第504回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成21年3月13日(金)
■場 所 仙台国際ホテル(仙台市青葉区)
■出席委員 田中昌志副委員長、亰けい子委員、阿部育子委員、岡崎智政委員
児玉治正委員、藤澤弘一委員、佐々木ひとみ委員


議事の概要

議題
「平成20年度の放送を振り返って」

(委員の主な発言)

◎ 番組に共通して言えることは、地元に密着した形で、なおかつ良心的な番組を作ろうと努力している点で、高く評価できる。

◎ 若い人にじっくりと番組を作り続けさせているというスタンスは、今の世の中意外と難しい。若い人からも、それに応えて良い番組を作ろうという熱意が感じられる。

◎ 報道番組が安心して見ていられ、信頼感を持っている。ラジオとテレビの両方とも地域とともに地元目線で作っているということが感じられる。

◎ ドキュメントのほうが得意な局という印象がある。災害時のラジオ報道は非常に頼りにしているので、それに応える迅速な編成を望む。

◎ デジタル放送の画像の良さを発揮するのは、文化の番組だと思う。ローカルの埋もれた文化番組などを取り上げることも希望する。

◎ 全国に発信して良い番組がたくさんある。キー局に積極的に売り込むなどして、放送枠を獲得してほしい。

◎ テレビやラジオで「不景気」という言葉が流れると不安になる。暗い雰囲気を吹き飛ばす、視聴者が希望を持てるような番組を望む。

◎ 不況で、制作費の削減などが余儀なくされることによる、番組の質の低下が懸念される。そういうことにならないように心がけ、引き続き独自性のある番組を作ってほしい。

◎ 東北放送の印象を知人に聞いたが、印象の基になっていたのはキー局の番組で、自社制作の番組が視聴者になかなか伝わっていないようだ。

◎ 調査によると宮城県内の児童生徒のテレビの視聴時間が、全国と比べて長い。生きる力や感動する心が育めるよう、常に青少年への影響に考慮した番組作りを望む。