ふしぎのトビラ

2007年11月10日(土)放送 〔第20回〕
これまでの放送一覧|TOPへもどる
聞こえた!コウモリの超音波

目ではよく見えない暗い場所でも自由に飛びまわるコウモリ。実は、コウモリは超音波(ちょうおんぱ)という「人の耳では聞こえない音」を出している。この超音波をわたしたちにも聞こえる音にしてくれる道具“バットディテクター”をもって、いざ新潟県柏崎市の洞窟(どうくつ)へ。ここには2万頭ものコウモリがいるのに、しずかです。でも、バットディテクターのスイッチをいれると・・・小鳥のさえずりのような音が!たしかに超音波がでているようです。

コウモリは、この超音波が物にあたってはねかえってくるのを聞き分けて、まわりのようすやエサになる虫の居場所を感じとっていたのですね。
(※コウモリのなかまには、目で見ることができるものもいます)
この超音波は、イルカたちも出しています。また、わたしたち人間の生活の中でも(エコー検査)役立っているんですよ。
聞こえた!コウモリの超音波

聞こえた!コウモリの超音波
どこまで延びる?金(きん)の秘密

宮城県・涌谷町(わくやちょう)は日本で最初に金がとられた場所。その金は奈良の大仏にも使われ、松島町の国宝瑞巌寺(こくほうずいがんじ)には金をはったふすまがあります。でも、かたい金属(きんぞく)の金を、どうやってふすまにはったの?そこで実験。機械を使って金に何トンもの重さをかけていくと・・・うすくひろがっていきます。くりかえしていくとどんどんうすくなります。

また、伝統の技でうすさ0.0001ミリの金箔(きんぱく)も作れます。こうやってうすくのばしてふすまにはっていたのです。
金はまじりけのない金属物質なのでのびやすい。反対に、鉄などには他の物質もまざっていて、のびるのをジャマしてしまうのです。
では、どうして何百年もたっているのにきれいなままなのでしょうか?それは金がサビない性質を持っているから。
※さびる=金属の表面が水や空気にふれて酸化(さんか)して弱くなること。
鉄と金の両方に水をぬって5時間観察してみると、鉄は赤くさびてきたのに、金は全然かわりませんでした。だから長い間、美しいかがやきを持ちつづけていられるのです。
ゴミの山は宝の山?!

ゴミの山は宝の山?!


これまでの放送一覧|TOPへもどる