅に」など、話題のドラマ・映画・CMなどでも活躍中の松本穂香さん。また、個性がひかる仲間達として、佐久本 宝さん、國島直希さん、中田圭祐さん、そして、宮城出身のコメディアンとしても活躍中の遊佐亮介さんなど、旬の若手俳優たちが、結集しています。

主題歌は、大注目のボーイズバンド・Thinking Dogsの「言えなかったこと」。

公開前に主演の山田裕貴さん・齋藤飛鳥さんが仙台にいらっしゃいましたのでお聴きください。

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<インタビュー>
斎藤:私が、やっぱりお芝居の経験も浅いので大丈夫かな?とか、違和感なく、ちゃんとスクリーンの中に存在できているのかな?とか、そういう心配も結構多いは多いんですけど、でも脚本頂いて台湾版も拝見させて頂いて、あの私が個人的に恋愛ものとか、青春ものの作品に対して、ちょっと苦手意識が、元々あったんですけど、でも、この作品は、凄く素敵だなって思えたので、まあ、その作品に関われることを、まず嬉しく思って、台湾版の、その作品の良さと、あとは日本の脚本の良さとかを、どうにか伝えられたらいいなとは思いましたね。

山田:日本でやるってなって、プレッシャーだなとかじゃなくて、凄い楽しみっていうか、飛鳥ちゃんがヒロインで、この7人で!っていうのが凄く楽しみでどういったものができるんだろうっていうのは、撮影入る前とか、台湾版見たときに、というか、凄く考えてました。そういうことを・・・

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<メッセージ>
“ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!山田裕貴です。齋藤飛鳥です。

山田:この映画は、過ぎ去った、こう青春、歳を重ねた人ほど、経験を重ねた人ほど、グッとくる部分もあったり、まだ青春の真っ只中にいる皆様には、こんな後悔しないように、ああ言えなかったことのないように、ちゃんと人に色々伝えようとか、そういう風に思える映画だと思うので、是非是非この二人の経験、この7人の経験、出てくる登場人物の経験を教科書にして観てもらえたらなあと思います。

斎藤:この作品は、戻らない時間の大切さ、美しさを謳った映画になっているので、どの年代の方も、作品を見て、改めて、こう当たり前ですけど、時間は戻らないんだということの儚さだったりを感じて頂いて、とにかく今を大事にしていただければなあと思います。是非、たくさんの方に観て頂きたいです。

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<みどころ>
登場する7人明るく楽しい世界観そのままの撮影現場だったそうで・・・デートでの切ないシーンや、教室でのシーンなど、若い人だけでなく、大人も感動できる作品となっています。

韓流ドラマなどを見た後の、あの、何とも言えない切ない気持ちを思い出したのは・・・舞台が日本になってはいるものの、オリジナルが台湾で人気の作品であるとか、主人公二人にとっての重要なシーンは、パラレル・ワールド的に、同じ台湾のロケ地で撮影されている!といった理由があるかもしれません。

しかし、たとえ、オリジナルを知らなくても、何より、誰もが、きっと持っているであろう大事な青春の1コマや、あの頃の気持ちを、登場人物の誰かに重ねて、ふと思い出すことのできる作品だから、なのだと実感しました。

この秋、誰もがきっと愛おしかった“あの頃”を思い出す・・・ちょっとだけ背中が痛そう?な・・・作品です。

今回は、5日から、宮城県内では<TOHOシネマズ仙台>で上映となっている【あの頃、君を追いかけた】上映時間1時間54分(114分)の作品をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(9/29放送分)

「散り椿」 & 「ブレス しあわせの呼吸」

「散り椿」
原作:葉室麟
監督:木村大作
出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子 他

「ブレス しあわせの呼吸」
監督:アンディ・サーキス
出演:アンドリュー・ガーフィールド、クレア・フォイ、トム・ホランダー、スティーブン・マンガン、ディーン=チャールズ・チャップマン 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“ただ、愛のために・・・”岡田准一さん主演の時代劇、昨日から公開の【散り椿】と、現在公開中の【ブレス しあわせの呼吸】のご紹介です。

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<ストーリー>
享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け、藩を追放された男、瓜生新兵衛(うりゅう しんべえ)。追放後、連れ添い続けた最愛の妻・篠は病に倒れ、死を迎えようとした折に、最期の願いを夫:新兵衛に託す。

それは『藩に戻って、榊原采女(さかきばら うぬめ)様を助けてほしい』というものだった。新兵衛にとって采女は、かつては同じ道場の四天王の一人と言われるほど、良き友であり、良きライバルであり、また、篠を巡る恋敵でもあった。さらに、采女は、新兵衛の藩追放に関わる、大きな因縁を持つ相手でもあった。

妻の最期の願いを叶えるため・・・そして、過去の不正事件の真相と、篠の本当の気持ちを突き止めるために、故郷に戻る新兵衛。やがて、散り椿が咲き誇る春・・・大きな力が新兵衛に迫っていた。

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<作品について>
これまでの時代劇とは一線を画す、この時代劇・・・『蜩ノ記』で直木賞を受賞した葉室麟(はむろ りん)さんの『散り椿』を原作に、切なくも美しい愛の物語をテーマとして、【雨あがる】【博士の愛した数式】【蜩ノ記】等の小泉堯史さんが脚本に書き起こしました。

そして監督・撮影に挑んだのは、これまでカメラマンとして数多くの映画賞を受賞し【劔岳 点の記】【春を背負って】では、監督もこなした:木村大作さんです。黒澤組でキャリアをスタートし、映画人生60年という節目の年に初の時代劇に挑みました。

主役の瓜生新兵衛を演じるのは、幅広い世代から絶大な支持を受ける岡田准一さん。妻の篠を、麻生久美子さん。榊原采女を、西島秀俊さん。

他に黒木華さん、池松壮亮さん、緒形直人さん、新井浩文さん、柳楽優弥さん、芳根京子さん、駿河太郎さん、渡辺大さん、石橋蓮司さん、富司純子さん、奥田瑛二さんなど、錚々たる豪華俳優陣が集結しています。

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<みどころ>
本格的な殺陣は勿論のこと、前代未聞の全編ロケーションによる、美しく力強い自然を背景に、美しい画、美しい佇まいと生き様が描かれた時代劇となりました。

最後に、木村監督からのコメントです。

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<メッセージ>
監督:“ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん!おはようございます。映画【散り椿】監督・撮影を務めた木村大作です。美しい時代劇を、ぜひ劇場でご覧ください!

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時代劇にこだわり抜いた、木村大作監督の【散り椿】・・・上映時間1時間52分(112分)、こちらの作品は、<ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台>の7箇所の劇場で昨日から上映となっています。

そして、もう一本・・・世界中が驚きの愛と感動に包まれた作品!現在好評公開中の映画【ブレス しあわせの呼吸】をご紹介します。

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<ストーリー>
運命の恋に落ち、結婚したロビンとダイアナ。しかし、もうすぐ子供が生まれるという幸せの絶頂のとき、ロビンがポリオに感染。全身マヒになってしまう。人工呼吸器なしでは息もできず、医師からは余命数ヶ月を宣告されるが…。

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<作品について>
幸せな生活が、ずっと続くと思っていたのに・・・でも“人生は冒険だ!”と、生きる勇気をくれるこの作品。実は【ブリジット・ジョーンズの日記】【エリザベス:ゴールデン・エイジ】など、笑いと感動を届ける映画を作り続けてきた、名プロデューサー:ジョナサン・カヴェンディッシュが、自身の両親との素晴らしい思い出、感動の実話を映画化したものです。

俳優のアンディ・サーキスが初めて監督を務め、タランティーノやスコセッシ作品でおなじみの名手:ロバート・リチャードソンが撮影に当たりました。

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<みどころ>
28歳で余命数ヶ月を宣告されて36年。人口呼吸器と共に、型破りな発想とユーモアで、世界一幸せに生きた男ロビンと家族の笑いと感動、そして奇跡の実話・・・どんな苦しい状況でも、彼の笑顔に皆が救われました。

“呼吸器付きの車椅子”を思いついて、同じような病気の仲間にも使って貰い難病に冒されながらも人生を謳歌し、病院以外でも生きることができる素晴らしさを示したり・・・前向きな笑顔の大切さや、『生きる!ということ』とは・・・を、改めて、私たちも自分自身に問いながら観ることができる作品です。

今回は、現在チネ・ラヴィータで上映中【ブレス しあわせの呼吸】、そして昨日から公開となっている時代劇【散り椿】をご紹介いたしました。


今週のおすすめ!
(9/22放送分)

コーヒーが冷めないうちに

原作:川口俊和
監督:塚原あゆ子
出演:有村架純、伊藤健太郎、波瑠、林遣都、深水元基 他


◆聖月のオススメワンポイント
(先週の【SUNNY強い気持ち・強い愛】笑って泣ける作品に続いて・・・
 泣ける映画が見たい!パート2!・・・ということで)

今朝は、“号泣必至のベストセラー小説がついに映画化!!”<後悔>から生まれた、<愛と再生>の物語。“あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?”・・・今朝は、家族と、愛と、後悔の物語。有村架純さん主演で、昨日から公開の【コーヒーが冷めないうちに】のご紹介です。

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<ストーリー>
時田数が働く、噂の喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると自分が望む時間に戻れるという伝説があり、過去を訪れたい人たちが次々と来店する。

ただし、そこには(1)過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。(2)過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。といった、いくつかのルールがある。そして、過去に戻れるのは、数がコーヒーを淹れた時だけ。

「ここに来れば過去に戻れるってほんとうですか?」

来店するのは・・・渡米した幼馴染みとケンカ別れをした三十路直前の独身キャリアウーマン。若年性アルツハイマーに侵された妻と、その妻を優しく見守る夫。故郷の妹を裏切って、一人スナックを営む常連客。数に次第に惹かれていく大学生。そして過去に戻れるという『ある席』にいつも座っている謎の女性・・・。

現実は変えられないと分かっていながらも、過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たちだった。そこで彼らを待っていたものとは?そして主人公・数に隠された真実とは…?

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<作品について>
過去に戻れる席があるという伝説の喫茶店を舞台に、訪れる人々が体験する不思議な出来事が描かれる、こちらの作品・・・

“4回泣ける”と口コミで広がり、本屋大賞にノミネートされた、脚本家、兼演出家:川口俊和さんの小説デビュー作『コーヒーが冷めないうちに』を原作に、続編として発売された『この嘘がばれないうちに』の要素も交えて映画化されました。

監督を務めたのは、TBSドラマ『夜行観覧車』『Nのために』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『重版出来!(じゅうはんしゅったい)』『リバース』など、数々の話題作の演出を手掛け、今年、『アンナチュラル』でも高い評価を得た、塚原あゆ子さんです。今作で、満を持しての映画監督デビューとなりました。

脚本は、【学校の怪談】【しゃべれども しゃべれども】【サマーウォーズ】【八日目の蝉】【パーマネント野ばら】【おおかみこどもの雨と雪】などの奥寺佐渡子さんが担当しました。塚原監督とのタッグは、4作目となります。

喫茶店の店員で主人公の『かずちゃん』こと、時田数を演じるのは、どの世代からも圧倒的な支持を持つ人気女優・有村架純さん。彼女が淹れるコーヒーがきっかけで、タイムスリップが起こり、それぞれのストーリーが始まります。

そして、不思議な喫茶店で、時を超えて顔をあわせるのは・・・映画オリジナルの登場人物である新谷を演じる伊藤健太郎さん他、波瑠さん、林遣都さん、深水元基さん、松本若菜さん、などフレッシュな実力派俳優、そして・・・薬師丸ひろ子さん、吉田羊さん、松重豊さん、石田ゆり子さん等々超豪華な演技派人気俳優陣。

主題歌は、YUKIさんの書き下ろし『トロイメライ』です。

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<みどころ>
店内のある席に座ると、望んだ通りの過去に戻ることができるという・・・誰もが一度は経験のある、『もしも、あの時・・・』という<後悔>の思い。そんな<後悔>を抱えた客たちが、今日もその店を訪れます。

登場人物は女性が多いですが、恋人・夫婦・姉妹・親子・・・・様々な年代の誰もが楽しめ、共感できる、心に響く優しいファンタジー作品となっています。

それは映像作品ならではの、タイムスリップする際の描写や、どこか懐かしい喫茶店店内の佇まいも、大いに影響しているのかもしれません。(4回!ということですが、私は、2回、大泣きしました。)

―1杯のコーヒーが冷めるまでの、ほんの短い時間でも、人生は変わる―ぜひ、大切な人と一緒に、大切な人を思い浮かべて、ご覧いただきたい作品・・・

今回は、上映時間1時間56分(116分)、昨日から公開となっている【コーヒーが冷めないうちに】をご紹介いたしました。

<尚、こちらの作品、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台の7箇所の劇場で上映中です。>


今週のおすすめ!
(9/15放送分)

SUNNY 強い気持ち・強い愛

監督:大根仁
出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美 他


◆聖月のオススメワンポイント
20年ぶりの再会・・・名曲とともに甦る音楽エンターテインメント!今回は、篠原涼子さん・広瀬すずさんらが、90年代を謳歌した女子高生グループに。現在好評公開中の【SUNNY 強い気持ち・強い愛】のご紹介です。

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<ストーリー>
90年代に青春を謳歌した女子高生の仲良しグループ<サニー>のメンバー6人。20年以上の時を経て、彼女たちは、それぞれ問題を抱える大人になっていた。
メンバーのひとりだった奈美は、日々の生活に空しさを感じながら、夫と高校生の娘と暮らす専業主婦になっていた。ある日、久しぶりに、かつての親友で今は独身社長の芹香と偶然再会するが、彼女は末期ガンに冒され余命一ヶ月を宣言されていた。「死ぬ前にもう一度、みんなに会いたい!」芹香の願いを叶えるため、奈美が、音信不通になっていたメンバーを捜そうとすることで、止まっていた彼女たちの時間が再び動き出す・・・。

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<作品について>
珠玉の90年代J-ポップヒットソングと、現在と過去を演じる超豪華キャスト陣の競演に彩られた、この最強の“笑って泣ける青春音楽映画”は2011年に公開された韓国映画【サニー永遠の仲間たち】を原作に、常に新しい映像表現と音楽センスで話題をさらう映画【モテキ】【バクマン。】などの大根仁(おおね ひとし)監督がリメイクした人間ドラマです。原作の映画化を強く熱望し続けた大根監督が、脚本も一手に担い、舞台を日本に移して、実現しました。

そして、サニーの面々を演じるのは・・・まず、大人世代の奈美を篠原涼子さん、芹香を板谷由夏さん。他に、小池栄子さん、ともさかりえさん、渡辺直美さん、池田エライザさん。 高校生時代の奈美は、広瀬すずさん。芹香を、TBSドラマ『チア★ダン』にも出演していた、山本舞香さん。他のメンバーに【3D彼女 リアルガール】等の、野田美桜さん、【だいじょうぶ3組】等の田辺桃子さん、【あさひなぐ】などの富田望生さん。

他に、当時の『木村拓哉さん風』ファッションに身を包んだ三浦春馬さんや、一見、いかにも、うさんくさそうな探偵役のリリー・フランキーさんらが出演しています。

音楽を担当したのは、小室哲哉さん。
90年代を代表する安室奈美恵さんの『SWEET 19 BLVES』や『Don,t wanna cry』、trfの『EZ DO DANCE』や『Survival dAnce』、久保田利伸さんの『LA.LA.LA LOVE SONG』、またタイトルにも入っている、小沢健二さんの『強い気持ち・強い愛』、PUFFYの『これが私の生きる道』、さらに、JUDY AND MARY『そばかす』、charaさんの『やさしい気持ち』などに乗せて、全編がまるで【マンマミーア】か!とツッコマレル?ぐらいミュージカルチックに描かれているところも注目です。

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<みどころ>
女子の素直な気持ちを切々と歌っている、お聴き頂きたい楽曲ばかりですが・・・ルーズソックスやメイク等、女子高生・コギャルのフャッションや、プリクラ・ピッチ(PHS)文化など、そのライフスタイル?も満載!特に、女子高生時代のサニーのメンバーの姿は、まさに当時の少女たちを見ているような、タイムワープした気分で楽しめました。

中でも、ハッチャケている、コメディエンヌの広瀬すずさんの姿には、大声で笑ってしまいましたし、また明日9月16日で引退!という安室ちゃんの歌をはじめ、映画を彩る楽曲も、90年代を代表するものばかりです。

あの世代を謳歌した同年代の女性は勿論、残念ながら、コギャルではなかったけれど、私のような、ちょっと?かなり?年代が上の?お姉さん世代!?にも心に響く内容で、劇場中で人目を憚らず涙を拭う女性たちの姿が見られました。

ポップでキラキラした時代!90年代に、ぴったりのカラフルなパンフレットも可愛らしいです。20年目の再会に向けて、音信不通になっていた理由や、それぞれの道を歩む仲間たちの姿が明らかになっていく・・・

『さよなら なんて言わない。ずっと、ずっと一緒だよ。』今回は、上映時間1時間58分(118分)、現在絶賛公開中の【SUNNY 強い気持ち・強い愛】ご紹介いたしました。

<尚こちらの作品、ムービックス仙台・利府、109シネマズ富谷、イオンシネマ名取・石巻、シネマ・リオーネ古川、TOHOシネマズ仙台の7箇所の劇場で上映中です。>


今週のおすすめ!
(9/8放送分)

寝ても覚めても

原作:柴崎友香
監督:濱口竜介
出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉 他


◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“運命の人は二人いた”・・東出昌大さん主演で、宮城県内でも撮影が行われたラブストーリー。現在公開中の【寝ても覚めても】のご紹介です。

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<ストーリー>
大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(ばく)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼は、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。
それから2年が経ち、麦との思い出が残る大阪を離れて、東京で暮らし始めた朝子は、ある日、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は、亮平を避けようとするが、そんな朝子に、亮平は好意を抱く。外見は、そっくりだが性格の違う亮平に戸惑いながらも、彼と接するうちに、次第に惹かれていく朝子だったのだが・・・。

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<作品について>
突然行方をくらました恋人を忘れられずにいる女性が、彼とうり二つの男性と出会って、揺れ動くさまを追う、こちらの作品は・・・2014年「春の庭」で、第151回芥川賞を受賞。国際的にも活躍している作家・柴崎友香(しばさき ともか)さんが、2010年に発表し、第32回野間文芸新人賞に輝いた同名小説を原作に実写映画化したラブストーリーです。

メガホンを取った、濱口竜介監督は・・・東日本大震災の被害者へのインタビューから成る『なみのおと』『なみのこえ』や東北地方の民話の記録『うたうひと』(共同監督:酒井耕)、4時間を超える長編『親密さ』、染谷将太さんを主演に迎えた『不気味なものの肌に触れる』の監督でもあります。

2015年、映像ワークショップに参加した、演技経験のない女性4人を主演に起用した5時間17分の長編『ハッピーアワー』を発表した際には、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞して、一躍その名を世に知らしめました。今回、自らが熱望した、小説「寝ても覚めても」の映画化である本作で、満を持して商業映画デビューとなりました。
更に、この作品は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれるという快挙を果たしたことで、早速、世界中から注目を集めています。

さて、主演を務めるのは【聖(さとし)の青春】【菊とギロチン】など、その演技の幅をますます広げてる東出昌大さん、ヒロインが惹かれる二人の男性を、一人二役で演じています。ヒロイン朝子を瑞々しく演じるのは、今回、映画初主演、モデルで女優の唐田(からた)えりかさん。

他に、瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、渡辺大知さん、仲本工事さん、田中美佐子さんらが出演しています。また、tofubeatsが初めて映画音楽を担当し、主題歌も書き下ろしました。

そして、主役の二人が、東京で東日本大震災の揺れを感じ、その後、被災地に関わりを持つことから、宮城県内の名取市閖上でも撮影が行われています。

公開前に、濱口監督が仙台にいらっしゃいましたので、原作の魅力についてや映画を作る上で、大切にされていることなどを伺ってきました。

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<インタビュー>
監督:柴崎さんの描写ってとても緻密で、すごく生活と地続きの印象があるというか、自分たちの生きてる世界で展開されてる話なんだということを、もの凄く感じさせてくれる、あの小説が、もう、全てそうなんですけれど、その中でも特に、一人、全く同じ顔をした男が現れるっていう、これはまあ、双子っていうわけでも全然ないので、これは凄く荒唐無稽な展開なんですよね。
その凄く緻密なリアルな描写と、荒唐無稽な展開っていうんですかね。その同居が、とても面白いというか、新しいというか・・・これだったら同じ顔をした二人の男・・・結構、今、なんていうか古典的なテーマで、なかなか、真正面から取り上げづらいものなんですけど、このような描写の仕方だったら、まあ、今でも新しく語り直せるんじゃないかなという気がしている。それで、この映画化をお願いしました。

僕、ほんとに、ただただ、イチ映画好きというか、観客として映画を観る事も、とても好きなんですけれど、やっぱり、その映画を観て、何か、こんな世界があるのか、とか、こんな感情が存在するのか、とか、何かそれまでの価値観をちょっと変えられる体験というのは、たかが映画といえど、やっぱりすることがあるんですよね、何か、それはやっぱり2ヶ月とか、3ヶ月とか、時には何年とかの時間を、2時間に圧縮した時に起きることなんだと思うんですけど。
やっぱり映画を通じて、世界を新たに発見する!ということは、僕は、あると思うので、何かそういうものに、その自分の映画も、観客にとって、なったらいいなということは、常々思って作ってます。


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<メッセージ>
監督:ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん!映画【寝ても覚めても】監督の濱口竜介です。僕たちの生活というのが映った映画だというふうに思っています。それでいて、基本的には皆さんに楽しんでいただくために作った映画なので、是非、ご覧をいただけたらと思います。 あの最後の方は、色々驚かせるような展開が待っているんですけれども・・・、皆さん、一人一人の見方で観て頂けたら、とても嬉しいなと思っております。宜しくお願いします!

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<みどころ>
ファンタジーでもあり、リアルでもあり、切ない恋と愛の狭間で揺れ動く・・・人は何故人を愛するのか、その人の何に惹かれるのか、何故その人でなくてはならないのか・・・今朝は、上映時間1時間59分(119分)の大人の恋愛映画、現在公開中の【寝ても覚めても】をご紹介いたしました。

<尚こちらの作品、ムービックス仙台・利府、ユナイテッド・シネマフォルテ宮城大河原で上映中、来月からは、イオンシネマ石巻でも上映となります>


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