第472回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成18年1月13日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、原秀一副委員長、阿部育子委員、亰けい子委員
岡崎智政委員、佐々木昭男委員、紅邑晶子委員、藤澤弘一委員


議事の概要

議題
・地上デジタルテレビ開局記念特別番組
「旬感!D-テレビ〜杜の都でハイビジョン〜」
 放送日時 12月1日(木) 午後6時55分〜7時54分

(委員の主な発言)

◎ 「癒しの絶景描写」などは映像的に本当に美しくて、とても良かったと思いました。

◎ 一般の家庭の方々は、何が、どのようにスタートして、どうなるのか?というのは、もやもやとはわかるんですが、特別番組と言っているのであれば、何か視聴者に親切にお知らせするような気遣いがあってもよかったのではないかなと思いました。

◎ おふざけの部分が目に付いたという感じがします。もう少し普通でもよかったと思いました。これはたぶん意識的にやったと思うんですが、あそこまでふざける必要があったのかなという印象があります。

◎ ハイビジョン映像で見ているというのが前提条件での番組だと思うんですけれども、まだ手の届かない家庭が9割ぐらいあるとするなら、その辺の家庭への思いやりや心配りがもう少しあるとよかったかなと思いました。

◎ クイズをやって、それに当たった人が食べるということだったのですが、なぜか女性のアナウンサーが食べているというようなことがあったりして、見ているとどうも自分たちが楽しんでいるんだなというような印象がありまして、やはり見る側がどういうスタンスで、どういう思いで見るのかというところに、もう少し心配りがあればよかったかなと思いました。

◎ ぜひいろんな意味でハイビジョンにふさわしいコンテンツ作りという部分でチャレンジしていただければと思っております。

◎ ハイビジョンということで、宮城の風景や芭蕉に関すること、グルメも出てきて納得できるのですが、ひとつひとつ興味深いのですが、少しバラバラかなという感じはしました。ハイビジョンの映像の本当のすごさが伝わらなかったのは、残念かなと思いました。

◎ スポーツアナウンサーの方が、別のアナウンサーがお話ししている時に後ろからピースサインをしたり、顔を出したりしていたのがとても不愉快でした。

◎ 絶景描写のところなどでも、アナウンサー同士の対話形式でナレーションが入ってきますが、それがちょっとうるさいなと思います。景色を見てきれいだなと思っているときに、あまり会話が多過ぎるのもどうかと思いました。

◎ 音楽も映像の素晴らしさをちょっと邪魔しているのではないかなと思いました。もう少しゆったりした感じで見られて、ナレーションのような感じで紹介などが入ると良かったのではないかと思いました。

◎ ハイビジョンテレビ開局特番と言えば、「映像が美しいですよ」という一言でそれを説明し尽くすということよりは、番組に支障のない範囲でハイビジョンのメリットなどが説明としてもう少しあってもよかったと思います。

◎ 全体としてすでにパターン化されたものを、3つの用意された柱、特に食べ物とグルメと絶景というようにすでに出来上がったものを、寄せ集めて、それをつなぎ合わせてひとつに仕上げたというような感じが強く残りました。

◇次回開催日:2月10日(金)