■人々の命を救った愛の食べ物!?
その昔、天保の飢饉(てんぽうのききん=浅間山の噴火などによって食料が不足して人々が食べることができずに苦しんだ)の時、直江兼続(なおえかねつぐ)が人々に育てるようにすすめた『ウコギ』。これを食べて、多くの人々の命が救われたというのです。
ただの葉っぱに見えますが様々な栄養があるというのです。生で食べると…にがい!にが味の正体はポリフェノール。人間の体の酸化(※さびた状態と同じで、体の機能が低下し病気・肌荒れをしやすくなる)を防いでくれるもの。それがウコギにたくさんふくまれているのです。
さらに、ウコギはびっくりするほどの生命力をもっています。あまり環境が良くなくとも1年で3メートルほどまで成長するのです。しかも、切り枝を土にさしておくと…葉が出て、根がはえてまた成長するのです。
ウコギは育てやすく、食べられて栄養もある。まさに直江兼続の人々への愛を思わせるものでした。今も米沢市などで垣根(かきね)としてのこっており、さまざまなウコギ製品も登場しているんですよ。
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