第458回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成16年7月9日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、原秀一副委員長、亰 けい子委員、田中昌志委員
阿部育子委員、齋藤茂雄委員、岡崎智政委員、佐々木昭男委員


議事の概要

議題
・ラジオ番組「ミュージック☆トゥインクル」及びラジオ放送全般について

番組は、土曜午後3時00分から午後5時45分まで、福井弘文アナウンサーがおくる音楽情報番組。30代から50代を対象にフォーク、ニューミュージックを中心に洋楽や歌謡曲も含め懐かしい音楽を放送している。

(委員の主な発言)

◎ 30代から50代が対象ということで、自分の世代に合った番組なのかなと思う。ゆったり聞け、長丁場を音楽や情報をうまく構成していると思った。

◎ 福井アナウンサーが仙台出身と知りビックリした。西の方か関東の出身だと思っていた。大好きなタイプの話の仕方でリズムがあり、温かく流暢で、話を聞いているのがBGMだというような印象があって、大変幸せな時間帯という気がする。

◎ 広くいろんな人が知っている曲と、「オタク」といわれるラジオネームを言う人からの選曲をどのようにしているのか。これは永遠の課題だと思うが、一般化ということと、専門的に聞いている人との交流を、どう結び付けるか大変難しいことだと思った。

◎ ラジオは基本的には想像力だと思うが、この番組は想像力ではないと思うので“ながら”で聞いた時にどういうふうに感じるかが1つのポイントで、福井アナウンサーの話は聞いていて大変感じが良かった。

◎ ラジオはテレビよりも自由度が非常に高く、その利点を生かした番組づくりは大きな武器なんだろうと思う。災害時を含めて、情報をすばやく伝え、住民につなぐという役割も重要だと思うし、まだまだいろいろな可能性があるんだろうと思う。

◎ 「私の町ではこんなことをやっていますよ」というようなラジオ番組での紹介は結構あるが、そういう声を集めて、意識的にネットワークを図り仲間作りをして、番組を通じて聴取者を引っ張り込むような仕掛けがもっとあれば、そこから何かが生まれて来るのではないかと思う。

◎ 曲名が分からなくても、曲を探してかけるコーナーがあるが、曲の歌詞やイメージ、雰囲気だけで探してもらえるというのは、リスナーにとっては大変ありがたいと思う。

◎ 福井アナウンサーは癖もなく、感じが良くて非常に良かったと思う。スタジオ内で1人で3役をこなしているということだが、その辺をあまり感じさせなかったように思う。

◎ メールからのリクエストに、「まもなくかかりますコール」などのきめ細かい対応をしていて、今までの一方的に聞く形から、双方向的なこれからのラジオの方向性といった意味でも大変良い取り組み方ではないかと思った。

◎ 30代から50代の世代層をターゲットにした番組で、必ずしも懐かしさだけを再現しようということではないのだろうが、実際にリクエストされる曲が、はたして意図されている懐かしさ等々にどこまでマッチングしているのか疑問だ。

◎ 60年代〜70年代はラジオの時代でもあったと思う。そんな時代を生きた人たちが今40代、50代となり、とても懐かしく思いながら聴ける番組だ。ヒット曲ばかりではなく、知る人ぞ知るというような選曲もあったりするのがまたこの番組の良さでもあると思う。また、邦楽と洋楽もバランスよくオンエアされていて、リスナーが、リクエストやメッセージで参加できるいい番組だと思う。

◇次回開催日:9月10日(金)