第461回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成16年11月12日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、原秀一副委員長、亰 けい子委員、田中昌志委員、阿部育子委員
齋藤茂雄委員、岡崎智政委員、佐々木昭男委員、紅邑晶子委員


議事の概要

議題
・テレビ番組「ぴったんこ カン・カン」
 放送日時 2004年10月26日(火) 午後6:55〜7:54

はじめにTBSの編成担当者から「ぴったんこカン・カン」の説明があった。久米宏の司会で人気を博した「ぴったしカン・カン」の平成版として企画を立ち上げた。TBSのアナウンサー安住紳一郎と久本雅美を司会に、毎回スペシャルゲストを招き、ゲストのエピソードをクイズ問題にし、またゲストにいろいろな話を聞くというトーク&クイズバラエティー番組である。2003年の4月15日にスタートしたが、30分番組を昨年の10月より1時間に拡大した。より深くゲストの話を聞き、それをクイズにしていくことによって、幅広い世代の支持を得られる番組となり、視聴者の認知も、視聴者意欲も徐々に高まりつつある。

(委員の主な発言)

◎ さとう珠緒が顔のマッサージに電動歯ブラシを使っていることを紹介した。安住アナウンサーが「自己責任で…」と言っていたが、子どもが見て真似しないよう、専門家などの安全性の見解などを示さないといけない。自己責任は、子どもに言ってもわからない。

◎ バラエティーらしさが出ていて不快感もなく、品が悪いとか、つまらなくて見ていられないというようなところはなかった。タレントの個性や使い方もうまく、テンポも良く、コーナー毎の楽しさ、面白さもきちんと伝わって来た。

◎ 3人のゲストが出ていたが、その切れ目が分からない。ゲストが替わって、いつの間にこの人が入っていたの?というのが、かなり目に付いた。きちんきちんと替えるべきだろうし、それに関する説明も必要だろうと思った。

◎ 今は語りの面白い芸人さんがたくさん出ていて、素人でも言わないようなわざとらしいふざけた回答も結構見られる。特に幅広い年齢層に見てもらおうとするのであれば、軽いばかりではなくて、一生懸命さも感じるところがあるといいと思った。

◎ テンポが早すぎて、よく分からないうちに番組が終了してしまった感じがした。最後にクイズの得点というのがあったが、得点の付け方も初めて見た人間には分からなかった。

◎ ゲストを含めて多彩な個性を持ったタレントがたくさん居るものだと感心し、家族で笑いながら、食卓を囲みながら、面白おかしく見るという意味では、ひとつの番組作りのあり方かなと思った。

◎ バラエティー番組は、世代を越えて皆が見るという時間帯には、分かりやすい進行や説明、楽しく思いがけない展開があり、見終わった時に誰かに“あれ面白かったね”と言いたい事や、発見が一個でも見つかるというのが一番良いと思う。

◎ バラエティーなのか、クイズということで教養番組的なものも入れていくのか、その辺を欲張りすぎてターゲットをどこにするのかが、絞りきれていないような印象を持った。いずれにしても、どんどん新しいジャンルの良い作品を作っていただきたい。

◇次回開催日:1月14日(金)