■どうして凧はあがるの?
青森県五所川原市で開催される凧あげ大会。さまざまな凧があげられていますが、津軽凧は300年の歴史を持っています。津軽凧には特徴が2つ。「ぶんぶ」というものが取り付けてあり、凧によってはジェット機のような音が鳴ります。
そしてもうひとつは、ねぷた≠思わせる「絵」。空を泳ぐ姿は本当にきれいです。
では、どうしてあがるの?それには風から生まれる力が関係していました。
凧の正面に風があたると、風に押されて後ろに押されていきます。このように風が吹いてくる方向の反対に働く力を「抗力(こうりょく)」と言います。
凧を斜め前へ倒し風をあてると・・風は凧の上と下に分かれて流れます。この時下側の流れはゆるやかで圧力は大きく強くなり、上側の流れは速くて圧力は小さくなります。すると、力は強い方から小さいほうへ働くので、この場合は上の方向への力が生まれます。この力を「揚力(ようりょく)」と言います。この抗力と揚力がバランスよく合わさって凧はあがっていたのです。
つまり凧あげのコツは、「角度が大切」ということですね。
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