りさんぽ
安東理紗が県内をお散歩しながら、のんびり各地の魅力を再発見していくコーナーです。
低コストでゆったりした気分になれて、人との触れ合う機会の多いのが散歩。
とはいっても最近健康のため以外に散歩している方も少ないのかもしれません。そこで、少しでも皆さんが参考にしていただける散歩コースを見つけていきたいと思います★




[平成22年10月8日(金)放送]
●第32回 「鉄砲町をりさんぽ」

藩政時代に伊達政宗公に仕えた足軽や鉄砲隊が住んでいた場所という鉄砲町。歴史のある町が変貌を遂げようとしている・・ということで今回は鉄砲町の昔と今を歩きました。

和光神社
出発地点は和光神社。ここは昔足軽隊がお参りすると鉄砲が当たらないといういわれがあったそうです。いまでも厄除けにご利益ありなんだそうです♪
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早坂陶器店
神社の近くにお店を構えていらっしゃるのが、早坂陶器店。周りの建物とは明らかに違った趣につい足が止まります。
映画のロケ地にもなったお店の中には陶器が所せましと並べられています。お店は80年なんだそうですが、もともと江戸時代のお侍さんだったご先祖が、140年前から名古屋で仕入れた陶器を売っていたのが始まりとか。今でもご主人の2代前のご主人が仕入れたものなどが当時の価格で売られていました。プレミアがつくであろう貴重な陶器もたっくさんありましたよ〜。
仙台四郎様に似ているご主人はかなりキャラの濃い楽しい方でした。
 ●『早坂陶器店』 宮城野区鉄砲町202 022-256-5729
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鉄砲町茶屋(三株園)
早坂陶器店から駅方面に向かうとお茶屋さんが見えてきます。
鉄砲町茶屋という名前に変えた、老舗お茶屋さん「三株園」は区画整理に伴ってお店の移動を余儀なくされたのですが、それを機に地元愛を広めるためにこの名前にしたのだそう。
昔は、産婦人科から葬儀場まであり、鉄砲町だけで全てが完結していたのですが、今では商店も少なくなってしまっているためもっともっとお店ができて、顔の見える付き合いができるといいなぁとご主人は語っていました。
「お茶を飲むとほっとする」ということだけはいつの時代も変わらない魅力ですよね。日本人でよかった〜。
 ●『鉄砲町茶屋(三株園)』 宮城野区鉄砲町144 022-256-2921
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鉄砲町食堂
変わりゆく鉄砲町の中で、「鉄砲町食堂」と名前に町への愛をこめたのはお茶屋さんだけではありません。
こちらの食堂はホテルや小料理屋で経験を積んだご主人が、「自分が満足すること」を基準にかなりおいしい料理を出してくださいます。特に気になったのは「シェフの気まぐれのランチ」。この日は牛タンを使ったハヤシライスでしたが、牛たんが惜しげもなくごろごろ入っていて、しっかりかみごたえもありながらやわらかいという、タンの良さを最大限に引き出した濃厚なハヤシライスでした。また絶対にいこうっと♪
 ●『鉄砲町食堂』 宮城野区鉄砲町158 022-257-6555
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鉄砲コンテナント
最後は「コンテナント」というコンテナのような空間で雑貨屋さんになっている楽しいお店へ。地元の方が手作りしたという雑貨や安く買いつけてきたという衣類を販売しています。
このお店を立ち上げた豊嶋さんは鉄砲町の町おこしのためにイベントを計画したり、新しい商品を作ったり、町をきれいにしたり・・いろんなことを手掛けています。外から来たからこそわかる鉄砲町の魅力を地元の人にも知ってもらいたいし、もっと別の地域の人にも分かってもらいと話していました。同い年の豊嶋さんの行動力には、学び、反省させられることがたくさんありました。
 ●『鉄砲コンテナント』 宮城野区鉄砲町29 022-293-1870
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どんどん変わりつつある鉄砲町ですが、区画整理のように機械的に壊していくだけではなく、よいところや歴史を残してうまく融合できるのが一番ですね。

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