第446回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成15年5月9日(金)
■場 所 仙台国際ホテル
■出席委員 不破和彦委員長、星川滉一副委員長、原秀一委員
菅原雪枝委員、大塚正宸委員、亰けい子委員
田中昌志委員、佐々木孝行委員、阿部育子委員
   


議事の概要

議題
・テレビ番組 「DO YOU お出かけ隊!!」
 放送日時 2003年4月26日(土)午後5:00〜午後5:30

はじめに局側が「DO YOU お出かけ隊!!」は、4月からはじまった新番組で、県内各地の新しいもの、話題、人、食べ物などいろいろなものを取り上げながら、クイズ形式で宮城県を再発見しようという意図で制作している等番組について説明しました。
このあと番組について各委員から意見が述べられました。

(委員の主な発言)

◎番組の中に盛り込まれている情報が命だと思う。そういう意味で、視聴者に耳よりな情報を提供して、行ってみようかという気持ちにさせられるかどうかがポイントで、番組はそんな気分を起こさせる魅力的な情報が詰まっていると思う。

◎不満なのは、情報番組としては不親切だと感じることが多々ある。番組を見ながら、このスポットは蔵王町のあそこなんだという事がイメージ出来る程度の情報が欲しい。

◎クイズで地域の魅力を紹介する、再発見する視点はなかなか斬新だ。作業の様子の紹介や実際に関わる人を登場させ、地域の人々の生き生きとした感じがよく伝わってきた。

◎5問の質問はどういう割り振りでやっているのか出題の仕方をもっと理路整然としてほしい。例えば、1つは自然であり、1つは文化であり、産業であり、あるいは人間考とかと町の特色をあらゆる分野から拾い上げて取り上げて欲しい。

◎30分という時間の中で、肩ひじを張らないで気楽に見られる点は評価したい。蔵王町の新しい発見、新たな魅力が分かった。

◎解答者と応援団の5人は騒がし過ぎるような感じがした。場を盛り上げようとするのはわかるが、拍手のし過ぎで、見苦しく感じ、何か一工夫があってもいいと感じた。

◎東北放送のクイズ番組は、お馴染みというか、手慣れたものという感じがした。町の紹介とクイズを組み合わせている視点は良いと思った。地元の出題者のおじさん、おばさんも大変微笑ましい感じで良かった。

◎クイズの問題をストレートに出題しないで、そこで暮らしている地域の生活の中から探してきている。そして、地域の人々の生活文化というものを出してきている。そういう意味では、出題の発想というのは非常にいいと感じた。

◎紹介される情報は県内のことなので大雑把でもいいし、後は視聴者がそれぞれに調べてもいいと思う。逆に、調べ方とか、問い合わせ方などを伝えてもらいたい。

◎これからは、デジタル化、多チャンネル時代を迎え、地元局の1つの方向として、身近な手慣れた情報を提供して、なにか気の利いたおやつを食べるような、気持ちのいい、楽しい番組だという感じがした。

◎情報提供の内容とクイズの内容を、どうバランスを取っていくかが大変重要なことかと感じた。印象としては、クイズの印象がやたらに強く残って、肝心の情報提供の部分が全体として後退してしまっている印象を受けた。

◇次回開催日:6月13日(金)