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安東AN宅をリフォーム
お宅のお庭やベランダをリクエストどおりにアレンジする「出張ガーデン」。今回は青葉区在住の会社員、安東理紗ANのお宅を訪ねました。
安東さんは、ベランダがどうしようもない状態になっているとの事でした。
現状を確認して、ウ〜ムなるほど。これは仙台にありながら「東京砂漠」!
すっかり干からびたベンジャミンに、カラカラのハンギング。飲みかけの日本酒の瓶に、埃が堆く積もったサンダル。すっかり乾燥注意報が出ていたのでした。
安東さん曰く「ベランダをかえりみない生活を続けてしまった」との事。
これではせっかくのスペースが台無しです。
というわけで早速、早坂ひろみ先生によるアレンジスタート!
まず先生は、ラティスに着目。
無垢の木製であったラティスを、先生は白く塗る事を提案しました。それも、まんべんなく塗るのではなく、少し禿げた感じ=シャビーな雰囲気を出しながらです。
このほうが、しばらく使って色が落ちて来た感じを演出できるのだそうです。
なるほど。たしかにこうしてみると「新品」という感じがせず、オシャレなベランダに見えます。
さらに、足元にはウッドデッキを敷き、同じようなかすれた白色に塗って行きます。
ウッドデッキは、室内の床と同じ高さに敷くのがポイントです。
このほうが、ベランダが部屋の延長ともいうべき広がりを見せ、開放感につながるわけですね。
こうして出来上がったベランダは、もはや「ベランダ」と呼ぶには勿体ないぐらいの素敵な空間。白を基調とした、南仏プロヴァンス風テラスの完成です!
ポイントは高低差をつけて、奥行きを広く見せた事。白という膨張色も、うまく機能しています。
あまり濃い色でなく、あえて黄色い花で統一感も出しました。
あとは安東さんが、この素敵な状態をどこまでキープしてくれるか……です。コレばっかりはどうにもなりませんので(笑)。
皆さんのお宅でも、ベランダは決して広いスペースが取れる場所ではないかも知れません。アレンジの際には、今回のようなポイントに気を配ってみて下さい。日常生活の空間がもっと豊かになる事、請け合いです!
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