緊急地震速報

緊急地震速報をどう伝えるか

1.

 tbcでは、テレビが2007年10月から「緊急地震速報」の運用を開始しました。ラジオは運用開始を2008年6月8日とし、今後さらに認知度のアップを図るため、PR活動を展開します。

※このホームページをはじめ、番組、PRスポットCMで、「緊急地震速報」をどう伝えるかをPRしています。

2.

「緊急地震速報」は地域性の高い情報であり、各局がそれぞれのサービスエリアに密着した情報として放送することが最もふさわしいと考えます。

※宮城県内で震度4以上(次の項参照)の地震が予測される時のみ「緊急地震速報」を放送します。
「地域情報」という「緊急地震速報」の特性から、それ以外の地区で大きな地震が発生しても「緊急地震速報」は放送しません。 これまでも放送している地震の揺れが済んだ後の「震度速報」は、これまで通り全国の地震の震度をお伝えします。

3.

放送にあたっての震度基準を、「最大震度5弱以上の地震が発生し、尚且つ、宮城県内において震度4以上の揺れが想定されると気象庁が速報を発した場合」に置くことにします。

※気象庁が一般運用する「緊急地震速報」は「最大震度5弱以上の地震が発生したと予測される場合に、震度4以上の揺れが予想されるエリアを発表する」ものです。

宮城県沖では過去約200年間に平均37.1年周期でM7.5~8.0クラスの「宮城県沖地震」が発生しています。政府の地震調査委員会によりますと2008年1月1日を基点として次の宮城県沖地震の発生確率は30年以内に99%、20年以内に90%程度以上、10年以内に60%と非常に高い数値となっています。また、前回の地震は1978年6月12日で30年が経過しました。過去、発生間隔が26年のケースもあり、次の地震がいつ起きてもおかしくない極めて切迫した状況にあります。

このためtbcは「伝えることによる減災効果」を考慮し、ラジオ・テレビで速報する震度基準を「最大震度5弱以上の地震が発生し、尚且つ、宮城県内において震度4以上の揺れが想定されると気象庁が速報を発した場合」としました。

 ラジオでは気象庁が発表する県内3エリア分割表現(宮城北部・宮城中部・宮城南部)はせず、「宮城県で地震」と県全域を包括した速報表現をします。
ちなみに、NHKでは、ラジオ・テレビともに全国の地震をカバーするため、宮城にほとんど影響のない地域の緊急地震速報も放送されます。

また、速報の「報知音」は、いつでも誰でも認識できるよう各局で統一することが望ましいため、NHKと同一音声を使用することとします。

■ 緊急地震速報のコメント(ラジオ)

・・・♪チャイム音♪・・・

「緊急地震速報です。地震が発生しました。 すぐに身の安全を図って下さい。
運転中の方は急ブレーキを踏まずにハザードランプをつけ、
スピードを落として下さい」

・・・♪チャイム音♪・・・

「気象庁が緊急地震速報を発表しました。
宮城県に強い揺れが来る恐れがあります。
運転中の方は急ブレーキを踏まずにハザードランプをつけ、スピードを落として下さい。
屋内にいる人はまず、身の安全を図って下さい。」

・・・♪チャイム音♪・・・

■ 緊急地震速報の例(テレビ)

緊急地震速報の例(テレビ)

※民放テレビは、緊急テロップ送出のシステム上の問題で報知音をすぐに統一するのは難しくなっています。将来的には統一する方向で検討しています。

「緊急地震速報」は秒を争う「速報」のため、通常番組、コマーシャル、提供クレジットを放送中でも、中断して放送します。
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