■花を切るのも花のため!?
愛らしくカラフルなチューリップ。せっかく咲いた花をわざわざつみ取ってしまう人がいると聞き、いってみると「1カ月後にもう一度見にきてほしい」という。約束どおりたずねてみると…花をつんだあとのチューリップを土から抜いて見せてくれました。そこには大きな球根が。花をつまなかったモノと比べるとその違いははっきりとわかります。花をつんで球根に栄養がいくようにしているのです。こうして出来た球根が、また次の年に大きくきれいなチューリップの花を咲かせてくれます。
ここで疑問…チューリップには種はないの?答えは「ある」です。なぜ種から育てないのかというと、花が咲くようになるまでなんと6年もかかるのです。実は、種は新しい品種を作り出すのに使われています。様々なチューリップの違う品種同士で受粉させて、種を採取し、育てているのです。このようにして、花びらの形が異なるもの、色、きれいにふち取られたようなもの等、美しいチューリップが楽しめるのです。※つみ取った花の部分はアートなどに利用されています。
|
|