第496回東北放送番組審議会 議事概要
■開催日
平成20年5月9日(金)
■場 所
仙台国際ホテル(仙台市青葉区)
■出席委員
不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、藤澤弘一委員、佐々木ひとみ委員、後藤康宏委員
議事の概要
議題
・ラジオ番組「知ったか仙台弁」
放送日時 4月13日(日) 午後0時15分〜午後0時30分
(委員の主な発言)
◎ 藤沢アナウンサーなしでは、成立しない番組だと思った。どこか上品な仙台弁を、幸せそうに、楽しそうに話す。そこに引き込まれる。
◎ 「いずい」という言葉の意味、発音、使い方、さらに「いずい」なのか「いづい」なのかといったところまで解説があって、奥深かった。15分という時間も、もう少し聴きたいという気持ちにはなったが、その位でちょうど良かったと思う。
◎ 都市化が進んだ仙台では、仙台弁が日常会話ではあまり聞かれなくなっており、この番組は、地元の人には魅力を再認識する機会に、馴染みのない人には、新しい出会いの場になると期待している。
◎ ラジオが難しい状況の中、こういう番組は、特に地元に密着したラジオのあり方という意味では、ひとつの方法だと思った。
◎ 仕事柄、地元の人とのコミュニケーションを取るためには、その地域の方言でやり取りしなければならないことも多く、番組を入門編という形で使える場面が、たくさんあるのではないかと感じている。
◎ 仙台弁に対する知識を深めるという意味では、成功している。しかし、どのようなリスナーを想定して、仙台弁をどこに向けて伝えて行きたいのかが、はっきりしなかった。
◎ タイトルの「知ったか」は、知ったかぶりから来ているのだろうが、「見たか!」「知ったか!」という命令調のニュアンスに感じられ、最初高飛車な印象を受けてしまった。番組内容は、新発見があってとても楽しかった。
◎ 言語と生活とは切っても切り離せない関係にあるので、実際にどういう生活状況のなかでその言葉を使っているのかなど、リアルな方言を日常生活の中から浮き出させるような内容が入ってくると、もっと聴く側にとって楽しみが出てくる。