第484回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成19年3月9日(金)
■場 所 仙台国際ホテル
■出席委員 不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、紅邑晶子委員、藤澤弘一委員、石塚卓美委員


議事の概要

議題
「平成18年度の放送を振り返って」

(委員の主な発言)

◎ テレビ番組「ウォチン!みやぎ」、ラジオの生ワイド番組などは、地域性を保ちながら、視聴者とのツーウェイコミュニケーションが成立している良い番組だと思う。また、放送局としてこれからの発展を考えてゆくと、時代の変化を読み解きながら、マスコミの責任を自覚し、良質の番組を送り届けることが大切だと思う。

◎ 番組の質的向上を考えると、常に「番組を制作し、放送することは、どういうことなのか」を考え、吟味しながら、制作に取り組んで欲しい。また、単発番組も大事だが、日常のレギュラー番組の中で、TBCとしての独自性、メディアとしての存在意義を模索してゆくことは重要なことだと思う。

◎ 捏造問題など、マスメディアに対する批判が昨今多くなっている。制作する側として、あらためて襟を正さなくてはならないと思う。また、TBC制作の番組についてだが、総じて真面目で上品な感じがするが、時には、実験を試みて、「発想の転換」を図った番組を見てみたい。

◎ 番組で、構成上“実験やデータ”を扱う場合、十分に吟味し、視聴者の不利にならぬよう注意を払いながら、制作に当たって欲しい。

◎ テレビ番組「国宝 瑞巌寺〜美と悠久の霊場」。そのハイビジョン映像に感銘を覚えたものである。自然などを素材とした番組では、ハイビジョンで視聴者に見てもらうことは大切なことだと思う。また、若いお笑い系芸人の言葉使いが良くない。子供達への影響を考えると、きちんとしなければならない。

◎ 若い人のテレビ離れが起きているとのデータがある。色々なメディアが出てくる中で、テレビのありかたが、これから問われてゆくだろう。

◎ 今年は“選挙の年”。日常の番組の中に、政治の仕組みなど小学生でも理解出来る形で、盛り込んでいって欲しい。そうすることにより、よりよき有権者を育てることにもなると思う。

◎ 視聴者はテレビで見たこと、ラジオで聞いたことを鵜呑みにする傾向があると思う。放送の社会的な影響を考えると、責任をもって制作していって欲しい。

◇次回開催日:平成19年4月13日(金)