第467回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成17年6月10日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、原秀一副委員長、亰けい子委員、田中昌志委員、阿部育子委員
齋藤茂雄委員、岡崎智政委員、佐々木昭男委員、奥野 洋一委員、紅邑 晶子委員


議事の概要

議題
・テレビ番組「第21回仙台青葉まつり」〜これが雀の心意気〜
 放送日時 2005年5月21日(日) 午前10時30分〜11時

はじめに4月のテレビ番組改編で「青少年に見てもらいたい番組」として「関口宏の東京フレンドパークII」「世界・ふしぎ発見!」「夢の扉〜NEXT DOOR〜」「どうぶつ奇想天外!」「いきいき!夢キラリ」の5番組を選定したことを報告。続いてテレビ番組「第21回仙台青葉まつり」〜これが雀の心意気〜の審議に入った。

(委員の主な発言)

◎ すずめ踊りでも男性が大事な役割を果たしているということがよく分かりました。企画意図が非常に分かりやすく作られていたと思います。

◎ 地域に根付いてきたこのお祭りを、地元のメディアとして後押しをし、また多くの市民に喧伝をするためにこのような番組を制作するということは、非常に必要なことであり、良い取り組みでありますので、今後とも長く続けていっていただきたい。

◎ オープニングがカラーで始まって、エンディングは白黒というのは、バランス的にすごく良かったなと思いました。白黒でゆっくりと終わっていったところを見て、“終わって、来年へ向けて始まるんだな”ということを感じました。

◎ 30分の番組で、あれだけテンコ盛りで、なお且つ「感想はどうだった?」と聞かれて、「感想?特に…」という印象の番組でした。記録性かというと記録性というわけでもないし、要するに、祭りがあって、それを取材して30分に編集して流しましたという印象。

◎ 全く違う形で祭りに関わっている人の発言や思いが、全く別のところでポンとあると、印象がかなり違ったんじゃないかと思いました。

◎ 全体的にみると、悪くはないけれども、素晴らしく良いかというと、どこが良いかというのも言い難い。だけども番組そのものとしては好感を持って見ておりました。大変わかりやすいですし、疲れないで、あっという間に見ました。

◎ 番組の中に過去、現在、未来ということが含まれていると素晴らしいと思うのですが、今回は過去の部分はちょっと小さい分量で、現在をたっぷりと見せてくれた。お祭りに行かない人も楽しめたのではないかと思います。

◎ せめて祭りのクライマックスの「すずめ踊り大流し」の時ぐらいは、映像だけでもいいので一般の観客と踊り子が入り乱れている、そんなイメージが少し欲しいなと思いました。

◎ お祭りをやっている時には、やはり制作する側もお祭り気分にならないと難しいのかなと思いました。要するに作る側が、自分のお祭りだという気持ちを持たないと、見る側にその熱気が伝わらないのかなと思った。

◎ 練習している子供たちや、いろいろと準備をしている大人たちの熱気があまり伝わって来なかったというのが、何かもったいない感じがしました。

◎ これは祭りの紹介の番組なのか、あるいは谷さんの人間ドキュメント的な番組なのか、その辺がどっちつかずになってしまったようなところがあると思います。

◎ はたして「心意気」といったときに、一人でよかったのかですね。何人かの委員の方がおっしゃったように、もう少しいろんな方が登場して来られると、心意気に沿うような番組内容も出来たかなと思うわけです。

◇次回開催日:7月8日(金)