ふしぎのトビラ

2006年10月14日(土)放送 〔第7回〕
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宝石みたいな沼のふしぎ

福島県の有名な観光地・裏磐梯の「五色沼」。 青や緑、エメラルドグリーンといった水の色、不思議ですよね。 「アロフェン」という物質が、その秘密の鍵を握っていました。 沼の中を見てみると、水の中にある白っぽいもの、これが「アロフェン」。

五色沼の水源は、磐梯山の火口近くの銅沼(あかぬま)。 その水が沼に流れてくる途中で温泉水が混ざり、出来るのが「アロフェン」です。 沼に太陽の光(太陽の光は赤・青・緑色の三原色で出来ている)が当たると、 なんと、水の中のアロフェンが青だけ通さずに、飛び散らせるのです。 だから、私たちの目には青く見えるのです。時間や角度によって色の見え方は変わり、 五色沼の神秘的な色を作り出しているんですね。
宝石みたいな沼のふしぎ

宝石みたいな沼のふしぎ
真っ黒なのにきれい好き?

宮城県七ヶ宿町の炭焼き職人を訪ねると、木をただ焼くのではなく、 高温の釜で、空気の出入り口をぴったりと閉ざして“蒸し焼き”にし、 3日もかけて、金属のように硬い立派な炭ができあがります。 その炭には、料理だけでなく、汚れをきれいにするパワーがありました。

炭の表面を顕微鏡で見ると、無数の穴が!ここで汚れを吸着しちゃうんです。 最近は、このパワーが石鹸やシャンプーなどにも利用されています。 汚れた川をきれいにする浄水具としての活躍も期待されているんです また、その昔、竹で作った炭が電球のフィラメントの発明に使われたという。 スタジオでは炭の出来方の観察、そしてフィラメントの実験をし、子供たちも 炭のパワーに驚いていました。
真っ黒なのにきれい好き?

真っ黒なのにきれい好き?


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