安東理紗のアンニョン韓国
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安東理紗のアンニョン韓国




安東理紗

安東理紗(TBCアナウンサー)
2007年8月、韓国の安東市(アンドン市)と名字が同じ!という縁で韓国観光名誉広報大使に。
韓国観光名誉広報大使安東理紗アナウンサーが、韓国の観光情報から芸能ネタまで旬な話題をお伝えします。


7月6日(月)のお話は・・・「梅雨にはチヂミ!?」

韓国の人は梅雨時になるとよく「今日はパジョン(チヂミ)が食べたい」とか「今日はパジョン(チヂミ)でも食べる?」といった会話が食事時や空腹時に繰り広げられます。

理由@その理由は雨が降る音とパジョン(チヂミ)を焼く音が似ているから、食べたくなるのだそう…という説。

理由A農耕社会の時代に雨で農作業ができないのでパジョン(チヂミ)とマッコリを食べて時間を潰したから…という説。

○とりあえず、梅雨時期の旅行にはパジョン(チヂミ)を食べて、地元の方と仲良くなってみてはいかがでしょうか?※韓国の梅雨明けは7月中旬から下旬にかけてです。

「パジョン(チヂミ)の基礎知識」
○日本でもおなじみのパジョン(チヂミ)。どう違うの?
・基本、パジョンとチヂミでは具材に小麦粉をといたものをつけて焼いたという意味では変わりません。
・パジョンに関してはちょっと範囲がせまく、ネギを表す韓国語である“パ”が入っているので具材にネギが入っているものであればパジョンと呼ぶことができます。
・また、ジョンという料理ではパジョンのように具材を先につけて○○ジョンということもできるので、キムチだけで焼き上げた「キムチジョン」や牡蠣だけの「クルジョン」などがあります。
・チヂミという呼び名に関しては範囲が広いので海鮮チヂミや緑豆チヂミのように具材名+チヂミでも呼ぶことができます。

○また、ピンデトックといった小麦粉ではなく“緑豆”の粉を使って焼き上げる料理もあります。こちらはパジョン(チヂミ)より厚めに焼きます。

「パジョン(チヂミ)にはマッコリがお似合い」
○サムギョプサルには焼酎が合うようにパジョン(チヂミ)にもお似合いのお酒があります。 →それは…「マッコリ」です!

○パジョン(チヂミ)やピンデトック専門店には必ずセットで置いてあるマッコリ。お酒とはいえないまろやかな口当たりが特徴。

○出てくるときはお店によって異なりますが、ハンアリと呼ばれるどんぶりのような器ややかんで出てきます。

→でも、なぜ、この2つの相性がぴったりなのかは…科学的には証明されていないことなのが残念。でも、美味しい料理をみんなでつつきながら、お酒を飲むというのは梅雨の憂鬱さから解放してくれそうです。

「どこで味わえるの?」
○ソウル市内ならピンデトック専門店が各エリアにあります。
→ホテルでおすすめのピンデトック専門店を聞いてみることをおすすめします!
○また、パジョンの本場でおすすめなのが「釜山・東莱(トンネ)エリア」
→ネギの名産地で知られている東莱(トンネ)エリアにはそれを活かしたパジョンのお店が多いといわれています。また、近くに東莱温泉があるので梅雨でじめじめした体をすっきりさせて、パジョンとマッコリを楽しむのもおすすめだそう。。。味わってみたい〜!!



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