第527回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成23年6月10日(金)
■場 所 TBC本社役員会議室(仙台市太白区)
■出席委員 岡崎智政副委員長、阿部育子委員、佐々木ひとみ委員、早坂栄二委員
杉浦永子委員、阿部雅通委員、宮下敏委員

議事の概要

議題
・テレビ番組 TBCルポルタージュ「震災の記憶」
 放送日時 2011年5月14日(土)午後4時30分〜午後5時30分

(委員の主な発言)
映像が分かりやすかったし、一人の人を追いかけていて良かった。
地元の人が見たい内容が入っていた、「記録プラスα」で続けてほしい。
重いテーマを避けずに取り上げていて誠実さを感じた。
番組に教訓と検証が生かされていた。
後半の気仙沼の復興に向けた、元気を出させるような内容も良かった。
タイトルの記憶と言うには生々しすぎる。記録の方がふさわしい。
悪者探しの様な所があって、そこはいらなかった。

(制作側の発言)
被災した少年へのインタビューは、心のケアの問題を考慮して父親が同席していた。
少年は亡くなった友達や妹のために、津波の様子を伝えていくのが自分の役割だと知っていた。
亡くなった少年の父親の言葉に字幕が無かった件は、父親がやり場のない怒りのためについた、2回のため息とその表情を生かす狙いもあった。