第477回東北放送番組審議会 議事概要
■開催日
平成18年6月9日(金)
■場 所
TBCホール
■出席委員
不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、藤澤弘一委員、石塚卓美委員、紅邑晶子委員、岩間利裕委員
議事の概要
議題
・テレビ番組
「国宝 瑞巌寺〜美と悠久の霊場」(ハイビジョン制作)
放送日時 2月4日(土) 午前9時30分〜午前10時25分
(再放送) 5月4日(木) 午後4時〜午後4時54分
はじめに4月の番組改編で「青少年に見てもらいたい番組」として「いきいき!夢キラリ」など7番組を選定したことを報告。続いてテレビ番組「国宝 瑞巌寺〜美と悠久の霊場〜」の審議に入った。
(委員の主な発言)
◎ テレビの映像の力を十分に発揮した番組。人間の精神的な活動としての修行、そして精神活動を通して創造された美で構成されており、共通性があり大変良い組み合わせである。特に修行の部分については、我々は、見る機会がないのであるが、今回の映像で確認することができたことは、大きな成果である。又、番組を導くナレーターの必要最小限の明快な語りは、静かに、見る者に内容あるものとして訴えるものがあった。
◎ 瑞巌寺の僧侶の生活を通して、どういう寺なのか、又使命をもっているのか知ることが出来た。新たな発見がたくさんあった。
◎ 図書館や生涯学習の施設などで、今回の映像を見る機会があれば良いと思う。タイトルに関してだが、「〜美と悠久の霊場〜」霊場という言葉から、難解な番組と思い、見なかった人がいたかも知れない。タイトルの付け方にもう一つ工夫を。
◎ 大変美しい、格調高い番組である。寺の歴史、伝統にもきちんと触れてあってすごい寺であることを再認識した。欲をいえば、瑞巌寺の今、たとえば、修行僧の日々の修行後の生活描写などがあれば、より親近感が持てたと思う。
◎ 実感したことは、宮城には、身近に全国に誇れる素材があることです。音楽は、荘厳で、番組を盛り上げるのに効果的であった。ナビゲーターの女性の服装だが、この番組には、少々軽すぎたきらいがある。
◎ 企画意図にある瑞巌寺の今の姿を記録するということは、達せられたと思う。欲を言えば、寺が建立された時代の地形図や風景などを入れれば、今とは違う当時の状況に思いを馳せながら、楽しむことが出来たと思う。
◎ 前半の瑞巌寺の美を紹介した部分は再編集しDVD化してみてはどうだろうか。
◎ 瑞巌寺は、建築的な価値と共に城砦の顔を併せ持つと聞いたことがあるが、 城砦の部分についても触れてほしかった。
◎ 前半は建築美、後半は修行という構成だが、2つを欲張って追いすぎたと思う。しかし全体としては、非常に良くまとまっていた。
◇次回開催日:7月14日(金)