ふしぎのトビラ

2009年4月11日(土)放送 〔第37回〕
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湯めぐりミステリー?温泉マジック!

 湯めぐりが人気の宮城県鳴子温泉。ここには日本に11種類あるといわれる泉質(⇒温泉の性質)のうち9種類の泉質の温泉があります。
そもそも温泉水とは…地下水がかたい岩などの間を通りながら地上に出てきて、途中で地面の熱や火山ガスであたためられたもの。この時ガスや岩の成分(火山や岩盤の種類によって様々)が水にとけこみ、温泉の成分になるのです

 さっそく温泉をはしごしてみました。まず鉄分が多くふくまれているのが特徴の「共同温泉・滝の湯」へ。温泉の湯ですすいだタオルをもって、はしご…硫黄(いおう)が多くふくまれている「ゆさや旅館」のお湯でタオルをすすいだら…白かったタオルがあっという間に灰色に。これが科学のマジック!2つの成分が反応して硫化鉄(りゅうかてつ)というものに変化し、色が変わったというわけ。
地球の恵み温泉にもふしぎが隠れていました。

湯めぐりミステリー?温泉マジック!

湯めぐりミステリー?温泉マジック!
桜が冬眠!?眠らなければ花が咲かない!?

春の代表的な花・サクラ…にも科学が隠れているのです。サクラは、立春(りっしゅん)から毎日の最高気温を合計し540度(〜約600度)になると開花すると言われます。しかし、青森県・JAつがる弘前では早く咲かせるためにサクラを冷蔵庫に入れてしまうのです。暖かくなると咲くはずなのに、なぜ?

実は、サクラは休眠するのです。
サクラは花を咲かせる季節が過ぎ、夏・秋には次の春に花を咲かせるための準備をしています。そして、冬の低温の時期には、800時間眠るのです。その後春に向けて暖かくなってくると開花、ということになるのです。
JAつがる弘前では花の出荷などに向けて、この性質を利用して早く咲かせていたというわけ。 自然の中にふしぎがたくさんかくれているのです。

桜が冬眠!?眠らなければ花が咲かない!?

桜が冬眠!?眠らなければ花が咲かない!?



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