第437回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成14年6月14日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、星川滉一副委員長、原 秀一委員
有馬哲夫委員、菅原雪枝委員、大塚正宸委員、亰けい子委員
田中昌志委員、熊谷満委員、佐々木孝行委員、阿部育子委員


   


議事の概要

議題
・テレビ番組「グッデイみやぎ」
 放送日時(月〜金)午前7時48分ごろから8時22分
 6月3日を視聴


(局側)

先ず局側から、番組はTBSの「おはよう!グッデイ」の後半部分を東北放送が制作・放送している地域情報番組で、気象予報士を天気キャスターに起用して、地域の細かな部分までをカバーした天気予報とニュースを柱に、食・ファッション・グッズなどをとりあげ、生活にゆとりと変化を生む情報提供を目指していると説明がありました。このあと番組について各委員から意見がだされました。

(委員の主な発言)

◎ お天気がメインの番組という感じが良く伝わってくる。天気予報が常に出ており、地域のポイント予報がいいと思う。若々しく、明るく、さわやかなイメージがする。地域の情報を発信するという基本姿勢がいい番組である。

◎ 司会者のしゃべる言葉のスピードがはやい。朝茶は断らないと言われているが、ほっとする瞬間、一息いれるところが欲しい。語尾が聞き取りにくいので気配りが必要だ。

◎ ニュース、天気予報、スポーツ、交通情報、生活情報、趣味をテンポ良く、地元の人が知りたがっている情報を考えて取り入れている。斎藤気象予報士は親しみやすく、ゲーム感覚で天気予報をやっていて楽しめる。
仙台の情報だけでなく、県内のローカル情報を幅広く取り入れてほしい。

◎ 明るすぎる気象予報士で、いろいろアイディアを出し断言しているのが面白い。若さを前面に出し体を張ったのが鼻につかなければいいと思う。

◎ 番組の着眼点がいい。デジタルテレビの時代に向けて、ピンポイントの天気予報はいい企画だ。交通情報のところで仙台以外もふれた方がいいし、宮城県の他の定点カメラをもっと織り込んで欲しい。バックの音楽が耳ざわりになのが気になった。

◎ カリスマ予報士のタレント性がぴかいちだ。勉強熱心でいろいろ工夫をしており、実用的で役に立つ気象情報という印象が強い。ローカルニュースは昨日のニュースが占めているが、これからの予定とか、情報の鮮度と工夫が欲しい。

◎ 交通情報は定点カメラの上に地図テロップが乗っていて、わかりにくいので工夫が必要だと思った。番組全体があか抜けしていないが、これはスタイリストやセットに問題があると思う。

◎ 番組を見ると物知りになりそうだ。後半のニュースの項目をご覧の通りで紹介したのはまずいと思う。何らかの言葉で、あるいは映像で説明が必要だろうと感じた。

◎ 朝の番組はあまり頭を使わなくていい、右から左へと抜ける軽い内容がふさわしく、それで朝を気持ちよくスタートできると思った。全体的に"ながら視聴"で見るいい情報番組といった印象をうけた。

◎ 番組のコンセプトとして、前半が登校とか出勤前の視聴者で、後半を主婦を対象にしているが、もうひとつ非常に大きい視聴予備軍の高齢者を忘れていると思う。高齢者が必要とする情報とかがもう少しあったら視聴者が増える感じがする。

◎ 地域と一体化して情報を提供していきたいというポリシーを具体的に示す番組として評価したい。ただ番組の量が多すぎると思うので、もう少し内容を整理してわかりやすく正確に伝えることも大事だと思う。

◇次回開催日:7月12日(金)