第503回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成21年2月13日(金)
■場 所 TBCホール(仙台市太白区)
■出席委員 田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員、岡崎智政委員
児玉治正委員、佐々木ひとみ委員


議事の概要

議題
・JNN系列9局ネット番組「SAMURAI寿司 世界を走る!」
 放送日時 1月18日(日) 午後2時〜午後2時54分

(委員の主な発言)

◎ 寿司の歴史を巡り、国際大会を材料にするなど、様々な要素を多元的、重層的に番組構成に織り込んだことや、寿司を客観的に幅広く捉えたことで、見応えのある番組になった。

◎ 世界に誇る日本の食文化や職人の技を、改めて認識できた番組だった。食欲がそそられ、飽きずに見ることができた。

◎ ナレーションが上手く、非常に締まった番組になった。食べ物を扱う番組では「これはおいしそうだ」と思えることが大事だが、非常に丁寧に撮影していて、映像がきれいだった。

◎ 寿司がタイから入った外来の食文化であることや、江戸前の握り寿司が、戦後の食料統制下で全国に広がったこと、一人前が米一合で10個が基本だったことなど、あまり知られていないことが多く盛り込まれていた。

◎ 番組を通しで見た時は、1時間が少し長く感じたが、一つ一つを見ると、それぞれが番組として成立するような内容だったので短いとも感じた。1時間の番組制作は、難しいものだと思った。

◎ 世界に羽ばたく寿司ということで、非常に期待して番組を見たが、少し物足りなさを感じた。東北放送が制作したのに、宮城や東北にあまり関わらない内容だったことも一因なのかと思った。

◎ 寿司の由来、歴史からグローバル化した姿までを、目いっぱい詰め込んだ感が強く、「寿司」という名称を共有しながら、食文化の違いから異なるものが生み出されている点にスポットを当てるという企画意図が不鮮明になった。

◎ ナレーションは、アナウンサーに淡々と話してもらった方が良いと思った。

◎ 「スシアワード」という国際大会が、どのくらいの規模でどのような審査基準なのかを知りたかった。