ふしぎのトビラ

2006年9月9日(土)放送 〔第6回〕
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なまはげが作った石段?の巻

なまはげの郷、秋田から「ふしぎな石」。 その昔、ある山になまはげがたった一晩で999段もの石段を造ったという。 本当にそんなことができるのでしょうか。 実は、この山には同じような大きさの岩がたくさん埋まっていたのです。 ですから、他の場所から石を運ぶ必要はなく、近くの丁度よい岩を移動して 造れる、というわけ。

2つ目の不思議な石は、男鹿半島の海岸にある「ゴジラ岩」。 どうやって出来たの? それはこの岩が、火山灰が固まってできた、比較的柔らかい性質の岩だから。 波が幾度もぶつかり、長い時間かけて削られて偶然できあがった自然の芸術です。

3つ目は、「男鹿の生き石」。火山の噴火で降り積もった岩の粒子が隙間なく くっついて出来たため、他の石よりも頑丈で熱してもわれにくい。 その性質を利用して、汁に焼いた石を入れて煮る、男鹿名物「石焼鍋」が 誕生したんですね
なまはげが作った石段?の巻

なまはげが作った石段?の巻
化石は地球のタイムカプセル?

2億年以上も前に宮城県付近に生息していたと考えられる「ウタツ魚竜」、 一体どうやって化石になったのか。 「化石」とは、地層の中に閉じ込められた生物の体や痕跡のこと。 死んだ生物が海底に沈み、腐ったり、他の生物に食べられる前に 偶然起きた海底火山の爆発などで地層に閉じ込められてできるのです。

それでは、泉ヶ岳の山の中から「貝の化石」が発見されるのはなぜ? その答えは、「500万年もの昔、仙台付近は海だった」と考えられているから。 長い長い年月をかけてその海底が盛り上がって、陸や山となったために 発見されているのです。 「化石」が残っていることで、遥か昔の様子がわかってくる。 「化石」は、まさに地球のタイムカプセルですね。
化石は地球のタイムカプセル?

化石は地球のタイムカプセル?


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