安東理紗のアンニョン韓国
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安東理紗

安東理紗(TBCアナウンサー)
2007年8月、韓国の安東市(アンドン市)と名字が同じ!という縁で韓国観光名誉広報大使に。
韓国観光名誉広報大使安東理紗アナウンサーが、韓国の観光情報から芸能ネタまで旬な話題をお伝えします。


12月14日(月)のお話は・・・陶磁器ショッピング

●日本でも人気の「韓国陶磁器」●
日本でもひそかに人気を呼んでいる「韓国陶磁器」透き通った翡翠色をした青磁、清純さの感じられる白磁、土のぬくもり伝わる素朴な甕器など、焼き物によって魅力もそれぞれです。そんな陶磁器の魅力を紹介します♪

【韓国陶磁器とは】
韓国で陶磁器は高麗時代より製造がはじまりました。 青磁から始まり、白磁、粉青沙器、甕器(オンギ)などその製造技術は世界でもレベルが高いといわれています。

〜韓国陶磁器の種類〜
○青磁
青磁は表面が淡い青色をした磁器のこと。これは鉄分が含まれた釉薬を塗って色を出したもので、その当時貴重とされていた玉の色を表現したものです。青磁は繊細な文様、整った形が主な特徴で、当時華やかだった貴族の文化を反映しており、永遠の世に対する憧憬として雲や鶴、池、ヤナギなどがよく描かれています。

○白磁
白磁は白色の地の上に透明な釉薬を塗って焼いたもの。朝鮮時代に入り全盛期を迎えました。白磁は白が基本ですが、青や乳白色が加えられることもあります。白磁は朝鮮時代の貴族の高潔な精神と規律制を表しているといわれます。龍、牡丹、松、梅、鶴などが絵柄としてよく使われています。

○粉青沙器
粉青沙器は灰色がかった青色を基本に地に模様を入れたり白粘土で塗った後に彫って絵を入れたりした焼き物で、高麗青磁のような洗練された美しさはありませんが、素朴で自由な発想に基づいた模様が和やかさを感じさせます。魚や花などをモチーフにする作品が多く見られます。

○甕器(オンギ)
甕器(オンギ)とは土で形を作り、釉薬を塗って1100℃〜1200℃で焼いた甕のこと。古くから味噌やキムチ、しょうゆなどを醸造・保存するための甕として使われ、「トク」とも呼ばれています。

【陶磁器の名産地は】
陶磁器の名産地は利川(イチョン)と康津(カンジン)が有名。 利川は韓国の陶磁器名産地のなかでもメッカで、毎年、4〜5月にかけて「利川陶磁器祭り」も行われており、韓国人だけではなく海外からも人気のイベントです。
☞ ソウルからバスで1時間。3,900ウォン所要
康津も青磁の都として有名。毎年。8月に「康津青磁文化祭」が開かれ、ワークショップなどで盛り上がります。
☞ ソウルからバスで4〜5時間。19,600ウォン所要。

【ソウルで購入するなら?】
@仁寺洞(インサドン)
ビギナーでも買いやすいのが骨董品のお店が多い仁寺洞。仁寺洞は観光客にも同じのスポットなので日本語が通じるところがほとんどなのがうれしい。
☞ 地下鉄1号線鐘閣駅11番出口すぐ
 OR 地下鉄3号線安国駅6番出口すぐ

A小公地下道商街(ソゴンチハドサンガ)
意外にマニアックなのが明洞の地下にある小公地下道商街。ホテルの周辺を散歩するついでにのぞいてみたい場所。
☞ ロッテヤングプラザやソウルプラザホテル前に入口あり

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