■レンズがない ふしぎなカメラ
普通カメラにはレンズがついています。でも、レンズがなくてもとれちゃう!それが、「ピンホールカメラ」。名前のとおり針(ピン)のあな(ホール)をあけた、箱なんです。(※中にインスタントフィルムをいれています)
写真をうつす時は、穴をふさいでいる黒いテープをはずして、30秒〜1分待つだけ。ちいさな針の穴がポイント。中で何がおきているのか、巨大ピンホールカメラ(フィルムのかわりにスクリーンをはる)の中に入って見てみると…外の景色がさかさまにうつっていました。それはピンホールカメラが光の反射する性質を利用しているから。
例えば1本の木をうつします。太陽などの自然の光は木にあたっていろいろな方向に反射。そしてピンホールカメラの小さな針の穴を通りぬけて箱の中に届きます。右側からあたる光は左、ななめ上からは下へ、ななめ下からは上へ。こうやって反射して入ってきたひとつひとつの方向の光がさかさまにフィルムに映り、やきついて出来上がりです。
ただし、もう一つ条件があります。とるのに時間がかかるのでじっとしていなければなりません。動いているものは消えてしまいます。その特徴を利用しておもしろ写真をとれるのも魅力なのです。
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