EARLY BIRD[聖月のトーキングシネマサロン]

話題のオススメの映画やDVDなどをワンポイントと共にご紹介。

2004年10月からはじまったこのコーナーは、これから公開される新作映画は勿論、お薦めの旧作、季節に合わせた素敵な作品など、今話題の映画やDVDを“普通にご紹介する”だけでなく、これから観る人にも、すでに観た!という人にも“ちょっと得した気分?”になって貰えるようなワンポイントをピックアップしながら、映画大好き人間の私:折原聖月がご案内させて頂くコーナーです。
“サロン”というタイトルにふさわしく、ゆったりと、気持ちよく聴いて頂けるよう頑張ってお届けしています!どうぞお立ち寄りください。


●●あなたの好きな映画や、番組の感想など
お気軽にこちらまでメールをお寄せ下さい●●


【バックナンバー】

今週のおすすめ!) (5/12放送分) 
 「レンタネコ」 & 「幸せの教室」

レンタネコ 「レンタネコ」
監督:荻上直子
出演:市川実日子 他


幸せの教室 「幸せの教室」
監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、ブライアン・クランストン 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“さみしいまま、なんてゼッタイいけません。”あの【かもめ食堂】や【めがね】等のヒットで知られる荻上直子監督の最新作。市川実日子さん主演今日12日から公開の【レンタネコ】をご紹介いたします。

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<ストーリー>
都会の一角にある平屋の日本家屋に住む、一人の女・サヨコ。幼い頃から人間よりも猫に好かれる彼女は、数え切れないほどの猫たちと一緒に暮らしている。猫のほかに家族はなく、亡き祖母の仏壇を守りつつ暮らす毎日。そんな彼女は一風変わった仕事をやっていた。それは寂しい人に猫を貸し出すという「レンタネコ屋」。サヨコは、猫たちをリヤカーに乗せて街へ出かけ、様々な人たちに出会うのだった。

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『レンタネコ、ネコネコ。寂しい人に、ネコ、貸します!』
拡声器を片手に、猫を乗せたリヤカーをひく、“ネコのレンタル”という一風変わった仕事をする女性と、彼女からネコを借りることになる人々との交流を描いた、ほわんとした優しい物語。

監督は【バーバー吉野】でデビュー。【かもめ食堂】の大ヒットで日本映画の新しいジャンルを築いたといわれる荻上直子さん。後に発表した【めがね】【トイレット】なども含め、その作品は国内外でも常に注目を集めています。
出演者は、一人暮らしながら内にこもって暗くなるというのではなく、心はちゃんと外を向いている!という不思議だけれど癒しキャラの主人公サヨコに、【めがね】【マザーウオーター】市川実日子さん、ネコを借りていく人たちには【Shall weダンス】【スープオペラ】などの草村礼子さん、また荻上作品3作目の光石研さん、そして【モテキ】【アフロ田中】山田真歩さん 他、サヨコの中学の同級生に田中圭さん、そしてパンチのある変なおばさん?謎の隣人役に小林克也さん等、実力派がそろっています。

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<みどころ>
心に空いた小さな穴ぼこ・・・誰もが持っている、その穴ぼこを埋めるモノは一体何なのか?人と猫との出会いを手伝う正体不明のレンタネコ屋:主人公のサヨコは、猫を貸すのにふさわしい条件が揃っているのか、必ず審査をします。
また猫を借りていく人たちの借用期限も様々・・・

“私が他界するまで”と書き記すのは、夫と飼い猫に先立たれてしまった一人暮らしの上品な老婦人。


“家族の元に帰るまで”と書き込んだのは、思春期の娘を持つ単身赴任中の中年サラリーマン。


◎ 話し相手がいないと嘆きつつ、自分の存在意義に疑問を感じているのはレンタカー屋の生真面目そうで寂しい受付嬢。彼女の期限は“待ち人が現れるまで”

このように、ネコを借りる理由や期限などから、それぞれの人生を垣間見えてきて、サヨコを中心にストーリーが、オムニバス風に進んでいきます。
寂しくて、やりきれなくて、シリアスなメッセージが、たくさん聞こえてくる、今の世の中。映画の中にも、車(レンタカー)の料金設定が、あたかも、人の価値を計っているかのように、AランクからCランク!なんて表現されていてドキッとしたり・・・
しかし、そんな中にあっても(例えばレンタネコと一字違いだからレンタカーとか)時に、コミカルな発想で、ちょっとした、さり気ない会話がかわされ・・・また愛嬌あるネコたちの名前や表情が、ため息をつきたくなるような心寂しい人たちに、そっと寄り添ってくれるのです。

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ご自身も「言葉に言い表せないくらい」大の猫好き!として知られる荻上監督ならではの視点は、特に猫好きにはたまらないのでは・・と思いますが、監督曰く『これまで猫に癒されたり、猫から与えられたモノが多かったので、そのお裾分け!という気分もある。そして、単なる、かわいいだけの話ではなくて人間ドラマを描いたつもりなので、猫に興味がないから・・というだけでご覧頂けないのは、もったいない。是非ドラマに注目してご覧頂ければ幸いです!』とのメッセージが残されています。


エンディングには『東京ドドンパ娘』のカバーという昭和の懐かしいメロディ と、くるねこ大和さんが書き下ろしたイラストが流れ、あたたかな映画の余韻を最後の最後まで楽しませてくれます。

今回は、今日からフォーラム仙台で公開の【レンタネコ】をご紹介しました。

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もう一本、昨日から公開になっている作品を簡単にご紹介!
【レンタネコ】は、一人暮らしの多くなった現代を反映するかのようなお話でしたが、こちらは、ある日突然リストラされた男の話。トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ主演【幸せの教室】です。

そこは、明日が好きになれる場所』・・・大卒ではないという理由で長年勤めた大型スーパーをリストラされてしまったラリー。再就職のあてもなく落ち込むラリーだが、心機一転、地元の大学に通うことを決心する。初めての授業に心躍らせるラリーだったが、一方、彼のスピーチのクラスを受け持つ教師・メルセデスは、教えることに情熱を失い、重い足どりで教室に向かう。人生に希望をなくした二人の出会いは、やがてお互いの生き方を大きく変えていく・・・という、ストーリー。

何かを始めるのに、何かをやり直すのに年齢は関係ない!そういう力強いメッセージが聞こえてきて、勇気がわいてくる作品です。



今週のおすすめ!) (5/5放送分) 
 「HOME 愛しの座敷わらし」

HOME 愛しの座敷わらし
原作:萩原浩「愛しの座敷わらし」
(朝日新聞出版刊)
監督:和泉聖治
出演:水谷豊、安田成美、濱田龍臣 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“『家族』でいられる時間は意外と短い”爽やかな感動を呼ぶ家族映画。水谷豊さん主演でおくる現在好評公開中の【HOME 愛しの座敷わらし】をご紹介いたしましょう。

<ストーリー>
父・晃一転勤で東京から岩手県の田舎町に引っ越してきた高橋一家。晃一がよかれと思って借りたその家は、築200年の古民家だった。家でも会社でも居場所がない晃一、突然の田舎暮らしに不安と不満を抱く妻・史子、友人関係に悩む中学2年の長女・梓美、持病の喘息のために過保護に扱われる小学4年の長男・智也、認知症の疑いがある晃一の母・澄代。ただでさえ馴れない田舎暮らしにギクシャクする雰囲気の中、この家族に不思議な出来事が起こり始める。

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原作は、家族小説で知られ、2006年に大ヒットした【明日の記憶】著者・荻原浩さんが、07年、新聞紙上に10ヶ月間連載し、単行本発売後には直木賞候補にも挙がった話題作「愛しの座敷わらし」です。

監督は、TVドラマ『相棒』シリーズメイン監督であり、劇場版2作品も大ヒットに導いたほか、多くの映画やドラマを手がけてきた和泉聖治さん。

出演は、会社の中、家族の中で孤軍奮闘する主人公:高橋家のお父さん晃一を、監督とも長年タッグを組み、ホームドラマへの出演が積年の想いだったという水谷豊さん。お母さんには、【歓喜の歌】【最後の忠臣蔵】等の安田成美さん。長男:智也役には、大河ドラマ『龍馬伝』でも注目を集めた濱田龍臣くん。長女:梓美役には、【告白】などで注目された期待の若手女優橋本愛さん。そして、晃一の母には、水谷さんとは何度も共演を重ねているベテランの草笛光子さんです。さらに飯島直子さん、高島礼子さん、ベンガルさん、石橋蓮司さん、梅沢富美男さん、段田安則さん、宇津井健さん等、豪華で多彩な個性派俳優が脇を固めています。

撮影の中心となったのは、座敷わらしや、かっぱ伝説など多くの民話が残る岩手県遠野市。その他、東北の雄大な自然がたくさん収められています。

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放送では、公開前に主演の水谷豊さんが仙台にいらっしゃいましたので、そのインタビューをお聴き頂きました。

水谷豊さんと折原さん

<インタビュー>

●水谷
今回、僕達の家族は東北に行って、座敷わらしとね、出会って、きっかけとなって、何かこう・・・ばらばらだった家族がまた一つになったり、こうしていくような事なんですけど、何か、そこも含めて、家族がこうあったらいいなという、その、手に届く理想が、この中にありますよね。たくさん登場人物いましたけれども、もう、原作を読まして頂いた時に、そうですね、どの役でもやれると、やりたい!という魅力的な人達がそこに描かれているんですね。うん。
僕もそう、目に見えないものを信じるタイプなんですよ。あの、やはり目に見えるモノだけで判断できないなと思う事も実際ね、いろいろありますし、やっぱり、まず心って目に見えないですものね。うん、で、なかなか確認のしようもないものですけれどもね確実にあるものですよね。人の心って、でもこれが基本だと思いますね。 またねえ、この今回の古民家で、築200年の古民家で撮影しているんですけども、ホントに座敷わらしがいても全く不思議じゃない、いないとおかしいなというぐらいね、雰囲気があるんですよね。作り物じゃない良さってありますよね。あの自然も、そうですし、そこにいるだけで、こう包まれるような感じ、でしたね

★映画作りをする時、ドラマ作りをする時、お芝居をするときに一番大事にされているものというのは、どういうものですか?

勿論、作り事ではあるんですけどね、あの、その作り事の中に別の次元の真実が見えるという世界があるんですね。いつもそこに行こう行こうとして、うん。だから、そこの中に、ストーリーにどう生きるかってことを、いつもやっているんでしょうかねえ。

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★主演の水谷豊さんからのメッセージ

ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん、映画【HOME愛しの座敷わらし】は、普段の生活では観ることのできない2つのモノを観ることができます。一つは座敷わらしです。そしてもう一つは幸せが見えます。是非劇場で、ご覧になってみてください。

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わらし役以外なら何でもできる!とおっしゃる水谷さん。意外におばあちゃん役でも、中性的な魅力で見事に演じられるのでは!?と頭をよぎったのですが。チャンスがあればホームドラマをずっと考えていらした水谷さんと『相棒』の監督・スタッフの息のあった中、更に、新鮮な気持ちで、臨むことができた!そうです。

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<みどころ>
とにかく誰が観ても、自分が重なる所・人物が必ずある。この作品の“高橋家”の悩みは、みんなの悩みなんじゃないかな?と思えるほど、身近な問題を時に優しく、時にユーモラスに描いていますが、何でもない、一見、平凡で普通の生活が、実はどれ程ドラマチックか!ということも、さりげなく描かれているのです。

そして、もしかしたら決して完全なるハッピーエンドではないかもしれない・・おばあちゃんの事や、また次に新しい所に行った時、その環境に溶け込んでいけるのかなどなど、高橋家のみんなと一緒になって心配もしてしまう。
でも、それらを乗り越えていけそうな、自信や勇気が、この家族、それぞれに 備わった!つよくなった、優しくなった所が、凄い!と思えました。また一人・ 一人の成長も大事だけれど、家族・・・という一つのまとまりだからこそ、 そうなれたのだろう!と思える、あのラストシーン!は?観てのお楽しみです。

個人的には、キッチン周りで起こるいろいろな事や、お母さんの表情、置かれ ているモノに、優しさを感じました。

家族、コミュニティー、仲間、いろんな形がありますが、きっと絶対、誰も一人っきりではないのです!

GW、家族揃って観て欲しい・・・夫婦割のように、家族割とかあったらいいのに!と関係者に、本気で提案したい!ほど、清々しい風が吹き抜け、ふっと心があたたかくなるような、お薦めのファミリー映画!今回は、現在好評公開中の【HOME愛しの座敷わらし】をご紹介しました。



今週のおすすめ!) (4/28放送分) 
 「わが母の記」

わが母の記
原作:井上靖「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」
監督:原田眞人
出演:役所広司、樹木希林、宮崎あおい 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“たとえ忘れてしまっても、きっと、愛だけが残る”役所広司・樹木希林主演でおくる、今日から公開の【わが母の記】をご紹介いたしましょう。

<ストーリー>
小説家の伊上洪作(いがみ こうさく)は、家では厳格で心配性の父親。3人の娘たちとぶつかり合いながらも、明るく賑やかな家庭を営んでいた。ある日、伊豆に住む父が亡くなり、残された母の暮らしが問題となる。子供の頃、両親と離れて育てられたことから、母に捨てられたという想いを抱きながら生きてきた伊上だが、長男である彼は、妻や娘達、そして妹たち“家族”に支えられ、ずっと距離を置いてきた母・八重と向き合うことになる。老いて次第に記憶を失っていく母に、伊上は、どうしても確かめたいことがあったのだ。

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日本の家族の愛に、世界の観客が泣いた!といわれるほど、海外の映画祭でも続々と上映され、大絶賛されたこの作品は、『天平の甍』『敦煌』をはじめとする数々のベストセラーを生み出した国民的作家・昭和の文豪、井上靖が、昭和39年〜49年にかけて発表した自伝的小説『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』を豪華キャストで描いた、親子の絆の物語です。
監督は【突入せよ!あさま山荘事件】【クライマーズ・ハイ】等の社会派作品で高く評価されている原田眞人さん
主人公の伊上洪作には役所広司さん、母の八重に樹木希林さん、娘の琴子には宮アあおいさん 他、南果歩さん、ミムラさん、キムラ緑子さん、三國連太郎さん等など、日本を代表する実力派俳優の豪華競演が実現しています。

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<インタビュー>

★放送では、公開前に、原田監督がTBCのスタジオにいらっしゃいましたので、そのインタビューからお聴きいただきました。

『わが母の記』を読んで決定的に違ったのはあの作品を読んだ時に、自分は、井上家の家族の一員になりたい!と思ったんですね。それが、やはり映画にしたいという時の一番大きなモティべーションになっていて、その想いというのは、井上家のご家族と、交流ができて、初めて世田谷の井上邸をお邪魔した時に、まあ映画で使わせて貰っているんですけど、やはりあの井上先生が貯めた蔵書が、ずらっと並んでいる居間ですね。それから書斎、その両方を観た時に、わあ、これは映画のセットでウソは作れない!この空間と、ココに残っている井上先生の匂いっていう、その“気”ですよね。というものを、そのまま使わせて貰わないと、この映画は成功しないだろうと思って、
でまあ、ご家族から全部、そういう意味で協力して頂いて・・・その家だけじゃなくて、軽井沢の別荘まで使わせて頂いたので、ホントに井上家と、我々、映画作りの家族とが、一丸になって、一つの家族になって作れた様な映画ですね。

★監督が映画を通して皆さんに伝えたかった事、そして、映画作りの上で、一番、大切にされていることを、お聴きしたいのですが・・・

この映画に関していうと家族の結束というものを、こう描いている訳ですから、それとやはり結束しつつも、それは、やはり人間というのは誰もが秘密は持っているもので、そういう秘密のベールが少しずつはがれていく事によって、余計親しくなる家族というのもある訳ですよね。で、それがこの場合主人公の伊上耕作と、お母さんの中にそれがあって、その部分は、ある種謎解きの要素も含めて、キッチリと積み上げるような形で描いていきたいと。
ただそのプロセスで、やはり家族が三世代の家族の話ですからね、それで、老いたモノは滅びていくという、それは確かに、悲しい話ではあるけれど、泣け泣け泣け!という映画ではないですよね。それは井上先生の原作もそうだったし、そこはこう冷静に客観的にみつめていくと、冷たさではなくて、ある種のユーモラスな場面というのはいくつも出てくるんですね。
やはり樹木さん、あおいちゃん、役所さんの様な、もう信頼できる俳優が中心となって、何かが起きたらそれを記録しようという、そういう気持ちもずっとあったんですよね。だから、それが随所に、こう、いくつかあります。そういうものが!だからそれとの、組み合わせが上手く、いっているかなあと、そこに自然さとか、それから役を演じてる本人たちの、凄く良い感情の流れというのを、観てる人は感じてもらえると思うんですよね。

アーリーバードをお聴きの皆さん、【わが母の記】を監督した原田眞人です。
あのホントに、いろんな意味で、奥行きのある映画だと思います。日本映画としてのその心の奥行き、或いは古き良き小津安二郎監督が作った日本映画というのは日本家屋の美しさとか、懐の深さというのをずっと描いています。
それを今の、凄くイキの良い、樹木希林さん、役所広司さん、宮アあおいさん、こういう人達が演じてくれてます。そういう意味で新しい映画です。
日本映画の未来も感じさせる映画です。是非劇場で、大きな画面で浴びるように観てください!

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<みどころ>
親への思い、母への思い、家族への思い・・・そろそろ、自分も良い年齢なので、身につまされる部分も多く・・・老いも死も全て人生での大切なこととして受け入れる事ができるのか。
他にも何故あの時、聴いておかなかったという事、どうしても聴けなくて、ずっと、お互いに誤解したまま、長い時を過ごしてしまった事への後悔など、きっと誰もが心の中にもっているモノだと思って、涙が出ました。

初めて知る、母の想い。50年の時を経てつながる、希望に満ちた普遍の愛の物語。28日から公開の【わが母の記】をご紹介しました。



今週のおすすめ!) (4/21放送分) 
 「僕等がいた 前篇・後篇」

僕等がいた 前篇・後篇
原作:小畑友紀(小学館「月間ベツコミ」連載)
監督:三木孝浩
出演:生田斗真、吉高由里子、高岡蒼甫 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、あなたに“このトキメキは、ゴールデンウィークまで続く!”とばかりに大人気コミックを映画化した作品の前・後篇が、今日21日から一気にご覧頂けますので現在公開中の 【僕等がいた 前篇】と今日から公開の【僕等がいた 後篇】合わせて、主演の生田斗真さんのインタビューと一緒にご紹介いたしましょう。

<ストーリー>
北海道・釧路に暮らす高校2年の七美は、クラスの人気者だが、ふと寂しげな表情を浮かべる同級生の矢野に思いを寄せるようになる。しかし矢野の親友・竹内から、矢野がかつて、事故で失った年上の恋人・奈々との過去と、思いを引きずっていると聞き、思い悩む。それでも彼への想いは抑えきれず、一途な愛をぶつける七美に、矢野も心を開いていく。

そして、後篇・・・
高校2年の冬、矢野は家庭の事情で釧路から東京に転校するが、二人は再会を誓い合う。しかし、彼との再会を夢見て大学進学を果たした七美を待っていたのは、最愛の人の消息不明という事実だった。
数年後、就職活動に明け暮れ、やがて出版社に勤めて、忙しい日々を送る七美のそばには、矢野ではなく、彼女を見守り、支え続けた竹内の姿があった。そんなある日、七美は会社の同僚から、矢野を目撃したと告げられる。
矢野への想い竹内の愛情の間で揺れる七美は、迷いながらもある決心をする。

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“超ベストセラーコミックスが原作”
高校時代から社会人にかけてのピュアな恋を切なく描いて、累計1200万部の大ヒットを記録している小畑友紀(おばた ゆうき)さんの超ベストセラーコミックスが原作です。

“生田斗真さんと吉高由里子さんを主演にした純愛物語”
【人間失格】【ハナミズキ】【源氏物語 千年の謎】などの、生田斗真さんと【蛇にピアス】【婚前特急】【ロボジー】吉高由里子さんを主演に迎えて、前後編・2章仕立てのラブストーリーで映画化した純愛物語は・・・


“後編・2章仕立てのラブストーリー”
前編では、女子高生が、人気者だがどこか陰のある同級生と惹かれ合う過程をつづり、後篇では、舞台を北海道から東京に移して、高校時代に恋に落ちた運命の相手を心から求めつつも、なかなか成就しない恋の行方を追い掛けます。

“監督と出演者は・・・”
監督は、【ソラニン】の三木孝浩さん。
出演者は・・・高岡蒼佑さん、本仮屋ユイカさん、小松彩夏さん、柄本佑さん、比嘉愛未さんといった実力派の若手陣が共演しています。
また、前・後篇とも主題歌を書き下ろしたのは、Mr.Children。ふたりの成長の軌跡を体現し、その時々の気持ちに寄り添った2曲<前篇『祈り 〜涙の軌道 』、後篇『pieces』>も、じっくりと味わってください。

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<インタビュー>

★放送では、後篇公開前に仙台にいらっしゃいました、主演の生田斗真さんと、プロデューサーの春名慶さんのインタビューをお聴きいただきました。

●生田
試写をみて、意外とその、大人の男性の方々にグサリと刺さるモノがあるようで、男泣きの音が聞こえるみたいな瞬間が、すごく沢山ありました。
何かそれは、僕自身もそうなんですけど、あの学生時代の青春時代の流れ星みたいな一瞬の煌めきとか、一瞬の輝きみたいなものって、男の方が凄い大事にしているっていうか、何かホントに僕も学生時代の話、こんなことがあったとか、あんな事があった、というエピソードを凄く鮮明に覚えていたりとか、どっかで、ああ一週間でいいから、あの時に戻りたいなって思っているんでしょうね。

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★主演の生田斗真さんからのメッセージ

ラジオマガジン アーリーバードをお聴きの皆さん、生田斗真です!
映画【僕等がいた】後篇が本日より公開になっています。まだ前篇ご覧になっていないかた、今日から、前篇・後篇を一気見できる!という、かなり面白いイベントになっておりますので、そういう楽しみ方もあるんじゃないかなと思います。
ホントに自分自身も、大好きな作品で、この作品を観てくださった方は、本当に自分のまわりにいる大切な人、大好きな人が、もっともっと好きになれる映画になっていますので、是非大きなスクリーンで、劇場でご覧になって欲しいと思います。
【僕等がいた後篇】今日からです。是非、宜しくお願いします。


★プロデューサーの春名慶さんからのメッセージ

こんにちは、【僕等がいた】プロデューサー春名です!映画【僕等がいた】は、前篇・後篇・2部作になっております。前篇が、まばゆい初恋、つまり“恋”の時代を描いています。
後篇は大人になってからの彼ら、つまり“愛”を物語にしています。是非、この恋の映画、愛の映画、合わせて、ご覧頂ければ【僕等がいた】の世界観というのが、堪能できるかと思います。是非、劇場でご覧ください。

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『人を支えることで、自分も支えられている』というセリフが好きだった生田さんは、撮影スケジュール的にも役柄的にも、矢野の気持ちとリンクする部分が多かったそうで、特に前半の現場では、まさに舞台の座長の様に、みんなをまとめて、仕切って、人が彼を中心に集まる!という状態だったと、周りからもみえていたそうです。

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<みどころ>
“それでも永遠だと信じたかった”10代ならではの、まばゆい恋模様に胸がときめく前篇と(123分)生涯たった一人の運命の恋人を思い続け、誓った未来を貫くピュアな愛が胸を打つ後篇(121分)。
コミックとは違う視点としては、七美が『あの頃・・・』と回想してストーリーが進むことで、自分も同じ時間軸で追想して、楽しんでもらえる映画になっているとのことでした。
また、回想録のような部分では、もやが、かかったような映像や光のあて方が前・後篇で違うなどの見所もあります。随所に監督、優しい雰囲気が画面にも出ているそうですが、原作とは違う結末になっている所も、みのがせません。


生田さんもオススメのように、私も10分あけず一気観させて頂きましたが・・・キラキラする程の若い恋愛物語に、眩しさと、気恥ずかしさと、照れくささを感じながらも、それを通り越して、純粋に良いなあ、懐かしいなあと羨ましく思ってしまいました。
若い子向けでしょ!?とお思いかもしれませんが、特に後篇は、彼らが大人になっていく過程を見ながら、いつのまにか大人になっていた自分たちの事を思う・・・という年齢に関係なく切なさに胸があつくなる作品です。
過去にも2部作で公開された作品はいくつかありますが、今朝は・・・邦画史上、はじめて、2ヶ月で一気に連続上映!前作の興奮冷めやらぬうちに、今日21日から後篇の上映も開始!という方法をとっている【僕等がいた 前篇・後篇】をご紹介しました。



今週のおすすめ!) (4/14放送分) 
 「マーガレットサッチャー 鉄の女の涙」
  &「スーパーチューズデー 正義を売った日」

マーガレットサッチャー 鉄の女の涙 「マーガレットサッチャー 鉄の女の涙」
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント 他


スーパーチューズデー 正義を売った日 「スーパーチューズデー 正義を売った日」
原作:ボー・ウィリモン
監督・
製作・脚色:
ジョージ・クルーニー
出演:ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、
フィリップ・シーモア・ホフマン 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、同じ『政治家』というモノを扱っても、視点によって色々あるなあ!と思った現在公開中の作品2本、【スーパーチューズデー〜正義を売った日〜】【マーガレットサッチャー 鉄の女の涙】をご紹介いたしましょう。
まずはレディーファーストで【マーガレットサッチャー 鉄の女の涙】から・・・

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<ストーリー>
「教えて。あなたは幸せだった?」
雑貨商の家に生まれたマーガレットは、市議会議員や市長も務めた父の影響もあって政治を志すが、初めての下院議員選挙で落選。失望する彼女に心優しい事業家デニスがプロポーズする。まったく野心を隠さない彼女だが、デニスは寛容に受け入れる。幸せな家庭を築く一方で、彼女は政治家としての階段も上り始めた。そして、1979年
父の教えである質素倹約を掲げる保守党の彼女:マーガレット・サッチャーが女性初のイギリス首相となる。“鉄の女”の異名を取るサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶大なる支持を得ていた。しかし、彼女には誰にも見せていない孤独な別の顔があった。

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“失墜した英国を再建する!”その気の遠くなるような戦いに、妻として、母として、国のリーダーとして、力の限り戦い続けた一人の女性の感動の物語は、単なる政治映画ではなく、1979年の就任以来10年以上、強気の姿勢でイギリスを導いて“鉄の女”と称されたマーガレット・サッチャーの誰もが知る姿と、その裏側に隠された、孤独な一面を繊細に描き出した、壮大で、そしてとても切ない、人間の物語なのです。

イギリス初の女性首相として強力なリーダーシップを発揮したマーガレット・サッチャーを演じるのは・・・ハリウッドを代表する演技派女優【クレイマー、クレイマー】【プラダを着た悪魔】メリル・ストリープ
今回この作品で再びオスカーを受賞した女優:メリルの、渾身の演技は見ごたえ充分です。

監督は、TVドラマの制作や舞台演出で活躍。監督デビューした映画【マンマ・ミーア!】でメリルと組んで、信頼関係と友情を築いたイギリス生まれの女性監督:フィリダ・ロイド
そして晩年のサッチャーの夫デニスは、イギリスを代表するオスカー俳優【アイリス】【ハリー・ポッター】シリーズのジム・ブロードベントが演じています。

去年、このコーナーでもご紹介した、映画【英国王のスピーチ】でも同じ様に、王になるその人物が、話し方や、演説の仕方で、民衆がついてきてくれるか、信頼してもらえるかどうか等で悩み、訓練をうけ、家族も一緒に苦悩する姿が描かれたことがありましたが、この作品でも、それにふさわしい話し方から、髪型、服装、などに変化していくサッチャーの姿がみられます。

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もう一本、ご紹介するのは・・・
アメリカ大統領予備選挙を舞台に、選挙戦の裏側をスキャンダラスに描いた政治サスペンス【スーパーチューズデー 〜正義を売った日〜】です。

<ストーリー>
モラルなき闘いが始まる
スティーヴン・マイヤーズは、民主党の有力候補:マイク・モリス知事の大統領予備選挙キャンペーンを牽引する広報官でキャンペーンチームの戦略担当を務めている、いわゆる選挙参謀だ。決戦のキーポイントとなる、天下分け目のオハイオ州予備選が一週間後に迫る中、スティーヴンは、ライバル陣営の選挙参謀ダフィから極秘面会を持ちかけられる。
時を同じくして彼は、インターンとして働く選挙スタッフの美しく聡明な女性、モリーと親密な関係に。それによって、選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまったスティーヴン。やがてこの二つの出来事が彼を、想像を絶するし烈な情報操作戦の渦中へと巻き込み、選挙戦をねじ曲げていく・・・。

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選挙戦の裏側をスキャンダラスに描いた、この政治サスペンスは、今や、最も新作が待たれるフィルムメーカーのひとりとなったハリウッドのトップスター、ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚色を担当、製作総指揮にはレオナルド・ディカプリオ!ということでも話題となっていますが、実は、2000年に大統領選を戦ったビル・ブラッドリーや、上院議員に立候補したヒラリー・クリントン、大統領選に出馬したハワード・ディーンなど、政治家の選挙キャンペーンで、実際にスタッフとして参加していた経歴を経て、本作の元となった戯曲「ファラガット・ノース」で劇作家デビューを果たしたボー・ウィリモンが脚本を担当している所も、注目すべき点です。

そして、主演である、ジョージふんする大統領候補の選挙参謀スティーヴンを【きみに読む物語】【ブルーバレンタイン】、現在公開中の【ドライブ】】などでも活躍中の若手実力派俳優、ライアン・ゴズリングが熱演しています。
共演には【カポーティ】【マグノリア】フィリップ・シーモア・ホフマン【サイドウェイ】【シンデレラマン】ポール・ジアマッティなど演技派が名前を連ねています。

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<共通のみどころ>
さてこの2つの作品、既に公開中ですし【マーガレットサッチャー〜】の方はアカデミー賞受賞で盛り上がりましたから、ご覧になったという方も多いかと思います。内容・演技とも素晴らしい作品であることはいうまでもありません。
勿論、【スーパーチューズデー〜】も同じです!
(それぞれの見どころなどについては、今回は、省略させていただくとして・・・)ただ、今日は全く違った視点を<みどころ>として、ご紹介しようかと・・・あくまで個人的な見方ですが・・・
新しい学校、職場、環境などで新たにスタートを切った人へ送るメッセージが実はたくさん、盛り込まれていたのでは?ということです。

正義の為、或いは信念のため、もしくは大きな目標や夢のため、人はあらゆる努力をする。そこには、大きな犠牲忍耐を伴うことも多いので、振り返った時に、善し悪しは別にして、どういう気持ちになるのか、どういう表情になるのか・・・そういった事を、この2つの作品の中にみることができたのです。

と同時に、その道を貫く為の努力や信念のほかに、実は、テクニック流儀、というものが、世の中にはあるものなんだよ!と、見たくはない、ちょっと“大人の世界”を垣間見ることに、なっているかもしれません。

先に紹介した自らを演出する方法とともに、自分を磨くこと、高めることは勿論、何より大切ですけれど・・・。
どちらも100分ちょっと(105分と、101分)の観やすい作品です。

今回は、現在公開中の【マーガレットサッチャー 鉄の女の涙】【スーパーチューズデー 〜正義を売った日〜】をご紹介しました。



今週のおすすめ!) (4/7放送分) 
 「ポテチ」

ポテチ
原作:伊坂幸太郎「ポテチ」
(新潮文庫刊『フィッシュストーリー』所収)
監督:中村義洋
出演:濱田岳、木村文乃、大森南朋、石田えり 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、全国ロードショーに先駆けて宮城・仙台で4/7から先行公開となる伊坂幸太郎原作、中村義洋監督作品。仙台でオールロケーションが行われた【ポテチ】をご紹介しましょう。

<ストーリー>
僕、凄いことに気づいちゃったんです。
同じ年、同じ日、同じ街で生まれ育った二人。のちに彼らはプロ野球のスター選手:尾崎と、ごくごく普通の凡人:今村へと成長した。ある日、空き巣を生業とする今村が、とある家に盗みに入ったことから物語は動き出す。別々の人生を歩んでいるかのように思えた二人の間の、目に見えない奇妙なつながりが、小さな奇跡を起こした。

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同じ年、同じ日に生まれた二人の運命は・・・
あるプロ野球選手と同じ日に生まれた空き巣の青年を主人公に、運命のいたずらに翻弄されながらも、それに負けない強い心と絆を描く。
家族や恋人、友人、大切な人を想うあたたかな気持ち・・・目には見えないけれど確かに存在するモノを独特のユーモアで描く、元気と希望を詰め込んだ爽やかなこの感動作!

原作は、地元、宮城・仙台を舞台とした作品を次々と世に送り出してきている伊坂幸太郎さんの同名小説。彼の、中・短編集『フィッシュストーリー』の中の中編“ポテチ”です。
メガホンをとるのは、【アヒルと鴨のコインロッカー】【ゴールデンスランバー】でもタッグを組んできた中村義洋監督です。
音楽は、シンガーソングライターの斉藤和義さん。

この最強チームが68分に想いをこめて宮城・仙台市から、東北、そして日本中へ!強くあたたかい珠玉の物語を届けます。
またこの作品は、仙台でオールロケーションが行われたこともあり、第3回仙台シネマ認定作品となっています。

主人公・今村を演じるのは、映画化された伊坂作品では、毎回、名キャラクターを演じてきたM田岳さん。今回も心優しい青年を演じています。
今村の恋人・若菜役は、CMはじめ、映画ドラマで活躍する期待の若手女優:木村文乃さん。二人をあたたかく見守る今村の母を、石田えりさん。
今村が尊敬する空き巣のプロに、大森南朋さん、など豪華キャスト、そして物語同様、この作品に強い絆で引き寄せられたスタッフが集結しています。

中村監督と主演のM田さんが公開前に仙台にいらっしゃいましたので、お話を伺って参りました。

中村監督&M田岳さん

<インタビュー>

★今回の作品の中で、みんなに伝えたかった部分は、どういう所になりますでしょうか?

●監督
なんかねえ、不思議なお話なんですよね。世の中の不思議とか奇蹟とか、なんかそういうのを、リアリティを持って描いたら、こんなことになるのかなって感じで。僕もねえ、やはり原作で受けた感動を上手く言葉にできなくって。ホント伊坂さんの作品の中で、1、2ぐらいに好きだった作品なので、作り終わって、それに近づけたのも嬉しかったし、あの、なんですかねえ、爽快なんですよね。爽快さにおいては本当に問答無用に伊坂作品の中では、際だっている作品なんで、うん、そこですかねえ。

★やりたかった事は・・・

●濱田
でも、やっていて、その、今村くんの、そのまっすぐさっていうのは、やっぱり胸を打たれるものがありましたし、作品自体も時間が短いので、やはり、どのシーンも欠かせないというか、う〜ん、何でしょうね。どのやりとりにも、ちょっとした意味があったり、そういうのがあるので、何かやっぱり、やっていて楽しいというか。うん、そうですね。楽しかったです。
一番大がかりだった野球場のシーンがあるんですけど、やっぱりあのシーンは、なんかこう、人の優しさが満載につまっているというか、それは、もう撮影の協力してくれたボランティアの方々だったりとか、お話自体も、そういう“ハートのお話”でもあるし・・・

●監督
なんかみんな優しいんですよね。それは、やってて思いましたね。登場人物がねえ、凄く優しいんですよ。みんな。

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●濱田
ラジオマガジンアーリーバードをお聴きの皆さん!こんにちは。M田岳です。映画【ポテチ】…あの、なんでしょう、僕もお客さんとしてもの凄い楽しかった作品なので、皆様にも、是非観て頂けたら嬉しいです。

●監督
ラジオマガジンアーリーバードをお聴きの皆さん!映画【ポテチ】監督の中村です。68分という短い時間なんですが僕コレ、毎回言ってる訳ではないんですけど、何か自分の今まで色々作ってきた作品の中で、暫定一位にいきなりなってしまってホントに何か、こんなに、あんな突貫工事みたいにやったのとは思えないぐらい、凄い僕の中で、好きな作品で、とにかく本当に楽しく観られる作品なので、是非劇場に足を運んで戴きたいと思います。

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監督の中には、ヒッチコック監督の様にカメオ出演されている方も、いらっしゃいますが、今回、中村監督は、おもいっきり“親分役”で出演されています。そのうえ、かなり“おいしい役”ですので、お楽しみにしてください。

“俳優”を経験した監督は改めて「俳優からみた、スタッフの気の遣いかたの大事さを知り、この人たちがホントに俳優をのせているんだ!衣装とかメイクとか、それで気持ちを作るようにやってるんだなって思い知らされました。自分が俳優さんに簡単に言っていることが、自分がやると、こんなにできない!って事があったので、それは一番、勉強になりました。」と、次の作品づくりに、かなり生かされるであろう体験について、大爆笑で、語ってくださいました。
とにかく“どろぼうの話なのに、明るく、爽快!”。全然68分とは思えない、充実の作品です。

<みどころ>
原作者の伊坂さんからも“おかしみに満ちた楽しい映画で、今もコメントを書きながら、映画を思い出して頬が緩んでいます。原作よりも映画のほうがいいと言われそうで、怖いです”というコメントが寄せられているそうです。

インタビューの中に、“突貫工事で・・”とありましたが、とにかく震災後に、伊坂さんと中村監督、お二人の長年にわたる信頼関係から、お話がもちあがり、多くの人に支えられ、さまざまな想いをのせて、昨年8月下旬から9月初旬のたった8日間!!というタイトなスケジュールにもかかわらず、あの3/11以降、初めて仙台でのオールロケーションが実現した作品です。
(企画から、わずか3ヶ月でクランクインしたそうです。)

普段何気なく通りすぎている街ですが、オール仙台ロケということで、改めて街の様子や、そこで生活する人々の息づかいまでもが感じられそうな・・・そして人を思いやる、優しい心を実感できる作品となっています。
昨日(4/6)も一番町で公開記念のトークイベントが行われていましたが・・・
今回は、今日4/7(土)から仙台先行ロードショーの【ポテチ】をご紹介しました。

この作品は、MOVIX仙台と利府、109シネマズ富谷、フォーラム仙台、ワーナーマイカルシネマズ名取と新石巻では今日から、シネマ・リオーネ古川では全国ロードショーと同じ、5月12日(土)から上映予定です。(尚初日は各劇場で、盛況のうちに監督・出演者の舞台挨拶が行われました。)



今週のおすすめ!) (3/31放送分) 
 「アーティスト」

アーティスト
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、
ジョン・グッドマン 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、あなたに“ロマンティック”を・・・モノクロ&サイレントで現代に蘇る、ハリウッド黄金期の“ロマンティック”ストーリー。話題の作品です。来週4/7(土)公開予定のフランス映画【アーティスト】をご紹介しましょう。

<ストーリー>
1927年のハリウッド。サイレント映画界屈指の大スタージョージは未来のスターを目指すペピーと出会い、彼女に、まだ見ぬ大女優への才能を見いだす。強く惹かれあう二人だったが、折しも映画産業は、サイレントからトーキーの時代へ。しかし、時代を読めず、サイレントに固執するばかりに、ジョージはスターの座を追われ、没落していく。一方、新人の名もなきエキストラだったペピーは、役名がつき、字幕に名前が出て、やがて、スターへの階段を駆け上がっていった。今や人気女優となったペピーは、恋するジョージを心配し、何とか復活させようとするのだが・・・。

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“君と出会って、世界は再び色づきはじめる。”
“サイレント”、つまり“無声”映画のスターが“トーキー”という音の出る映画の到来と共に、その存在感を薄めていく中、若い端役の女優がスターダムに押し上げられていく!という、この大人の恋物語は、2011年のカンヌをはじめ世界中の映画祭でも大絶賛され、大きな話題になりました。

第84回アカデミー賞では主要3部門(作品賞・監督賞・主演男優賞)を含む最多5部門(ほか、作曲賞・衣装デザイン賞)を受賞。(フランス映画が作品賞を受賞したのも、オスカー史上初のこと!)
1920年代のハリウッドを舞台に、俳優たちの栄枯盛衰を白黒&サイレントで描き上げる、甘く切ない、大人の為のラブストーリーは、私たちを温かい涙とやさしい愛で包み込む、感動作となっています。

古き良きハリウッドの黄金時代、サイレントからトーキーへと移り変わる事への、スター俳優の心の葛藤と愛を、サイレント手法の美しいモノクロ映像でつづったのは、フランス人のミシェル・アザナヴィシウス監督です。
脚本と編集も手がけた、この作品の撮影は、彼にとって初のハリウッドで行われました。CGや合成技術はおろか、色やセリフまでもが姿を消してしまっている中、眉の動きや、視線、背中で魅せる哀愁など、頭ではなく、心で感じとることのできる、生きた感情を演出しています。
あるインタビューで監督は、「言葉は嘘をつくが、仕草や眼差しはウソをつかない!ハイテクでは描けない“謙虚な映画”を作りたかった!」と語っています。

芸術家=アーティストであることに誇りをもち、ニヒルでカッコイイけれど、時代の変化の波に乗れず、落ちぶれてしまう大スター:ジョージを演じるのは、ミシェル監督の人気スパイ・パロディ映画【OSS 117 私を愛したカフェオーレ】で主演したジャン・デュジャルダン
彼は、この映画がハリウッドの歴史の一部だということを実感できるように、と早くから現地に入り、街や人に慣れていったといいます。

そして、彼を愛する新人女優:ペピーを演じたのは、同じく大ヒットコメディ【OSS 117 私を愛したカフェオーレ】に出演していたベレニス・ベジョです。
因みに、この映画のミシェル監督は、彼女の夫です。

ほかに【ものすごくうるさくて、ありえないほど近い】ジョン・グッドマンなど、ハリウッドの名脇役も出演しています。

また何と言っても忘れてはならない名優が・・・芸歴8年、ジョージの相棒といってもいい名犬:ジャック・ラッセル・テリアのアギーです。本当に主役のジャンが飼っているのでは?と思えるほど“彼”の、自然でコミカルで可愛い演技は、作品を一層優しく感じさせてくれます。
この映画でアギーは、カンヌ国際映画祭のパルムドッグ賞と、犬のアカデミー賞といわれる?ゴールデン・カラー賞最優秀俳優犬賞にも選ばれています。

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<みどころ>
そして、21世紀に甦るのは“サイレント映画”の映像だけではありません。オープニングから登場する、劇場舞台下のオーケストラの音楽。当時の人達が生オケでサイレント映画を観る様子は、映像からの音がなくても元気がよくて、明るく楽しい!という様子が、よく伝わってくるのです。

また、あの時代を彷彿させる、ウットリするような素敵なサウンドトラックが、映画黄金時代へと、観る者をイッキに誘ってくれます。
チャップリンが表情や、パントマイムで魅せてくれた時も【風と共に去りぬ】のラストに流れるタラのテーマも、あの大きな時代の多くの物語を伝え、支え、彩っていたのは、常に美しく豊かな、又、時には、せつなく主人公の心に寄り添った音楽である!といってもいいかもしれません。

誰もが夢みるロマンティックなラブストーリー。実は、とてもシンプルですが、どのシーンも印象に残り、サイレント時代の傑作の数々へのオマージュなども随所に散りばめられていて、映画ファンの心をくすぐります。

フレッド・アステアと、ジンジャー・ロジャースの、息のあった華麗なタップダンスを彷彿させるシーンや、【雨に唄えば】ジーン・ケリーデビー・レイノルズの、ダンスと唄が頭に浮かんでくるようなシーン。いずれも、決して靴音や声は聞こえていないのに、心の中に音楽や声が聞こえてくるという不思議な体験なのです。と同時に、登場人物たちの気持ち、心の声までも感じる事ができるのです。
そして、最後の最後には、素敵な音が溢れ出す・・・

監督曰く、「セリフのない分、そこは観る人が、自分の経験に照らし合わせて、気持ちを作り上げていける作品なんだ」と・・・。

チャップリン等の白黒・無声映画を沢山観た!という、サイレント映画を懐かしく感じる方も、初めて出会うという方も、モノクロ・サイレント作品の良さは勿論、この映画だからこそわかる、現代トーキーの面白さ、楽しさも存分にご堪能ください。

いま、世界に足りないのは、こんな“ロマンティック”。セリフがないからこそ、伝わる思いがあるのです。
今回は、4/7(土)公開予定の【アーティスト】をご紹介しました。



今週のおすすめ!) (3/24放送分) 
 「ヘルプ 心がつなぐストーリー」

ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜
原作:キャスリン・ストケット
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、
ブライス・ダラス・ハワード 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“彼女たちの物語が、私を変える。私の物語が、世界を変える。”
世界を変えるきっかけは、一つのトイレと、一冊の本と、数多くの勇気だった!3/31来週土曜日から公開の【ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜】をご紹介しましょう。

<ストーリー>
アメリカ・ミシシッピ州、1960年代。当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように、その黒人メイド“ヘルプ”たちに囲まれて育ってきた。だが、大学から戻った彼女は、白人社会でメイドたちが置かれた立場に疑問を抱き、もはや当たり前には思えなくなっていた。
そこで彼女は、真実を明らかにするため、身近なメイドたちにインタビューをしようと試みるが、誰もが口を閉ざすばかり。つまり、彼女たちにとって真実を語ることは、この南部という地域社会で、生きる場所を失うことを意味していたのだ。

そんなある日、白人家庭に黒人専用トイレの設置を義務付けようという活動がおこる。スキーターの女友達の家で働いていたメイドのミニーは専用トイレを使用しなかったとして解雇されてしまう。その事件も含め、誰もが口をつぐむ中、ついに勇気を出してスキーターのインタビューに応じたのは、ミニーの親友:エイビリーンだった。やがて、その小さな一歩は、数多くの勇気へと広がり、彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす大事件へと発展していく。

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黒人メイドの境遇に疑問を持った作家志望のスキーターは身近なメイドたちにインタビューを試みる。はじめは、失業を怖れて口を閉ざすばかりの彼女たちだったが。
人種間の友情を、実話に基づいて描かれた、この感動作は、シリーズものでもアクション大作でもないにも関わらず、全米で3週連続No.1大ヒットを記録。ゴールデングローブ賞をはじめ、数々の映画賞で話題となるなど、高い評価を受け、その感動の輪は、観客の口コミで瞬く間に広がりました。勿論、アカデミー賞でも大きな注目を集めたばかりです。

原作は、キャスリン・ストケットによって書かれたベストセラー小説で、ニューヨークタイムズ紙の書籍ランキングには、103週連続ランクイン!を果たしています。
ひとりの白人女性によって綴られた、“ヘルプ”と呼ばれる黒人メイドたちの“心の声”を集めた本。そこには、力強く生きる彼女たちの笑いと涙に満ちた真実のストーリーが描かれています。
そして勇気と友情から生まれたこの一冊の本が、古い習慣や考え方にとらわれた小さな街に、時代を動かすほどの“変革”と、大騒動をもたらすことになる!というモノで、監督・脚本のテイト・テイラーの手によって映画化されました。

社会の矛盾に疑問を抱きながらも、それに激しく抵抗するのではなく、密かに正しい道を探そうとする意気盛んな作家の卵:スキーター役のエマ・ストーンは、超大作の公開も控えている、今ハリウッドでも注目の若手女優さんです。

また、本作の、真の主人公とも言える、子育てのプロフェッショナルメイド:エイビリーン役を演じるのは、【ダウト〜あるカトリック学校で】ヴィオラ・デイヴィスです。その複雑な想いや心の傷を内に秘めた難しい役を静かな存在感で演じています。

ほかに、婦人会のリーダーで、スキーターやエイビリーンを苦しめる理不尽な社会を象徴する存在のヒリー役を、ロン・ハワード監督の娘でプロデュースや監督作品も進行中のブライス・ダラス・ハワードが。大邸宅に住む超美人で性格は鈍感なKY…というキャラクターにもかかわらずなぜか共感を呼ぶ人物シーリア役を【ツリー・オブ・ライフ】の、ジェシカ・チャステインが演じる等、実力派女優達の見事なアンサンブルも、みられます。

そして何と言っても、料理上手の毒舌家:メイドのミニー役を演じた、【路上のソリスト】などの、オクタヴィア・スペンサーが、アカデミー賞助演女優賞を受賞したことを忘れてはいけません。
圧倒的なキャラクターで笑いと涙を誘うミニー役のオクタヴィアは、テレビや映画で活躍中の個性派女優で、2009年にはエンターテインメント・ウィークリー誌で「ハリウッドで最も面白い女優25人」に選出されているそうです。この作品の彼女をみると、暫くチョコパイが食べられなくなるかも?ですが

ところで、この作品が友情のストーリーであるように、映画化実現にも監督と原作者の友情が、カギを握っていました。
監督・脚本のテイト・テイラーと原作者キャスリン・ストケットは、ともにミシシッピ州ジャクソンに生まれ育った友人同士で、小説「ヘルプ」がエージェントから相手にされずに出版をあきらめかけていた頃、原稿を見たテイトが、原作者のキャスリンに“これはすごいから、絶対に諦めちゃいけない。いつか必ず出版される。もしそうならなくても、僕が映画にするよ”と言ったそうです。
小説とは時代が少し異なるものの、ともに母親がシングルマザーだった二人は、自分たちの育ての親となった女性たちの姿を、この作品に重ねていたようです。

更に「一般には口をつぐんでいる方が、ずっと楽で、ただの怠慢から事なかれ主義をとってしまう人も多いが、この小説は、ほんの小さな事からでも変革は始められる!と伝えている。映画版もそうであってくれることを願っている」とも語っているそうです。

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<みどころ>
『60年代といえば、ケネディの時代。だから、あらゆるものが、カラフルに輝いていた。アメリカがアメリカらしかった、活気に満ちた色のある時代!』という、こだわりのもと、ノスタルジックな魅力あふれる音楽やセット・衣装、そして心のこもった南部に伝わる手料理の数々も、作品に彩りを添えています。

2時間半近い大作ですが、長さを感じさせない、テンポの良さも印象的です。また、日本語には、慇懃無礼という表現がありますが、慈善事業や社会奉仕の場で、着飾って上品に振る舞うご婦人たちの口から出てくる“ヘルプの皆さん”という言葉が、これほど耳に残るとは・・・
他にも数限りなく散りばめられた心にひどく突き刺さる、人種差別、卑劣な言葉、理不尽な行動がとても悲しく、また、それだけに、そこに立ち向かった女性達に真のパワーを強く感じずにはいられませんでした。

『いまを生きる全ての人に贈る、勇気と感動の物語。この物語はきっとあなたの物語になる。』とあるように、生きる時代や場所は違っても、心と心をつなぐ友情のストーリーは、時代を越えて、私たちに希望と感動を与えてくれます。

今朝は、この春、すべての女性に贈る勇気と感動の物語。来週末3/31公開予定の【ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜】をご紹介いたしました。
(この作品は宮城県内では、MOVIX利府と、チネ・ラヴィータで上映予定です。)



今週のおすすめ!) (3/17放送分) 
 「おかえり、はやぶさ」

おかえり、はやぶさ
監督:本木克英
出演:藤原竜也、杏、三浦友和、前田旺志郎 他

◆聖月のオススメワンポイント
今回は、“希望をのせて戻ってこい!” 藤原竜也さん主演、現在公開中の【おかえり、はやぶさ】<2D・3D>をご紹介しましょう。

<ストーリー>
宇宙の謎を解く鍵となる小惑星イトカワのサンプルを採取して地球に帰還するべく、小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。JAXAのエンジニア助手・大橋健人は、失敗に終わった火星探査機のぞみのプロジェクトリーダーだった父への思いを胸に、はやぶさの壮大なプロジェクトチームの一員として日々奔走していた。しかし、メインエンジンの停止や通信の遮断など、そこには数々の問題が待ち構えていた。

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“2003年5月9日、打ち上げ成功。そのとき、この小さな惑星探査機が、日本中に勇気をくれるなんて、誰も思っていなかった。”
大迫力の3Dで贈る、機械と人の冒険の旅では、7年間で60億キロを移動する間、エンジンからの燃料漏れや、通信途絶、メインエンジン全停止といった、数々の予測不能な困難に直面しながらも、遠く離れたイトカワから、小さな惑星探査機はやぶさが、サンプルを採取して地球に帰還するという、史上初の偉業を成し遂げた様子が描かれています。

監督は、【釣りバカ日誌】シリーズや、【ゲゲゲの鬼太郎】【犬と私の10の約束】【鴨川ホルモー】など、話題作を次々と手がけている、本木克英さん。

出演は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のエンジニア助手で、イオンエンジンを担当した現実的な工学系:大橋健人役を藤原竜也さん、同じくJAXAの理学博士で、純粋に宇宙のロマンを追い求める野村奈緒子役をさん、健人の父で、日本初の火星探査機:のぞみの運用を行った組織のプロジェクトマネージャー・大橋伊佐夫役を、三浦友和さん、宇宙大好き少年:風也役を、実の兄弟お笑いコンビ:まえだまえだの弟:前田旺志郎くんが演じている他、森口瑤子さん、田中直樹さん、カンニング竹山さん、豊原功補さん、宮ア美子さん、大杉漣さん、中村梅雀さんなど、実力派が揃っています。

この作品では、彼らが演じる様々な世代の人たちにとっての“はやぶさ”とは?また宇宙開発とは?を垣間見ることもできます。

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<みどころ>
本当は4年だったはずの旅は、7年もかかり、本当は35億キロだったはずの旅は60億キロにもおよび、機体の寿命もとっくに過ぎていた・・・それでもはやぶさは、帰ってきた。宇宙の謎をとく、星のかけらとともに。
それは世界のどこも、NASAだって、やったことのない奇跡だった!・・・

先週のファンタジー・マジック作品【ヒューゴの不思議な発明】に引き続き、今週も夢のひろがる3D上映の作品紹介となりましたが、今回は題材が宇宙!ということで、大迫力の3Dで、宇宙を体感することができます。

特に『はやぶさ』が宇宙空間を進む様子だったり、そこで行われたであろう『はやぶさ』の動きを、よりわかりやすく見せてくれるのは勿論、宇宙空間そのものを、まるで違う形のプラネタリウムにいるような感覚で楽しむこともできるのではないでしょうか。小さい時によく観にいった、あのプラネタリウムのこと、宇宙の不思議や神秘に夢を広げていった頃のことを思い出すかもしれません。

この作品では、実際に子ども達向けに行われている取り組み、例えば、JAXA主催の実験教室や、プラネタリウムでの講演会なども描かれ、新米先生を困らせてしまうほど、はやぶさに詳しい、大人顔負けの子供たちも登場しています。
また、担当者もここまで精密に!?驚くほど本物そっくりの管制室のセット、打ち上げ、帰還当時の様子について、撮影現場にも立ち会う等、JAXAの全面的な協力によって、少年のような心で仕事にあたっているチームの皆さんの心意気みたいなものまで伝えることができたのでは、と監督も話しています。『宇宙を知ると、謙虚になる!』とのこと。

そして、もう一つ、特に今回の“はやぶさ映画”の特徴をあげるとすれば、はやぶさ以外の、例えば、“火星探査機・のぞみ”“宇宙ヨット・イカロス”といった他の探査機や宇宙機のエピソードも登場していること。

更に、はやぶさプロジェクト成功に至るまでの、“失敗”にも触れていることではないでしょうか?この成功の陰には、火星に向けて飛び立った、のぞみプロジェクトというものがありました。
映画の中では三浦友和さん演じる主人公:健人の父、大橋教授が、その苦悩を表現していますが、開発過程には、こういった失敗を踏まえての大きな成功や技術の継承があった事も、また、そこには多くの人々の苦悩や挫折があったことも忘れてはならないことだと改めて感じました。

最後に、公開前に仙台にいらっしゃいました本木監督と主演の藤原竜也さんからのメッセージをご紹介しましょう。

本木監督&藤原竜也さん

<リスナーの皆さんへのメッセージ>

●監督
ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん、映画【おかえり、はやぶさ】の監督、本木克英です。映画【おかえり、はやぶさ】は3Dで宇宙が楽しめます。“はやぶさ”のみならず、日本の宇宙開発の歴史、未来がよくわかる映画です。是非、劇場で体験してください!

●藤原
ラジオマガジン・アーリーバードをお聴きの皆さん、藤原竜也です。映画【おかえり、はやぶさ】完成いたしました!とても多くの子ども達に観て貰って、宇宙空間に興味を持って貰えたらいいなと思っています。是非、一緒にご家族揃って劇場に来てください!よろしくお願いします!!

・・・・・・・・・

この春休み、子供も大人も楽しめるエンタテインメント大作はいかがですか?
今回は、諦めない挑戦、親子・家族の絆、仲間の大切さといった人間ドラマも描かれた現在好評公開中の【おかえり、はやぶさ】<2D・3D版>をご紹介いたしました。

実は、劇場で販売しているパンフレットも、お子さんが楽しめるように、宇宙開発の歴史や、はやぶさ徹底解剖!立体写真など・・・難しい所には、ルビもふられた読みやすいモノとなっています!

この作品は、MOVIX仙台と利府、シネマ・リオーネ古川、ワーナーマイカルシネマズ名取と新石巻で上映中です。



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