ふしぎのトビラ

2007年7月14日(土)放送 〔第16回〕
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水を吸い込むふしぎな山?

福島県田村市にはすき間がたくさんあって、水を吸い込む山が!しかも鍾乳洞(しょうにゅうどう)もありました。鍾乳洞の中は白っぽいつららのようなものやカベにかこまれています。水が頭の上からポタポタ落ち、足元には川のように流れています。この水の成分を調べてみると・・カルシウムがたくさんふくまれていました。実はこの山、ほとんどが石灰岩(せっかいがん)というもので出来ています。
※石灰岩⇒校庭で白い線をひく粉とよく似ていて、カルシウム成分を多く含む

雨水などが山の地面にしみていき石灰岩をとかして混ざります。その水が地面の中で集まって川を作り、まわりを削って洞窟(どうくつ)を作ります。さらに、この洞窟の中で、水にとけていたカルシウムの成分が長い時間をかけてまた少しずつ固まって、ふしぎなカベの色や形の鍾乳洞が出来たのです。つららのようなものは、なんと! 1pのびるのに100年から300年もかかるというからびっくりですよね。
水を吸い込むふしぎな山?

水を吸い込むふしぎな山?
どうして浮かぶの?船のふしぎ

景色が美しいことで有名な宮城県松島。それを楽しめる観光船も運航しています。でも、鉄でできた大きくて重い船はどうして浮かぶの?鉄のかたまりを水に浮かべる実験をしてみましたが、しずんでしまいました。そこで船長に聞いてみると「浮力(ふりょく)」が働いていることがわかりました。浮力とは、物をおしあげる力のこと。

それには「体積(たいせき)=物のかたまりの大きさ」も大きく関係しています。
例えばお風呂に水をこぼれそうな位いっぱいにして入ると、水はこぼれてしまいます。このこぼれた水の重さと、いつもの自分の体重からお風呂の中で測った体重をひいた重さは同じなんです。つまり物がおしのけた体積の分、浮力がうまれます。
※水の中は浮力が働き体重が軽くなります。プールなどで体験したことあるかな?

そこで、最初の実験に使った鉄のかたまりを平らにのばして、中が空洞の船の形に組み立てると・・・重さは変わらない(体積は増えた)のに浮きました!
物かたまりの体積が増えれば、その分だけ浮力も大きくなるんですよ。
どうして浮かぶの?船のふしぎ

どうして浮かぶの?船のふしぎ

どうして浮かぶの?船のふしぎ


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