第415回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成12年4月14日(金) 
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、西井陽子副委員長、星川滉一委員、原秀一委員
有馬哲夫委員、千田壽一委員、菅原雪枝委員、大塚正宸委員
亰けい子委員、今野俊之委員、児玉勝彦委員、和泉長衛委員


   


議事の概要

1.委員長・副委員長選出

委員長に不和和彦氏、副委員長に西井陽子氏を選出。

2.4月編成

■ラジオ
 「TBCダイナミックナイター」(火〜日18:10〜)の放送、「TBC MUSIC BOMBER」等若者向け番組の枠大と充実。TBC音楽ステーション構想で”若者にも強いTBC”のイメージと聴取率のアップを図る。
■テレビ
 「ベストタイム」(月〜金 昼11:30〜12:55)メイン司会・福留功男の大型情報生番組と「未来の瞳」ファミリー向け番組(日18:30〜19:00)のスタート。自社番組「週刊パパラビゾーレ」の日曜朝への移動と枠大(9:54〜11:30)、「TBCニュースウェーブ」18:21〜に6分繰り上がりスタート、ローカルニュースの拡大・充実等。

3.議題「筑紫哲也 NEWS23〜仙台から生中継」
 
(局側)
 「NEWS23」のキャラバンは十年前も政令指定都市になって一年ということで青葉城から中継したが、今回は”志(こころざし)”という統一テーマでの「北国キャラバン」として中継。TBCは志というテーマとリンクする浅野知事をゲストに筑紫哲也との対談ともう一つのテーマとして、仙台にとってホットな話題であり、全国的にも普遍性があり、映像化の観点からも考えて仙台城の石垣の修復、それをめぐる論争を取り上げた。中継の規模は石垣の石の実感や場所の広さを出すためにカメラ9台、照明100灯、スタッフ50名の大掛かりなものとなった。

(委員の発言)

◎地方に出かけて地方の顔を積極的に取り上げる企画に好感を持った。

◎家族共々好感を持って見ているが、放送時間が遅いため眠くなり見る頻度が少なくなるのは残念である。

◎全体的に大変見やすい構成。生とVTRの切替え、東京と仙台の切替え等も違和感がなかった。

◎筑紫キャスターの魅力が全体を通じて出ていて大変すがすがしい感じがした。

◎筑紫哲也が仙台から生中継というので期待していたが、物足りなかった。もっと仙台の未来を暗示する様なものを・・・・。いつでも青葉城、政宗では仙台の大きい志は感じられない。

◎現場の映像は素晴らしく城跡らしい重みが十分でていて良かった。

◎どこの町を見ても行政単位では江戸時代の初めから数えて400年になるという事をあまり言っていないと思う。そういう意味からすると開府400年にこだわり過ぎているのでは・・・。その辺をもう少し冷静にながめて欲しい。

◎仙台市は今まで石垣の保存の事ではっきりしたことは言っていなかったので、仙台市長の「保存すべきものと考えている」の答えはちょっとしたスクープではないか。

◎記者の解説が明快で分かりやすかった。

◎これからも地方の視点を持ちこむこのような企画は、ローカル局から働きかけてでもやってほしい。

◎石垣のことは知らなかったが、仙台のことなので興味深く見た。石垣はスケールの大きさを感じたが、知事対談の時の背景になった模型はちゃちに見えて、うるさかった。

◎キャスターの浅野知事からの引き出し方が足りない。宮城県のおかれた状況をどう解決していくのかを聞くべきではないか。

◎仙台を全国にアピールするとても良いチャンス。この様な大規模な中継は、現場の人も含めて体で覚えていく意味でも経費をかけてもする必要があると思う。

◎最初の知事の志と仙台城の内容の関連性がいまひとつはっきりせず、二つの課題を個別に扱ったという感じが強かった。

(会社側)
 北国キャラバンの統一テーマが "志"で知事が出演している部分であり、仙台城の石垣の部分はもう一つのテーマで、この二つは別のコーナーです。