ふしぎのトビラ

2008年6月21日(土)放送 〔第27回〕
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10倍ふくらむ!?お米爆弾

 「ぽん菓子」って食べたことあるかな?実は、お米にあることをして作っているのです。そのための機械がこのがんじょうそうな“ぽん菓子機”。(写真→)
まずお米を入れ、きっちりふたを閉めて10〜15分くらい火で熱します。
すると中の圧力(=気圧→物をおす力のこと)がどんどんあがっていきます。同時にお米の中にふくまれている水分も蒸発(じょうはつ)して外に出ようとおしてきます。

そこでふたをあけると!大きなばくはつ音をたてながら白いけむりが!機械の中の圧力からかいほうされた瞬間、お米の中から水分が一気にとびだして(蒸発して)、なんと10倍にもふくらむ(膨張する)のです。これがぽん菓子。
実はポップコーンも同じ原理で作られているのです。
昔ながらのお菓子にも、科学の力がかくれていました。
10倍ふくらむ!?お米爆弾

10倍ふくらむ!?お米爆弾
水を噴(ふ)き出す!ふしぎな岩!?

宮城県・丸森町を流れる阿武隈川。船くだりを楽しんでいると…発見!ふしぎな岩。これは“弘法の噴水(こうぼうのふんすい)”と呼ばれ、むかしむかし弘法大師様がつえで岩をひとつきしてできたという伝説をもとに作られたもの。調査に行ってみると…特別な機械やポンプはありません。なぜ、水は噴き出すか?
ヒミツは山。山にはいってみると、高いところから流れるわき水が途中の小さな小さなダムにたまり、パイプをとおって下におりていきます。この高低差でうまれる水の押し出す力を利用していたというわけです。

スタジオでは、ミッキー先生が“ヘロンの噴水”という実験をみせてくれました。
でもポンプもない、弘法の噴水とはちがって水が落ちてくるところよりも噴き出し口の方が高いという仕組み。
間に空気がはいっていること、注いで落ちていく水が通り道の中でバランスをとろう(同じ重さでつりあおう)とすること、がポイントのふしぎな噴水です。
水を噴(ふ)き出す!ふしぎな岩

水を噴(ふ)き出す!ふしぎな岩


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