ふしぎのトビラ

2006年11月11日(土)放送 〔第8回〕
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山形ミステリーロード

山形・蔵王エコーライン付近に奇妙なミステリー。 “下り坂”なのに、空き缶を置いてみると“のぼっていく”!? みなさんも経験ありませんか?同じ長さなのに、一方が長く見える・・・とか。

この現象は「目の錯覚」、トリックアイズ。 今回のミステリーロードは、下り坂に見える、でも測定すると緩い傾斜の上り坂。 そのトリックは、問題の道路のすぐ横に入っていく道が急な上り坂だったこと。 つまり背景や周辺の環境の影響を受けて「そう感じただけ」。 目の錯覚は、正しく見えていても、脳が経験にしたがって思い込みをした結果 起こる現象なんですね
山形ミステリーロード

山形ミステリーロード
ハックショーン!地球がクシャミする!?

温泉でも有名な宮城県の鬼首。 ここには、温泉水を地上高く吹き上げる自然現象「間欠泉」があります。 その迫力は、まるで地球のクシャミのよう。 では、なぜ地上に吹き上げるのか? その鍵は「水がもつある性質」。そしてその現象は地中で起こっていました。

水が沸騰する温度を「沸点」といいます。沸点には圧力も関係していました。 通常の沸点は100度ですが、高い山では圧力が低くなるので沸点は100度より 低くなり、海中などで圧力がたくさんかかると100度では沸騰しないんです。 それが間欠泉の秘密。 地中にたまっている熱水には、上の水の重みで圧力がかかっているため 100度を越えても沸騰しない。 でも地中の水の溜まり場には熱水が流れ込んでいき、気泡が発生し地上の出口に上昇。 重みとなっていた上の水がだんだん押し出されて、気泡と一緒に地上にこぼれてゆき、圧力がすくなくなっていきます。 すると一気に沸騰をし始めて、水蒸気とともに吹き上がるというわけだったんですね。
ハックショーン!地球がクシャミする!?

ハックショーン!地球がクシャミする!?


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