ふしぎのトビラ

2008年11月8日(土)放送 〔第32回〕
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飛べ!空へ 空気パワー

大空を飛ぶ気球に乗せてもらう事にしました。まずはたおした状態の大きな大きなバルーンの中に風を送って空気をたくさんいれます。ここからが大事。大きいバルーンをどうやって立てるの?どうしたら飛ぶの?そこには空気のある性質が関係していました。空気は暖まると膨張(ふくらむ)します。また、膨張しても中にふくまれている空気のつぶの数はかわらないので軽くなるのです。バーナーで2〜3回熱を送って軽くあたためてバルーンを立ち上げます。乗り込んだら、さらにバーナーでバルーンの中の空気をあたためていき…見事に飛びました。

さて、この性質を利用して簡単な気球実験。黒いビニール(今回は農業用のもの)をテープではりあわせて大きな袋を作ります。離れていかないように角4つにビニールひもをつけます。袋に(扇風機などで)空気を入れてとじ、太陽の下で 待つと…黒い色が太陽の光(熱)を吸収して中の空気をあたためます。外の空気よりあたたかくなると…ふわふわと浮きました! 空気の温度が変化すると生まれるパワー、みんなもためしてみよう。 (注意) 実験は、電線のない広い場所でおとなの人と一緒にやりましょう。

飛べ!空へ 空気パワー

飛べ!空へ 空気パワー
洞窟から湧き出す!おいしい水

種類の豊富なミネラルウォーター。同じ水のようですが、味が違うみたい。岩手県にも人気のミネラルウォーター(⇒ミネラルとはカルシウムやマグネシウムなどの栄養成分)。があります。それが「龍泉洞(りゅうせんどう)の水」。実は、鍾乳洞の龍泉洞(りゅうせんどう)でとれる水を製品化したもの。ここにおいしさのひみつが隠れていました。この鍾乳洞は、山の上の源流が流れていき地面につもった枯れ葉を通り、土の中にまざっている石灰岩をとかしながら地下にしみこみ、石灰をたっぷり含んだ水が長い長い年月をかけて岩を削り、また石灰のかたまりとなり出来たもの。(この辺りの山は大昔海の中で石灰が積もった地層がプレートの移動でもりあがって出来たと考えられる)

 ですから、龍泉洞の水には石灰(カルシウム分)やマグネシウムがたくさん含まれているのです。このカルシウムが味の違いになっているのだそうです。 好みはありますが、このカルシウムがほどよく含まれているから、龍泉洞の水はおいしいのです。(※感じ方には個人差があります)

洞窟から湧き出す!おいしい水

洞窟から湧き出す!おいしい水



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