第478回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成18年7月14日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、藤澤弘一委員、石塚卓美委員


議事の概要

議題
・テレビ ニュース番組
「イブニング・ニュースTBC」
 放送日時 6月12日(月) 午後6時16分〜午後6時55分

はじめに、社側から「番組基準に抵触するとされる映像手法」などについて報告。続いてテレビ・ニュース番組「イブニング・ニュースTBC」を合評した。
※6月12日は「県民防災の日」


(委員の主な発言)

◎ 国民の注目を集めていたW杯サッカーではなく、地震をニュースのトップに据えたのは賢明な選択である。将来高い確率で発生するという地震については、適宜、啓蒙をお願いしたい。又、県民に知ってもらいたい、知らせておきたいものを企画し、シリーズで、これからも取り上げていって欲しい。

◎ W杯ではなく、地震関連のニュースをトップに据えるのは当然なこと。地震は宮城県の話なのだから。そのようなセンスは非常に大事だと思う。

◎ 地震について、特集を組んでシリーズで展開していたが、最終回である今回の「緊急地震速報システム」の報道は興味深いものがあった。

◎ この日のニュース項目は全13項目。バランス良く、テンポ良く盛りこまれていた。又、天気予報はわかりやすく信頼性があると思う。

◎ 最近、若年層が絡んだ暗いニュースが多く見受けられるが、今回の高校生 の介護入浴サービスの実習など、明るい面にもスポットを当て、取り上げていって欲しい。

◎ 女川原発、高校の介護入浴サービスなどのニュースは、もう少し説明があってよいと思う。ニュースの中身によってはめりはりをつけ、前後の関係などを含めて報道するなど工夫が欲しい。

◎ テレビ欄を見ると、各局とも同じ様な構成でやっているが、差別化を図 るとすれば、同じニュースでも、取り上げ方や表現の方法、料理の仕方、キャスターはじめ出演者の高感度などが決め手になると思う。

◎ キャスターについてだが、真面目さは好感が持てるが、お互いに緊張している感じがする。もう少し自分を出しても良いのかと思う。

◎ ニュースは、記者の役割が非常に大きいと考えるが、名前が紹介されることはないと思う。そのあたり検討して欲しい。

◎ 夕方のニュースは、主婦が“ながら”で見聞きしている人が多いと思う。 宮城県の出来事を、要領よく、スピーディに報道するというのが一つのミッション。その点ではうまく展開していたと思う 。

◇次回開催日:9月8日(金)