りさんぽ
安東理紗が県内をお散歩しながら、のんびり各地の魅力を再発見していくコーナーです。
低コストでゆったりした気分になれて、人との触れ合う機会の多いのが散歩。
とはいっても最近健康のため以外に散歩している方も少ないのかもしれません。そこで、少しでも皆さんが参考にしていただける散歩コースを見つけていきたいと思います★




[平成22年11月19日(金)放送]
●第35回 「岩出山をりさんぽ」

紅葉がまだまだ綺麗な岩出山。体験できる場所もたくさんあって、発見もたくさんあって楽しい日帰り旅行に最適な場所でした。
旧有備館
まずは、仙台の歴史のスタートとなった旧有備館からのんびりお散歩。
岩出山の伊達家二代宗敏の隠居所として建てられたこの場所。中はとても静かで、綺麗な庭園はとても落ち着きます。真っ赤なモミジと、淡いオレンジのモミジと日の当たり方や種類によってこんなにも違うんだという感動が生まれます。
しかも有備館の庭園には竹や松といった年中緑色の植物がたくさんあるので、それらとのコントラストが鮮やか。上を見ても、地面を見ても紅葉が美しくて、この時期歩いて本当によかったなぁと感じることができました。
 ●『旧有備館』 大崎市岩出山字上川原町6 0229-72-1344
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互市
今回たまたま開催していたのが、年に二回の互市。昔よりはお店の数が減ってしまったとはいえ、植木屋さんや大判焼き屋さんなどが並び、にぎわいを見せていました。
私がお話をさせていただいたおじい様は、年に二回のこの大判焼きを心待ちにしているようで♪寒くなる時期にあつあつの大判焼きをいただいて本当に至福の時間でした。
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感覚ミュージアム
つづいて向かったのは感覚ミュージアム。
実は看板だけずっと気になってはいたのですが、入るのは初めて。見る・聞く・触る・嗅ぐなど五感を使った体験を通して感覚を磨きながらアートを楽しめる空間です。中には鏡張りの部屋があったり、押すと色の変わるクッションがあったり、珍しい楽器があったり、とにかく大人から子供まで感激してしまうものがたくさんありました。
そのなかで私が体験させていただいたのは「サークル・ン・サークル」という寝転がりながら落書きするというもの。手と足をこぐことで上下左右にチョークが動いてくれることで文字が書けるというのですが、自分が思っている方と違う方向に進んでしまうのでかなり難易度が高かった!!でも、慣れている方はしっかり人気キャラクターの似顔絵なども描いてらっしゃいましたよ!
 ●『感覚ミュージアム』 大崎市岩出山字下川原町100 0229-72-5588
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竹工芸館
今日二つ目の体験は竹工芸館。こちらでは竹工芸の実演を見られたり、自分で作ってみることもできるのですが、私が体験したのは武将変身体験。歴女に人気の甲冑のコスプレ体験です!
着せていただいた鎧は中でも重いもので25キロもあったので、肩にかかる重さと、体を締め付ける力が結構強く、昔の武将はこれを着て戦っていたのだと思うと、現代人でよかった〜とつくづく感じてしまったりもしました。それでも着ると気もちが引き締まるものでなんだか自分が強くなったみたいで、テンションが上がってしまいました。
今、岩出山の商店街では、鎧展が開催されていて、お店に行くと武将カードがもらえたり、すべて集めると手形がもらえたりといろんな催しをしているようです。
 ●『竹工芸館』 大崎市岩出山字ニノ構115 0229-73-1850
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割烹榮や
堀があって、家々が並んでいてどこか京都を思わせる道を歩いていると、気になるのぼりを発見しました。「大崎宝御膳」・・・宝というのは何なのか?割烹榮やさんにそのままお邪魔してみました。
120年のお店で去年から作られたのが、その宝御膳。地元の米や大豆・肉・野菜を使って地産地消を意識したメニューだということです。凍豆腐の竜田揚げや米粉を使ったごっつぉー麺、麩まんじゅうがあったり、とにかくやさしく上品なお味でありながら地元の特産がふんだんに入っているのです。
実はこちらも町おこしの一環で始まっているもので、いくつかのお店でオリジナルのメニューをそれぞれ考案して提供しているそうですので、それぞれの大崎の宝御膳を食べてみるのも楽しそうですね♪
 ●『割烹榮や』 大崎市岩出山下川原町79 0229-72-0018
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歩けばとにかく、挨拶から会話が生まれる岩出山。多くの出会いと感動がたくさんあって、笑いの絶えないとても楽しい取材になりました。
寒くなってきますが、散歩には心温まる楽しさがあります♪みなさんも新しい発見をゆったりとお散歩から見つけてみて下さいね!


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