ふしぎのトビラ

2007年2月10日(土)放送 〔第11回〕
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事故を防ぐ!魔法の粉

新潟県、スリップ事故が発生しやすい冬の道路に「謎の白い粉」をまく車。 追跡取材すると、粉の正体は「塩」。どうして塩をまくのでしょう。 水は通常0度で凍りますが、水に塩を混ぜるとマイナス21度まで凍らないから。 つまり、日中に雨や雪がとけたりして道路が濡れても、あらかじめまいておいた塩が 溶けることによって、夜に気温が0度くらいに下がっても道路が凍らないというわけです。

それでは、もともと冷たい雪や氷の固まりに塩をかけて実験してみましょう。 すると・・・不思議なことに雪をつめた入れ物の中の温度がどんどんさがっていき、この実験ではマイナス20度まで冷えました。 試験管のオレンジジュースもみるみるうちにシャーベットになりましたよ。 つまり、雪や氷を急激に冷たくする力もあるんです。 塩はお料理をおいしくするだけではなく、ふしぎな力をもっているんですね。
事故を防ぐ!魔法の粉

事故を防ぐ!魔法の粉
氷の上の滑り上手?

フィギュアスケート発祥の地・仙台。 そこで今回は、スケートの不思議。スケートはどうしてよく滑るのか? これまでは2つの説、@圧力融解(ゆうかい)説<圧力で氷を溶かす>と A摩擦融解説<摩擦で氷を溶かす>と言われてきました。  そこに新たな説「接地面の氷が崩れていくので摩擦が少ない、だからすべる」というもの。

そこで、様々な履物で実験をしてみることに。 長靴のように底が平たく多く接地する場合、ゲタの足に細長く平らな板をつけた場合、 そして刃物のように細くて鋭いスケート靴。結果は・・・スケート靴。 氷の結晶は崩れやすい、そしてスケート靴の刃が細くて摩擦が少ないからスケートはよく滑るというわけ。
氷の上の滑り上手?

氷の上の滑り上手?


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