第456回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成16年5月14日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、菅原雪枝委員、亰 けい子委員、田中昌志委員
阿部育子委員、佐々木正幸委員、岡崎智政委員、佐々木昭男委員


議事の概要

議題
・テレビ番組「現代見聞録 しゅん」

はじめに局側から、4月からの新番組でジャンルを超え、幅広い発想で制作していくことを大きな目的として、 タイトルに「しゅん」とあるように、今一番知りたい旬の情報を視聴者に発信していきたいと、企画意図などの説明があった。

(委員の主な発言)

◎ バラエティーとかワイワイと落ち着かない番組が多かったが、この番組は清楚な感じで、しかも司会者が1人なのがいい。1つのことを追求していく番組は必要でないかと思う。

◎ 大変力の入った重いテーマの番組で、本格派の剛速球のような感じで“すごいな”と思った。しかし最初に「しゅん」というタイトルを見て、印象が軽いという感じを持ち違和感があった。

◎ 番組はきれいに起承転結があって、非常にまとまっている。美談に仕上がっていると言うと、ちょっときついかもしれないが、ただ、本当はそればかりではないと思うので、ちょっとした味付けや、違った見せ方も欲しいと思った。

◎ カラーを決めずに番組を制作していくということで、非常に期待を持って番組を見た。「筋弛緩剤点滴事件」は、事件を通して裁判の今の動向は視聴者に理解してもらえたと思うが、全体として、いろいろなテーマを盛り込み過ぎじゃないかと感じた。

◎ 藤沢さんはお笑いも、シリアスなテーマもOKで、すごい力を持っていると思う。旬なものを取り上げ、幅広く自由な発想で制作するということも、これからとても楽しみだ。

◎ 第一印象でセットが良いと思った。セットを白にしたというのは、カラーのイメージからいくと、信頼性を与える色だと言われ、そのような番組の作り方をしていると思った。

◎ 2回の放送を見て、大変真面目なドキュメンタリー&トーク番組と感じた。1回目はスタジオから、2回目は外からの生中継ということで、違いを見せたことも、これからいろいろと違った視点で取り組む意気込みを感じさせられた。

◎ 「〜力をあわせて〜」は、軸足がしっかりしていると受け止めた。「桜まつり」を話題にしながら、島貫さんが元気を取り戻していくストーリーは、構成としてとても良かった。見た後、大変清々しい気持ちになった。

◎ 番組の企画は報道部が中心になって、それぞれアイディアや力量を出し合って番組を作っていこうという試みも含めて、地域社会へ向けての新しいアプローチがこの番組の中にも十分表現されている。

◎ タイムリーな内容で構成された番組だとは思うが、おさらいの感じが強い。これからどういう展開が地域社会の中であり得るのか、考えられるのかというところをアピールするような内容があってもいいと思う。

◇次回開催日:6月11日(金)