■宝石みたいな沼のふしぎ
福島県の有名な観光地・裏磐梯の「五色沼」。
青や緑、エメラルドグリーンといった水の色、不思議ですよね。
「アロフェン」という物質が、その秘密の鍵を握っていました。
沼の中を見てみると、水の中にある白っぽいもの、これが「アロフェン」。
五色沼の水源は、磐梯山の火口近くの銅沼(あかぬま)。
その水が沼に流れてくる途中で温泉水が混ざり、出来るのが「アロフェン」です。
沼に太陽の光(太陽の光は赤・青・緑色の三原色で出来ている)が当たると、
なんと、水の中のアロフェンが青だけ通さずに、飛び散らせるのです。
だから、私たちの目には青く見えるのです。時間や角度によって色の見え方は変わり、
五色沼の神秘的な色を作り出しているんですね。
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