ふしぎのトビラ

2008年5月10日(土)放送 〔第26回〕
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はねる!すずめとバネ

 “はねる”ことができるのは筋肉が発達している人間や動物だけじゃない!「バネ」にもはねる力があります。そのひみつは形。くるくると輪っかのらせん状になっているからなのです。まっすぐな針金に強く力をくわえると折れまがってしまいますが、少しの力でおすと少しもどってきますよね。この少しもどる力をらせんの形で集合させると、力をくわえても、全体が少しずつもどろうとする力をはっきして元に戻ります。これがバネ。

しかもバネにはいろいろな種類があって、私たちの生活の身近なところにたくさん使われています。元に戻る力を利用しているクリップやせんたくバサミ、ぜんまいを使ったおもちゃ、ボールペンやシャープペンにも使われているのです。みんなも身近なバネをさがしてみよう。
はねる!すずめとバネ

はねる!すずめとバネ
地形で変わる!津波のふしぎ

岩手県の沿岸地域はこれまで何度も津波がおしよせてきました。明治29年に発生した三陸(さんりく)大津波は、海面からの高さが最大で38.2メートルという、とても大きな波でした。それには“リアス式海岸”という特殊(とくしゅ)な海岸(かいがん)の形が関係していました。※リアス式海岸⇒ぎざぎざに(複雑に)入り組んだ海岸線 ぎざぎざの海岸にはいってくると波はどんどん1ヵ所に集中して波と波が集まってきます。波と波が合わさることでより大きな波になったのです。

また、津波は海の深いところでは速く、あさいところではスピードがおちます。でも日本から見て地球の反対側にあるチリという国の沖合い(18000kmも離れている場所)で発生した津波は、22時間30分で三陸にまで到達しました。つまり、津波は大きなうえに速いということなのです。
地震や津波はいつ起きるかわかりません。ふだんから避難(ひなん)場所の確認や準備をし、家族と話し合うなどして心がまえをしておきましょう。
地形で変わる!津波のふしぎ

地形で変わる!津波のふしぎ


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