第516回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成22年5月14日(金)
■場 所 TBC本社役員会議室(仙台市太白区)
■出席委員 海野道郎委員長、田中昌志副委員長、阿部育子委員、岡崎智政委員
佐々木ひとみ委員、早坂栄二委員、小島孝委員、杉浦永子委員

議事の概要

議題
・テレビ番組 「議員特権〜仙台市議会の実態を検証する〜」
 放送日時 2010年3月26日(土)午後4時53分〜5時50分放送

(委員の主な発言)
海外取材も含めて3年間の地道な取材をしており、見応えがあった。
オープニングがとても魅力的で気に入った。
抑揚を抑えたナレーションで、無駄な言葉がなく、番組にあっていた。
見ている人に何かを考えさせる効果的な間(ポーズ)だった。
名古屋など他の都市との比較があったので、仙台市が置かれているポジションが良く分かった。
客観性と説得力がある内容だった。
「議員特権」という切り口が目新しく、大変勉強になった。
隠し撮りの撮影手法や突撃インタビューなど、制作者が少し意地悪で皮肉が効きすぎていると感じる部分もあった。
とても良いテーマを取り上げているが、後味の悪さも感じた。議員の活躍している面も紹介しても良かったのではないか?
核となる案内役が解説して進行した方が分かり易かったと思う。
放送時間が夕方5時ごろだったが、もう少し大勢が見られる時間帯に放送してほしかった。
これから議員をウォッチしていく姿勢を作るためのいいきっかけになる番組だった。今後も継続取材をして、続編を制作して欲しい。

(制作側の発言)
隠し撮りについては、JNNの考え方に沿って慎重に論議を重ねた。今回は、市議会議員という公人であり、それを行わないと真実が明らかにできないケースに当たると判断して踏み切った。
視聴者の反応は、概ね好評であった。