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ハチミツとクローバー ハチミツとクローバー


ハチミツとクローバー
(C)2006「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ

■□恋をした それだけのことなのに
□■世界はまぶしい

浜美大に通う、竹本、はぐ、森田、真山、あゆの5人は、花本研究室で知り合った仲間。ある日、純情な青年竹本は、一心不乱にダイナミックな絵を描く少女はぐと出会う。はぐは、人を惹きつける不思議な魅力を持った天才少女だった。彼女を初めて見た瞬間、竹本は恋に落ちてしまう。その瞬間を目撃した真山はアルバイト先の年上の女性に恋をし、あゆはそんな真山を一途に想う。一方、もう一人の美術の天才、森田が大学に戻ってきて、はぐに興味を持ち始める。5人はそれぞれの恋心を抱えながら同じ時間を過ごしていくが…。
●原 作羽海野チカ
●監 督高田雅博
●出 演櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ、西田尚美、堺雅人  他
●データ2006年/日本映画
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IMPRESSIONS
映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
ネタバレの危険がありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。

<評>★★
■才能ある大学生達の恋を描いた爽やかな作品ですね。才能ある故に彼ら彼女らの悩みは私には青く映ってしまいます。時代の流れなんでしょうね。私が共感しながら見た「ふぞろいの林檎たち」とは対照的な作品だと思います。私は「ふぞろい・・・」の方に軍配をあげます。でもこれは私が単に歳を取っただけかも?「ふぞろい・・・」放映時、私は彼らとドンピシャの歳でした。〔クマのプー太郎〕

<評>★★★
■愛おしくて抱きしめたくなる映画でした。〔ひろみ〕

<評>★★
■原作は読んでいないので、ギャップとか違和感などとは無縁な状態で鑑賞できました。すごく青い少女マンガ・・・青いというのはもちろん「青春」の青であります。美大という、世間からわずかに遠い場所で繰り広げられる、ある意味ピュアで、ある意味残酷な物語。自分の気持ちに正直になると誰かを傷つけてしまうことってあるよね。そして傷ついても、それでもあきらめることはできなくて、一途に前を見ることしかできない不器用さ。あるいは、自分の小ささを受け入れる勇気と悲しさ。一人一人の思いが、適度な湿り気をもって表現されていました。特に、はぐ(蒼井優)と青木(伊勢谷友介)の演技・存在が傑出してました。はぐは、ほんとにハグハグしたくなるような可愛さ♪この映画のターゲットは青い若者世代だと思いますが、遠い昔(私はちょっと前…)に青春を置いてきてしまった世代にも十分伝わるものがあると思います。切なかったなぁあの頃は…。とか。スピッツの歌もピッタリでした。〔chibie〕

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