ふしぎのトビラ

2008年8月2日(土)放送 〔第29回〕
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山形県鶴岡市(つるおかし)。“日本の夕日百選”に選ばれるほど日本海にしずむ夕日が美しいと聞いて湯野浜へ。日が暮れるまでの間にちょっぴり観光。 はしのさんと道広アナウンサーは「加茂(かも)水族館」へ。ここはクラゲの展示“クラネタリウム”で有名な水族館。暗い水槽の中でただようクラゲ、めずしい種類のものも。また、こちらではクラゲアイスクリームが食べられるんですよ。
「やっぱりありましたね!科学のウラづけ」

ミッキー先生と深沢さんは酒田市(さかたし)。明治時代から使われている「山居倉庫(さんきょそうこ)」へ。ここには科学の力が!倉庫沿いに植えられたケヤキが夏は西から照りつける太陽をさえぎり、冬は冷たい季節風から倉庫を守ります。また、建物のかべは二重構造で温度を一定に保っているのです。つまり、倉庫の中は一年中同じ状態になっている、だからお米のおいしさも保てるというわけです。
 ここで実験!空のペットボトルにお米をいっぱい入れてわりばしをさします。トントンとしげきを与えると…しげきでお米同士がきっちりとつまって摩擦(まさつ)が大きくなり、わりばしがすべりにくくなってペットボトルが持ち上がります
「やっぱりありましたね!科学のウラづけ」
■ 夕日はなぜ赤い?

酒田市立浜中小学校では、子供たちが夕日を作る実験の準備を手伝ってくれました。長〜くて丸い水槽に水をたっぷり入れます。そして、大気中のチリやホコリのかわりにワックス(床そうじなどに使うもの)をまぜて準備完了。太陽役のライト(白い光)をはじからあてると…反対側に向かってどんどん黄色やオレンジ色に見えました!
太陽の光は白っぽく見えていますが、実は色々な色が入っているのです。(図⇒)
昼は上から照りつけ、キョリが近いのでそのまま光が届きます。しかし、夕方になると太陽の位置はかたむいて遠くなります。この時、まがりやすい紫や青の光は大気中のチリなどにぶつかってはじきとばされ、反対にまがりにくい赤やオレンジ・黄色の光は遠くまで届いているのです。これが夕日の正体。
夕日はなぜ赤い?

夕日はなぜ赤い?
真実の愛に目覚める・幻の夕日“グリーンフラッシュ”

では夕日は赤いはずなのに、ミドリに光って見えるのは本当?夕日がしずみきる一瞬、もちろん紫や青の光ははじきとばされているのですが、赤(オレンジ)も地平線にぶつかって見えなくなります。するとまがりやすくもなく、まがりにくくもないミドリの光が届きます。しかも大気の密度が高く、きれいに澄(す)んでいる時にミドリ色に光る、これが「グリーンフラッシュ」。 自然が作り出す幻の美しい夕日なのです。
真実の愛に目覚める・幻の夕日“グリーンフラッシュ”


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