第476回東北放送番組審議会 議事概要
■開催日
平成18年5月12日(金)
■場 所
仙台国際ホテル
■出席委員
不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、藤澤弘一委員、石塚卓美委員、岩間利裕委員
議事の概要
議題
・ラジオドラマ
「野良犬ジョン」
放送日時 3月19日(日) 午後8時〜午後9時
(委員の主な発言)
◎ 洗練されたドラマである。メッセージはソフトだが、しっかりとメンタルケアをしてくれるメッセージが込められている。リスナーに元気を与えるドラマである。
◎ “しゃべり”の世界だけで、どれだけリスナーをひきつけるかというとろろをねらったということで、かなり意欲的な企画だと思う。内容だが、ハッピーエンドではない、現実的なシナリオのほうがより面白かったと思う。
◎ ラジオドラマというと、大げさな表現が多い中で、今回の出演者は、嫌味がなく自然なしゃべりで好感が持てた。
◎ リラックスして楽しめたドラマだ。特に音楽が内容とマッチし効果的。 ラジオの「間の空間」というか、テレビではないラジオの魅力を改めて感じた。
◎ ストーリーは類型的で、新しさは感じないが、ほんわかしたメルヘンの世界で、癒やしのドラマという意味で意義がある。効果音などもう少し丁寧さが欲しい。
◎ “あきらめるな”というメッセージがはっきりと語られており、聴いた子供たちは、それなりに感動して受け止めたのではないかと思う。このようなドラマで子供たちは、聴く力を身につけて欲しい。
◎ コミカルな音楽、飄々とした語り・・・うわべとは裏腹に考えさせられることが多かった。しかし、聴いて理解するのに難解なドラマであった。
◎ 全体として清清しく、爽やかに聴くことができた。しかしラブストーリーなのか、時代性をストーリーを通してアピールしたいのかその辺りが分かりにくいものがあった。又、1時間のドラマだが、前半と後半の部分の主張が似ているという点で、もう少しコンパクトに構成することができたと思う。
◇次回開催日:6月9日(金)