第432回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成14年1月18日(金)
■場 所 仙台国際ホテル
■出席委員 不破和彦委員長、西井陽子副委員長、星川洸一委員、原秀一委員、有馬哲夫委員、
菅原雪枝委員、大塚正宸委員、亰けい子委員、和泉長衛委員、熊谷満委員

   


議事の概要

議題
・テレビ番組「まる見え!ニッポン人の胃袋 ここがアブナイ!!」
・放送日時 12月1日(土)〜 14:00〜14:54

(局側)
・今年は東北放送開局50周年の年で、「地域、環境との共感、共生、そして貢献!」を基本コンセプトに、テーマを“SEA LOVE”として来年3月まで15ヶ月間にわたり展開していく。
・今回の番組は関心が高い健康をテーマにした情報番組。胃をテーマにストレスや食生活、ピロリ菌などと胃の関係をそれぞれのブロックに分け、解説。それぞれの役割を持たせたキャスティングで制作した。

(委員の主な発言)

◎日本人は胃が弱いということで、番組内容が自分自身にも思い当たり、非常に役に立ち、興味を持って見せてもらった。乳酸菌の入ったヨーグルトが体に良いという科学的裏付けが分かった。

◎番組はあえて言うと、情報バラエティということだが、娯楽性をどのくらい追求すべきなのか、そのレベルは視聴者に歩み寄った作り方をすると全部レベルダウンしてしまうので、エンターテイメントの要素を押さえた作り方が必要だと思う。それよりも知的好奇心に訴える方法もある。

◎ゲスト選定に問題があったと思う。あるタレントの傍若無人の振る舞いは目に余った。視聴者を喜ばせるというか、笑わせる必要があるのか疑問だ。

◎基本的に胃の健康に関する情報が大変豊富な番組だという印象を受けた。ピロリ菌については詳しくは知らなかったので、これが胃炎とか胃潰瘍、胃ガンに深く関与しているんだとこの番組でよく分かり勉強になった。

◎内容的に章立てをしたり、解説のVTRを使い、いろんな統計やスーパー、ゲストの対話形式や質疑応答のようなところを含めて、様々な手段でいろんな掘り下げ方をしていた。

◎ピロリ菌に対する善玉の乳酸菌が効果があるという専門家の先生の話が出ているが、それが入ったヨーグルトがどのようにしたら手に入るかという情報が抜けていた。

◎毎日毎日の生活は自分自身が努力してやっていかなければいけないし、このことよりも「まず健康だ」という意味では今の時代に合ったいい番組だった。

◎スタジオのセットが非常に平面的で、セットの印象で視聴者に逃げられてしまうのではないかと思った。

◇次回開催日:2月8日(金)