第471回東北放送番組審議会 議事概要
■開催日
平成17年11月11日(金)
■場 所
TBCホール
■出席委員
不破和彦委員長、原秀一副委員長、亰けい子委員、田中昌志委員
岡崎智政委員、佐々木昭男委員、藤澤弘一委員、石塚卓美委員
議事の概要
議題
・テレビ番組「不良親父のススメ」
放送日時 10月10日(月) 午後4時〜4時54分
(委員の主な発言)
◎ たぶん制作された方々が水戸さんの収まりきらない魅力を感じて、とにかく全部を見せたいと思ったのかもしれませんが、特に何を強調して伝えたいのかをもう少し整理したほうが良かった。
◎ 1時間を飽きずに見ることができた。家族の団結や夫婦の愛情、お店のお客さんなど、水戸さんを取り巻く人間がとても一生懸命で、温かくていいなと思いました。
◎ 大変真面目で、強い意志を持った中年男性の生き様が描かれていて、“どこが不良なのかな?”と思った。
◎ 私たち団塊の世代よりも、むしろ若い人たちが見たほうが、将来に向けて役に立つ、示唆の多かった番組という感じがした。
◎ この番組自体は単発の番組だと思いますが、地元でいろんな個性を発揮している人たちの紹介というのは、ひとつのシリーズになるかもしれないという気もしました。
◎ 自分が不良を演じているようで楽しいとか、60歳になったらもっと格好良くなってみせるというような言葉を番組の節々に堂々と使われますと、“なんかどうもなぁ”と感じました。
◎ これから老後を迎えるということを考える人たちには、自分の生活は生活として、生き生きと生きるための参考になるのだろうと思いますし、狙いは非常に良いと思いました。
◎ 単に団塊の世代を取り上げるというのではなく、団塊の世代を使いながら、一味違った中身の濃い番組を作っていっていただきたい。
◎ 「不良親父」という言葉を付けたから、家族というものが登場せざるを得なかったのかなと思いますが、そこは個人としての生き方にとどめておくほうがよかったのではないかと思います。むしろひとりの人間の生き様を前面に出した番組であったらどうだったかなと思いました。
◎ 自分の美学や考え方にすっかり陶酔しているようで、肉体からはじまって考え方まで全てにわたって自己陶酔の人物であるということを、番組を通してしゃべりまくっていて非常に聞きづらかった。
◎ あくまでも対象は団塊の世代でいいと思います。それをどうやって、どこにポイントを置きながら、何を主張したいのかというのが、この番組全体を通して私には掴みきれなかった。他者と違う中年のひとつの生き方、珍しさというのが強調された番組内容でした。
◎ あくまでも個人としてのライフスタイルというところにとどめて番組を作っていくことが必要ではないかと感じます。
◇次回開催日:1月13日(金)