■くっつくだけじゃない!磁石は頼れる道しるべ
山歩きの必需品「方位磁針(ほういじしん)」。針は磁石(じしゃく)でできているのですが、なぜいつも北をさすの?そのヒミツは、地球!地球は大きな磁石のようなものだというのです。地球中心部にある核は高温で、主にどろどろした鉄などの金属成分。ここで電気が発生し、電流が流れて磁気ができて、磁場(じば)を作っています。磁石でいうとN極からS極の引き合う力で目に見えない流れができているようなもの。
地球は北極がS極、南極はN極の磁気をおびていて、南極から北極のほうへとむかう磁場で地球全体をおおっています。つまり磁石になっている方位磁針のN極の赤い針は、S極の磁気をもつ北の方向にひっぱられ、北をさししめすということなのです。もしも道がわからなくなっても、方位磁針で方角がわかれば心強いですね。
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