■にょきにょき!ぐんぐん ノッポさん
宮城県・丸森町の耕野(こうや)地区には、モウソウチクという竹がたくさん生えており、やがて竹になる「タケノコ」もいっぱいとれます。“タケノコとり名人”八島さんにコツを教えてもらい、大きなタケノコをゲット!とりたては、生で食べてもおいしいのです。このタケノコ(竹)、場合によっては1日で1mも成長するというのです。
どんな風にして短い時間で伸びるのか?タケノコの皮に色をつけて、数日間観測すると…びっくり!色をつけた皮の1枚1枚が伸び、色がまだらになりました。実は「成長点」にひみつがあったのです。 植物のほとんどの成長点はくきの先にあり、そこから伸びていきます。しかし、竹は節(ふし)ごとに成長点あり、それぞれの節の部分が成長するので伸びるのが早いのです。
さらにタケノコについている皮は、まだ固くなる前の竹が折れないように守る“よろい”の役目を。土の中にある“地下茎(ちかけい)”は地中の水分を吸い上げて、あの長い竹全体に水を送り出して成長を助けます。 ためしに竹の先を切りおとしてみると、送り出した水は行き先がなくなってしまうので、節と節の間の空洞にしみでてたまっていったりもします。まっすぐ高く伸びた竹には色々なひみつがあったのです。
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