第501回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成20年11月14日(金)
■場 所 TBCホール(仙台市太白区)
■出席委員 不破和彦委員長、田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員
岡崎智政委員、藤澤弘一委員、佐々木ひとみ委員


議事の概要

議題
・ラジオ番組「カマス」
  正式タイトル
  「火曜日から金曜日までの夜9時から10時までTBCアナウンサーが生で喋ってます。
   略して『カマス』」
 放送日時 10月31日(金) 午後8時〜午後9時

(委員の主な発言)

◎ 非常にテンポが良く、国際化の話、ハロウィーンの話、降水確率の話などの間に音楽、ニュース等も入っており、1時間の中でコンパクトにまとまって、バランスが取れていた。東北放送のアナウンサーの技量を磨く役割を果たしていくのかなと思った。

◎ パーソナリティーが良かった。スポーツアナウンサーということもあってか、スピード感があって、自然で気負いがなく、自分がそこ(スタジオ)にいて、話し合いに参加している感じがした。

◎ 日替わりコーナーの降水確率の話では、「知りたいのは降るか降らないか」「50パーセントまでは折り畳み傘で、70パーセントでは長い傘」など、パーソナリティーの人間味が出ていて面白かった。弾け過ぎかもしれないというところもあるが、時間帯、曜日を考えるとこれ位の開放感があっても良いのかなと思った。

◎ ナイター(シーズン)が終わった後に、ナイターファンを引き続き引き付けるための番組ということだが、ナイターファンの層は非常に広く、難しいのではないかと感じた。宮城の3つのプロスポーツチームの詳細情報が出ていたのは、地元番組ならでは、と思った。

◎ 最初は聴いているのがつらかったが、料理をしながら、ドライブをしながら聴いてみると結構良かった。じっとして聴くより、“ながら”で聴いた方が、いける番組だと思った。

◎ リスナーをイメージしにくい、よく分からない番組。プロ野球中継が終わった後の夜のラジオ番組作りが難しいのは分かるが、悪い言葉で言うと「ごった煮」のような感じを持った。

◎ テンポが速いと感じた。また、1時間を通して見ると、一貫性、「番組としてひとつ主張したい」というものが、伝わって来なかった。

◎ トークの中で、避けた方が良い言葉があった。気軽にお喋りを展開していくにあたっても、一方では常に神経を遣いながら、言葉に対して慎重を期すことが必要ではないか。

◎ 普段使われている番組タイトル「カマス」は、あまりにも略しすぎてピンとこない。タイトルを聞いただけで番組のイメージが湧き、「ぜひ聴いてみたい」と思われるような命名も重要かと思う。