ふしぎのトビラ

2009年8月8日(土)放送 〔第41回〕
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夏休み特別スペシャルふしぎツアー、今回は福島県・会津。深沢さんは上條さんと、はしのさんはミッキー先生と、ちょっぴり観光です。
ふしぎはどこにでも有る!

歴史の町・七日町には有名な民芸品「赤ベコ」、そして西栄町には江戸時代から続くきれいな花模様の「絵ろうそく」が。それを見たミッキー先生が突然の実験。市販のホットコーヒーのボトル缶をろうそくに火をともした上であぶるとどんどん黒く、すすがついていきます。まんべんなくついた所に水を一滴おとすと…広がらずに水はきれいな球状になって転がります!しかも同じ大きさの発砲スチロールの玉を転がすと水の球の上に持ち上げられて、まるで雪だるまのような形のまま転がり続けます。
※火を使うじっけんは大人と一緒に、やけどに注意して行いましょう。

ふしぎはどこにでも有る!
会津鉄道お座トロ展望列車

夏の期間中は窓を取り外し、風を感じながらのトロッコの旅、絶景ポイントでは停車してくれるのでゆっくり景色を楽しめます。上機嫌の深沢さんと上條さんは湯野上温泉駅で下車。江戸時代に宿場町だった“大内宿”へ。当時の面影を残した観光スポットです。こちらでいただいたのは「トチもち」。材料のトチノキの実はとっても苦いのですが、湧き水にさらしてアクを抜いてからすりつぶして作ると…ふしぎとおいしく食べられる。これぞ生活の知恵ですね。
蓋沼森林公園キャンプ場

一見ただの草むら、実は沼に浮いている「浮き島」だというのです。
上條さんが地元の方にお願いして調査隊を結成。本当に浮いているのかを調べてくれました。潜水(せんすい)チームが水中カメラをもち、沼の中へ…茎にそうように側面をもぐっていくと下には空間が。植物のからまった大きなかたまりが水に浮いている様子の撮影に成功。
この植物の正体は“ヨシ”。根のように見える地下茎(ちかけい)が網の目状にからまりあって増えていき、茎の中心はストローのように空洞になっています。この湿地帯にどんどん地下茎をはりめぐらせ、寒い冬の間もあまり分解されずに底へ積み重なっていきます。これをくりかえすとメタンガスが発生して、気泡を多くふくんだ湿地帯に。そこに雨水などが流れ込み…水より軽い湿地帯ごと浮き上がってきたと考えられています。

蓋沼森林公園キャンプ場

蓋沼森林公園キャンプ場
赤沢小学校のみんなとドラム缶実験!?

ミッキー先生にたのまれて火をおこした安東さん。そこに大きなドラム缶をかけ、中に水を適量入れてわかします。ふっとうして湯気がどんどん出てきたら、火を消してドラム缶にフタをします。今度は水をかけて冷やしていくと…ドッキリ!大きなドラム缶が一瞬でグシャッとつぶれてしまいました。一体なぜ?
中の水がふっとうすると水蒸気(ゆげ)がたくさんできます。空気はおいだされて水蒸気でいっぱいになった時、外からおす気圧と中から押す力(水は水蒸気なると体積が170倍に大きくなる)は同じでつりあっています。ところが、冷やされて水蒸気が水に戻ると体積が戻り、押す力が小さくなります。すると外から押す力(気圧)のほうが強くなり、押しつぶされてしまうのです。
空気の力と水の変化でおこるふしぎな現象、びっくりしましたね。

赤沢小学校のみんなとドラム缶実験!?

赤沢小学校のみんなとドラム缶実験!?



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