ロジャー大葉のラジオな気分
ロジャー大葉のラジオな気分 お金はお大事に。

▼ 4月のお話
■4月28日(水) 『大型連休前、お得な旅行方法について』
ETC割引を利用して行く方、新幹線や飛行機で行く方など色々いるかと思います。 最近はカーナビをつけている方も多いですが、地図や道路情報が古くて思わぬところで迷ってしまったり、目的地に近くなると「目的地周辺です。注意して走行しましょう。案内を終了します!」とアナウンスが流れますが、「こっから道がわかんないんだよ!」と突っ込みをいれたくなることありませんか?
初めていく街で駅から出たり、地下街から外に出たようなときに「あれ?どっちに行けばホテルだ?」と迷ったりしませんか? 特に外国だったりすると言葉がわからなくて迷ってしまい、タクシーに乗ってお金を使ったりすることもあります。
そんな時のため、グーグルアースで下調べをするといいですよ。
インターネットで事前に旅先の建物や方角を見ておくと、迷うことが減りますので車ならガソリン代の節約になります。もちろん時間も無駄にしたくないですよね。

ホテルの予約をする際にも一工夫してみましょう。
最近ネットで予約をする方法が多くなり、その方が若干安くなることもあります。しかし、せっかくの旅行でいいホテルに泊まる際は電話で予約です。
そして、予約の際に「●●の誕生日なんです」とか、「●●記念日なんです。」とか、何かイベントなど特別な理由で泊まることを自然な流れでポロっと言います。すると、当日ホテルにでチェックインする際に「●●様。●●●おめでとうございます。心ばかりですがお部屋のランクアップをさせていただきました。」と言ってくれることがあります。そういうサービスがあってランクアップの部屋が空いている場合ですが。
するとスタンダードの料金でいい部屋に泊まることができることがあります。
もちろん、こんなことをしてくれるホテルは多くはないですがやってみる価値はありますよ。
私はこの方法で、ある超有名ホテルで普通の料金でスイートルームに泊めてもらいました。景色は抜群ですし、バスルームが2つありました。しかし、2つ使うことはしないところが、基本ケチですね(笑)。
■4月21日(水) 『家計節約のスタートライン』
家計節約のコツは、何はともあれ、家計簿です。家計簿をつけて自分達が何にいくら払っているかを知ることから全てはじまります。今はいろんなタイプの家計簿が売られていますから、自分にあったものを見つけてください。パソコンで管理する方法もあります。中でもレシートを貼り付けるだけのタイプなんかは財布のレシート整理をかねて行えるのでやりやすいですよ。

家計簿をつけた上で、家計の中の固定費を変動費を見分けます。変動費はやりくり費とも呼ばれます。典型的なのは食費ですね。
しかし、変動費の節約は簡単にはいきません。食費を例に考えるとわかりやすいのですが毎月5万円以内に食費を抑えようとがんばります。
なんとか月末を残り物でまかなって目標を達成したとしても、またすぐに食費を抑えるやりくりをしなくてはなりません。毎月毎月がんばって節約していくとどこかで疲れてしまい。やーめた!となってしまいがちです。
ちなみに食費についてですが、数多くの相談経験上、食費が高い家庭は将来それ以外の支出も多くなる傾向にあります。
それは「いりょう費」です。「いりょう」には2つの意味があります。1つは医療、もう1つは衣料。メタボ、なんて言われますが、食費が家計を圧迫するほどの食事をしていると健康面の不安が出てくるのはもちろんのこと、理想の体型を維持していればサイズ変化による洋服の買い替えが必要ないほか、折角のセール品、企画商品などの中に自分に合うサイズがない!なんていうことも少なくなります。

話を家計の節約に戻します。
最初にすべきは食費のような変動費ではなく固定費の見直しです。電話代やインターネット代、生命保険料や自動車保険など毎月ある程度一定の支出のものです。固定費の見直しはとてもパワーが要りますが、いったん見直しをして節約すればその後は特に何もしなくても節約効果が続きます。
まずは固定費から見直してください。
そして、家計節約から貯金できる家計体質に変えていくわけですが、必ず使う口座と貯める口座は分けてくださいね。 よく主婦向けの雑誌に給料が振り込まれたら最初に貯めるお金。例えば月3万円と決めたら3万円を貯金する。そして残りで生活をしましょうということが書かれています。
確かにこの方法、貯金できない家庭が貯金できるような体質にする1つの方法なのですが、意外と長続きしません。私は最初の1年くらいは毎月の残ったお金を貯金に回す方法でお勧めします。年間を通して、時期ごとの支出の傾向を把握した上で、貯金の目標金額を決めてみてはいかがでしょう。
ムリ、ムラ、ムダのないやりくりが、家計節約のコツです。
■4月14日(水) 『子どもの保険について』
子どもの保険というと、教育資金の積立の子ども保険や学資保険とか、いろいろありますよね。そういった保険についてもこれからお話ししていきたいと思いますが今回は医療保険などのいざというときの保障に関する保険についてです。
保険といいますが、広い意味で同じ役割を持つものとしては共済もありますのであわせて検討してみましょう。
自治体には乳幼児医療費助成制度というものがあります。 この制度に該当する方の中は「子どもの医療保険はいらない。該当しなくなったら入ろう。」という方がいますが、私は基本的に子どもの医療保険は生まれたらすぐ入りましょうと申し上げています。 乳幼児医療費助成制度は、一定の年齢になれば終了するものです。そのタイミングで保険に入ろうとした時に、万が一病気が分かっていた場合、新たに保険に入ることができません。その他、子どもはケガの危険も多くありますので、ケガにそなえることも必要です。また、なんらかで他の子どもにケガをさせたりするときには個人賠償責任保険というものもあります。
結構、子どもは色々な危険が伴いますので保険はしっかりかけておきましょう。 保険も必要ですが、健康でいることが一番です。親のメタボ対策も兼ねて子どもと一緒に歩いたり運動したりしましょう。
■4月7日(水) 『FP(ファイナンシャルプランナーって何?』
FPとは、くらしとお金の専門家です。資格をとるには一定の試験に合格しなくてはなりません。2級、3級の資格の場合、家計の勉強のために取得する方もいらっしゃいます。私の場合、学生の頃は法律とか経済とかを勉強できる学部にいました。文化祭で模擬裁判をやりました。卒論は保険のことでしたし、今でこそ当たり前になった電子マネーについての研究もしてましたね。そのときにFPのこと知りました、小・中・高・大学と色々な勉強はしたけどくらしやお金について前々勉強することが無かった。お金の話をするのはいやらしいという風潮もあります。
でもこれから社会に出るにあたって本当に必要なのはお金の正しい知識だから、FPのような仕事はこれから必要になると思いました。
特に20代、30代の方はこれから大きなお金がかかりますので、正しいお金の知識を持っていたほうがいいです。私は育児サークルさんから呼ばれたり、自分で主催したりして子育てママの家計塾というくらしとお金の講座を通して、より正しいお金の知識を多くの方にお伝えしております。このラジオの中でも色々なためになる話をしていきたいと思っています。

来週は子どもの保険についてです。

西村和敏
総合的ファイナンシャルプランナー
西村和敏さん

くらしとお金のFP相談センター
くらしとお金のセカンドオピニオン代表


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