第490回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成19年10月12日(金)
■場 所 TBCホール
■出席委員 田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、武田功委員、児玉治正委員


議事の概要

議題
・テレビ番組
「ふしぎのトビラ〜ふるさとサイエンス〜」
 放送日時 7月14日(土) 午後5時〜午後5時30分

(委員の主な発言)

◎ ファミリーで楽しめる番組である。科学の謎について、具体的に丁寧に追いかけていて、わかりやすい科学番組に仕上がっていた。これからも、子供たちを、科学に対して興味を持たせ、科学する心を刺激する番組であって欲しい。

◎ 今回の内容は、福島県の存在する「鍾乳洞」の育成の謎と、松島から起こした「浮力」の科学。地域と季節を意識した科学の問題提起は、視聴者にとって、身近であり、親しみやすいアプローチの仕方で良いと思う。 ただ、BGMの選曲については、視聴者のなじみの曲が多かったと思うが、番組独自の選曲で貫いて欲しかった。

◎ 「科学番組」は、民間放送では少ないと思うが、貴重な存在であると思う。 バラエティな構成で、手作り感があり、親しみやすい科学番組になっていた。大人も楽しめる番組である。

◎ MCの深沢邦之とはしのえみは、非常にさわやかで、感じが良い。内容は「鍾乳洞」の謎と「浮力」の謎を解き明かしてゆくものであるが、「鍾乳洞」については、説明不足の感があった。もっとわかり易い仕掛けが欲しかった。また、番組構成として、VTR部分とスタジオ部分があるのだが、スタジオ出演の子供たちに、もっと発言させるチャンスを設けて欲しい。しかし、全体として、良い番組で、このような科学番組は、もっと必要だと思う。

◎ 楽しい科学番組である。ただ、場面転換のシーンで、いささか、強引過ぎるところが感じられた。また、気になったのが、海のシーンのワンカット。海の環境汚染に配慮して欲しい部分があった。

◎ 子供達に科学に興味を持ってもらう、また、科学に目を向けるきっかけを作るという点では、非常に良い番組だと思う。ただ、BGMの扱いには、工夫が欲しいところがあった。