第479回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成18年9月8日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員、岡崎智政委員、紅邑晶子委員


議事の概要

議題
・テレビ番組
「カウント2.9からの挑戦〜仙女プロレス旗揚げ密着370日〜」
 放送日時 7月17日(月) 午後4時〜午後4時54分

(委員の主な発言)

◎ 仙女プロレスのリーダー里村(26歳)は強く、美しく、大変魅力的な女性。4人の10代の練習生を、彼女の魅力、あるいは、彼女の戦う姿勢で、引っ張り、身を挺して指導してゆく姿を見て、感動を覚えた。番組で、勇気と元気をもらった。大変素晴らしい作品に仕上がっていると思う。再放送して、もっと多くの人に見て貰いたいと思う。

◎ 女子プロレスというより、“人間”がテーマの番組だと思う。今どん底になっている人、落ち込み気味になっている人達に元気を与えるドキュメンタリーだと思う。その点で、この番組のタイトルについてだが、タイトルの付け方一つで、番組をいろいろな人に見て貰えるきっかけ作りが出来ると思う。その辺りを考えて欲しい。又、仙台の4つ目のプロスポーツとして、局として応援し続けていって欲しい。

◎ 里村が、体のリスクを侵してまでもリングに臨む姿に勝負への気迫を感じたし、又、人生とがっぷり組んで、逃げない姿に感心した。運動をしたことのないような10代の若い練習生が、過酷な練習に耐え、周りの人達に支えられ、プロレスの世界で成長してゆく姿を見て、教育について考えさせられた。カメラも、里村のプロレスに賭ける情熱、4人の練習生の成長を丁寧に捉え好感が持てた。

◎ スポ根(コン)ドキュメンタリー、そして人間ドキュメンタリーという2つの側面を持つ番組。1時間という時間を長く感じさせない、大変面白い、質の高い番組である。唯、女子プロレスの現状などもっと詳細を知りたい部分があった。

◎ 里村は、実にしっかりしていて、人間的な魅力を感じた。又、彼女が、旗揚げ戦に椎間板ヘルニアを抱えながらリングに立ち、強敵アジャ・コングから勝利を勝ち取った姿に、エンターテイメントとはいえ、感動を覚えた。又、里村の愛犬“仙夢(せんむ)”が時折、練習場に顔を出す場面があるが、熾烈な格闘技を扱った中で、心を和ませる一服の清涼剤であった。

◇次回開催日:10月13日(金)